先日、オランダのハッサンが女子1万mで従来の世界記録を10秒以上も更新する29分06秒82の世界新を出したことを取り上げました。 そして、エチオピアの代表選考会が同じくヘンゲローで開催されたのですが... なんとたった2日でまたしても女子1万mの世界記録が更新されたのです!!     ギデイが29分01秒03の世界新!! エチオピアの代表選考会の1万mにレテセンベト・ギデイが出場。 ギディははこの種目で世陸ドーハ2位、2020年には5000mで14分06秒62の世界記録をマークした1998年3月生まれの23歳の選手で、東京五輪でも活躍が期待されています。 で、この大会で事件が... ギデイが29分01秒03の世界新記録をマーク!! ハッサンが記録を大幅に更新したたった2日後に29分を切ろうかと言う超大記録がうまれてしまったのです!! 王の記録は13年間も破られていなかっ ...

前回日本の横浜で開催された世界リレーがポーランドで開催されました。 アメリカ・ジャマイカらが欠場となり、かつシーズン序盤の開催となる世界リレーは世界の頂点を決める戦いとはなりませんが、今回は決勝進出(上位8か国)で東京五輪の出場権を、男女4×100mリレー・男女4×400mリレーの上位10カ国、混合4×400mリレーの上位12カ国は世陸ユージーン2022の出場権を得られるということで、上位常連国以外にとっては非常に大事な大会です。 ちなみに日本は男子4継で世陸ドーハで上位8位に入っているため東京五輪の出場権をすでに獲得済み。 で、そんな世界リレーで日本チームが活躍!! 男子マイルと男子4継でメダル獲得!! 今回はこの世界リレーについて。     男子マイルで日本が銀メダル!! 日本の男子マイルはアテネ五輪で4位という成績が過去最上位。五輪・世陸ではいまだメダル獲得はあり ...

4月28日、第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会が広島で開催されました。昨年はコロナで中止されたのですが、今年は5000人の観客を入れての開催となりました。 客席はかなり密だったのでアウトな気がしますが、陸連はそんなもんです。 で、この大会で男女のハードル種目で日本新記録が誕生!! 日本選手権、そして東京五輪に向けてかなり期待できるけっかとなりました。   男女ハードルで日本新記録!! 男子110mHで金井選手が13秒16!! 13秒32が五輪標準記録となっている男子110mH。 現日本記録保持者の高山選手は大会直前に足の状態が良くないとのことで欠場しましたが、元日本記録保持者の金井選手と泉谷選手が出場しました。 18年、20年の日本選手権チャンピオンの元日本記録保持者の金井選手が1台目からリードを奪い抜け出すと、そのまま他の選手から体一つ分リードしてレースを展開。 金井選手は1 ...

日本選手権室内競技が3/17~18の2日間の日程で行われました。この大会で多くの好記録がうまれましたのでご紹介。     室内日本新6、U20室内日本新1、大会新37、大会タイ2という異常事態!! 毎年大阪で行われていた室内競技の大会が今回は日本選手権と併催されました。 今回の大会では男女それぞれ6種目(60m,60mH,走高跳,棒高跳び,走幅跳,三段跳び)が日本選手権として開催され、6種目で室内日本新が誕生というとんでもないインフレが起こりました。 男女60mHと男子走幅跳で日本新!! 男子60mHでは予選で泉谷選手と金井選手の2人が7秒56の日本新をマークし、決勝でも泉谷選手が7秒50をマークして記録を更新しました。元の日本記録は金井選手が2020年に出した7秒61なので0.1秒もの記録更新です。 【#日本選手権室内】 ◆男子 60mH✨優勝 ...

小池選手の9秒98で盛り上がる男子短距離ですが、お隣中国はもっとすごいことになっています。 中国といえば蘇炳添(SU Bingtian、そへいてん)が有名ですが、それに次ぐ第2の男が今回の主役、謝震業(Xie Zhenye、しゃしんぎょう)です。 蘇炳添は100mで9秒91、室内60mでは6秒42の記録を持ち、世陸ロンドンの100mでは決勝に進出して8位入賞を果たした世界のトップ選手。 謝震業選手は100mで9秒97、200mで20秒16がPBだった選手です。いわば、中国のナンバー2。 そんな選手が、ダイヤモンドリーグロンドン大会で衝撃の走りをしました。   謝震業が200mで19秒88!! 小池選手が9秒98を出したダイヤモンドリーグロンドン大会での話です。 サブ種目として行われた200mに謝震業が出場しました。 結果はなんと、19秒88!! 前半はそれほど良い感じではないので ...

日本選手権真っただ中ですが、アメリカのお話。 日本選手権では一瞬しか放送されなかったマイナー種目である三段跳びですが、海外ではちゃんとした競技として成り立っています。 特にここ数年は超有力選手が複数でてきて、伝説のジャンパージョナサン・エドワーズの18m29という世界記録をいつだれが破るのかと注目されています。 ウィル・クレイが大跳躍!! 三段跳びで最注目の選手といえばクリスチャン・テイラーです。 テイラーは18m21のPBをもち、現在最強であり、世界記録に最も近い選手。 そしてアメリカの2番手はウィリアム・クレイ、ウィル・クレイです。 この選手の五輪と世陸の結果は↓ 大会 年 三段 記録 世陸ロンドン 2017 三段跳2位 17.63 リオ五輪 2016 三段跳2位 17.76 世陸モスクワ 2013 三段跳2位 幅跳3位 17.62 8.12 ちなみにこの時の1位はもちろんテイラー。 ...

サニブラウン選手が9.97の日本記録を出したNCAA(全米学生選手権)で、女子100mのすごい記録が出ました。 SHA'CARRI RICHARDSON選手がなんと10秒75。 彼女は2000年3月生まれなのでまだ19歳。 この記録は今季世界最高、世界歴代9位タイ、U20世界記録です。   SHA'CARRI RICHARDSON!!!!! 1️⃣0️⃣:7️⃣5️⃣ WORLD JUNIOR RECORD ✅ WORLD LEADER ✅ COLLEGIATE RECORD ✅ SCHOOL RECORD ✅ pic.twitter.com/n91WHBdCty — NCAA Track & Field ...

世界室内ツアーの第5選バーミンガム大会で川上拓也選手(大阪ガス)が日本新記録を更新しました。 (追記:2019年日本選手権でも決勝に残りました。) 川上拓也選手についてご紹介 ベスト:100m10.30(0.0)10.24(+2.0)2019年3月23日に更新 経歴:東海大浦安高校→中央大学→大阪ガス World Indoor Tour バーミンガム大会 6.54で日本室内新でした! 60m今季最後のチャンスをモノにできて良かったです。 うまく100mに繋げられるよう頑張ります。 pic.twitter.com/N1oPUo1AIo — 川上 拓也 (@kawa_880) 2019年2月16日 1995年生まれで、桐生選手や小池祐貴選手と同じ年で、多田選手の1個上。大分インターハイ世代です。 中学時代から桐生選手と争っていた選手で、2014年のアジアジュニアでは10.47の記録で見事優勝し ...