【世陸ドーハ】これさえ知っておけば世陸が3倍楽しめる!!① 注目の男子短距離選手をご紹介!ボルトがいなくても群雄割拠だぞ!

世陸ドーハの注目選手紹介

いよいよ世界陸上ドーハ大会の開催が迫ってきました。
世界陸上といえば、期間中どこからともなく織田裕二さんが出てきて(世陸以外の時はなにしてるんでしょうか?)結構目立つので、陸上に全く興味がない人でもその名前くらいは聞いたことあるでしょう。

とはいえ、陸上選手のことなんて普通の人は知らないと思います。
サニブラウン桐生ボルトを知っているくらいのレベルが普通でしょう。ちょっと詳しいと小池山縣あるいはケンブリッジなんていう名前が出てくるかも。

陸上っていうのは選手を知らないとあんまりおもしろくないかもしれませんが、競技自体がめちゃくちゃ単純なので選手を知ってさえいれば楽しさが倍増します

今回は、陸上に興味がないけど世陸をきっかけにちょっと陸上について調べているというような人に向けて
これだけ知っていれば3倍楽しめる陸上知識(世陸ドーハ編)①
をご紹介します。
今回は、①として男子短距離編です。男子短距離以外は普通の人は全然興味ないと思いますので…

ちなみに…
以前、『10倍楽しい陸上知識』と称して短距離編と跳躍編もご紹介しています。今回の内容はこれを最新版にしたようなもんです。

 

 

世陸ドーハから男子短距離はボルト引退後の新時代に突入するぞ!!

みんな大好き、ウサイン・ボルト
さすがにこのページを見ていてボルトの名前を聞いたことないっていう人はいないでしょう。

ボルトは全スポーツを含めてもっとも成功したスポーツ選手のひとりだといえるでしょう。そのスター性や人柄から、男子短距離の中継はボルトを中心に組みたてられ、『ボルトvsアメリカのライバル』のような構成で、ボルトがいよいよ負けるのか?という点だけに注目してもめちゃくちゃ楽しめました。
陸上なんて全く知らなくても、ボルトさえ知っていればそれだけで陸上観戦を楽しむことができたといえましょう。

しかし…
ボルトはとっくに引退しています!!

ボルトの引退は2017年の世界陸上ロンドン大会でした。日本がリレーで銅メダルをとった大会で、このレースでアンカーを走ったボルトはレース中に肉離れを起こして途中棄権となり、そのまま引退となりました(怪我が原因ではなく、もともと引退する予定だった)。
ボルトが2009年に樹立した100m9秒58、200m19秒19という自己ベストは10年経った今でも世界記録として残っています。
ボルト全盛期からちょうど10年となる今年行われる世陸ドーハは、ボルトが引退して初めて開催される節目の大会であり、次世代のスターが誰なのかを決める大会でもあるのです。

ポストボルト争い
次世代のスターは群雄割拠だ!!

世界陸上、オリンピックではこれまでボルトが話題の中心でしたが、世陸ドーハは絶対王者ボルトが引退して初めて迎える大規模国際大会です
つまり、
2017年以降に頭角を現してきた若手選手がはじめてトップレベルで直接対決する場が世陸ドーハだと言えます。

この数年、日本でも9秒台が出たりと男子短距離界がにぎわいを見せていますが、世界のトップ選手達もとんでもないレベルで争っています。この争いの決着を付ける場こそ、世陸ドーハです。

これだけ押さえておけば楽しめる!!
男子100m・200mの注目選手6選!!

世陸ドーハを観戦するに当たって、これだけ押さえておけば楽しめるという選手を個人的視点でご紹介。
これらの選手の名前を出してそれっぽく語れば陸上通っぽくふるまえると思います。

今シーズンはアメリカ勢がとんでもなく速いです。今回紹介する6人のうち5人がアメリカ人。
まず、知っておいて頂きたいことは、アメリカ代表選手の選定方法と誰が代表3枠に入ったのかという事。
簡単に説明すると、『全米選手権で上位3位に入ってかつ標準を切っている選手がアメリカ代表』となっています。
そんなわけで、
100mの代表はコールマンマイク・ロジャースクリストファー・ベルチャーの3人と、前回大会優勝のガトリンがワイルドカードで代表です。ライルスは100mには出ません。
200mはライルスコールマンの2人。
400mはカーリーノーマンネイサン・ストローザーの3人。
これらの選手が今の時点で代表に内定しているアメリカ人です。たぶん。違ったらすみません。

ただ、これらのアメリカの選手全員と有力な他国の選手を覚えるとなると多すぎるので、厳選してご紹介ます。

クリスチャン・コールマン(USA)※ドーピング違反

1996年3月生(23歳)
PB:100m(9.79)世界歴代7位,200m(19.85)
SB:100m(9.81)今季世界1位,200m(19.91)今季世界7位
観戦のポイント:

ダッシュ力を生かしたレース前半に注目すると楽しめるでしょう。


現代短距離界を代表する選手はなんといってもクリスチャン・コールマンでしょう。
ボルトが引退する2017年の世陸ロンドン大会でボルトに先着する2着にはいる鮮烈デビューを果たしたコールマンは、一気に世界のトップ選手となりました。
2017年からずっとシーズンランキング1位に君臨しており、2019年も8月現在のランキングで1位。さらには室内60mで6秒34という驚異の世界記録を持っている
100mの2019年全米選手権チャンピオンでもあり、誰が現役最強か?ということでいえばコールマンの名前がトップに挙がるでしょう
今季も9秒8台を3回マークしており、絶好調。負ける気がしません。
200mもめちゃくちゃ速いが、身長も低く(といっても175cmはある)、100m特化型の選手と言えるでしょう。スタートからの加速はバツグンで、前半が良ければそのまま逃げ切りが決まるかも。

追記:
コールマンは12カ月で3回抜き打ちのドーピング検査をスキップしたため、違反者となりました。特別な理由がない限り、ドーハも東京も出場権はなくなりました。
追追記:
なんやかんやで不問になって出られるようになりました。

ジャスティン・ガトリン(USA)

1982年2月生(37歳)
PB:100m(9.74)世界歴代5位
SB:100m(9.87)今季世界4位
観戦のポイント:
37歳になったガトリンがどれだけ走れるのか?

 
 
 
 
 
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A lil light work with @usatf @nike and crew. #bleedlovespitfire ➕➕➕

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前回ロンドン大会でボルト、コールマンに先着して優勝した大ベテラン。今大会にはワイルドカードで出場権がある。
筋骨隆々なアメリカンスタイルの選手で、いかにもスプリンターという体型がかっこいい。が、ドーピング歴あり。
ボルト最大のライバルというような位置づけで登場することが多いが、ロンドン大会では思いっきりブーイングを食らっていた。それでも出続けるあたり、かなり肝が据わっている。日本では暖かく迎えてくられるからか、ゴールデングランプリには毎年出場している。引退は東京五輪か?
ドーピングのおかげか、今シーズンは37歳にして9秒87、そして9秒9台を2回もマークしている。全米選手権は決勝レースを棄権したものの、走力は未だに世界トップと言える。

ノア・ライルス(USA)

1997年7月生(22歳)
PB:100m(9.86),200m(19.50)世界歴代4位
SB:100m(9.86),200m(19.50)今季世界1位
観戦のポイント:
ボルトを彷彿とさせる後半の驚異的な追い上げは必見。200mに専念なのが残念。


100mがコールマンであれば200mはノア・ライルスです。
2019年のダイヤモンドリーグ上海大会の100mコールマンとの直接対決では9秒86の同タイム着差アリというデットヒートをみせ、まさにライバルといえるでしょう。
コールマンと並んで陸上の次世代スター選手の一人。いずれはボルト越えの可能性もあるので、名前は覚えておいた方が良い選手です。
世陸ドーハでは100mでは代表に入っておらず、200mに専念します。ライルスは200mでは2018年ランキングトップ、2019年も8月現在でトップ。
100mでコールマンとの直接対決がみられないのは残念ですが、200mではおそらくブッチギリの優勝だろうと予想しています。

コールマンとライルスの直接対決があったダイヤモンドリーグ上海大会のレースは是非一度観て下さい。同じユニフォームのひとばっかりで誰が誰だかわからないと思いますが、前半から抜け出しているのがコールマン、ラストで嘘のような追い上げを見せるのがライルスです。

 

マイケル・ノーマン(USA)

1997年7月生(22歳)
PB:200m(19.70),400m(43.45)世界歴代4位
SB:200m(19.70),400m(43.45)今季世界1位
観戦のポイント:
レースつくって展開を左右する選手。ピッチを回すスムーズな動き。

 
 
 
 
 
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Coming 🔜

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お母さんが日本人ということで非常に注目を集めるであろう選手。本人は日本に対する思い入れが全然なさそうですが、結果を出せば日本のメディアが追いかけると思われます。お母さんは元中学記録(11秒96)保持者の斉藤伸江さんで、お母さんのコーチは飯塚選手のコーチでもあったそうです。
200、400mが専門の選手(今回は400mのみ)で、力感ない非常にスムーズな走りが特徴。一見するとあまり速い感じを受けないものの、実際にはめちゃくちゃ速い。短い接地でポンポン足が回るフォームはロングスプリントのお手本です。
いわゆる前半型とか後半型という枠にはまらず、展開の中心になるようなレースをするため、観戦時はとりあえずノーマンを見ておけば他の選手がどう動くのかが分かりやすい

ディバイン・オドゥドゥル(NGR)

1996年10月生(22歳)
PB:100m(9.86),200m(19.73)
SB:100m(9.86),200m(19.73)
観戦のポイント:
世陸初出場なので準決勝くらいからは全開の走りがみられそう。大化けもあるかも?


サニブラウン選手が9秒97を出したレースで9秒86で走り優勝したのがこのオドゥドゥル。ちなみにこのNCAA(アメリカの大学選手権)では100mと200mで優勝し2冠を達成している。つまり、アメリカの学生短距離チャンピオンがこのナイジェリアの選手なのだ。
2018年の自己ベストは10秒10だったが、それを一気に9秒86まで伸ばした超伸び盛りの若手で、勢いで言えば世界トップ。
初の世陸出場となるが、緊張して失敗するのか、それともゾーンに入ってとんでもない記録をだすのか。

フレッド・カーリー(USA)

1995年5月生(24歳)
PB:400m(43.64)世界歴代7位
SB:400m(43.64)今季世界2位
観戦のポイント:
ノーマンと対照的な、頑張って走るアメリカンなスタイル。

リオ五輪で世界記録(43秒03)をマークして優勝した超人バン・ニーキルクはたぶん今回出てこないので、マイケル・ノーマンとフレッド・カーリーの2人が今大会400mの最注目選手です。
2019年の全米選手権ではPBとなる43秒63をマークしてノーマンに先着。この記録は世界歴代7位の記録で、今季のランキングはノーマンに次ぐ2位。
ノーマンがスムーズで無駄のないフォームなのに対し、カーリーはいかにもアメリカ人な大雑把なフォームが特徴。例によって後半で大きく失速することもあるが、ラストで失速さえしなければ43秒台での優勝、あるいは43秒前半の記録もあり得る。

とりあえず男子短距離選手はこれだけ押さえておけば世界陸上観戦が3倍は面白くなると思います。他にも色々いますので、名前だけというところでいえば
アカニ・シンビネ(南アフリカ)
ツァーネル・ヒューズ(イギリス)
リーシー・プレスコッド(イギリス)
アンドレ・ドグラス(カナダ)
ソヘイテン(中国)
シャシンギョウ(中国)
そしてヨハン・ブレーク(ジャマイカ)
これらの選手がでてきたらちょっと良く観るようにすると楽しめると思います。
あとは、日本人選手もしっかり押さえた方がいいんですが、それは別の記事にまとめましょう。

 

とりあえずはこれだけの選手を知っていれば大丈夫です。
予選は多分このレベルですと全員が流して走るので、見所はやっぱり準決勝からでしょう。

 






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