【世陸ドーハ】日本代表選手が決定!!サニブラウン選手は200m回避で100mに専念
9月11日、世陸ドーハの代表選手が追加発表されました。
日本選手権終了時点で発表された選手とあわせ、これで代表が決まりました。
日本代表選手一覧
男子個人種目
種目 | 選手 | 資格記録 | PB | 備考 |
100m | S.A.ハキーム | 9.97 | 9.97 | 日本記録保持者。 |
桐生 祥秀 | 10.01 | 9.98 | ||
小池 祐貴 | 9.98 | 9.98 | 2種目出場。 | |
200m | 20.24 | 20.23 | ||
山下 潤 | 20.40 | 20.40 | ||
白石 黄良々 | 20.27 | 20.27 | ||
400m | ウォルシュ ジュリアン | 45.21 | 45.21 | |
110mH | 高山 峻野 | 13.25 | 13.25 | 日本記録保持者。 |
泉谷 駿介 | 13.36 | 13.36 | ||
金井 大旺 | 13.46 | 13.36 | ||
400mH | 安部 孝駿 | 48.80 | 48.68 | |
豊田 将樹 | 49.05 | 49.05 | ||
走高跳 | 戸邉 直人 | 2.35 | 2.35 | 日本記録保持者。 |
衛藤 昂 | 2.30 | 2.30 | ||
棒高跳 | 江島 雅紀 | 5.71 | 5.71 | |
山本 聖途 | 5.71 | 5.75 | ||
澤野 大地 | 5.71 | 5.83 | 日本記録保持者。 | |
走幅跳 | 橋岡 優輝 | 8.32 | 8.32 | |
城山 正太郎 | 8.40 | 8.40 | 日本記録保持者。 | |
津波 響樹 | 8.23 | 8.23 | ||
十種 | 右代 啓祐 | 7948 | 8308 | 日本記録保持者。 |
男子リレー種目
種目 | 選手 | 資格記録 | PB | 備考 |
4×100mR | 多田 修平 | 10.12 | 10.07 | |
ケンブリッジ 飛鳥 | 10.20 | 10.08 | ||
4×400mR | 伊東 利来也 | 45.79 | ||
佐藤 拳太郎 | 45.91 | |||
河内 光起 | 45.96 | |||
若林 康太 | 46.04 | |||
井本 佳伸 | 46.61 | |||
飯塚 翔太 | 20.29 | 200m | ||
田村 朋也 | 20.67 | 200m |
女子個人種目
種目 | 選手 | 資格記録 | PB | 備考 |
100mH | 木村 文子 | 13.11 | ||
寺田 明日香 | 12.97 | 12.97 | 日本記録保持者。 | |
やり投 | 北口 榛花 | 64.36 | 64.36 | 日本記録保持者。 |
佐藤 友佳 | 62.88 | 62.88 | 森友佳。 | |
5000m | 木村 友香 | 15.19.99 | 15:12.47 | |
田中 希実 | 15:15.80 | 15:15.80 | ||
鍋島 莉奈 | 15:21.40 | 15:10.91 | 2種目出場。 | |
10000m | 31:28.81 | 31:28.81 | ||
新谷 仁美 | 31:22.63 | 30:56.70 | ||
山ノ内 みなみ | 31:16.48 | 31:16.48 |
女子リレー種目
種目 | 選手 | 資格記録 | PB | 備考 |
混合 4×400mR |
青山 聖佳 | 53.13 | ||
髙島 咲季 | 53.31 | |||
松本 奈菜子 | 53.52 |
日本代表の注目ポイント
いくつか注目ポイントをご紹介します
サニブラウン選手は100mとリレーに専念
前回のロンドン大会では200mで史上最年少決勝進出という快挙を無し溶けたサニブラウン選手ですが、今回の個人種目は100mに専念します。
日本選手権では2冠だったので世陸でも2種目出場かと思いましたが、200mは回避です。
小池選手が100m,200mの2種目に、桐生選手は100mに出場
今シーズン絶好調の小池選手は2種目に出場予定です。
もともと200mが得意な選手なだけに、200mでも100mのような急成長を見せてくれるかもしれません。
前回大会は代表漏れしてしまった桐生選手ですが、今回はしっかり100mでの出場です。
サニブラウン、小池、桐生という9秒台ランナー3名が出場するという過去に例のない日本代表となります。
今大会最注目種目は100mで間違いないでしょう!!
110mHの3選手にも上位入賞の期待
日本記録保持経験者が3名揃った今回の110mH代表。
高山選手が13秒25、泉谷選手と金井選手が13秒36というPBを持っています。
前回大会の決勝進出ラインが13秒27というタイムだけに、自己ベストで走れば誰かしらが決勝に残れるかも?
幅跳びはメダル獲得の可能性アリ!!
100m、110mHと、代表3名が日本記録の力を持っている種目が続いていますが、歴代という意味では幅跳びのほうがすごいかもしれません。
城山選手が8m40、橋岡選手が8m32、津波選手が8m23と、幅跳びの代表3名は従来の日本記録である8m25がかすむPBを持っています。
そしてこれが今シーズンマークされているのだから、歴代最強のメンバーでしょう。
ロンドン大会の3位の記録が8m32なので、この種目も自己ベストを出せば誰かしらが入賞、あるいはメダルという可能性があります。
高跳びはたぶん上位入賞できるぞ!!
今大会で上位入賞の可能性が一番高い種目は高跳びだろうと思っています。というのも、戸邉選手が今シーズン2m35を跳んでいるから。
2m35は今季世界最高記録で、9/9にベラルーシの21歳Maksim NEDASEKAU(読みがわかりません!)が同記録をマークしただけ。
つまり、戸邉選手はシーズン最高記録保持者として今回の世陸を迎えるのです。
前回大会の優勝が2m35(バーシム)なので、今回も2m30跳んだらたぶんメダルが取れます。バーシムが今シーズンぜんぜんだめなので、戸邉選手はメダルとれちゃうんじゃないでしょうか?
男子のリレーはたぶん2位以上だ!!
歴代最強メンバーを年代を関係なく選んだら誰になりますか?
補欠1人入れて
サニブラウン
小池
桐生
多田
ケンブリッジ
でどうでしょう?これに山縣選手と末次選手が入れば最強じゃないでしょうか?たぶん2位以上です。
沢野大地選手が代表入り!!
私が学生のころ、末次選手や為末選手がバリバリだったころの名選手です。1980年9月生まれなので39歳です。39歳で世界最高峰の大会に出場ですよ。
同じく代表の江島選手は1999年3月生まれで、この年に沢野選手は当時のジュニア日本記録の5m50を跳んでいます。すごすぎ!!
100mHの寺田選手が復活!!
沢野選手はすごいのですが、寺田選手もすごい。
こちらも『元』トップ選手で、10年前のベルリン大会に当時最年少の19歳で出場した選手です。私もほぼ同世代。
2013年に引退し、その後出産を経てラグビー選手への転向していましたが、今年から本格的に陸上に復帰したという経歴の持ち主。
復帰しただけじゃなく、なんと2019年9月1日には12秒97という記録をたたき出し、2000年からながいこと残っていた100mHの日本記録をついに更新。
引退前よりも復帰後のほうが速くなっているものすごい選手。
女子やり投も入賞できるかも?
私は女子選手では寺田選手と北口選手の2人に注目しています。
北口選手はやり投で今期日本新記録を更新する64m36をマーク。セカンドベストも従来の日本記録(63m80)に迫る63m68で、こちらも今期マークしたもの。
64m36は今期世界11位の記録ですので、順当にいけば決勝進出ラインの上位12名にはいれそうです。調子がよくて自己ベスト近くを投げれば結晶のベスト8、あるいはメダル獲得も夢じゃないかも。
今回の世陸は過去にないほどのハイレベルな選手が日本代表になっています。出場する選手の多くに決勝進出レベルの力があると思います。
日本人選手が出る種目はすべて注目種目だと言えるでしょう!!
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