初心者の陸上スパイクの選び方①

初心者のスパイク選び, 初心者のスパイク①

スパイクは陸上競技で必要になる唯一の道具!!
タイムに直結する非常に大事なものなのですが、最初は何を買ったらいいのかわからないもの。
まだ専門種目が決まっていなかったり、部活に入った子供に初めてスパイクを買ってやろうという親が選ぶべきスパイクは?
どういったところをチェックして買えばいいのでしょうか?

今回は、初心者が陸上スパイクを選ぶうえで知っておいた方がいい基本的なところをご紹介します。
ちょいちょい更新します。

 


この記事は長いです!!

その2ではもっと簡潔にオススメのスパイクを紹介しています

100mでおすすめのスパイクはこちらで紹介しています


 

 

 

 

 

陸上スパイクの基本の基本

スパイクを買う前に陸上用のスパイクがどういうものなのか知っておきましょう。

①スパイクの構造

ここでいうスパイクとは、陸上競技に特化したシューズの事です。
これが普通の靴、あるいは別の競技のスパイクとはどういう違いがあるのかという構造的なところを解説します。
構造自体は初心者用でも上級者用でも基本的には同じです。素材や厚みによって、スパイクの性格が決まります。

ソール(靴底)の構造

普通のシューズと陸上のスパイクとの最大の違いはソールです。
ピンがあることと、プレートが埋め込まれていることが特徴です。

・ピン(針)がついている
陸上用のパイクの裏にはスパイク(針)がついています
サッカーや野球とちがって本当に針です。
つま先にピンが着いていて、コレが地面に刺さってグリップしてくれます。基本的には取替え式のため、すり減ったら場合はピンだけ交換します。
また、ピンにも土用とオールウェザー用の2種類がありますので使用場所にあったピンを選ぶ必要があります。

・プレートが埋め込まれている
スパイクの靴底にはプレートという板が埋め込まれています
このプレートはプラスチックでできているものがほとんどですが、一部の上級者向けモデルにはカーボンプレートが搭載されているものもあります。
このプレートがバネのような役割をし、ビョーンと反発してくれるおかげで普通のシューズよりも速く走ることができます。プレートが割れたりヘタってくるとスパイクの寿命です。

②スパイクを選ぶときの基本的な注意点

初心者がスパイクを選ぶ際には注意が必要なポイントがいくつかあります。

土用(兼用)とオールウェザー用(専用)の2タイプがある

スパイクには2つのタイプがあります。

土のグラウンドでも使える兼用タイプ
オールウェザーと呼ばれるゴムのトラックでしか使えない専用タイプ

初心者用のモデルはほとんどが兼用タイプで、土のトラックでの使用にも対応しています。
初心者向けモデル以外は全てオールウェザー専用で、土のトラックでは使えません。
学校のグラウンドで使うのであれば兼用のタイプを選ぶ必要がありますので気を付けて下さい。
専用スパイクは土での使用は出来ませんが、その分軽く造られています。
大会や競技場練習でしか履かないのであれば専用タイプを、土でも使いたいのであれば兼用タイプを選びましょう。

専門距離によってスパイクが違う

陸上のスパイクにはショートスプリント向けロングスプリント向け、中距離・長距離向け、跳躍向けなどの種目ごとの専用のスパイクがあります。

初心者向けの兼用スパイクにはそういった区分がないので関係ありませんが、タータン専用のスパイクを選ぶのであれば、の対応距離を考えてスパイクを選びましょう。

ショートスプリント向けのスパイクは反発が強いため足への負担も大きいです。
ロングスプリント向けは軟らかくて足への負担も軽いです。

・初心者向け・中級者向け・上級者向けに分かれている

反発の大きさや耐久性によって、
初心者向けのモデル
中級者向けのモデル
上級者向けのモデル
のおおまかに3パターンに分けられています。
基本的には初心者は初心者向けか中級者向けを選びましょう
中級者向けというのは中学~高校生の部活生をメインターゲットに開発されているラインナップで、耐久性やクッション性が高くできています。
中級者とは言っていますが、軟らかいモデルが多いので初心者が履いてもぜんぜん問題ありません。

初心者向けのメリット・デメリット・土でも使える
・値段が安い
・乱暴に扱っても壊れない
・足へのダメージが少ない
・反発が弱いため速く走れない
・足入れがダル

・重たい
・見た目がダサい
中級者向けのメリット・デメリット・ラインナップが豊富で自分に合ったシューズが選べる
・多少の反発があってそれなりに速く走れる
・足入れがちょっとタイト

・足へのダメージは少ないけど多少はある
・値段が高い
・土では使えない

 

スパイクの選び方

お店でスパイクを試着したときにはこういうところで足を合わせると間違いありません。

ちょっと小さめくらいがベストサイズ!!

スポーツ用品店なんかだと『余裕があるほうがいいですよ』って言われることもあります。
サッカーや野球など、他の競技のスパイクはは若干余裕があるくらいがいいとされているのですが、陸上ではこれは必ずしも正しくはありません。
陸上のスパイクはダッシュする瞬間にできるだけパワーロスが少ないものが良いため、ブレがないサイズ、すこしだけきつめのサイズを選ぶのが基本です。
陸上のスパイクではフィット感が大切です

陸上のスパイクはピンが地面に刺さるため、ほかの競技と比べてグリップが桁違いですので、サイズが大きいスパイクを履いていると、靴のなかで足がずれて皮が剥けたり捻挫や膝を痛める原因になります。

大きめのサイズにしないと不安かと思いますが、初心者向けのスパイクはあらかじめゆったり作ってあるため、ゆとりのあるサイズを選ぶとガバガバになります。
ただし、極端に小さいサイズで履いただけで足が痛くなったり痺れたりするようなサイズはで小さすぎます。
限度はあるし、成長期であれば多少大きいのはしかたないでしょう。

購入時のポイント着の時は足がむくんでいるので、若干きつめだったとしても実際に履くときには余裕ができます。購入時にはむくみも考慮しましょう。
初心者向けのスパイクは足型がゆるめに作られています。

鉄則!!ミズノ・アシックスから選ぶべし!!

とりあえずミズノかアシックスから選びましょう
この両メーカーの製品であればなにを選んでも失敗はありあません。
ナイキやアディダスのスパイクは陸上界ではクセがあるものとされています。どうしても外国製が欲しければ2足目以降に考えましょう。

上級者向けは筋力がないと怪我する?

上級者向けのスパイクについては筋力が少ない初心者が履くと怪我の原因になると言われています。
実際のところちょっと履いたくらいじゃあんまり関係ありませんが、上級者向けのスパイクは軽量・高反発に特化しているので負荷が高いのは確かです。
最初のうちはそれほどまでのスペックは必要ありませんので、初心者~中級者向けのものを選んだほうが良いでしょう。

ただ、初心者用であれば怪我しにくいと言えるのかといえば全然そんなことはありませんので、ある程度の筋力がつくまではスパイクは履かずにシューズで練習してもいいと思います。

土での練習ではスパイクなんかいらない(持論)

土とオールウェザーでは走る感覚がまったくが違います
そのため、土の練習ではスパイクを履いてもあんまり意味ありません。練習が土なのであればランシューで十分です。
スパイクを1足しか買わないのであれば、試合で使えるようにオールウェザー専用を買うことをオススメします。試合用と練習用で2足買うなら何でもいいと思います。
っていうか、兼用スパイクで走ってもぜんぜん速くならない!!

田舎で競技場も土なのであればしょうがないですが、今どきタータンじゃない競技場ってかなり少数です。

 

 

 

 

 

超基本的なスパイクの扱い方

スパイクは大事に扱いましょう

精神論的にも道具は大事にしたほうがいいのですが、走ってる途中にプレートが割れたりすると怪我をする可能性もあります。
大切に扱いましょう。

・こまめに脱げ!!

陸上のスパイクは速く走ることに特化した装置です。そのため、他の競技のスパイクに比べると快適性は低く出来ています。
耐久性も低いため、走る時以外はできれば履かない方が良いくらい。ずっと履いていると足が痛くなることもあります。
アスファルトを歩くとすぐに削れてしまうので、水を飲みに行く時などは横着せずに脱ぎましょう

初心者用はずっと履いていても大丈夫な造りをしていますが、最初のうちからこまめに脱ぐクセをつけたほうがいいでしょう。
セットが始まる前に履く、ゴールしたら脱ぐ、次のセットが始まる前にまた履く。くらいで良いと思います。

・かかとは絶対に踏むな!!

中学生なんかはよくかかとを潰してますが、スパイクは繊細な道具です。ちゃんと靴紐をほどいて脱着しましょう。

・2年くらいでダメになるぞ!!

スパイクはプレートがヘタってくると買い替えです。
たいていは2年くらいが限度でしょう。3年も使うとフニャフニャで終わってます。消耗品だと思って買いましょう。

・ピンもたまには替えたほうがいい

上級者向けのスパイクでは固定ピンのモデルもありますが、基本的にはどれも付け替えタイプです。
消耗品なので年に1回くらいは替えた方が良いでしょう。接地の感触がちょっとだけ変わります。あんまり長く使って削れ過ぎるとピン回しで外せなくなりますので注意。
800円くらいなのでケチらず替えましょう。

 

ピンの種類

ピンは買った時に付いているものをそのまま使えば問題ありませんが、消耗品のため1セットはストックしておいたほうがいいでしょう
ついていたものと同じものを買えば大丈夫ですが、一応は長さと形状の規定や特徴を知っておきましょう。

取替えにはピン回しを使いますが、これはスパイクに付属していますしバラでも売ってます。
土のグラウンドであれば土用のピンを、タータンであればタータン用のピンを使うのが鉄則です。
中学校の大会なんかだと顧問が陸上に通じていない学校では土ピンのまんま大会に出ている選手もかなり多いですが、これはギルティ。
誰かが教えてあげないとだめ。

スパイクピンについてはこちらでも紹介しています…

スパイクピンに関するルール

以前はピンの先端が平たくなければなりませんでしたが、2013年度からは針状のピンが使用できるようになりました。
ルール的には9mm以下(走高跳・やり投は11mm以下)であればおっけーです。針状のピンは競技場や大会の規定で禁止されていなければ使用できます(ほとんど売ってません)。
土ピンでタータンを走るのはご法度です!!

競技会一般規則
スパイクの数
3. 競技用靴の靴底および踵は、11本以内のスパイクを取りつけ
られる構造とする。11本以内であればスパイクは何本でもよい。
〔国内〕 靴底と踵には、スパイクの位置を変えることができるよう
な装置は11カ所を超えてはならない。
スパイクの寸法
4. 競技用靴の靴底または踵から突出した部分のスパイクの長さは
9㎜を超えてはならない。また走高跳およびやり投の場合は、12
㎜を超えてはならない。スパイクは先端近くで、少なくとも長
さの半分は4㎜四方の定規に適合するように作られていなければ
ならない。

平行ピン、土ピン、ニードルピンの3種類

ピンには3種類あります。それぞれ用途が違います。ルール上はニードルピンの使用が可能ですが、日本ではまだほとんどニードルピンは流通していません。
タータンでは平行ピン土では針ピンと考えて良いでしょう。

現在のミズノ・アシックスのピンであればどれでも互換性があります。

 

・平行ピン

先っぽが平たくなっている銀色のピン。国産の専用スパイクにはもともとこれが付いていて、ミズノ・アシックスの間には互換性があります。
2段になっている『二段平行』タイプを基本として、ツリー形になっているタイプもある。

ミズノの名称は普通に平行ピン。
アシックスはパウピラという謎の商品名で売られている。

9mmまで使用できますが、長いほどヌケが悪くなるため最近は7mm以下が主流。跳躍は長い方がいい。まあ、とりあえずは2段平行の7mmを買っておけば間違いない。

 

注意!!アシックスもミズノも銀色のシルバーピン!!
アタッチメントとの併用は不可!!

・針ピン(土ピン)

初心者用のスパイクにもともとついている、針状に尖がったピン
土ピンの場合はアタッチメントというねじ山保護のパーツをつけて使うため、通常の平行ピンとねじ山の長さが違う。土で使う分消耗は激しい。

一般的には長め(~12mm)を使う事が多いが、長いとかなり引っ掛かる。

ミズノは普通にアンツーカ用という名称。
アシックスはランスパークという意味不明な名称。

ミズノは黒色、アシックスは金色をしている

注意!!土ピンは銀色のピンとはネジ山の長さが違うため、アタッチメントを使わずに土用ピンを付けるとスパイクが壊れます!!

アシックス曰く

無題

アタッチメント

アタッチメントというのは、土ピンと一緒に使うネジ山の保護部品のことです。
土ピンを使うときには必須ですし、銀の平行ピンでは使用してはいけません

10年くらい前まではチップタータン用に食い込みを良くするためのアタッチメントもありましたが、今はほぼ絶滅しています。
ミズノはアタッチメントと呼んでおり、白いのが土用で山のないタイプで旧タイプ。緑色のが山のあるタイプ。
アシックスはレジナスガードと呼んでいます。

 

また、土ピンは本当に針なので、ピンカバーがあったほうがいいでしょう。
カバーをしないとスパイク袋がすぐに破れます。初心者用スパイクには最初から付属しています。

注意!アタッチメントは必ず土ピンとセットで使用します。銀色の平行ピンでは使用できません!!

特殊なピン

その他のピンとして、『アタッチメントと併用するチップタータン用のピン』と、『つま先に付けるVピン』というのもあります。
アタッチメントと併用するタイプのピンは、形は平行ピンですがネジ山が長くて土ピンと同じように黒いや金です。
銀のピンと間違えてつけるとネジ山を壊すので気を付けましょう。

Vピンはアシックスのスパイクに取り付けるピンです。
全てのスパイクに付くわけではありません。最近は使ってる人あんまりいないかな?
昔は3本の爪みたいになったピンもあったけど消えたなぁ。

ニードルピン

ニードルピンとは読んで字のごとく針状のピン。
日本ではほとんど流通していませんが、海外製のスパイクを買うと付いてくる針タイプのタータン用ピンです。土用ピンとの違いは長さとネジ山。

銀色のニードルピンはアタッチメントを付けずに使用します
ミズノ・アシックスでは販売しておらず、店舗でも売っていないためネットで買うしかありません。
また、かつては国内での使用は禁止されていたため、一部の大会や競技場では使用が禁止されたままになっていることもありますが、ルール上は特に指定がなければ使用出来ます。

注意!ニードルピンは国内メーカー品ではありません。ミズノ・アシックスのスパイクに付ける場合はネジがゆるかったりねじ山がおかしかったりしますのでその場合は壊れる原因にもなります。
また、軟らかくて削れやすい物が多いので、ネジが外せなくなったりもします。使うならそれなりの覚悟と準備が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

スパイクの話全然でてこねぇ!!
とここまで読んだ方は思っていることでしょう。
この記事は初心者のオススメスパイクを紹介するための記事ではないのです。
初心者がスパイク選びで心がけることを説く記事だったのです。

まあでもここからはやっとスパイクの話になります。

 

 

 

 

 

 

 

スパイクの種類

サッカーの場合はポジションが違ってもスパイクは変わりませんが、陸上の場合は種目や成熟度によってスパイクの形や特性が大きく違います。大まかに知っておきましょう。

100、200mを短短やショートスプリント、200、400mを短長やロングスプリントと呼びます。

対応距離が短くなるほどスパイクの攻撃性も高くなり、長い距離に対応したものほどスパイクは軟らかく履きやすいものになってきます

オールラウンド用①(初心者向け)

ターゲット:初心者、スパイクを始めて履く人、土でスパイクを使う人

ラインナップは
アシックス:エフォートヒートフラット


ミズノ:ブレイブウィング
シティウスウィング

こんな人にオススメ・スパイクに触れるのが全く始めて
・練習が土のグラウンド
・オールウェザーでの使用はあまり考えていない

・とにかく安いスパイクが欲しい
・試合はまだ考えていない
・まだ小学生か中学の初心者

いわゆる初心者用スパイクで、店員や先輩や先生はこぞってこれを買わせようとすることでしょう。
それは怪我の責任を取りたくないから。このラインのスパイクはスパイクの中では最下層で、運動靴に針が付いたようなスパイクです。速さという点ではランニングシューズのほうが速く走れる可能性も高い。

速くは走れませんがそのぶん怪我のリスクも減ります

速く走ることよりも怪我をしないことやスパイクに慣れるための構造をしているため、試合で使うには全然ダメだけど小学生が履くならこれで十分だと思う
土での使用を前提に作られているため非常に頑丈だが、プレートは反発のためではなくてピンを固定するためについているようなもので、反発は無い。

その安さゆえに学校の貸出しスパイクはだいたいがこのタイプのため、誰しもが一度は履いたことがあるはず。
オールランドとは言うものの、どの種目でも使えないとも言え、本気でやるなら不十分。
もしすでに専門種目が決まっているのであれば中級者向けのものを買った方が良いと思うくらい本当に本当の初心者のために造られている。

まだ足が全く出来ていない(筋肉が付いていない)初心者の足型を想定しているため、普通のモデルでもけっこうワイド目に作ってあって、ワイドモデルを選ばなくても十分にワイド。
試着してギューっと紐を締めてみて靴が寄ってしまうようであれば、ワイドモデルではなくて普通の幅のモデルか足入れがきつくなる中級者モデルを選ぼう。

このラインであればミズノだろうがアシックスだろうがどれを選んでも大差ない

正直いって…
個人的にはあんまりオススメはしない。
初心者向けのスパイクに土用の長いピンつけてグラウンドを走るのはけっこう怪我のリスクが高いから。土での練習であればランニングシューズで十分だし、タータンの練習であればちゃんとした専用スパイクを履いたほうがいい。

オールラウンド用②(初級者向け)

ターゲット:100m13~14秒台

ラインナップは
アシックス:ヒートスプリント ヒートラッシュ


ミズノ:ジオバーサス(オールウェザー専用)

こんな人にオススメ・エフォート、ブレイブウィングはなんか嫌だ
・オールウェザーでスパイクを使いたい
初めて試合に出る

・中級者向けモデルを履くのはなんだか怖い
・耐久性があったほうが良い


あえて言うと、初者ではなく初者向けです!!

初心者向けよりは速く走ることを意識したモデルで、ここからがスパイクのスタートと言ってもいいだろう。
機能的には初心者用とそれほどの差は無いが、このラインからは足入れや反発性がスパイクとして最低限のレベルに達している
ランニングシューズよりは速く走れるはず。

初心者が選ぶスパイクとしてはこのあたりがオススメだ

クッション性、安定性が高いので初心者が練習で使い倒すには最適なスペック
オールウェザートラックでの使用を想定してあるため、反発は最低限確保されている。軽さもそこそこ。

スパイク入門機としての機能がバランス良く仕上がっています。
このクラスのスパイクでちゃんと走れるようになれば、中級暮らすのスパイクへの移行もスムーズに出来るはず。

ロングスプリント用(短短~短長距離、中~上級者向け)

ターゲット:100m11.5~12秒台、専門が200m以上のロングスプリンター、上級者の練習用

ラインナップは
アシックス:サイバーブレード SPブレード

ミズノ: ジオサイレンサージオストリーク

こんな人にオススメ・どれを選べばいいのか良く分からない
・あんまりレベルの低いスパイクは嫌だ

・練習でも試合でも使いたい
・ある程度反発のあるスパイクが欲しい

・脚へのダメージは少ない方がいい
・長い距離が走れるモデルが欲しい

初心者が買うには先輩や先生からストップがかかるラインのスパイク。
実際には高校生をメインターゲットとして開発されているため、ロングスプリント系のスパイクは非常に軟らかくできている。
女子選手でも使えるように作られていて脚には優しいので、ある程度練習をしていて筋力がそれなりにあれば問題なく履ける。
かかとの部分はクッションがあり、プレートは軟らく、傾斜がそれほどきつくないモデル群。
競技用として使えるレベルのシューズで、上級者でもこのクラスのスパイクを履いて練習する人もいる。

一気に専門性が高まって速く走るためのシューズになるためこのあたりからはミズノとアシックスで違いがでてくる。足入れはキツめになるので必ず試着して足に合うものを選ぼう。

反発性を高めつつもクッションがしっかりしていて懐が深いため、粗削りな走りでもグングン前に進めてくれる。
オールラウンド的に短距離系のどの種目でも使えるが、専門的に使うのであればロングスプリント系の種目になる。
脚力のある男子選手が100mで使うにはちょっと軟らかいが、反発は十分あるので高校県大会レベルや女子なら100mでも全然使える。

汎用性が高いので迷ったらこのクラス選んでおけば間違いない上級者でもこのラインのスパイクに文句を言う人はたぶんいない。

サイバーブレード、SPブレードはロングスプリントなら大学レベルでも対応。

短短距離用(中~上級者向け)

ターゲット:100m11.5~12秒台、高反発が好きな人

ラインナップは

アシックス:サイバーブレード SPブレード

ミズノ:ジオスプリント

こんな人にオススメ・とにかく反発がほしい
・ある程度走り込める脚力がある
・ショートスプリントに特化したモデルが欲しい
・もっとパワーをかけて走りたい
・練習でも使えるモデルがいい

アシックスのブレード系ははロングスプリント寄り。
高反発なモデルで、かかとの部分は丸くなっていて接地しない構造になっている。
傾斜のきついモデルが多い。軽量性と反発性を重視しているため、足への負担は大きくなる

スピードがでる反面、足や走り方がある程度出来ていないとバテやすく、疲労骨折やアキレス腱痛になりやすい。反発をうまく推進力に変える必要があるが、上級者向けのスパイクに比べれば粗い走りでも対応してくれる。
初心者が履くには耐久性が足りないかな?

中学のそれなりのレベルから、高校の県大会出場レベルならこのシューズでなんとでもなるが、10秒台を狙うとなるとちょっときつい。
専門種目が100、200mに決まっているならこのラインのスパイクを履いておけば間違いない。
現在、アシックスには短短に特化した中級モデルはない。このあたりなら海外ブランドも検討してもいいかもしれない。

短距離用(上級者向け)

ターゲット:上級スプリンター

ラインナップは
アシックス:JETスプリント


ミズノ:クロノオニキスクロノインクス 9

憧れのトップエンドモデル
プレートが硬く、軽量化されているため非常に速く走れるが、クッションがほとんどないため足への負荷が高く疲れやすい。
スパイク自体の耐久性も低いため、最初の1足には向かない。
上手に走らないと推進力を発揮できないので、初心者が買ってもうまく使えない。
ここまでくると好みの問題。

こんな人にオススメ・とにかく良いモデルが欲しい
・練習用と試合用を分けている

中・長距離用

ターゲット:800m以上のランナー

ラインナップは
アシックス:コスモレーサーMDコスモレーサーLD

 

ミズノ:クロノディスト ジオスプラッシュ

プレートはやわらかい(というかほぼ無い)ので反発は少ないが、疲れにくいので長い距離を走れる。
軽さを重視しているので耐久性は低い。
短距離をやるなら買っちゃダメだけど、足に優しいスパイクが欲しい人はこれでもいいかも。

跳躍用

ラインナップは
アシックス:LJ PRO


ミズノ:フィールドジオ LJ

幅跳用、高跳用、三段跳用があり、プレートはめちゃくちゃ硬い。
高く跳ぶことだけを考えてに作ってあるので100mとかで使うとピョンピョン浮く。
跳躍選手には必須だが、これ1足で短距離もカバーするのはちょっときつい。
見た目は初心者用と似てるけど履くと全く別物で、不思議なことにめちゃくちゃ跳びやすい。世界レベルのトップ選手もほぼ同じモデルを履いてる。

幅跳用スパイクについては別記事で紹介しています…

 

 

 

 

 

スパイクはどこで買うのがいいのか?

初めてのスパイクはどこで買うのがベストなのか?
店舗で買うか、ネットで買うか?基本的にはネットで買うのが良いと思います

店舗とネットのメリットデメリット

当たり前ですが、試着をするなら店舗に行く必要があります

陸上のスパイクは繊細な道具ですので、試着して自分の足に合ったものを探すのが基本です。量販店にもスパイクコーナーがある場合もありますし、陸上専門のショップもあります。
スパイクを買いに行くというのは普通は人生でそう何度もあるものではないので、イベントとして店舗に行ってみるのもいいでしょう。

ネットの良いところはラインナップが豊富なところと何よりも値段の安さだ!!

店舗の○ 最大のメリットは試着ができること!!

ネット社会の現代。わざわざ店舗でスパイクを買う最大の理由は試着ができるからです
スパイクはメーカーによって微妙にサイズ感が違ったりしますので、実際に履いてみて合うかどうかを確かめてから買った方がいいでしょう。
その点では、店舗で買うメリットはあります。

店舗の× 値段が高い?

店舗は人件費も家賃もかかっているのでその分商品は高い場合が多いです。
同じ商品を買うのに高い金を払うのは、試着ができて店員から直接話を聞くことができるから。店舗のスパイク代には接客代も含まれています

店舗に行ってみて、店員さんが良い人だったら多少高くても店舗で買うのも良いと思います。実際、有名なショップはこのあたり良くわかっていてかなり接客が良いです。いらないものまで買いたくなる。
まあ、初心者で初めてのスパイクって言ったらどこであろうと『ブレイブウイング』『エフォート』を勧められると思いますが。

また、店舗だとハシゴできないのでその値段が高いのか安いのかの判断も付きにくいと思います
もし店員が知識のない人や適当な接客だったら試着だけしてさっさと帰りましょう。たいていの場合はネットの方が安いです。

ネット通販の○ ラインナップが豊富で安い

ネットの場合はラインナップが豊富。というか流通しているほぼすべてのものが買えます。
そしてなによりネットのほうが全然値段が安い
ネットだとショップ間の値段比較が一瞬で出来るので適正価格で売られている場合がほとんどです。
値段の安さではネットが最強です
稀に店舗で特売をやっている場合もありますが、そういうのにはある程度の知識がないと手を出しにくいと思います。

ネット通販の× 実物が見れない

当然ながら実物を手に取ることは出来ません。唯一にして最大のデメリットでしょう。
ただ、実物を見なくても買えるということは、田舎とかで近くにお店がなかったり、店舗にないレアなものでも手に入ると言う事。ナイキやアディダスなんてネットじゃないとほぼ買えません。
試着しないとどれがいいのかわからないってのはあるかもしれませんが、ミズノとアシックスのスパイクであればサイズさえ間違えなければたぶん問題ありません

なんていうか、初心者向けのスパイクで足に合わなかったなんて話聞いたことありません。
初心者用スパイクはランニングシューズと同じメーカーの同じサイズを買えば失敗することはありません

もし、アマゾンでワードローブが選べる場合は試着できるので問題は解決です。
シャツならワードローブに対応しているものは多いのですが、スパイクはまだだと思います。そのうち対応するかも?
(ワードローブについてはこちらの記事を参照して下さい)

 

実際のところ、ネット買わない理由がない

店舗もネットもそれぞれ良いところはあります。ただ、結局はどっちで買っても商品は同じです
サイズ感さえわかっていれば値段の安いところで買った方がいいと思います。

私はシューズもスパイクもウェアもほぼネットで買っています。わざわざ店舗で買う必要ってあんまりないんじゃないでしょうか?

アマゾンで買うのがベター


クリックするとアマゾンに飛びます
ネットで買うと言ったら一番最初に候補に挙がるのはアマゾン
だと思います。
陸上chでも紹介記事にはアマゾンのリンクを貼っていますし、私も基本的にはアマゾンで買っています。

ミズノやアシックスであればほぼ全ての商品がラインナップにありますし、通販でアマゾンを使わない理由の方が少ないと思います。

欠点としては商品一覧がうまいこと出てこないので値段や似ているスパイクを一見して比較できないことでしょうか。
指名買いするのであればアマゾンで買わない理由は無いと思います。
 
プライム会員でないと送料がかかる場合があるので、もし送料がかかるものを買うならプライムに入った方がいいと思います。
30日間無料体験できるので、30日以内に解約すればお金はかかりません。 
せっかくネットで買うのに送料分高くなるのは本末転倒です。

商品を比較するならゼビオが見やすい

 
クリックでスパイクのページに飛びます
ゼビオってのはスポーツ用品店のスーパースポーツゼビオです。ららぽーととかにあるやつ。
実店舗にはそんなに陸上用品はないのですが、オンラインストアは意外にも陸上用品が充実しています。
上のバナーをクリックして頂くと初心者向けのスパイクの一覧ページに飛ぶようになっています。
クリックしてもらうとわかりますが、ゼビオのいいところはスパイクの一覧が出てくるのでモデルごとの値段の比較が一発で出来ること。同じスパイクでも色が違うだけで値段が違うっていうのが一目瞭然です。

アマゾンの場合は色を選ばないと値段が出てこないので、比較のしやすさではゼビオの方が上です。
また、送料は5400円以上買えば無料です。スパイクやシューズであれば5400円以上はしますのでゼビオなら送料の心配はない。

店舗で試着、ネットで比較・購入がベスト

お店で実物をみてネットで値段を比べて安いものを買うっていうのが一番良いと思います
お店で試着をしたのに買わないってはギルティと思うかもしれませんが、背に腹は変えられません。

お店のセールスが上手なら試着してそのまんま買っちゃう人もいるでしょう。それもまた良い買い物です。
私はサイズ感がだいたいわかっているので海外製のスパイクであっても試着することなくネットで買う場合がほとんどです。たいていは大丈夫ですがたまに失敗するので、試着できるなら試着した方がいいと思います

店舗で試着してみて、アマゾンとゼビオで比較して一番安いところで買うっていうのがベストじゃないでしょうか?

 

 

結局は好きなやつ選べばいいと思います。
なんにもわからないならとりあえず初心者用を買ってください。店員に聞いたら絶対に初心者用勧められます。でも、初心者用だけでは絶対に足りません。半年くらいして慣れてきたら2足目を買いましょう。
そもそもスパイクはヘタってきますので消耗品だと思って後で買い足すつもりで選びましょう。

『体が出来てないのに高反発モデルは怪我する』とは言われますし、実際その通りですが、高反発モデルの方が速く走れるというのも事実です。速く走ればどんなスパイクでも怪我のリスクはあります。
それよりも校庭でスパイク履くほうがよっぽど怪我のリスクは高いと思います。
さすがに最初の1足目に上級モデルはやりすぎですが、試合用と割り切って使えば大丈夫。
高校生であればインクスくらい履けるように頑張りましょう。

上級者でもあえて練習用にオールラウンドを買う人もいます。

 

その2ではもっと簡潔ご紹介しています


その他スパイクレビューはこちら

海外スパイクのざっくりした比較はこちらの記事をご参考下さい。

スパイク事情はこちら
2019年(ミズノアシックスNBアディダス
2018年(ミズノアシックス
2017年(ミズノアシックスナイキアディダス
2016年(ミズノアシックスナイキアディダスその他
初心者(初心者のスパイク

ランニングシューズ事情はこちら
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