戸邉直人選手の経歴
2019年世界室内ツアーで2m35の日本記録を出すなどしてツアー優勝した戸邉直人選手が、4月からJALの所属になると発表されました。
世界陸上ドーハ大会、さらには東京オリンピックでの上位入賞が期待される戸邉直人選手についてご紹介します
戸邉直人選手の略歴
生年月日:1992年3月31日
身長:193か4cm
経歴:
野田市立第二中学校(2004~2006)
専修大学松戸高等学校(2007~2009)
筑波大学(2010~2013)
千葉陸協
つくばツインピークス
(安藤財団)
JAL
各年代での成績
中学(2004~2006シーズン)
2006年:中三で出場した全中で1m94を跳んで優勝。
高校(2007~2009シーズン)
スポーツの名門専修大学松戸高等学校に入学。
2007佐賀IH:1m97で予選落ち(ベスト2m08)。
2008埼玉IH:NMで決勝記録なし(ベスト2m16)。
2009奈良IH:2m18ので優勝。新潟国体で2m23の高校新記録を出して優勝。
大学(2010~2013シーズン)
2010年:ジュニアユースで2m24のベストで優勝、日本選手権は2m15で5位、世界ジュニアは2m21で3位。
2011年:第95回日本選手権で2m22を跳び初優勝。アジア選手権は2m23で5位。
2012年:日本選手権は2m15で4位。全カレは2m22で優勝。
2013年:日本選手権は2m22で2位。全カレは2m28の大会新で優勝。
社会人(2014シーズン~)
千葉陸競所属時代(筑波大大学院)
2014年:日本選手権は2m20で3位。ゴールデングランプリで2m31(当時日本歴代3位)を跳ぶ。
つくばツインピークス時代
2015年:日本選手権は2m26で優勝。世陸北京は2m26で予選落ち。
安藤財団の支援を受け、エストニアに拠点を移す。
2016年:春にふくらはぎを痛めてシーズンベスト2m20。リオも落選。
2017年:シーズンベスト2m27。日本選手権は2m20の3位で世陸ロンドンは落選。
2018年:日本選手権は2m20の2位になるも、アジア大会は2m24の銅メダル。この年、2m30以上を4回も跳び、当時のベストの2m32もクリア。
2019年:世界室内ツアーで2m35の日本新記録をマークして総合優勝。大学院修了に伴って4月から所属をJALに移す。
各年代で優勝経験があるトップ選手ですが、1学年年下の衛藤昂選手が世陸北京、ロンドン、リオ五輪の代表となっているため、世界大会の実績は衛藤選手のほうがあると言えます。
戸邉選手は1992年生まれで、日本記録保持者である醐醍直幸さん(1981年生)の次の世代として、高張広海選手(1987年生)、衛藤昂選手(1991年生)らと共に日本の高跳びをけん引してきました。戸邉選手の日本選手権の優勝回数は2回で、直近では衛藤選手の3連覇を許すなど、絶対王者的な位置にいるとはいえません。
直近の日本選手権の結果 | ||||
回数 | 開催年 | 記録 | 優勝者 | 所属 |
102 | 平成30 | 2m25 | 衛藤昂 | AGF |
101 | 平成29 | 2m25 | 衛藤昂 | AGF |
100 | 平成28 | 2m29 | 衛藤昂 | AGF |
99 | 平成27 | 2m26 | 戸邉直人 | つくばTP |
98 | 平成26 | 2m23 | 衛藤 昂 | 筑波大 |
97 | 平成25 | 2m25 | 髙張広海 | 日立ICT |
96 | 平成24 | 2m20 | 髙張広海 | 日立ICT |
95 | 平成23 | 2m22 | 戸邉直人 | 筑波大 |
94 | 平成22 | 2m21 | 高張広海 | 日立ICT |
93 | 平成21 | 2m24 | 醐醍直幸 | 富士通 |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません