アディゼロタクミといえば、超薄底でありながら安くて短距離でも使いやすい高コスパシューズの代表的なモデルでした。 匠(タクミ)シリーズは三村仁司さんという高橋尚子や野口みずきのシューズを作っていた元アシックスの職人が定年退職後にアディダスと契約したことで生まれたモデルで、青山学院大学が箱根で使って活躍したこともあり厚底ブーム前夜の『薄底シューズの集大成』的なシューズとして市民ランナーにも人気がでて、それまで日本市場で死に体だったアディダスが復活したきっかけとなったシリーズです。 画像引用: タクミのシリーズには練習用の『レン(練)』とレース用の『セン(戦)』の2種類があることで練習から試合までアディダスで統一する人も多く、ランニングブームと相まって当時のランナーなら誰もが目にしたことでしょう。 流通量の多さからかワゴンセールで5000円以下で買えることもあり、コスパは他の追随を許さないほどで ...