【2024年】スパイク事情①～アシックス編～

2024年2月25日2024年スパイク事情, スパイク, スパイク事情

2023年、アシックスは初の厚底スパイクである「メタスピードSP」と「メタスピードMD」をリリース。アシックスの厚底待ちだった人の支持もあり、メタSP・MDはナイキ・アディダスのシェアをかなり食った印象でした。
それから1年…
2024年はまさかのアシックスの薄底がほぼ絶滅！！
これでいいのか！？アシックス！！

ってことで今回は
【2024年】スパイク事情①～アシックス編～
をテーマにご紹介。

2024年最新のラインナップを整理しておきましょう！

 

2024年アシックスのスパイクラインナップは18モデル

24年カラーはトラックが【White/Black】、フィールドが【Black/Pure Silver】です。
充実の18モデル（短距離5，中・長距離4，初心者3，跳躍2，投擲4）ものラインナップは圧巻です。無駄じゃね？

７モデルがモデルチェンジ

2024年にモデルチェンジしたのは7モデルです。

1. ソニックスプリントエリート３
2. ジェットスプリント３
3. ガンラップ3
4. ソニックスカイプロ
5. ＨＪプロ３
6. スロープロ３
   
7. ジャベリンプロ４

管理人調べでは7モデルが新しくラインナップに加わりました。
ガンラップは何が変わったのかわからないのですが、アッパーのフィット感が向上してる旨がメーカーHPには記載されています。

24年のモデルチェンジの内容は…

• 厚底化
• アッパーがHL-0からモーションラップ化
• 幅跳び・三段跳びが『ソニックスカイプロ』に1本化

全体がメタスピードSPに準ずる形になるため、『厚底化』と『モーションラップアッパー化』が基本的な変更になります。見た目はどれもメタスピードとほぼ区別付きません。あんなに激推ししてたHL-0はSP/サイバーブレードを残すのみとなりましたね…

トピックスはなんといってもソニックスプリントとジェットスプリントの厚底化！
薄底は短距離スパイクではSP/サイバーブレードだけ。薄底の消滅は時間の問題ですね。

迷走が続いていた幅跳びスパイクは『ソニックスカイプロ』としてメタスピードSPに準じたものに一新！！管理人も買いました。
基本的には『LJプロ３』の後継ですが、厚底化によって三段跳びもカバーすることになるため『トリプルジャンププロ3』も消滅します。

投擲もHL-0メッシュを捨ててモーションラップアッパーになります。

 

各モデルについて

管理人的に各モデルについて一言コメント

メタスピードSP/MD

23年に出た「カーリーモデル」と言えるこの2モデルが24年モデルのベースになっています。
FFブラストターボとカーボンプレートを搭載したフラッグシップ。

ソニックスプリントエリート３

メタスピードSPの『ナイロンプレート,FFブラスト』バージョンと言って差し支えない。メタSPよりもマイルドなスパイクが良ければこれがベスト。
定価はメタSPから1000円しか安くない。

ジェットスプリント３

ソニックエリート３をフラットにしたスパイク。

SPブレード9/サイバーブレード16

スプリントスパイクで唯一残った薄底。中級者向けあるいはロングスプリント向けとしてずっと人気の高かったモデルで、管理人もおすすめ。
レビューはこちら↓

 

コスモレーサーMD/LD

メタスピードMDのプレート形状を使ったコスモレーサーMD
メタスピードLDのプレート形状を使ったコスモレーサーLD

メタLDは24年秋以降のルール変更で使用できなくなるのですが、執筆次点では後継機は出ていないので長距離はコスモレーサーだけが現行になります。

ガンラップ３

ガンラップ２から３になったんですが、見た目では何が変わったのか不明…
足入れが良くなったそうです。

エフォート13，ヒートスプリント13，ヒートフラット12

変更はなしで、黄色が新色ですね。

ヒートフライ/ヒートスロー

初心者向け高跳び・やり投げモデルのヒートフライ
初心者向け投擲シューズのヒートスロー

ソニックスカイプロ

ついに出た！！アシックスの新型厚底幅・三段用スパイク。
管理人も買って履いてます。ピン配置やカーボンプレートの感じがイケる感じプンプン。

ハイジャンププロ３

前作（HL-0）からアッパーがモーションラップアッパーに変更されました。
右踏切用と左踏切用があるので注意。

スロープロ３,ジャベリンプロ４

投擲シューズはよくわかりませんが、スロープロ３とジャベリンプロ４もモーションラップアッパーに変更されました。

HL-0メッシュはどうした！？

 

 

【まとめ】24年は厚底化が本格化した年

画像もなしにわかりにくいですが、数年後に見て24年がどういうラインナップだったのかを確認するのがこのシリーズの趣旨です笑
24年は、23年に出たメタスピードSP/MDの設計を下位のモデルにも展開した年で、大きな転機になります。

23年まではピンレスデザインとHL-0メッシュ
24年は厚底とモーションラップアッパー
唯一の薄底としてSP/サイバーブレードが残っていますが、これも廃止という噂も…

一方で、欠陥で回収したり極端なフラットで敬遠されていたりと失敗作が続いていた幅跳び用スパイクは『ソニックスカイプロ』として一新！
10年くらい前の2-2-4ピン配置を思い出させるピンと、適度な傾斜にカーボンプレートという絶対イケる！デザインで管理人も買っちゃいました。
ナイキすらもだいぶ失敗している厚底幅スパですが、アシックスがやれば他メーカーも追随するんですかね？