【2023新版】中級者におすすめの陸上スパイクは?

スパイク, 中・上級者のスパイク, スパイク事情

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陸上で一番重要な道具であるスパイク。
種目や用途によって選ぶのはもちろんですが、レベルによっても最適なモデルがあるはず!

ってことで今回は
中級者におすすめの陸上スパイクは?
をテーマにご紹介。

巷にあふれる「おすすめ20選」みたいなのはほぼ全部ウソ。だって、そんなにいっぱいスパイクの種類ないもん。ってことで、管理人が実際のおすすめ情報をご紹介します。
以前にも似たテーマの記事を書いたのですが、情報が古くなりつつあるのでバージョンアップ。できるだけシンプルに、これがこう良いっていうポイントをお届けしたいと思います…

 

国産のおすすめはSPブレード、エックスブラスト、エックスレーザーの3モデル

まず、定番ですが、ミズノ・アシックスの国産(製造は海外ですが…)でおすすめなのは3モデル。
①SPブレード・サイバーブレード
②エックスブラスト系
③エックスレーザー系

日本メーカーの中級者向けは大会でも履いている選手が多いモデルですよね。それぞれに良さがあって、多くの選手がこの3モデルのどれかが合うはず。
この3モデルで迷ったなら選び方のポイントは『クッション』『反発』『柔軟性』です。

前情報として、エックスシリーズの違いについて別記事を参照していただくと話が分かりやすいはず↓

管理人は3モデルをそれぞれ購入して比べているので、その良し悪しを実際に使用した感想を含めて詳しくご紹介しましょう!!

①SPブレード、サイバーブレード

【陸上ch的評価】
反発性:5

クッション性:9
安定性:8

『クッション性』を重視するならこれ!!
3モデルのなかで一番クッションが強いため、足への負担が軽くて筋力が少ない選手でも履きこなせるスパイクです。
中級者向けといえばこれ!!な超ロングセラーモデルで、初心者向けの「土兼用スパイク」からのステップアップとして管理人も一番におすすめするスパイク
クッション性は高いものの、兼用と比べると走りやすさは別格。初めて履いたら感動することでしょう。

レビューはコレ↓


紐タイプの「SP」と、ベルトタイプの「サイバー」がありますが、どちらも一緒と考えて大丈夫です。(一応、SPのほうがフィット感が高いとされています。)管理人は脱着の楽さを優先してサイバーを2回買ってます。

最大の特徴はバランスの良さで、反発性は低めではあるものの、安定性とクッション性が高いため地面に力を加えやすく、誰が履いても速く走れるスパイクと言えます。
性能自体は突出したところはないのですが、日本選手権レベルでも履いている選手がいるほどで、初心者から上級者まで誰でも使える汎用性の高いモデルです。
女子スプリントの日本記録保持者の福島さんもこのプレート使ってました。

管理人的なポイントとしては…
母指球で踏み込んで走るタイプのピン配置が非常に走りやすいってところをメリットとして挙げます。
「クッションの強さ」に加え「拇指球での押しやすさ」の2つがこのスパイクの特徴で、これによって筋力が弱い選手でも力強く走れます。
昔ながらの履き心地で、他のスパイクと比較するとシューズの延長的というか、踏み込んで自分の力で走る感じが強い。ちょっと長めの接地感覚で、足裏で地面を掴んでパワーを伝える感覚が非常に分かりやすいため、感覚をつかむ練習に最適で、このスパイクで走り込めば走りの基礎が身に付くはず。
そういう意味でも中級者には非常にオススメなスパイクです。

デメリットとしては、のスパイクに比べると反発が弱いところでしょう。
パワーのある(11秒前半の男子)選手だと軟らかさを感じて反発に物足りない感覚があるかも。そういう選手には、足の負担は大きくなるけどもっと短い接地でパンパンと切り返すタイプのスパイクの方が合います(つまり上級者向け)。
また、ブレードは設計の古さからくるピンの多さによる「ピンの突き上げ」というデメリットもあります。メーカーもその対処として、従来は8mmピンだった標準ピンを22年モデルからは7mmピンに変更しています。まあ、気にしなきゃ気にならないです。

サイバーブレードがおすすめなのはこんな人

サイバーブレードは200~400m・ハードルを専門としている選手や、筋力の弱い女子選手におすすめ!!
このスパイクは他のスパイクと比べると【クッション性が高いスパイク】で、このクッションはロングスプリントやハードル種目で真価を発揮します。
瞬間的なパワーこそ控えめではあるものの、足への負担の少なさはこのスパイクを選ぶ大きな理由になり得る。
もちろん11秒台の男子でもほとんどが不満なく使えますが、100mで使うと中盤でちょっと物足りない(トップスピードが伸びない)感じがあるっちゃある。
管理人はパワー系で幅跳び専門なので、ブレードだと軟らかすぎると感じます。

 

②エックスブラスト(ネクスト)

【陸上ch的評価】
反発性:8
クッション性:4
安定性:7

『反発性』を重視するならこれ!!
中級者の「ショートスプリント」向けのスパイクで、100mでも不満なく使えるように中級者向けでありながら『高反発』を売りにしたモデルです。管理人も初代が出たときに買いました。

レビューはこちら↓


「エリート」と「ネクスト」がありますが、中級者には取替式で硬さが控えめな22年モデルの『ネクスト2』がおすすめ。23年の『エリート3』は筋力がないと硬すぎる印象です。

最大の特徴は履きやすいのにしっかりと高反発なところ。中級者向けでありながら上級者向けを凌ぐほどの強い反発があり、100m~200mが専門でパワー系の反発を求める選手には最適でしょう。
ブレード、エックスレーザーと比べると反発の強さは明らかで、トップスピードは間違いなくこれが一番出ます。
また、反発自体は強いものの上級者向けと比べると反発特性がマイルドなので、技術が高くない選手(つまりは中級者)であってもこのスパイクなら反発を扱い切れます。

管理人的ポイントは…
高反発と走りやすさを高次元でバランスさせている!!ってところがメリットだと思います。
反発は跳躍専門で体重75kgの管理人にとっても十分で、それでいて重心移動にシビアさがなく雑に乗り込んでもちゃんと反発してくれて、反発を推進方向に使いやすい。高反発スパイクにありがちな扱いずらさがほとんどなく、扱い切れるけど高反発っていうのはこのスパイク最大のメリットだと思います。

デメリットとしては、硬さがここまで必要か?っていうところ。
中級者向けとしてはプレートがかなり硬く、上級者向けのインクスと比べても硬いです。扱いやすくはあるものの他の中級者向けモデルと比べると接地で弾かれる感じは多少あって、正直、12秒台ならここまで硬い必要はないと思う。女子選手なら過剰な硬さです。
っとはいえ、中級者だけど硬いスパイクが好きっていう選手にはうれしい硬さ。管理人も現役時代にこれがあれば間違いなく買ってました。一般にはもうちょっと軟らかい方がタイム自体は出る気はしますが、まあ、好みの問題です。

エックスブラストがおすすめなのはこんな人

エックスブラストは100m専門の選手や、大きな反発を使って走りたい選手におすすめ!!
このスパイクは他のスパイクと比べると【反発性が高いスパイク】で、この反発力によって爆発的なスピードが得られます。
トップスピードの高さは中級者向けスパイクの中ではナンバー1でしょう。反発を受け止めて推進力に変えられるだけの技術や体があるなら、他の中級者スパイクよりもスピードが出るはず。特に100mであれば、加速局面の踏み込みから中間の伸びまで全ての場面で頼もしい。
スパイクに『強い反発』を求めるなら買って損なし。

③エックスレーザー(ネクスト、エリート)

【陸上ch的評価】
反発性:4

クッション性:4
安定性:8

『柔軟性』を重視するならこれ!!
中級者の「ロングスプリント」向けのスパイクで、エックスブラストと同じ形状のプレートを使いつつも軟らかい樹脂を使用しており、吸いつくような接地感覚が得られます。23年シーズンに管理人が練習で一番使っているのが「エックスレーザーエリート2」で、このスパイクはちょっと感動を覚えるくらい良く出来てる。

レビューはこちら↓


23年モデルからはラインナップが整理されて「エリート」が消滅。取替式の「ネクスト3」のみが残っています。
エリートとネクストはどっちがいいか?っていうと、どっちでもいい性能自体はエリートの方が高いはずなので、固定ピンが嫌じゃなきゃエリートを買いましょう。耐久性を考えるならネクストの方がいい。
エリート(一応上級者向け)であっても軟らかくて足への負担はそれほど高くないので中級者でも大丈夫。値段次第かな。

最大の特徴は高い柔軟性によって重心移動が非常にスムーズなところ。ロングスプリント向けに柔軟性が非常に高いため、接地してから足裏を重心が移動していく感覚が非常にわかりやすく、かなりスムーズな重心移動ができます。また、6本ピンのため突き上げも少なく、ブレーキロスが少ないのもこのスパイクのメリットです。

管理人的ポイントは…
超スムーズに重心移動が出来る!!ってところがメリットだと思います。
この柔軟性をみて下さい↓

レビューでも書いてますが、Xレーザーエリート2は軟らかくて地面に吸いつくのに突き上げがなく、重心移動が非常にスムーズです
プレート自体は厚めでボテっとしているのですが、柔軟性が高いので接地から蹴り出しまで引っ掛かる部分がなく、ロス感なくスムーズに走ることが出来ます。本来はスーっと少ない上下動で進む動きって高い技術がないと得られない感覚のはずですが、このスパイクを履けば中級者でもそれと似たようなスムーズなスムーズな走りが出来ちゃう。
反発は高くないのにむしろ速く走れる印象で、まさに「柔よく剛を制す」なスパイク。

デメリットとしては、強い踏み込みに対してはちょっと軟らかすぎるっていうところ
軟らかさによるスムーズさこそがこのスパイクの最大の長所なのですが、逆に強い踏み込みに対しては6本ピンなのもあって落ち込みやすい印象があります。100mの最初の数歩やハードルの跳躍局面ではもうちょっと硬い方がいいと感じる可能性はある。
っとはいえ、ブレードよりは反発感があるので反発が足りないって感じではない。

エックスレーザーがおすすめなのはこんな人

エックスレーザーは100~400m全般が専門の選手や、少ないロスで足を回して走りたい選手におすすめ!!
このスパイクは他のスパイクと比べると【柔軟性が高いスパイク】で、柔軟性に関しては全スパイク中でも最強クラスです。軟らかいのでタータンに吸いつく。この柔軟性によって、超スムーズな重心移動が可能です。
反発自体は控えめで決して高くはないのですが、中級者でも正確に地面を踏めるので大きな力を加えやすいスパイクといえます。
そのため、100mであっても反発を重視しない選手であれば十分に使えるはず。むしろ、中級者なら高反発なスパイクよりもこれの方がタイムが出ると思う。

 

 

「SP/サイバーブレード」と「エックスレーザー」はどっちがいい?

国内メーカーの3モデルを紹介しましたが、そのうち「SP/サイバーブレード」と「エックスレーザー」はどちらもロングスプリント向けで足への負担が少ないスパイクと言えます。性質が似ているのでどちらを選べばいいか悩む選手も多いはず。
どっちを選ぶべきかのポイントは…
ダイレクトで柔らかいのがよければ「エックスレーザー」
フカフカで柔らかいのがよければ「SP/サイバーブレード」
これで選ぶと良いと思います。
どちらも反発が控えめで『柔らかいスパイク』なのですが、柔らかさの質がちょっと違う印象。

「エックスレーザー」プレート自体が柔らかい
プレートが柔らかいだけでなく、クッションが薄いため地面をダイレクトに感じることができます。誇張気味に言えば裸足のような感覚で、足裏で地面を捉えて転がしながら走る感覚がある。
重心移動を使ってスムーズに走りたいなら「エックスレーザー」がいい!
また、負担に関してはクッション自体は薄いので接地の衝撃は結構キツいです。強く蹴る必要がないので筋肉的な負担は軽い。

「SP/サイバーブレード」厚いクッションが軟らかい
プレート自体も柔らかいのですが、厚いクッションがあるので接地や踏み込みでフカフカした沈み込みがあります。そのため、ダイレクト感はないけど踏み込みの自由度が高く、雑な走りでも進むことが出来ます。
しっかり踏んで力を伝えて走りたいなら「SP/サイバーブレード」がいい!
また、負担に関してはクッションが厚いので接地の衝撃は非常に軽いです。強く蹴って走るので筋肉的な負担はそこそこある。

「走り」については結局は好みなのでどっちが速く走れるってことはないと思いますが、「足への負担」で言えば衝撃自体が少ないのはSP/サイバーブレードです。ケガのリスクを抑えたいっていうならブレードの方がおすすめ。

 

 

海外メーカーは「JAフライ」か「フィネス」

管理人は、中級者なら基本的には日本メーカーの3モデルから選んだほうがいいと思っています。
ただ、すでに中級者向けスパイクを持っているなら2足目として海外メーカーという選択肢もありです。海外メーカーは「速く走る」性能に偏っているため、負担が大きくなるののハマればタイム向上が狙えます。

海外メーカーでおすすめなのは2モデル。
④ズームJAフライ(ナイキ)
⑤アディゼロフィネス(アディダス)

海外メーカーは「中級者向け」という言い方はしていないのですが、トップモデルをそのまま柔らかくしたようなモデルがあります。海外メーカーは日本メーカーに比べるとクセがあって、合う合わないが結構ハッキリしています。
また、ニードルピンを前提に設計されているからか、プレートが薄くて短い接地を要求されるモデルが多いため、ある程度の筋力や技術が欲しいところ。

今回ご紹介するのは「JAフライ」と「フィネス」で、管理人は旧型JAフライと、フィネスの硬いバージョンの「アクセラレータ」を使用していたので、それも踏まえてどんな選手におすすめかご紹介します。

 

④ズームJAフライ4

【陸上ch的評価】
反発性:8

クッション性:3
安定性:4
(新型は履いてないので評価は想像を含んでいます)

一世を風靡した「スーパーフライエリート」の柔らかいバージョンの新型です。旧型からは後列ピンが1本減って2-2-3の7本ピンになりました。前作はプレートがほぼスーパーフライエリートと一緒だったのですが、4ではアミアミが大きくなってます。
前作はナイキらしいシャープな高反発モデルで、プレート自体も硬くて中級者には反発を推進力に変えるのが難しい印象でした。3とエリートはあんまり硬さが変わらないからそれならエリートで良い気もする。新型は知らん。

旧型のレビューはこちら↓


スーパーフライエリートを頂点としたナイキの薄底スパイクは、プレートが薄くて短い接地でパンパン切り返して走るスパイクで、足首を固定してグイグイ進む技術がないと反発のタイミングがズレます。たぶんこのJAフライ4もその傾向はあるはず。無駄なものが排除されているため、プレートの硬さとかそういう問題以前に、歩くだけでもアキレス腱への負担を感じることもあるでしょう。
っとはいえ、シャープな高反発スパイクっという立ち位置は国産にはないもので、試し履きしてみて足が合うなら履いてみる価値あり。
海外メーカー特有の試されてる感は一度味わうと日本メーカーがぬるく感じます。

⑤アディゼロフィネス

【陸上ch的評価】
反発性:7

クッション性:3
安定性:6
(新型は履いてないので評価は想像を含んでいます)

アディダスが長い事使っている傾斜の強いプレートの軟らかめのモデルが「フィネス」です。
かつては同じ形でもっと硬い「アクセラレータ」ってのと最強レベルに硬い「プライム」ってのがあって、フィネスはそのなかでは一番軟らかくてロングスプリント向けに位置付けられていました。今は薄底の短距離モデルはフィネスだけが残っています。

アクセラレータのレビューはこちら↓


プレートは基本的にアクセラレータの時代から変わっていないのですが、このプレート形状はかつてバンニーキルクをはじめとして世界レベルで多くの選手が使用していて、ハードルでもシェアが高いです。いわゆるフォアフットで走るならこれが最適な形状と言っても過言ではないでしょう。
ただ、この形状のプレートは極端にフォアで着くことを強要されるため、強靭な足首がないと支え台が引っ掛かってブレーキがかかってしまうと思います。
最初に履いたときは真っ直ぐ立つのもたぶん無理なほど傾斜が強いので、12秒台とかの中級者にはあんまりおすすめじゃないかなぁ…まあ、慣れでしょうけど。

一方で、フォア(前足部)で走ることさえできればメチャクチャスピードが乗ります。
6本ピンだけど、良いところで接地できれば面で踏むことが出来て非常に走りやすい。管理人もアクセラレータは今でも100mではほぼメインで使っていて、中盤の伸びは他のスパイクより明らかに楽で、トップスピードも出る印象です。
アクセラレータのあとにサイバーブレードを履くと軟らかすぎてまともに走るのが無理なほど。ブレードじゃあ踏んでも踏んでもスピードがでない!!ってなります。

ただ、速く走れるけどアキレス腱へのダメージが尋常じゃない。
ブレードやXブラストと違って、どんな時でもかなりのフォアで走ることを強要されるため、走り方が定まっていない選手には合わないと思います。フォアで走りたいならいいけど、フラットが…とか考えるならやめた方がいい。

プレートの硬さ自体は日本メーカーと比べれば硬いものの、それなりに軟らかい部類。履くと足が痛くなるような凶悪な硬さではありません。これを履きやすいと思うか、物足りないと思うかで評価も変わるでしょう。管理人はもっと硬い方が好き。

 

 

今回のまとめ

今回は、中級者におすすめの陸上スパイクをテーマにご紹介しました。

日本メーカーからは定番の「SP/サイバーブレード」「エックスブラスト」「エックスレーザー」の3モデルをおすすめしました。
部活レベルでは一番履いている選手が多いであろうスパイクで、履きやすさと走りやすさを犠牲にしたくないならこの3モデルのいずれかを選ぶべきだと思います。

「SP/サイバーブレード」クッション性が高くて足への負担が少ないのが特徴のスパイク。それでいて拇指球で力を伝えやすいので中級者であれば一度は履いて欲しいスパイク。種目を問わず、日本選手権レベルまだ使える汎用性の高さは随一です。非常に扱いやすいため、筋力の弱い選手や、ロングスプリントが専門の選手におすすめです。

「エックスブラスト」は中級者向けでありながら、高反発が特徴のスパイク。高反発だけど扱いやすく、100m専門でトップスピードを伸ばしたいと言う選手や、筋力や体重があってブレードだと反発に物足りなさを感じる選手におすすめ。

「エックスレーザー」
柔軟性が非常に高いのが特徴のスパイク。接地してから足が離れるまでの重心移動の感覚が非常につかみやすく、少ないロスでスムーズな走りができます。乗り込みやすいので反発が少なくても中級者ならむしろ高反発スパイクよりタイムが出るかも。反発に頼らずスムーズに走りたい選手におすすめ。

また、クセがあって扱いにくい海外メーカーのなかにも中級者におすすめできるモデルはあります。
「ズームJAフライ4」は従来の薄底スパイクの最新モデルで、名器「スーパーフライエリート」の系譜にあるスパイク。薄底の高反発スパイクとして、日本メーカーにないシャープさがあるはず。短い接地で切り返して走れる選手におすすめ。

「アディゼロフィネス」は旧型の「プライム」の系譜にあるスパイクで、軟らかくはなっているものの、プレート形状はかつての世界トップ選手が使用していたプレートと同じです。極端なフォア接地を強要されるものの、うまく踏める技術があればかなりスピードが出ます。フォアで着くことに違和感がない選手におすすめ。

こんな感じで、日本メーカー3、海外メーカー2の5モデルが陸上ch的中級者におすすめなスパイクです。
管理人は全てのモデル(旧型を含む)を履いているのでそれぞれのレビューもご参考下さい。全部履いた人ってあんまりいないと思うので感想としては参考になるんじゃないかと思います。
今回ご紹介した5つの中級者向けモデルはそれぞれ特徴がありますので、特に海外メーカーは合う合わないがハッキリあると思います。自分に合うスパイクを選ぶってのはなかなか難しいですが、この記事が参考になれば嬉しいです。

ちなみに、今もし管理人が中学生だったら「サイバーブレード」を、高校生だったら「Xブラスト」を買うと思います。で、最近アクセラレータが柔らかくなってきたのでそろそろフィネスでも買いたいなぁともちょっと思ってます。






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