【ミズノ】Xシリーズの違いは?「Xブラスト」「Xレーザー」さらにはエリートとネクストの違いはどこにある?

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事件は2021年。それまでミズノの中・上級者向けシリーズだった「ジオシリーズ」が廃止され、かわりに「エックスシリーズ」がラインナップされたことでスパイク選びがややこしくなりました。この「Xシリーズ」は特殊な技術で同じ形状ながら硬さの異なるいろんなスパイクを作れるという画期的なもので、その詳細は特許なので誰でもみることが出来ます(特許6903088)。
で、この技術のおかげでミズノはみためがそっくりなのに性格が違うスパイクを3年で13モデルもリリースしてしまうのです…(21年4モデル、22年5モデル、23年4モデル。)
そんなわけで、Xシリーズはもはやなにを選べばいいのかわけわからない!!

ってことで今回は
ミズノ『Xシリーズ』の違いはなに?
「ブラスト」と「レーザー」さらに「エリート」と「ネクスト」では何がどう違う?

をテーマにご紹介。

管理人、昔からミズノのスパイクを愛用しています。そしてこのXシリーズも発売されて間もなく購入。
近年は海外スパイクの人気が高くミズノのシェアは明らかに落ちているのですが、その一因に「Xシリーズの分かりにくさ」があると思うんです。管理人が高校のころはみんなジオだったし、あのころはシンプルで選びやすかった。
個々人にあわせたプレートを開発できる特許のはずが、そのせいでわけわかんなくなっちゃんだんですね…
でも大丈夫。今回の記事さえ見ておけばXシリーズそれぞれの違いが分かるようになるでしょう!!

 

 

Xシリーズのモデルとその違い一覧

文字で説明できないことでも表でみれば一目瞭然!!

発売年とモデルごとの違い

とにかく、表で一覧にしたのでこれを見れば年後とのラインナップは把握できるはず。基本的に、新しいほど改良されて良くなっていっています。

発売年 モデル   重さ ピン 硬さ 対応種目 定価 アッパー素材
21 ブラスト ネクスト 約180g 取換 硬め 100~400m ¥19,580 人工皮革
エリート 約170g 固定 硬い 100~200m ¥24,200 人工皮革
レーザー ネクスト 約180g 取換 軟らかい 200~400m ¥19,580 人工皮革
エリート 約170g 固定 軟らかめ 200~400m ¥24,200 人工皮革
22 ブラスト ネクスト2 約175g 取替 硬め 100~400m ¥19,580 ウーブン
エリート2 約165g 固定 硬い 100~200m ¥24,200 ウーブン
ネオ(厚底) 約185g 固定 超硬い 100~200m ¥27,500 ウーブン
レーザー ネクスト2 約175g 取替 軟らかい 200~400m ¥19,580 ウーブン(肉抜き)
エリート2 約165g 固定 軟らかめ 100~400m ¥24,200 ウーブン(肉抜き)
23 ブラスト エリート3 約160g 取替 硬い 100~200m ¥25,300 ウーブン
ネオ2(厚底) 約165g 固定 超硬い 100~200m ¥27,500 ウーブン
レーザー ネクスト3 約160g 取替 軟らかめ 200~400m ¥20,350 ウーブン
ストリーム MD(厚底) 約155g 取替 軟らかい 400~1500m ¥24,200 エンジニアードメッシュ
硬さと対応種目は管理人の独断です。
重量は公称の27cmです。
間違ってたら教えて下さい。

う~~ん!表で見てもよくわからん!!
22年まではまだしも、23年になるとブラストネクストとレーザーエリートが廃止されちゃいました。
発売当初から年を追うごとにラインナップがめちゃくちゃになるであろう事は容易に想像できましたが、実際どんどんわけわからなくなってます。もっとシンプルにできなかったもんかねぇ…

イヤーモデルごとの主な変更点

ややこしさの大きな原因はイヤーごとに微妙な変更があったりなかったりする点です。イヤーモデル毎にどんな変更があったのか順にみていってみましょう。

年ごとのおもな仕様と変更点
21年 4モデルが新モデルとして登場。
ブラスト→ショートスプリント向き
レーザー→ロングスプリント向き
ネクスト→取替式ピンで軟らかめ
エリート→固定式ピンで硬め
この2×2の組み合わせで4通りです。ぐええ…
アッパーが必要以上に厚くて履き心地は微妙だし重量は致命的に重い。
初登場なので完成度は低いと言えます。
22年 5モデル。
既存の4モデルがマイナーチェンジし、さらに新作として「厚底」のブラストネオが追加されました。
早くも各モデルとも致命的だったアッパーに改良が入り、だいぶ軽量化されて初代の欠点である重量が許せる範囲になった。
23年 4モデル。厚底2、薄底2と考なりだいぶシンプルになった。
ブラスト→エリートが取替式になってネクストが廃止。
レーザー→エリートが廃止になって足首回りのベルトがなくなった。
新モデルとして厚底のXストリームMDがレーザーエリートの代わりに登場。
煩雑なラインナップが整理されたが、2と3の名称が混じりストリームは初代なのでネーミングは依然として煩雑。

21→22は初代から2代目への進化と、厚底の「Xブラストネオ」の追加です。
23年にはラインナップに大きな変更があってブラストはネクストが、レーザーはエリートがそれぞれ廃止され、中距離向け厚底のストリームMDが追加されました。
そのため、23年モデルではショートスプリントならブラストエリートを、ロングスプリントならレーザーネクストを選べばいいので多少は選びやすくなったと言えるでしょう。

 

 

Xシリーズの選び方は?
ショートの「ブラスト」とロングの「レーザー」、硬さの「エリート」と柔らかさの「ネクスト」

基本的には
ショートスプリント→ブラスト
ロングスプリント→レーザー
これさえ押さえておけば大丈夫です。
ここにそれぞれ、上級者向けとして固定ピンの「エリート」と中級者向けとして取替式ピンの「ネクスト」があり、エリートのほうがちょっとだけ硬くなっています。ただ、23年にはブラストエリートが取替式になってますが…

選び方としては
100mメインなら「ブラスト」、400mメインなら「レーザー」
硬いのがよければ「エリート」、柔らかいのがよければ「ネクスト」
これで選べば大丈夫だと思います。
100mメインでやわらかめがいいならXブラストネクストを、400mメインで硬めがよければXレーザーエリートをって感じで選ぶと失敗しないはず。
また、ブラストネクストとレーザーエリートで比べるとブラストネクストのほうが硬いです。
200mはでもどれでもいけますが、管理人的には200ならレーザーエリートが一番合うと思う。

まとめ

っていうことで、これがミズノの中~上級者向けモデルのXシリーズのラインナップです。
Xシリーズのレビューを書くにあたって説明が面倒なのでこの記事を書いておきました。
管理人は、21年の初代のブラストネクスト、22年のレーザーエリートとブラストネオの3モデルを購入していますので、それぞれのぜひ。

ブラストネクスト1レビュー↓

レーザーエリート2(執筆中…)
ブラストネオ1(執筆中…)






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