ニードルピンっぽい平行ピンならアシックスのAS-A(TTP981)がオススメ

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アシックス・ミズノのスパイクにはいわゆる平行ピンが付いてきますが、ナイキ、アディダス、ニューバランス等の海外メーカーのスパイクを買うとニードルピンがついてくることがあります。
っていうことを以前ご紹介しました

抜けがいいピンが欲しければ中華ニードルピンをアマゾンで買うのがベストだと思いますが、大会や競技場によってはニードルピンの使用が禁止されている場合もあります。
今回は、ニードルピンのような抜けの良さを持つ平行ピン『AS-A(TTP981)』をご紹介します。

 

 

アシックスの平行ピンAS-A(TTP981)

まずはAS-A(TTP981)とは何か?をご紹介。
早い話が、これです

型が『AS-A』となっているアシックスの販売する平行ピンの1種で、一般的な平行ピンである『2段平行』や『ツリー型』のピンと比べると細いピンです。
本来は中・長距離向けのピンであるため、強度は低いとされています。あまり出回っていないためスポーツ店にはあまり置いてありませんのでみたことがない人も。けっこう多いと思います。

TTP981と他のピンとの違い

このTTP981と他のピンとの違いは細さです。
アシックスのタータン用ピンには『AS-A』『AS-B』『AS-F』の3種類があります。
AS-Aは今回紹介する細身のピンです。
AS-Bはいわゆる2段平行ピン。ミズノもこの形のピンを販売しています。
AS-Fはリバースピンと呼ばれるツリー型のピンです。
絵で説明するとこんな感じ。

平行ピンはどれもタータンには刺さらずに面で押して反発する構造のため、太くて長い方が反発が多いとされていました。そのため、短距離であれば長い2段平行を、距離が延びるほど短くて針に近い形状を選ぶのがセオリーでした。
刺さりにくいと反発を生む一方で、それが抵抗にもなってしまうというジレンマが平行ピンにはあります。
デメリットを感じながらも平行ピンを使っていたのは国内ではニードルピンの使用が禁止されていたからなのですが、現在、ニードルピンの使用は解禁されています。それに伴って、最近のトレンドは『刺さりやすくて抜けやすい』ピンとなっています。

細いほど刺さりやすくて抜けやすい

最近のトレンドである『刺さりやすくて抜けやすい』ピンというのは、つまりはニードルピンが理想です。そのため、そんなピンが欲しいのであればニードルピンを買うのがベストです。

ニードルピンが使えるなら平行ピンなんか使う必要ないように思えますが、AS-A(TTP981)なるピンを勧める理由はただ一つ、どこの競技場でも使えるから。
刺さりやすくて抜けやすいピンが欲しいけどいつも使っている競技場ではニードルピンの使用が禁止されているっていう人にはこの細い平行ピンを使うメリットは大いにあると思います。

イメージ的には固定ピン

AS-A(TTP981)は平行ピンではあるものの抜けが良いのが特徴です。ってことは固定ピンと似たようなもの。
反発(というか突き上げ)はあまりないけどグリップはちゃんとするピンというイメージで使うことが出来ます。そのため、長いものよりも短めを使うのが合っているのではないでしょうか?

ご紹介した1段平行ピンであるAS-Aですが、個人的にはニードルピンで良いと思います。ニードルピンは公式に認められているので、ちゃんとした大会であれば普通に使うことが出来ます。競技場の制約があってどうしても平行ピンを選ぶ必要があると言う場合にはこのAS-Aが良いのではないでしょうか。






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