東京の陸上競技場を全部まわってみよう!①市部編

競技場

Twitterもありまぁす↓


こんにちは!ランニングや陸上競技が大好きな皆さん、そしてこれから始めようと思っている皆さん!
2025年にはいよいよ東京で世界選手権(世界陸上)が開催されます。
あまり知られていませんが、東京には2024年11月現在、『公認競技場』が18か所もあります。(大学施設を入れると27か所!)
地図にするとこんな感じ↓

競技場はいっぱいあるんですが、陸上をやっていてもどこに競技場があるのかって知ってるようでよく知らない…

ってことで今回は、東京全土に点在する公認競技場を全部回ろう!っという企画の第1回目。
東京の陸上競技場を全部まわってみよう!①市部編
をテーマにご紹介!!

当初は18か所を1日で回る計画でしたが、実際やったら全然無理。市部編と区部編の2回に分けることになりました。

ルール:公認競技場のトラックとエントランスを写真に撮ったら1カウント
まわるルールとしては、実際に行って写真を撮ったら1カウントとします。(両方撮れなかった場合はどちらかが取れていればOK)
競技場は2024年2月時点の陸連のリストで公認されている18か所をまわることとして、公認切れや公園に付帯している競技場その総数を把握できないので行けたら行くスタイル。

今回は①市部編として、西から順に市部にある7か所+おまけ1の計8か所の競技場を回った記録です!
ラインナップは
1.秋留台公園陸上競技場
2.富士森公園陸上競技場
3.上柚木公園陸上競技場
4.町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場)
5.府中市民陸上競技場
6.AGFフィールド
7.武蔵野陸上競技場
【番外】 立川公園陸上競技場

今回のルートはこんな感じ↓

実際には立川に寄ってますが、再現するならこのルートで。東西に長い東京都を横断する感じで、田舎な東京から住宅密集な東京までを体感できます。

 

1.秋留台公園陸上競技場(あきる野市)

区分:第三種
住所:あきる野市二宮・平沢
アクセス:JR五日市線「東秋留」又は「秋川」下車徒歩15分
サーフェス:日本体育施設「レオタンαエンボス」
(訪問時は工事で閉鎖中)
東京最西端にある競技場。横田基地のある福生の西隣のあきる野市『秋留台公園』内の競技場で、利用料金は無料!!
電車でのアクセスは悪く、電車だと立川から五日市線に乗り換えて約20分の東秋留or秋川からさらに徒歩15分。だいぶ田舎で周囲は畑が広がり、徒歩だと買い出しに苦労します。車であれば5分もいけば街道沿いのスーパーなどがあるので問題なし。
公園は広く芝生広場やバラ園などもあり、訪れたときには平日にもかかわらず散歩の地元民がけっこういて賑わっていました。地域の憩いの場って感じで雰囲気の良い総合施設ですね。隣には体育館もあります。

 

2.富士森公園陸上競技場(八王子市)


区分:第四種
収容人数:3,000人(メインスタンド1,000人 芝生スタンド2,000人)
住所:東京都八王子市台町2-2(富士森公園内)
アクセス:JR「八王子駅」下車徒歩分20分もしくはバス

富士森って呼ばれてますが、東京都サッカー協会がネーミングライツスポンサーになっていて『東京フットボールセンター八王子富士森競技場』ってのが愛称だそうです。
昭和43年からある古いアンツーカの競技場で公認が切れていたものの、大会が増えてきて上柚木(次に紹介します)だけだとキャパが足りなくなったので再整備されて令和2年にリニューアル!ピカピカの競技場です。芝は人工芝で綺麗!

『地域に根ざした、幅広い世代の憩いの場・健康増進の場になる、陸上競技やサッカーなど小・中学生のジュニア世代を育成する場。』を運営コンセプト(基本方針)にしています。
八王子市HPより

っていうことで、広く地域開放がされている競技場。毎日6:00~9:00、21:00~22:00と毎週水曜日の終日を地域開放(無料)しているそうで、現地に行った際にも地元の幼稚園が中の人工芝で遊んでいたり、散歩の爺さん婆さんがウロウロしていました。『競技』場としては危険なのかもしれませんが、他の競技場のような硬い雰囲気がなく、これが公共施設のあるべき姿な気がします…
最寄駅は京王の山田駅だと思うけど、八王子から歩くかバスで行くのが良いと思う。徒歩数分のところに八王子ラーメンの「でうら」があるから練習後にGO!

3.上柚木公園陸上競技場

区分:第二種
収容人数: 5,007名(メイン1,184名、バック880名、芝2943名)
住所:東京都八王子市 上柚木2丁目40-1
アクセス:京王相模原線「南大沢」駅下車徒歩20分

いわゆる『多摩ニュータウン』の西部の南大沢にある競技場。
都内に3か所しかない第二種の競技場(他は夢の島と駒沢)。八王子ロングディスタンスの会場やマスターズの会場として有名で、テレビの収録にもよく使われています。かつて東京選手権もなぜかここで開催されたことがあって、為末さんがフラットの100mに出たのもこの競技場だぞ!!
二種とはいえトラックの外側が狭かくてアップできなかったり幅跳びの待避所が狭すぎてテントが立たなかったりとやりずらい競技場ではあります。
アクセスは南大沢駅からアウトレットや都立大の方に歩いて約20分くらい。周囲にコンビニなどはないので、買い出しは駅にあるヨーカドーで済ませると方が良いでしょう。
上柚木公園には競技場のほかに野球場、ソフトボール場、テニス場があります。

 

4.町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場)

区分:第三種
収容人数:15,489席
住所:東京都町田市野津田町2035
アクセス:JR・小田急線線「町田」駅下車徒歩無理。バス30分
サーフェス:日本体育施設「レオタンαエンボス」

野津田公園内にある競技場。FC町田ゼルビアのホームになっていて、ゼルビアはこの競技場の収容人数が足りずにJ1ライセンスが取れず昇格ができなかったこともあります。
そんな経緯もあり、スタンドは増築を重ねた妙な構造になっていて、メインスタンドは古いのにバックスタンドはピッカピカ。
トラック自体はスタンド前の幅跳びピットが非常に広く、サッカーを見るには遠いけどおかげで幅跳びはやりやすい。
アクセスは『天空の城』と呼ばれるほどに悪く、町田駅からバスで約30分かけて終点の野津田車庫まで行き、そこからさらに10分の山登り。ゼルビアの試合日には競技場まで行くバスもあるっちゃある。
陸上で行くのであれば車がおすすめですね…
野津田公園は広大でほぼひと山あり公園から出るのもかなり歩くので、事前の買い出しが必須でしょう。
町田駅側から西駐車場に上る坂道の途中には『平成狸合戦ぽんぽこ』に出てくる動物注意の看板があるので聖地巡礼するもヨシ。

 

5.府中市民陸上競技場(府中市)

区分:第四種
住所:東京都府中市寿町2丁目20番地
アクセス:京王線「府中」駅下車徒歩7分 or JR武蔵野線「北府中」駅徒歩5分

府中駅からすぐにある300mトラックの競技場。アクセスは非常に良いです。甲州街道からもすぐ。
施設はかなり年季が入っていていつ改修という名の閉鎖がされてもおかしくないですが、隣には野球場もあってスポーツ総合施設として存続していってほしい。
隣には農業高校があるものの、これだけ住宅に隣接している競技場も珍しい。駅近の住宅街でこれだけの土地が使えるってのは公共施設ならでは。

野津田の近くにぽんぽこに出てくるたぬきの看板があるぞ!


たぬきの看板!!

ジブリアニメの『平成狸合戦ぽんぽこ』ってあるでしょ?あれは多摩丘陵の再開発のお話なんだけど、上柚木もここ野津田も多摩丘陵の一角にあります。多摩丘陵だから坂だらけでアクセスが悪いわけですが、西側から野津田公園に向かう坂の途中には映画にでてくるたぬきの看板があるぞ!

拡大すると↓

たぬきですねぇ…

野津田は稲城から橋本まで続く『尾根幹線』から一本入ったところにあるんだけど、本当は尾根幹線沿いにもう一か所つ多摩市の競技場があって、そっちはもっと初期のニュータウンでかなり趣があるんですが、公認が切れちゃってるので今回は行ってません。
ぽんぽこを見ていると、多摩や八王子そして町田の開発途上の様子が出てくるんですが、野津田の風景もほぼこのまま映画にでてくるから見てから競技場ツアーをするとさらに楽しめますよ!
ちなみに、『耳をすませば』もこの近くの聖蹟桜ヶ丘が舞台なので合わせてみておくとなおヨシ!

6.AGFフィールド(調布市)


(木で隠すように囲ってあるぞ…)
区分:第三種
住所:東京都調布市西町376−3
アクセス:京王線「飛田給」駅下車徒歩5分
サーフェス:日本体育施設「ローラーエンボス」

FC東京とヴェルディのホーム『味の素スタジアム』のサブトラック。メインスタジアムは陸上では使わなくなって公認が切れているのですが、なぜかサブトラだけ残っています。三鷹市の大会もここを使っています。
旧軍施設の一角で外語大や警察大学校に隣接した広大なスポーツ総合施設になっています。奥まで行くとサッカー場や野球場がなん面あるんだ?ってくらいたくさんあって、飛行場まである。
Jリーグマネーが入っているだけあって施設は超立派。味スタの公認を復活させてここで世界陸上をやったらみんな幸せになれると思う。問題は最寄りが飛田給なことだけでしょう。

7.武蔵野陸上競技場(武蔵野市)


区分:第三種
収容人数:スタンド席2,188席 芝生席3,000人
住所:東京都武蔵野市吉祥寺北町5-11-20
アクセス:西武新宿線「東伏見」駅下車徒歩20分 or JR中央線「三鷹」駅下車徒歩25分

ちょっとハイソな地域である武蔵野の住宅街にある競技場。急に外車だらけになるから田舎からまわったこの旅もここまでくると『東京』って感じする。アパートにポルシェが停まってるよ。
もともと中島飛行機の敷地だったそうで、その跡地が市役所などを含めた総合施設になっている。競技場には体育館が併設(本当にくっついてる)されていて、市民プールや野球場もある。
スタンドがそのまま体育館の二階とつながっている珍しい構造をしていて、なんか金かかってんなぁって感じ。でも古い。
中央線と西武新宿線のちょうど真ん中にあるので歩くとどっちから言っても結構遠い。東伏見が一番近いはずだけど、三鷹からバスで行けばわりとすぐ着く。

【番外】 立川公園陸上競技場(立川市)

区分:公認切れ
住所:東京都立川市錦町6-29-62
アクセス:JR「立川駅」下車徒歩20分 or 多摩モノレール「柴崎体育館」下車徒歩10分

立川といえば昭和記念公園の箱根予選会ですが、この競技場は駅から反対側をひたすら進んだ多摩川沿いにあります。
野球場も併設した市の施設で、現在は公認が切れていますが、再整備の計画もあるようです。5年後には復活してるかも!?
土の競技場なのでわざわざここに行って練習することはないと覆いますが、広くて使いやすそうな感じではありますね。

 

市部は7か所+1で約5時間!!

今回は、東京の陸上競技場を全部まわってみよう!って企画の第一弾で市部編をご紹介しました。
東京の公認競技場は全18か所で、そのうち市部にある7か所をまわったことになります。

今回は立川も加えた8か所を回ってだいたい5時間!いちいち降りるから意外と時間かかります。
ルートは公開しておきますので、その通りまわればあなたも競技場ツアラーの仲間入り!!

次回は残りの区部を回る予定!一気に全部行けるのか!?乞うご期待!!






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