100mでおすすめの陸上スパイクはどれ?短距離スパイクを選ぶときのポイント

100mでおすすめのスパイク

陸上競技のメイン種目で競技者人口も一番多い短距離。なかでも100,200mが専門という人は大勢いると思います。
そして陸上スパイクで最もラインナップが豊富なのが短距離スパイクです。
短距離スパイクには初心者向けのものから上級者向けのものまであり、みためはどれも似ているのですがそれぞれの商品で特性が大きく違います。
自分の走りやレベルに合ったスパイクを合わないと速く走れないだけでなく足を痛める可能性もあるため、正しいスパイク選びをすることが大切でうす。しかし、どれがどれだかわからない!!

ってことで今回は
ショートスプリント(100m,200m)におすすめのスパイク
をご紹介します。

陸上を始めたばかりの選手の多くはとりあえず100mと200mを専門にしていることでしょう。陸上の花形であるショートスプリントで活躍することは陸上選手として最高の実績です。
陸上歴15年以上の管理人が13秒台の初心者、12~11秒台くらいの中級者におすすめなスパイクをご紹介!!

 

 

 

 

個人的におすすめな短距離スパイク

ラインナップを並べただけじゃあおすすめじゃなくて紹介でしょ!!
おすすめっていうからには、具体的にどこがどう良いっていうのが筋だと思います。
ってことで、100mで使うならこれを買えっていうスパイク達がこれだ!!(11秒台までを想定しています)

クロノインクス ~なにはなくともおすすめ~


[ミズノ] クロノインクス 9
憧れのインクス。かつてはインターハイの上位入賞者がほぼ全員インクスだったという事もありました…
伝統のスケルトンアッパーは改良を重ねた結果ほぼ完成形となり、文句のつけようのないフィット感を実現。プレートは迷走を重ねた結果、反発性屈曲性接地性を超ハイレベルな域に達しています。
その良さはもはやここで紹介するまでもないほどで、ロノインクスを通らずして短距離は語れないでしょう

インクスのここが○だよ

インクスの良さはなんといってもその完成度の高さです。
・アッパーもプレートも文句なしに最高
インクスのアッパーは最高のアッパーのひとつです。これ以上のフィット感はほぼないし、コーナーでの安定感やパワーをかけたときの剛性感も文句なし。
さらにプレートも薄いのに反発があり、蹴り出しのスムーズさはピカイチ。

・軽いのに高反発
持ってみるとびっくりするくらい軽いのがわかるでしょう。ほぼ裸足のような感覚で履けます。固定ピンの接地感覚は他のスパイクとは一線を画すものがあり、プレートが薄いので地面との距離感が非常に近い。それにもかかわらず反発性は非常に高い。

・足入れが最高
軟らかいアッパーは紐をゆるめれば軟らかくなり、ストレスなく足が入ります。それでいて紐を締めるとピッチリと足にフィット。最高の足入れです。

・ベストバランスなスパイク
日本の製品らしく、悪いところを探す方が難しいほどに良く出来ている。誰がどんな使い方をしてもハイレベルで満足出来るであろう完成度をもっていて、非の打ちどころがない。このスパイクで不満が出るのであればメーカーにオーダーメイドしてもらうしかないレベル。

インクスのここが×だよ

悪いところはほぼありません。金の問題。
・傾斜が強い
欠点というか好みの問題です。最近はジェットスプリントをはじめとしてフラットなスパイクがありますので、そういうスパイクの方が好きな人もいます。実際、プレートを曲げるのにもそれなりの力がいりますので、それをロスと考えるのであれば合わないかも。

・固定ピンは消耗品
唯一にして最大の欠点と言えましょう。固定ピンは交換することが出来ません。そのため、ピンがすり減ったらスパイク自体を買い変える必要があります。そうそうすり減るものではありませんが、練習で使うのはためらわれる。

・プレートのヘタリも早い
薄くて高反発なプレートは最初は最高なのですが、1シーズン使うとだんだんヘタって来ます。パフォーマンスと引き換えに耐久性には難ありか。
まあ、軟らかいから悪いかと言うとそればっかりはなんとも言えないのですが、新品の硬さと1シーズン使った時の硬さは別物です。

・値段が高い
だいたい2万円オーバーで売られています。1万円を切ることはほぼありません。ガッツリ使うと1シーズンしかもたないスパイクが2万円以上か…

クロノインクスの総合評価

反発性:9
フィット感:10
剛性感:8

接地感:10
軽量性:9
走りに関しては悪いところなどない。練習では使わずに、試合用として1足欲しいそんなスパイク。耐久性と値段は必要な犠牲だと思えるだけのパフォーマンスがあり、これさえ履いておけば最高のタイムが出るはず。お金以外でこれを履かない理由がない。逆に言えば、お金がないと履けない。
何を買うか迷うくらいならインクスを買え!!

 

インクススプリント ~反発重視でなければこれが最適~


画像:ミズノHPより

クロノインクスのアッパーに旧サイレンサーのプレートを組み合わせたラウンドソールのスパイク。製品としてはSTEPのオリジナルで販売されていて、ミズノのセミオーダーであるスペクトラで作ることも出来ます。
プレートはこれ↓

これだとかかとがフラットですが、実際は丸いです。
今はふつうに競技場でもみかけるようになりましたのが、ちょっと前まではオーダーでスパイクと作るなんてのはごく一部の選手しかやっていませんでしたので、インクススプリントを履いているというだけで憧れの対象でした
インクスのフィット感と軟らかいプレートを融合させたシューズで、反発を求めないのであれば非常に履きやすいこのスパイクは、未だに400mのインターハイなんかでも着用率が非常に高く、多くの選手に支持されています。
基本的に普通のお店には売っていないので、わざわざ買いに行くか作るかしないと手に入らないレアさも魅力の一つです。
私もずっと履いているのでそのうちレビューを書こうと思っていますが、なかなか書くに至っていないスパイクです。

インクススプリントのここが○だよ

・インクスのフィット感なのに軟らかい

インクスだと人によっては硬すぎる場合があり、ソフトな走り心地が好みの場合はインクスでは硬すぎ。そこで、プレートだけを屈曲性の高い旧サイレンサーのものにしたのがこのインクススプリント。国産最高のフィット感と攻撃性の低い反発特性をもつプレートの組み合わせで、かゆいところに手が届く走りができます。

・フラットに走れるインクス
クロノインクスは傾斜が強く、基本的にはフォアで走るように設計されています。そのため、フラットで走るならインクスではなくアシックスのジェットスプリントを履く選手が多い。が、インクススプリントであれば傾斜が弱いのでフラット気味に走れます

・足への負担が少ない
スパイクは硬ければ硬いほど足への負担も増えます。インクススプリントは軟らかいスパイクですので、足が楽ちん。10秒台で走るなら硬い方が良いですが、11秒中盤くらいで走るのであればこれくらい軟らかい方がスムーズに走ることが出来ると思います。

・無理のないちょうどいいスパイク
スパイクの軽さは軽いほどいいのですが、反発についてはあればいいというものでもありません。100m用のスパイクは基本的には反発が強い方が良いのですが、それでも使い切れない反発ではかえってロスが生まれてしまいます。
インクススプリントは軟らかいとはいえ、かつては短距離用として売られていたプレートを使っているのである程度の反発はあります。使い切れる反発力なので、女子選手や12秒台の選手でも十分使いこなせると思います。

インクススプリントのここが×だよ

・反発が物足りない
反発は多少はあるのですが、やっぱり短距離特化モデルに比べると物足りないものがあります。ガツンとくる反発はなく、スムーズに足を運ぶタイプのスパイクです。いわゆるパワータイプの人には合わないと思います。
短短特化のスパイクとして1足を選ぶのであればこれではちょっと物足りないかな?

・支え台が邪魔
プレートが軟らかいため、足裏の感覚が結構わかります。特に気になるのが支え台。プレートは沈み込むのに拇指球のあたりにある支え台が出っ張っているので邪魔です。
完全にフラットに走るならもっとスムーズなソールのスパイクの方がいいかも。

・古臭い
やっぱりプレートの設計に古さを感じます。固定ピンは平たいので刺さりがわるいし、ピンが9本もあるので接地感覚は重たい。10年前のスパイクはみんなこんな感じだったのですが、最近のスパイクと比較してしまうとどうしても古臭さがあります。あと結構重い。

インクススプリントの総合評価

反発性:5
フィット感:10
剛性感:6

接地感:7
軽量性:8
インクスを軟らかくしてちょっとやぼったくした感じのスパイクです。クロノインクスのもつシャープさがない一方で、懐の深い反発性や安定感があります。軽くて軟らかいので筋力が強くなかったり体重が軽い選手でも十分にスパイクの性能を引き出せます。11秒中盤くらいまでなら硬いスパイクよりも扱いやすくて怪我のリスクも低い。
履き心地はインクスに準じているので、反発を求めないのであればこのスパイクはベストな1足となりえると思います
高反発モデルが好きな人には物足りない面もありますが、1足で練習から試合までどんなシチュエーションもカバーできるモデルです。

 

SPブレード、サイバーブレード ~汎用性の高さは別格~


[アシックス] SP BLADE SF 2
アシックスのロングセラーモデルであるサイバーブレードと、そのアッパー違いのSPブレードも100mで使いやすいスパイクです。
100~400mまで使える汎用性の高いスパイクですので練習から試合まで使えます。
詳しくはレビューしています↓


100mでの強い踏み込みにも応えてくれる反発があるので、短短で使用しても文句なしにメインで活躍できると思います。汎用性の高さは他のスパイクとは別格で、初心者から上級者まで誰が使っても満足出来るでしょう。

ブレードのここが○だよ

・軟らかくて扱いやすい
ブレードは400mまでしっかりと対応しているため、クッションが強めになっています。また、プレート自体も柔軟性が高いため、脚への負担が少ない。1足しかスパイクを持たないのであればこれで練習をすることになると思いますが、練習から試合まで安心して走ることが出来ます
12秒台前半~11秒台中盤くらいのPBの選手でも使い切れる反発だし、スパイクに振り回されることなくスムーズな足運びができるスパイクです。

・それなりに反発がある
軟らかいなりに反発はそれなりにあって、インクススプリントよりも少し強いと思われます。100mで使うにはこれくらいの反発が合った方が力感とスピード感が一致するので走りやすいかも。

・とにかく走りやすい
走りやすさっていうのは抽象的ですが、ブレード系のピン配置は拇指球で押すタイプです。他のスパイクと違って、プレートをどう曲げるとか踏み込み方をどすうるとかを考えなくても、感じるままに走ればしっかりとパワーがかけられます
まだフォームが固まりきっていない12秒台の選手であっても、このスパイクを使っていれば力感ある力強いフォームで走れるはず。

ブレードのここが×だよ

・プレートがゴツい
上級者向けスパイクの薄いプレートと比べるとブレードのプレートはごちゃごちゃしています。接地でもゴツさがあるので、繊細な接地はちょっと難しいかも。

・傾斜がグイっとしている
軟らかい割に傾斜が強いスパイクです。割とグイっと曲がっているので傾斜感もあります。設計が古いので時代を感じる傾斜感かもしれません。軟らかいので踏めばフラットにも使えますが、現代的なスパイクと比較するとつま先が上がっている感覚が気になる人もいるかも。

・ピンが重たい
実際の重さではなく、走った時にピンが地面に刺さって抜ける感覚が重たさを感じさせます。いわゆる『ヌケ』が悪い。
特にいまはニードルピンが使えるようになったため、比べると拇指球に2本の平行ピンがあるとかなり存在感があります。このピンのおかげでパワーをかけやすいという面もあるのですが、短い接地でポンポン走ろうと思うとピンが邪魔かも。

SPブレード、サイバーブレードの総合評価

反発性:7
フィット感:6
剛性感:7

接地感:6
軽量性:6
反発がありながらもクッション性が非常に高く、ロングスプリントにも耐えられるだけの走りやすさがあります。
硬いプレートでガンガン反発させるスパイクではなく、しっかりと踏んでパワーをかけて行くタイプのスパイクですので、初心者から上級者までいろんな状況で使えます。その汎用性の高さは特筆もので、練習での300mから試合の100mまで1足でいけます。
100mのメインの1足としてのパフォーマンスに大きな欠点はなく、高反発モデルよりも扱いやすいので人によってはこっちの方が良いタイムがでると思います。

Vazee Sigma ~扱いやすい高反発スパイク~

ニューバランス USD200F3D USD200F3D 2018

価格:6,920円
(2020/1/10 11:43時点)

国内ではほとんど流通していないNBの短距離向けスパイクです。
こちらも細かいことはレビューを見て下さい↓

短距離スパイクにありがちなピーキーさがなく、フレンドリーな履き心地でいながら高反発なプレートが装備されている珍しいスパイク。
絶対的なプレートの硬さはそれなりにあるものの、アッパーが非常に軟らかいため、12秒台の選手が履いても普通に使えると思います。
2019年モデルからはVazeeSigmaHarmonyとしてちょっと軽量化されています。

 

VazeeSigmaのここが○

・アッパーのフィット感がすごい
ニューバランス特有の変なアッパーは、異次元のフィット感で他のスパイクとは比べ物になりません。それだけでこのスパイクを履く価値がある。

・高反発なのに扱いやすい
高反発なプレートでありながら、サイバーブレードやインクススプリントと遜色ない扱いやすさのスパイクです。11秒台の男子選手であればプレートの反発を使いながらも無理のない走りができるはず。さすがに体重の軽い女子選手には硬すぎると思いますが、扱いやすさは短短特化スパイクのなかでは抜群。

VazeeSigmaのここが×

・重い
妙に重たいので後半足が辛くなってきます。新型のハーモニーであれば気にならないかも。とはいえ、重すぎてどうにもならないと言うレベルではなくて、あくまで他と比べて重いというもの。

・履きにくい
足を入れるところが極端に狭いので、足が入らないかも。履くのにメチャクチャ時間がかかってストレスです。

VazeeSigmaの総合評価

反発性:9
フィット感:10
剛性感:5

接地感:6
軽量性:3
重くて硬い昔ながらの感触のプレートと、超先進的なアッパーを組み合わせた異端スパイク。見た目の奇抜さとは裏腹に非常に扱いやすいため、普段は軟らかめのスパイクを履いているけど、もうちょっと硬いプレートを試してみたいと言う選手にはピッタリ
9秒台にまで対応しているスパイクということで、そのパフォーマンスに大きな欠点は無い。

 

 

レベル別の短距離おすすめスパイク

ここでは、レベルに応じた選び方でおすすめの短距離スパイクをご紹介します。比較じゃなくて紹介です。
スパイクに何を求めるのかによってもオススメは変わります。
初心者から中級者まで、レベルに応じてスパイクを選ぶのであればどれがおすすめなのかご紹介。ここでは失敗しないミズノとアシックスのモデルを中心に紹介します。
前提として、短距離は軽くてプレートの硬い高反発モデルの方が速く走れます

初心者スプリンターなら初心者向けがおすすめ

陸上を始めたばかりの選手には、一般論として『怪我のリスクの低いスパイクが良い』とされています。
つまり100mが専門であっても初心者にオススメなのは…
反発性よりも安定性を重視して、怪我のリスクをできるだけ下げるようなスパイク
です。

13秒台以上で最初の1足なら兼用スパイクで十分

陸上を始めて間もない選手にはいわゆる兼用スパイクがオススメです。
兼用スパイクが何かって言うのは『初心者の陸上スパイクの選び方①』で長々書いていますのでそちらを参照して下さい。

初心者向けのモデルを履いてもそれほど速く走ることはできませんが、中学生までであれば初心者向けで十分です
なぜならば、13秒台というのは『スパイクうんぬんよりもまずは体を作る段階』だからです。
兼用スパイクは速く走ることに特化したスパイクではありませんが、
怪我のリスクを減らすことができる
のが特徴です。

①エフォート(アシックス)


[アシックス] EFFORT MK
初心者向け兼用スパイクの代表格であるエフォート。アシックスの初心者向けにはエフォートヒートスプリントヒートフラットという3種類がラインナップされていますが、どれもほぼ同じです。多少軽さが違ったりしますが、この3種類であればエフォートで十分です。迷ったらエフォートにしましょう。

②ブレイブウィング(ミズノ)

[ミズノ] ブレイブウィング 3

ミズノでエフォートに当たるのがブレイブウィングです。ミズノもブレイブウィングの他にシティウスウィングというモデルがありますが、ほぼ一緒です。

エフォートブレイブウィングに共通しているのは
プレートが短くてクッション性が高い
ということです。平たく言えば、反発がなくて軟らかいということ。
スピードよりも怪我のリスクを減らすことを考えて作られたスパイクですので、練習で長い時間履いていても足への負担が少ないのがメリット。
デメリットは、反発がなくて重たいため、速く走るのには不向きと言う点でしょう。

では、エフォートとブレイブウイングではどちらがおすすめかというと…
どっちでも一緒です。
どっちを買ってもたいした違いはありません。安く売ってる方で良いと思います。

初心者であれば最初の一足はエフォートかブレイブウィングを買うのが良いでしょう。ほとんどの陸上選手が通る道です。これで物足りなく感じてきたら、中級クラスのスパイクにステップアップするのがおすすめです。

 

12秒台で走れるならワンランク上の初心者向けモデルがおすすめ

上で紹介したエフォートとブレイブウイングは、速く走るのには向いていません。どちらかというと練習用と言うイメージ。
初心者であってもサッカーや野球をやっていて体がある程度できている選手や、生まれつき足が速いという選手であれば、初心者向けのなかでもワンランク上のスパイクの方がおすすめです。

①ハイパースプリント(アシックス)

[アシックス] HYPERSPRINT
ハイパースプリントは長い事海外だけで売られていた初心者向けスパイクで、最近になって日本でも販売が開始されました。
土とタータンの兼用モデルではあるものの、エフォートとは見た目からしてだいぶ違います。強いクッション性がありながらもちょっとだけ反発があるため、エフォートよりもだいぶ走りやすくなっています

②ジオバーサス(ミズノ)


[ミズノ]ジオバーサス
ジオバーサスは短距離に特化した初心者向けスパイクです。他の初心者向けモデルとは違い、タータン専用なので土での使用はできません。学校の練習ではランニングシューズを使い、週末の競技場でだけスパイクを履くという選手にはこのスパイクがおすすめ。
専用になっている分、軽量で屈曲性が良いため、履き心地は他の初心者向けモデルとは比べ物にならないほど良い
多少の反発はあるものの、クッション性が高くて足に優しいスパイクです。

ハイパースプリントジオバーサスに共通していることは
クッション性と軽さや履き心地を両立している
ということです。
このレベルのシューズからが陸上スパイクとしての機能を持っていると言えましょう。速く走れるような工夫がされていて、ランニングシューズで走るよりも確実に速く走ることが出来ます。足にある程度の筋肉が付いてきた選手であればエフォートなどよりもこちらの方がおすすめ。
ハイパースプリントジオバーサスでは、ジオバーサスの方が専用になっていて速く走るのに向いているためおすすめです。

初心者であっても、運動経験がある人、これからずっと短距離をやると決めている人、あるいは高校生であればこのクラスのスパイクの方がおすすめです。陸上特有の『反発をもらう走り』をするにはこれくらいのスパイクが必要です。

 

 

 

中級者スプリンターは自分に合ったスパイク見つけよう

スパイク選びが難しくなってくるのは12秒台に入ったくらいから。
素人の粋は脱していて、学校でもトップクラスの足の速さの人たちです。
大前提として…
中級者が買うべきスパイクはオールウェザー専用のモデルです!!

中級者なのに兼用のモデルを買うのは間違いです。
兼用スパイクを買うくらいなら良いランニングシューズを買った方がマシです。
オールウェザー専用モデルはどれも薄くて軽くて速く走ることが出来ますので、兼用スパイクとは別物と考えて下さい。
中級にはかなりの段階がありますので、ちょっとこまかく分けてご紹介します。

 12秒台後半~軽いスパイクを選ぼう~

サッカー部で足が速いという人がたぶんこれくらいのレベルです。
走りの基本が出来るようになってきた段階で、最低限の筋力もついてきたレベル。

これくらいの走力がつくと初心者向けのスパイクでは何かと物足りなくなってきますが、高反発のスパイクを履くにはまだ早いと思います。
反発性よりも軽さを重視して、フォームを固めたり筋力を付けるためのスパイク選びをしましょう

①ジオサイレンサーFX(ミズノ)

[ミズノ] ジオサイレンサー FX
ジオサイレンサーは400mランナーからの評価が高いミズノの軽量スパイクです。スムーズな足運びが出来るように固定ピンが多く使用されいるため抜けがよく、接地感覚や足運びを養えるスパイクでもあります。
その特徴はなんといっても軟らかさ。2020年モデルからはFX(フレキシブル:柔軟性と言う意味)という名称になり、従来モデルよりもさらに軟らかくなっています。
短距離スパイクのなかでは反発が少ないのですが、その分クッション性が高いので足への負担が少ないのもまた特徴です。
初心者向けのモデルとは違って軽くて薄くて軟らかいため接地感覚が非常に良く、走り込みにも最適な1足です。
筋力の弱い女子選手や、まだ強い反発を使い切れない中級の選手にもおすすめ

 

 

12秒台前半~反発を使えるようになろう~

高校でも校内で一番足が速いレベルです。
脚力が十分に付いてきてフォームもほぼ固まった段階でだと思います。

走りながら自分の動きを意識できるレベルになっているので、地面からの反発を使った走りが出来るスパイクを選ぶと良いでしょう。このレベルになってくると脚の保護性能よりもスパイクのスペックでいろいろと選べるようになるので、スパイクの選択肢が増えます。
100mで使うスパイクというテーマで選ぶのであれば、反発に特化した硬いスパイクがベスト

①ジオスプリント(ミズノ)


[ミズノ] ジオスプリント4
ミズノの中級者向け高反発モデル。その特徴は反発の強さです。
スパイク自体が硬くできていて反発がしっかり返ってくるため、筋力よりも反発を使って走る感覚のスパイクです。上級者向けに通ずる反発感があるため、ステップアップとしての役割もあると思います。
反発が強い分脚への負担も大きく、反発に耐えられる体が必要ではありますが、100mのスパイクに求められる要素は全てクリアしている。耐久性も高いのでハードに使ってもにもOK。

②サイバーブレード(アシックス)

[アシックス] CYBERBLADE
アシックスを代表するスパイクのひとつ。その特徴はバランスの良さです。
反発とクッションを両立している扱いやすいスパイクで、反発性はジオスプリント程ではありませんが、それでも十分にあります。反発性と脚への負担のバランスがとれたスパイクといったイメージで、サイレンサーとスプリントの中間くらいの感じでしょうか。
拇指球で押していくピン配置のため、プレートの反発だけでなく筋力も使う感じの接地感覚です。
サイバーブレードはベルト式(マジックテープ)で、同じプレートで紐式のSPブレードと言うモデルもあり、ほぼ同じ走り心地です。

ジオスプリントサイバーブレードに共通することは
反発がしっかりある
ということです。
硬さのスパイクが履けるようになればもはや素人の域は脱しています。速く走れる一方で、怪我のリスクも増えます。ある程度の筋力がないと怪我の頻度が増えて練習が積めない恐れもあるので注意。とはいえ、上級クラスに比べればまだまだクッションが厚いのでそれほど心配する必要はありません。
このレベルのスパイクになるとそれぞれ個性があるため、好みによっておすすめは変わります。ジオスプリントは反発を重視したスパイクなのに対して、サイバーブレードはもっとクッション性に振ってあります
より反発が欲しいのであればジオスプリントがおすすめ。
クッション性も犠牲にしたくなければサイバーブレードがおすすめ。


サイバーブレードについては別記事でレビューしています。

 

 

11秒台~良いスパイクに履き換えればタイムが縮む~

11秒台になると自他ともに認める足の速い人です。
それなりの練習をしてやっと到達出来るレベルで、11秒台の壁を破れずに引退して行く選手も多くいます。最初から11秒台なら才能ありだと思っていいでしょう。

これくらいのレベルになると記録の伸びもほとんどなくなり、年に1回ベストがでるかどうかと言う人も多くなるか思います。
そんな伸び悩んでいるひとは思い切って良いスパイクを買いましょう!!
陸上で他人の力に頼れるの要素はスパイクだけです

自分ではどうしようもないくらい行き詰ったときには、スパイクの力を借りると案外簡単に殻を破ることが出来たりします。
各メーカーそれぞれ特色のあるスパイクをラインナップしているので、自分の走りにあったモデルを選ぶようにしましょう。あるいは、自分に合わなそうなスパイクを履いてみると走りが変わって刺激になって急に伸びるかも。

結局、100mは上級者向けのスパイクが一番速く走れます!!

憧れのクロノインクス特徴:欠点なしの最高のスパイク

[ミズノ] クロノインクス9
好みにもよりますが、インクスは最高のスパイクです。
プレート自体は硬くはあるものの、履くと硬さはあまり感じません。なによりもアッパーが軟らかくて薄くて裸足のような感覚。
一度履くと他のスパイクに戻れなくなるくらいハイクオリティな、ミズノを代表するスパイク。力のある選手が履けば次のステップへと引き上げてくれるはず。
デメリットは固定ピンなので耐久性が低い事くらい。大学生くらいになると試合用と練習用で2足を使い分ける人が多いです。
フラット接地ならジェットスプリント(アシックス)特徴:超フラット!!

[アシックス] JETSPRINT
アシックスのフラッグシップモデルです。
日本記録保持者である桐生選手のスパイクをベースにしたスパイクで、つま先の上がっていないフラットなソールが最大の特徴です。傾斜の強いモデルとは履き心地がまるっきり違い、フラット接地で最大の力を発揮します。
プレートは従来の短距離向けモデルと比べるとちょっと拍子抜けするくらい軟らかいのですが、硬さに頼らない次世代のスパイクともいえます。
足が合うならナイキもおすすめ特徴:ソリッドな反発、安い

[ナイキ]ズームJAフライ3
このレベルになるとナイキのスパイクも選択肢に加えていいと思います。アディダスはクセが強いですし、入手性の良さとか色々考えるとやっぱりナイキだと思います。
海外スパイクの特徴は抜けの良さと反発の強さです。平行ピンを付けると設計通りの性能が出ないと思いますので、できればニードルピンを使いたいところ。スパッっとした気持ちの良い反発が返ってきます。
そして、このレベルでも1万円以下で買えることが多いですのでコスパは最高。
足が合わない人も多いので試着は必須です。

ナイキのズームJAフライ3については別記事でレビューしています…

 

 

 

 

 

そんなことで、100mで使うのにおすすめなスパイクをご紹介しました。
迷うくらいならクロノインクス
インクスだと硬いのであればインクススプリント
冒険したくなくて硬いのが良ければジオスプリント
練習から試合まで使うならSP(サイバー)ブレード
軟らかいのがいいならジオサイレンサー

フラットがゆずれないならジェットスプリント
これがおすすめ。
100mという意味ではやっぱり反発が強いモデルが良い。ただし、それが扱い切れるかどうかが問題で、無理するくらいなら軟らかいスパイクで練習を積む方が買えて近道かも
自分の走力と、どんなスパイクを求めているかを考慮してスパイクを選びましょう。

スパイクについては色々と記事がありますのでご参考下さい。

スパイクレビュー記事一覧はこちら

スパイク事情はこちら
2019年(ミズノアシックスNBアディダス
2018年(ミズノアシックス
2017年(ミズノアシックスナイキアディダス
2016年(ミズノアシックスナイキアディダスその他
初心者(初心者のスパイク

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2019年(ミズノアシックス
2018年(ミズノ・アシックス
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初心者(基礎編市民ランナー編陸上初心者編

 






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