ミズノが新シューズ『WAVE DUEL GTZ(ウエーブデュエル)』を発表!箱根駅伝シェア回復なるか?

シューズのニュース

ここのところ、スポンサーのでもあり、かつては大きなシェアを誇っていた箱根駅伝では海外ブランドのシューズを履く選手が増えてしまっていて立つ瀬なかったミズノ(2018年箱根のシューズシェアはこちらで紹介しています)。

これはさすがに手を打たないとまずいと判断したのか、ようやく箱根で戦うシューズが発表されました。

その名も
『WAVE DUEL GTZ』

今回は、このWAVE DUEL GTZについてザックリご紹介します。
私もそろそろ買い替えを考えていたので、これにするかもしれません…

 

 

WAVE DUEL GTZが発表

実際には2モデルあります。
『WAVE DUEL GTZ』と『WAVE DUEL』
で、GTZの方がレース向け、無印が練習向けという位置づけです。
2019年7月3日から順次発売です。


出典:https://corp.mizuno.com/jp/newsrelease/2019/20190620.aspx

みればわかりますが、薄底のレーシングシューズです。分類としてはウェーブライダーやウェーブエキデンの類の長距離ランナー向けのシューズで、特徴としては、『プレートが入っている』ということだそうです。

スパイクから着想を得たランプレート入りシューズ

近年のランニングシューズは、いわゆるカーボンプレートが入ったものが多くあります。
その火付け役となったのはナイキで、ヴェイパーフライエリートというプロ向けに作られたカーボン入りシューズは59,400円という驚きの価格で市販されました。

そんな感じでプレートの入ったシューズが注目を浴びる昨今ですが…
考えてみればミズノのランニングシューズにはミズノウエーブっていうプレートがもともとはいっていますし、陸上スパイクのプレート成型技術を持っています
その技術をランニングシューズに落とし込んだ商品がやっと出てきたというわけ。


出典:https://corp.mizuno.com/jp/newsrelease/2019/20190620.aspx

ソールにプレートを挟み込むことで、かかとの落ち込みを防ぎ、反発力も高めると言うこの商品。ウェーブクルーズに比べて約6%のエネルギーリターン向上が見込めるそうです。
つまりは、短距離スパイクと同じような構造をもったランニングシューズ

このプレートがどれだけの反発ポテンシャルを持っているのか、履いたことないのでわかりませんが、ロードでは賛否ある高反発という分野に、ついにミズノも本腰を入れて参入です!!

 

WAVE DUEL GTZが持つ意味を考える

『WAVE DUEL GTZ』というのは、個人的にはかなり意味のあるモデルだと思っています。
落ち目になりつつあるミズノを救うことができるのか!?

箱根復権を担っている!!

やっぱりなんといっても箱根駅伝です。
かつてはほとんどの選手がミズノを履いていた箱根駅伝ですが、ここ数年は劇的にシェアを落として締まっています。スポンサーであるにもかかわらず、アディダスやナイキの宣伝をしてしまっているような状況。
それじゃあダメに決まってる。
このシューズは、すでに日本大学と法政大学の選手に提供されているようです。
詳しい事はしりませんが、日大、法政大の選手は基本的にはこのシューズを履いて箱根を走ることになるのではないでしょうか?
日本のランニングシューズメーカーにとって、箱根駅伝は意地でも渡してはいけないもの。
このシューズの善し悪しがミズノの箱根復権、そればかりではなくミズノのランニングシューズの復権を担っているのです!!

ミズノの技術をアピールできるか?

このシューズはミズノの短距離スパイクのノウハウを生かしているとされています。
つまり、ミズノの技術力を注ぎ込んだ1足だということ。
こんな宣伝をしてしまって、もし評判が悪ければ短距離スパイクの評判まで落としかねません
技術に自信がなければそんなことはできないだろうし、それだけミズノはこのシューズにかけているという見方ができます。
最近はスパイクでもアシックスや海外勢に押されているミズノ、その技術の高さをアピールして復権を目指したい!!

生産方法を切り替えるシューズ?

このシューズ、ベトナム生産なんです。
別にベトナム生産が悪いというわけではないのですが、GTZ無印もどちらもベトナム生産というところがポイントだと思います。
今までのミズノのシューズは、例えばウエーブクルーズであればわざわざ日本生産の『JAPAN』とベトナム生産の無印とをラインナップしていました。日本生産とベトナム生産では、名前こそ同じもののアッパー形状が違い、値段も定価で2,000円ほどの差があります。

日本生産とベトナム生産の最大の違いはフィット感で、ベトナム製も悪くはないのですが、やっぱり日本製のシューズは最高のフィット感をもっています。
と、私は思っていて、日本生産でないと出せない履き心地こそがミズノの強みだと思っています。

しかし、今回のデュエルでは上位グレードのGTZもベトナム生産。これのもつ意味は大きい。

ベトナム生産の位置付けが変わる?

まず考えられるのは、ベトナムと日本で別けていたシューズの生産方法を見直しているのかもしれないということ。
実際のところは知りません。
シューズは基本的には手作りなのですが、現在、アディダスなどの海外メーカーでは製造の自動化へのシフトが始まっています。近い将来、自動車を作るように全部機械が造るような製造方法にシューズもなっていきそう。そのほうが大量生産を品質のぶれなくできるし、3Dプリンターなどを使ったオーダーメイドも簡単です。
ミズノもこういう時代の流れに乗る準備をしているのかも?
ベトナムで日本生産並みのシューズが作れるのであればその方がコスト的にもいいでしょうから、頑張ってほしいもの。

職人に頼らないアッパー構造?

今までの上級シューズは手作りによるフィット感が魅力でした。
WAVE DUELはどうかというと、特殊なアッパーをもっています。
靴紐を通す穴がバンド状になっていて、アッパーを締めつける構造です

出典:https://corp.mizuno.com/jp/newsrelease/2019/20190620.aspx

これ、インクスのアッパーに近いものがあると思います。
今回のモデルは第1作目なのでけっこう控え目なベルトですが、評判が良ければ次からはもっと露骨なベルトになるかも。
二重になる分がどう影響するのかは履いてみないとわかりませんが、締めつけ感はかなり良さそう。
期待できます。

 

 

 

世間的な注目度はかなり低いと思いますが、個人的にかなり注目しているWAVE DUEL。
これ欲しいなと思う反面、こんな薄いシューズあっと言う間にダメになりそうだしバウンディングに耐えられないなら要らないとも思ってしまう。

発売されたらお店で見てみて、気に入ったら買おうかな…
でも高いな…

 






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