【レビュー】アディゼロ『フィネス』 現状ベストな中級者スパイク!厚底が履きたい選手はこれを買えば幸せになれる!待望の中級者向け厚底スパイクだ!

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スパイクが『厚底』になってからというもの、短距離であってもトップ選手以外は中距離向けのスパイクを使うような状況が続いていました。ドラゴンフライを筆頭に、ビクトリーアバンチ、そしてアンビションを使う短距離選手は珍しくありません。

でも、短距離選手なんだからやっぱり『短距離向けスパイク』を使いたいよね…
ついに、アディダスから中級者向け厚底スプリントスパイクである『フィネス』が出たぞ!!

ってことで今回は
【レビュー】アディゼロフィネス 中級者向けの厚底スパイクがついに出た!
をテーマにご紹介!

管理人も最近はもっぱらアンビションやドラゴンフライの中距離スパイクを履くことが多いし、これで特に不満もありませんでした。でも、フィネスを発売日に注文しちゃいました。
だって、フィネスを買っておけばもう中距離スパイクなんか履く必要ないんですから!
フィネス、相当イイです。現行の中級者向けとしてはベストだと思う。
これまでの「中級者が厚底を履くなら中距離スパイクの方が良い」っていう状況は、気持ちの問題だけでなく、スペック面でもフィネスの登場によって大きく変わったと思います。
フィネスこそ、厚底時代の現代において中級者が履くべきスパイクです!!

ちなみに、2024年6月1日に出たのが今回ご紹介する新型フィネス(厚底)。
以前からある薄底の旧型フィネスとは別物ですので、区別するために旧型は薄底フィネスって言います。
また、管理人は『アクセラレータ』を『薄底フィネス』とほぼ同じだと思っているので、本文内では混同します。だって、一緒だから。

 

 

【ざっくりレビュー】
フィネスは硬くてスピードが出しやすいのに厚底の恩恵で足への負担が軽い!

今回もかなり長いのでまず最初に総合評価な所をご紹介。ここだけ見とけばざっくりはわかります。
次の項目からはより細かいお話をしていきますよ。

総合評価としては…
現状、中級者ならフィネスを買うのがベスト!!
推進力が大きいのに足への負担は少なくて扱いやすい。もはやおすすめしない理由がない!

ベタ褒めです。今、おすすめ聞かれたら間違いなくフィネスを紹介する。

すごく走りやすくてそれでいてよく進む。しかも足へのダメージは少ない。正直、近年のスパイクで一番良く出来てる気がします。
もちろん、速く走る性能に関してはプライムSPやマックスフライに分があるでしょうが、中級者ならフィネスでもスペックは十分すぎます。練習から試合まで1足でカバーできて、かなり良く出来たスパイクだと思う。多くの選手におすすめ出来ます。

硬くて傾斜があるけど、厚底化によって足に優しくて走りやすい


画像:プレートは硬いし傾斜もありますが、厚底の恩恵で足に優しい!

フィネスについての管理人の印象は…

  • 意外にも反発材の『バウンド感』はない
  • プレートはかなり硬くてよく進む!
  • 硬い割にダメージがあんまりない
  • 傾斜はあるけど極端なフォアではない

とりあえず、この4つがフィネスの印象。

ザックリ言えば、
フィネスはプレートが硬くてスピードを出しやすいのになぜか足への負担は軽く、厚底特有の反発材がバウンドする感じはない。フォアではあるけど走りやすい!
感覚的にはプレートの硬さで走る系のスパイクだと思いますね。

個人的に意外だったが、アシックスの厚底やドラゴンフライあるいはアンビションのような『反発材がブニュっとしてバウンドする感覚』は全くと言っていいほどないことです。(ごめん!プライムSP2はちゃんと履いたことないからそれとの比較はできません!SP2もこの系統なのかも。)
厚みは感じるけど反発材の柔らかさは感じなくて、接地感も硬い。実際には潰れてるんだろうけど、反発材を潰して沈み込む感じはほとんどないです。

フィネスは中級者向け(というかロングスプリント向け)なのでもっと柔らかいのを想像していたのですが、プレートはかなり硬くて接地感もバチバチに硬いです。
なのに厚底のメリットで足へのダメージはかなり少なくない!!
一昔前なら間違いなく上級者向けになる硬さで、そのおかげで薄底フィネスと比べると明らかに推進力は増しています。でも足に優しい…厚底化によって硬さのネガが解消されちゃった!
傾斜感も控えめで、中級者でも普通に扱えるはず。(そりゃ、硬いからそれなりのダメージはありますが。)

これはかなり革新的というか、これまでの『プレートの硬さ』に対する考えを変える必要があるかも。
だって、厚底化すれば負担を変えずにより硬いプレートを使えるってことだからね。
薄底でこんなに硬かったら一発でアキレス腱が逝っちゃうよ…

フィネスはコンセプトが最高だよね!

フィネスは黒と青の2色展開。黒の方がかっこいいんですが、売り切れていたので管理人は青です笑
でも、実物は青もかなりかっこよかったですよ。

まずは概要をザックリご紹介。
後半ではより細かくマニアックな紹介をしてくという構成でお送りします。

フィネスは世界唯一の中級者向け厚底スプリントスパイク

数十足ものスパイクを持っている管理人が、なぜわざわざ発売日にフィネスを購入したのか…
それは、フィネスのコンセプトが世界唯一でちょうどいいから!!
コンセプトが最高なんです。実際に履いても良かった。

っというのも、
・短距離向け
・厚底
・中級者も扱える
・安い(定価で約1.8万)
この条件を満たすスパイクって今まで存在しなかったんです。
そこにきて、新型フィネスは世界で唯一この条件を満たすスパイクなんです!!
厚底スパイクが出て5年とか経ちますが、やっと中級者向けの安いやつが登場です。
厚底スパイクって、トップ選手向け(マックス,SP2)か、中級者向けなのに3万弱するやつ(ジェット3,ソニック3)か、単純に高いやつ(インクスネオ)しかなかくて、「厚底って良いんだろうけど、なんか違うんだよなぁ」って感じでした。

でも、新型フィネスは厚底で短距離用で定価1.8万円。これ買わずに何を買うのよ?

こんな最高なコンセプトのスパイク、買うっきゃないっしょ!?

逆に言えば、スペックを追求するならプライムSP2か3を選ぶべきではあります。
フィネスはいわば【廉価版プライムSP2】で、プライムSPまでの性能は必要ないから安くしてほしいっていうニーズに合わせた商品。だからこそ、上級者はプライムSP、中級者はフィネスっていう紹介ができます。立ち位置、大事。

『フィネス』の生い立ちはほぼ『サイバーブレード』


画像:ナイロンプレートで軟らか目(嘘)にしてロングスプリントに対応!

前情報として『フィネス』というモデルの立ち位置をおさえておきましょう。
フィネスはもともとは初代『プライムSP』とほぼ同じ形状で柔らかいプレートを採用したロングスプリント向けモデルとして登場したモデルです。ショートスプリント向けにはほぼ同形状でより硬い『アクセラレータ』もあったんです。

プライムSP
→鬼の硬さ,100m用
アクセラレータ→クソ硬い,ショートスプリント用
フィネス→柔らかい(硬い),ロングスプリント用

実際はフィネスでも十分硬かったのですが、相対的には軟らかかった。アシックスでいうと『サイバーゼロ』に対する『サイバーブレード』のような関係ですね!アクセラレータはポジションが微妙だったので消滅。
フィネスは凶悪な硬さで名をはせていた当時のアディダスのなかでは柔らかかったので、血迷った部活生(中級者)の支持を集め、アディダスの中級者向けスパイクというポジションを得ました。
ただ、メーカーは中級者向けなんて一言も言っておらず、200mのナイトンら世界のトップ選手もこれを履いていましたのでスペックは折り紙つき。

ってことで、ここからはより詳しく、細かいレビューをして行きます。

 

【詳細レビュー①】ソール編
プレートは硬くて傾斜が強い!厚底によるバウンド感はない

まず、このスパイクの肝であるソールについてです。
ポイントは3つで
・プレートはかなり硬い!だけど扱いやすい
・傾斜は強いけどそれほどフォアは強要されない
・反発素材のバウンド感はない
実際に履いた感触をそれぞれ詳しくご紹介します。

『プレートの硬さ』は最強クラス!だけどダメージは少なくて扱いやすい


画像:フルレングスプレートは手じゃ曲がらない!かなりの硬さだぞ

『プレートの硬さ』について、フィネスはかなり硬い!です。
カーボンは使っていないのですが、相当にガッチガチ。中級者向けと思ってたから最初触った時ビックリしました。もはやこれはフィネスではなくアクセラレータの名を冠したい硬さですよ。
薄底フィネスより2段階くらい硬くて、旧世代でいえばアクセラレータと同じかそれよりも硬いくらいだと思う。
カーボンではないので使いこんだら多少は軟らかく成るとは思いますが、その頃にはアッパーが破れてるはず。無理に曲げれば曲がらなくもないですが、しなり系ではなく硬さで押し出す系のプレートです。

プレートが硬いおかげで推進力が非常に強い!
踏み込みに対してレスポンス良く大きな反発が返ってくるのでスピードが出る!
フィネスが中距離スパイクと明らかに違うのはプレートによる『反発の大きさ』ですね。スプリントスパイクだけあって、反発はすごいあります。

10秒台でもフィネスの反発や硬さに不満を持つ人はほぼいないはず(SP2や3と比べなきゃね)。
屈曲だけでなく接地感も硬いので、厚底的なクッション感はほぼ無く、薄底的な雰囲気がありますね。バチンバチンと硬いプレートを弾いて走る感じは、薄底世代のスパイクの延長線上にある感覚です。

そして、
不思議なことに硬さによるダメージや扱いにくさがないんです!
このダメージの少なさはフィネスの特筆すべき点で、足に優しくて扱いやすいからこそ、中級者にもおすすめ出来る。

硬くて反発が強いだけじゃなくて、それをスキルが低くても扱えちゃうのがフィネスのメリット。技術のある選手はプライムSPを履けばいいんですが、フィネスであれば高反発なのに中級者でも扱えます。
これだけの硬さを扱うには本来は相当な技術や筋力が必要なはずですが…厚底の魔法ですね…

薄底であれば最強クラスの硬さを持つにもかかわらず、足への負担は相当軽い。あんまり感じないけど、青いクッションが入ってはいるので硬いなりに衝撃を分散してくれてるんでしょう。
薄底フィネスより明らかに楽です。薄底フィネスだと歩くだけで足の裏が痛くなっていたのですが、厚底フィネスは1時間くらい履きっぱなしでも全然余裕でした。
走ってもアキレス腱や足底へのダメージはかなり少なくて、その代わり股関節や腰回りの大きな筋肉に負担がくる感じ。厚底にすることで、硬さを楽に扱えるようになってるんです。
硬いのでそれなりにはダメージはありますが、薄底からしたら相当楽になってます。厚底、恐るべし。

『薄底』と比べると、『厚底』は技術がなくても硬さを扱える


画像:薄底と厚底を履き比べると、その差は歴然!

接地感もかなり硬いので単体で履いてると『薄底と同じ感覚』すら覚えるのですが、直接履き比べると厚底と薄底の間には越えられない壁があります。
試しに厚底フィネスを履いたあとにすぐ薄底フィネス(アクセラレータ)を履いてみましたが、薄底は衝撃が大きいしパワーのかけ方が難しいのに推進力は弱いんです。
厚底フィネスは硬いプレートにもかかわらず普通に走ればしっかり反発が返ってくる。薄底で硬いと高い技術が必要なのに、厚底なら技術がなくても硬いプレートを扱えちゃう。
もう薄底なんか履けないよぉ…

技術練習で言えば薄底を履くメリットはあるのかもしれませんが、速く走る、あるいはケガなく走るのであればもう厚底を履くべきでしょう。そういう時代よ。っていうか、フィネスの完成度高い。

 

『傾斜』はかなり強い!でもフォアを強要される感じは少ない


画像:アクセラレータと比べると傾斜はほぼ一緒でかなり強い!

『プレートの傾斜』はかなり強いです。アクセラレータと並べてみると、角度がほぼ一緒。傾斜だけをみれば間違いなく超フォアのスパイクでしょう。
でも、不思議なもんで足を入れると角度はそれほどには感じません。
「フラットでもいけんじゃね?」くらいの傾斜に感じちゃう。(実際はフラットじゃ無理ですが)


見た目の傾斜は強いものの、支え台がなくなったおかげでフォアを強要される感じはなく、接地初期の自由度はかなり高い!
誤解しないでほしいのですが、間違いなくフォアなスパイクではあります。
参考までに、アクセラレータは極端にフォアで着かないと支え台が引っかかって大きなブレーキがかかってしまいます。角度は同じでも、フィネスは明らかにブレーキ感が少なく、角度から想像するほどのフォアでなくても大丈夫!

『カクンてするライン』がマイルドだから極端なフォアじゃなくても大丈夫!

旧世代のアディダスのスパイクはでかい支え台があったし、アンビションも凹凸によって【カクンてするライン】っていうのがあるんです。詳しいことはアンビションのレビューをご参照ください(アンビションレビュー)。
アディダスのスパイクは昔から【カクンてするライン】でフォアとそれ以外が明確に分かれていて、きっちりフォアで走れば強い反発が貰えるけど、ちょっとでもずれるとブレーキが大きくて全然走れないんです。だから、アディダスはフォアを強要されるので扱いが難しく、アキレス腱への負担も大きい。

でも、フィネスはこの【カクンてするライン】があんまり主張してない!

分かります?フィネスも後列ピンのラインを境にして、フォアの面と後ろの面がカクンって分かれてるんです。

見ての通り、フィネスもカクンのラインはあるんだけど、この境が比較的マイルド。無理にフォアで着かなくても自然と前側に倒れこんでくれるんです。
そのため、フィネスはフォアを強要される感じが少なくて、接地のシビアさが無い!つまり、扱いやすい!
間違いなくフォアではあるんだけど、普通に接地すれば自然と良いポジションにもっていってくれるから走りやすいぞ。

『フルレングスプレート』がかかとを押し上げてくれる


画像:硬いプレートがかかとまであるから押し出されて推進力を得やすい

アンビションはプレートが軟らかいからフォアを意識しないとかかとが落ちちゃうんですが、フィネスは傾斜が強くてプレートが硬いから自然とかかとが持ち上がります。
かかとが押し出されるおかげで接地中盤で推進力を得やすく、前向きグイグイ押し出してくれる印象。
これならロングスプリントで疲れた状態になっても最後までかかとを落とさず走れると思いますね。

意外にも反発材の『バウンド感』はほぼ感じない!


画像:反発材はの入り方は他のアディダスとほぼ一緒

フィネスは他のアディダスと同じく『ライトストライクプロ』という反発材を前足部に搭載しているのですが、見た目はプライムSPやアンビションとほぼ一緒です。
ってことは、アンビションのように『前足部のボックス』を潰すことでライトストライクプロによる反発がポニ~ンと返ってくるのかと思いきや…
意外にも、フィネスは反発材を潰す感触がほぼ有りません!
なんていうか、フィネスはプレートが硬いから反発材を潰そうとしても点ではなく面で押しつける感じになる。
ピョンピョン跳んでみても潰れてる感じはほとんどなくて、沈み込みがないからバウンド感もほぼないです。
アンビションに限らずドラゴンフライやアシックスの厚底でもブニュっと潰して弾む感触があるんですが、そういう厚底とは別の感触で、硬さ感はミズノのXブラストネオに近い。
っとはいえ、感覚的にバウンド感がなくても実際には反発材の恩恵はあるはずで、間違いなく薄底よりも弾むしダメージも少ないです。
Xブラストと比較すると、薄底的なXブラストに対して
フィネスは厚底で、奥底にある『厚み』を感じます。

また、沈み込みがないので安定感は非常に高いです!
コーナーやスタートでもブレは全く感じないし、反発にタイムラグが無いから非常に走りやすい。プレートが硬いので捻じれもなく、ダイレクト感は高いです。

【詳細レビュー②】アッパー編
メッシュで良くも悪くもない!かかとのホールド感は高いぞ!


画像:アッパーはいつものメッシュです

アッパーについて率直な感想は…
フィット感は十分だし何の不満もないけど、だからと言って特に良いわけでもない。
これといった感想はなくて、普通のアッパーです。破れそうではある。
アッパーに関してはフィネスとほぼ同じなので、フィネスのレビューを見てください。アンビションとの最大の違いはベロが一体型じゃなくて別体になってるところですが、まあ履いた感じはほぼ一緒です。

あえて気になるところを上げるとすれば、つま先の補強が硬いから爪が死ぬ系アッパーではあるってとこかな。
管理人、親指よりも人差し指の方が長いのですが、爪が当たって死にます。アンビションは28.5でちょっと緩めだったのでフィネスは28.0にしましたが、縦はちょっと当たります。

かかとのホールド性は高いぞ!


画像:新型のかかとの形状が変わってホールド感が高い!

昔のアディダスはかかとのホールド感が全くなくて、走ってる途中で脱げちゃうんじゃないかという錯覚を覚えるほどでした。
画像を見てもらえばわかりますが、アクセラレータはくるぶし回りが大きくえぐれています。アディダスはかかとが抜けそうで嫌いって人は多かったのですが、新型では構造がまるっきり変わっています。
比べてみると、新型はかかと回りが高くなっているだけでなく、補強のベルトまでついてる!
かかとはそれなりに剛性があってしっかりしてます。


また、フチの部分はグルっとクッションが入っているので、これまでのアディダスと比較するとひっかかりがあるので脱げそうな感覚はかなり改善しています。
全体がメッシュなのでアシックスのヒールカップのようなガッチリ感はないのですが、ミズノやナイキと比べても遜色ないレベルのホールド感はあります。
プレートが硬いのでかかとが離れそうな感じはしなくもないですが、かかとのホールドに関しては十分で、不満を持つ人は少ないと思う。

サイズ感は他メーカーと一緒でOK!重量は189g


画像:メッシュアッパーは見た目にも軽量感があります。

サイズ感に関しては他のメーカーと同じで良いと思います。特に長くも狭くもない普通の形です。
昔のアディダスはつま先に捨て寸があって幅が狭めな印象でしたが、新型のフィネスは特にそういう特徴はなく普通です。ただ、中足回りは若干きつめではあるので、偏平足だったり甲高な人は試着をおすすめします。そういう人はアシックスを履きましょう。
甲高に関しては、ベロが別体になっているのでそれなりに許容範囲は広いと思いますけどね。

参考までに、管理人の他のスパイクのサイズ感はこちら↓

メーカー モデル サイズ サイズ感 実測重量

アディダス
フィネス(厚底) 28.0 ジャスト 189g
アンビション 28.5 ちょいゆる 178g
アクセラレータ 28.0 ジャスト 182g 
アディゼロLJ 28.0 ちょいゆる 250g
アシックス

メタスプリント 28.5 ゆるい 144g
ジェットスプリント2 28.5 ジャスト 154g
サイバーブレード 28.5 ゆるい 168g
LJプロ3 28.5 ちょいキツ 245g
ソニックスカイプロ 28.0 ジャスト 235g
ミズノ Xブラストネオ 28.0 ジャスト 194g
Xレーザーエリート2 28.0 ジャスト 170g
ナイキ

ドラゴンフライ 28.0 ジャスト  
ビクトリー 28.0 ジャスト  
スーパーフライエリート2 28.5 ゆるい 170g
JAフライ3 28.0 キツい 160g

重量に関しては189gということで、厚底スパイクとしては標準的です。履いた感じではアッパーがメッシュなので軽量感はあって、それほど重い印象はない。

 

 

【まとめ】
厚底フィネスは硬いくてスピードを出しやすいのに足に優しい!最もおすすめできる中級者向けスパイクだ!

今回は厚底にて新登場したアディゼロフィネスのレビューをご紹介しました。
結論から言うと…
フィネスは短距離をやっている中級者に最もおすすめしたいスパイクです!!
これまで中級者には『サイバーブレード』をおすすめしていましたが、今日からはこのフィネスをおすすめしていきます。実際に履いたところでも、管理人としては歴代ナンバー1レベルで気に入りました。

スパイクはもう十分持っている管理人ですが、フィネスは発売日に買ってしまうほどに期待しているスパイクだったんです。
っというのも、フィネスは世界で唯一の中級者向け厚底スプリントスパイクだから!!
結果、買ってよかった。このスパイクは買いですよ。迷っているなら買って損はない。

これまでの厚底スプリントスパイクはすべて上級者向けで、中級者は中距離用を使う状況が続いていました。アシックスのジェット3,ソニック3は3万円近くしてとてもじゃないけど中級者向けとは言えないお値段。
そこに出てきたのが今回のフィネスなんです!厚底でスプリントスパイクなのに、お値段は何と定価1.8万円!!
決して安くはないけど、厚底の中ではかなりお買い得です。

コンセプトが唯一無二なだけでなく、実際履いても中級者にちょうどいいです。
フィネスの特徴としては
・硬いプレートでスピードが出しやすい
・それほどフォアじゃなくて走りやすい
・足に優しい
プレートはかなり硬く、スプリントスパイクとして誰もが満足できるレベルの反発を持っています。
アディダスなので傾斜は強いのですが、実際に履くとそれほどフォアを強要されずに走りやすい。
そして厚底の恩恵で足に優しく、ダメージが少ないので楽に走れる。

プレートが硬いのでクッションを潰す感じやバウンド感はないのですが、ダイレクトな接地感覚で非常に走りやすいスパイクです。
短距離スパイクとして十分なスペックをもちつつも、厚底のメリットである足への優しさを兼ねそろえたかなり完成度の高いモデルだと思います。

これは在庫さえあれば買いのスパイクだぞ!!!

 

 






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