【ミズノ】『エックスブラストネクスト』をレビュー!2021年の新作中級者向けスパイクは高反発なのに扱いやすい!!

スパイク, スパイクレビュー, 100mでおすすめのスパイク, 短距離スパイク, 初心者のスパイク選び

Twitterもありまぁす↓

前回、『エックスブラストネクスト』を買おうと決めました。


で、今回はそのレビュー。
ミズノの2021年新作スパイク『エックスブラストネクスト(X BLAST NEXT)』をレビュー!!
をご紹介。
久々にミズノの中級者向けモデルが刷新され、新発売となったショートスプリント向けモデルであるエックスブラストネクスト。実際履いてどうなのか!?
そんな気になる新作モデルを評価してみました!!

 

 

エックスブラストネクストをレビュー!!

久しぶりに中級者向けスパイクを買いました。管理人はかつて『ジオスパーク』というどうしようもないモデルを使用していたこともあって、ミズノ派にもかかわらずその中級者向けのジオシリーズにはあんまりいい印象を持っていません(インクスは120点です!!)。中級者向けならどちらかといえばアシックスのSP/サイバーブレードをおすすめしてきました。

しかし、2021年の新作であるエックスシリーズはいままでとはちょっと違う予感!!
ちょうどスパイクが欲しくなってきた時期でもあったので、今回購入して
その良し悪しを実際に確かめてみました

エックスブラストネクストとはこんなスパイクだ!

ミズノは21年モデルからラインナップを大幅に変更しました。
中級者向けのジオシリーズである『ジオスプリント』『ジオサイレンサー』を廃盤として、かわりに『エックスブラスト』『エックスレーザー』が出ました。で、ややこしいことにエックスブラストとエックスレーザーにはそれぞれ固定ピンで上級者向けの『エリート』と、ジオシリーズの後継に当たる『ネクスト』があります。
細かいことは別記事の21年スパイク事情(ミズノ編)をご覧ください↓


で、今回の主役は『エックスブラストネクスト』のほう。
これです↓

ほぼ同じ見た目で名前もほぼ同じの『エックスブラストエリート』は、ランバードマークが黒いので見分けがつきます。

ややこしい…!!
(たぶん数年したらわかりやすく変更されると思います。)

 

第一印象は『普通のスパイク』!?まずは各部をチェック!!

実際に管理人が買ったスパイクをみていきみましょう!!

第一印象は…普通すぎて特にこれといった感想もない!!
なんていうか、めっちゃ普通
最新モデルにもかかわらず、目新しさは全くありません。
最近はニューバランスとかアディダスの個性的なスパイクばっかり買っていたのでこんなに普通なスパイクを久しぶりに手に取りました。
とりあえず室内で各部をチェックしてみましょう!!

スプリントスパイクには珍しい6本ピン


ショートスプリントではパワーがかかるため後列が4本のモデルが多いのですが、エックスブラストネクストは3+3の6本ピンです。
一般に、ピンが多い方が安定感があるとされているため、中級者スパイクではピンも多い傾向がありました。ここ数年では『ピンは抵抗になる』という考えも多くなりましたが、それにしても6本は結構思い切りましたね。

アッパー素材は固くて他メーカーには劣る感じ

最初に感じるのはアッパーの前時代的な固さです。
これ自体が特別に悪いということはないのですが、ナイキのニットアッパーをはじめ、2020年からはアシックスが『HL-0メッシュ』という伸縮性の高いアッパー素材を使い始めたことでアッパーの固さというのはもはやネガティブ要素となっています。昔のアッパーに比べれば薄くて軽量なのでエックスブラストのアッパーも悪いものではないのですが、1世代古い印象を受けます。この先5年を担えるとは思えない。
実際、足を入れてつま先から屈曲させると指の関節あたりのアッパーに大きなしわができてしまいます↓

結構ダメなレベルでしわができます。しわっていうかたわみのレベル。
しわが寄るということはその分隙間ができるということで、フィット性が悪いということになります。中級者向けということで、価格や履きやすさや汎用性を考えてあえてこの素材なのかもしれませんが、スパイク自体の性能にはマイナスな要素です
アッパーのレベルとしては5段階評価で2です。レベルは低い。なぜこんなアッパーにしたのだろうか?
建前的には『高反発モデル』ということでそれに対応する固いアッパーってことなんでしょう。アッパーが硬くてもメリットはないような気がしますが、どうなんでしょうかね。
このアッパーを使うならクロノインクスのアッパーをそのまんま流用してくれれば良かったのに…

ベロがデカくてすっごい邪魔

アッパーと同様、ベロの部分も最新モデルとしては失格なレベルです。
エックスブラストのベロはフィット感どうこう以前に、ベロが足首に当たって痛いくらいの邪魔さです
ベロがデカすぎるのは一目瞭然↓

アッパーの進化に伴って、各社の最新モデルはベロが一体型になっているモデルも増えました。ベロが一体型だと履くときに大変ではあるものの、フィット性は別次元になります。もはや現代スパイクはベロまでこだわる段階にきているのですが、エックスブラストはその点ダメダメ。
っていうか、ミズノだってウエーブデュエルでベロなしにしてるんだからその重要性はわかっているはずです。これは中級者向けだからという妥協なのか?
まあ、気にしなきゃ気にならないのですが、気にする人には看過できないかも。

中級者向けだけどインクスっぽさもある

最新モデルとして、ミズノのフラッグシップから技術が落とし込まれた部分もみられます。
まず、かかとだけみたらインクスとほとんど一緒です↓

このかかとのバンドは足首のベルトにつながっており、ベルトを引っ張るとかかともフィットするというもの。好き嫌いはあるものの、凝った構造で効果もあります。廉価な中級者向けモデルなのにもかかわらずこのかかとが採用されているのはうれしい!!

紐を通す部分も『穴』ではなくインクスと同様の『バンド』になっており、締め付け感もインクスに似ています。

ただ、バンドの締め付け感は強くないため固いアッパーとの相性は微妙。インクスの柔らかいアッパーなら強く締めなくてもいいのですが、エックスブラストのアッパーならもっとガチっと締め付けたくなります
紐を占めることによってベルトは引き寄せられるのですが、アッパーが硬いので全体が締まる感覚はありません。締まっている部分と締まっていない部分がわりとはっきり分かれてしまうため、包まれ感は薄い。
具体的に言えば、前足部は緩めで強く締めても上側が締まるだけで緩さはなくなりません。
これまた中級者向けに足入れの楽さを重視した結果なのかもしれませんが、海外メーカーのシャープなモデルに慣れているとちょっと物足りなさを感じます。
まあ、楽ではありますが。

内外で固さが違う??プレートには『捻じれ』があるぞ!!

メーカーHPを見ると、エリートでは内外でプレートの固さを変えているとのことですが、ネクストではその点について記載はありません。
しかし、実物を手で曲げると内側に大きく捻じれこみます

写真ではわかりにくいのですが、かかとをもってつま先から曲げるとスパイク全体が捻じれます。
プレートの硬さの問題ではなくて構造的に内側に捻じれ込むだけなのかもしれません。ただ、これまでほかのモデルではこんなに捻じれることはなかったのでちょっと気になるところではあります
ネクストも内外でプレートの硬さが違うのか?と思ったのですが、その実はわかりませんので気になる人はメーカーに聞いてください。個人的な印象としては外側が硬くて内側に捻じれ込んでいる感じ。

支え台がなくなった!!傾斜はあるけどフラットにもなるプレート

ミズノはこれまで『つま先接地』『フラット接地』でスパイクを分けていました。ジオシリーズではジオスプリントがつま先でジオサイレンサーがフラットとなっていたのですが、その後継であるエックスブラストとエックスレーザーでは同じプレート形を使っています。
つまり、つま先接地とフラット接地を明確に区別しなくなったということ。
その証拠に、支え台がなくなってスムーズなソール形状になっています↓

謎の細かい線が無数にあるのはなぜだかよくわからないのですが、従来モデルにあった『支え台』がなくなりました。これは朗報。
プレート形状としてはクセが少なく、オールラウンドにどんな人でも履きやすいと思われます。
支え台があるとフォア接地なら推進力にもなるですが、フラットに接地したい選手にとっては邪魔でしかありませんでした。アディダスのスパイクではこれが大きすぎて超フォアで走らないとブレーキになってしまうほど。
ソール自体はある程度の傾斜がついているので、ジェットスプリントのようないわゆる『フラット接地向け』とまでは言えないのですが、ォアでもフラットでも使える万能なソール形状になったと思います。
ミズノは(末續選手が所属していたのに)昔から市販品はフォアなスパイクばかりだったので、これはけっこう大きな変化です!!

 

 

エックスブラストネクストを実際に履いてレビュー!!

ここからは実際に履いた感覚でレビューしていきます。
まず、想像以上にいいスパイクでした!!
見た目は普通でこれといった特徴がなさそうに見えたエックスブラストネクストでしたが、履いてみたらけっこう作りこまれていて多くの人におすすめできる、日本メーカーらしい堅実なスパイクでした!!

中級者にピッタリのスパイク特性!!

ジオシリーズの後継として、メインターゲットは中高の部活生となるはずです。
中級者向けというと初心者の2足目から都道府県大会出場するくらいのレベルの選手までを幅広くカバーする必要があるため、特徴が薄いスパイクになりがち。しかし、エックスブラストネクストは『高反発』をうりにしていてショートスプリント向けに特化したモデルになっています。
結果、反発が欲しい中級者にピッタリのかなりおすすめできるスパイクです!!

プレートはそれなりに硬いけど柔軟性もあるから12秒台でも使える


高反発なモデルはある程度の走力がないと扱いきれないとされていますが、エックスブラストネクストのプレートは12秒台でも十分に使えます
プレート自体は硬いか柔らかいかで言えば硬いのですが、ピンが6本で母指球の先にスペースがあるので接地時の重心移動がスムーズに行えます。そのため、プレートが硬くても筋力ではなく乗り込みの力でプレートを曲げることができるのです。
柔らかいプレートだと自分で蹴らないといけないのですが、このスパイクのプレートは硬いので踏むだけでしっかり反発してくれます。高反発モデルの名に恥じない強い反発をもっていながら12秒台でも扱いきれるのはこのスパイクの最大の長所かもしれません

フラットで走ってもフォアで走っても問題なく使える

気になるのはフォアなのかフラットなのかというところですが、フォアでもフラットでもどっちでも使えます
もし自分がフラットだと思うのならばジェットスプリントを買った方がいいんじゃないかと思いますが、迷っているならエックスブラストネクストでも問題ありません。
支え台がなく、母指球の後ろに余計な突起がないのでフラットについても引っ掛かりや突き上げはありません。傾斜自体は結構あるのでどちらかといえばフォア寄りについた方がスパイクの本領を発揮できるとは思うのですが、幅広い走り方に対応できるスパイクです

小指側で走る感じになって自然と接地が短くなる!?

このスパイクは母指球ではなくて小指側の存在感が大きいように感じます。悪く言えば突き上げなのですが、体重移動の邪魔にはならないので印象は悪くありません。
走ったあとにソールの汚れを見てみると外側が接地していることがわかります↓

外側が接地してるっていうか、出っ張りがあるのでそこが着くのはまあ当然です。スパイクの捻じれとも関係していると思うのですが、かかとからつま先に伸びる2本のラインがスパイクの重心移動のガイドラインになっているようです。小指側のピンで接地して、小指側を伝ってつま先側に力が抜けていく感覚。
小指側がメインで稼働するということは、母指球では押さないイメージで走ることになります。
母指球を意識するとどうしても地面を蹴る感覚になって足首を使ってしまうのですが、小指側を意識するとトゥアップが強調されて接地が短くなります。
ってことで、このスパイクを履くと自然と外側を使うため、接地の短い反発感のある走りができます。
接地が短くなるということは反発を使った動きになりますので、高反発なスパイクの良さを引き出すことにもつながります。
『短い接地』
っていうのは簡単なようでけっこう難しい技術です。
JAフライのように短い接地をした方が速く走れるスパイクはこれまでにもあったのですが、履けば自然と短い接地ができるようになるスパイクっていうのはなかったように思います。
そういう点では、特別な技術がなくてもこのスパイクを履くだけで速く走ることができるスパイクかも。上級者と中級者の壁のひとつでもある接地時間ですが、このスパイクを履けば上級者の仲間入りができる!?

SP/サイバーブレードと比べるとどう?

これについては別の機会に細かく比較してみたいと思っていますが、ファーストインプレッションとしては
もはやSP/サイバーブレードの時代は終わった!!
と思っています。
長いこと中級者向けスパイクの定番だったSP/サイバーブレードですが、最新のエックスブラスト/エックスレーザーと比べてしまうとその古臭さが目立ちます。そしてなんといってもこれまでSP/サイバーブレードのアドバンテージであった『扱いやすさ』についてもついにミズノがリードした感じがします。
もしかすると、ほとんどすべての点でエックスシリーズの方が勝っているかもしれません…
たぶん1年か2年後にはSP/サイバーブレードもモデルチェンジせざるをえなくなる思います。

 

エックスブラストネクストは高反発なのに扱いやすい!!

見た目の印象からするとあんまり期待できなそうな感じだったのですが、実際に履くと非常に履きやすかったです。
スペック上のスパイク特性としては『高反発』『中級者向け』というもので、このバランスがちょうどいいスパイクってあんまりないのですが、エックスブラストネクストは反発と扱いやすさをうまく両立しています!!

体重を乗せると強い反発が返ってくるタイプのプレート

スパイクは大きく2種類あって、①『パワーをかけてグングン進む系』②『足が勝手に回ってくれる系』です。
①はSP/サイバーブレードのようなタイプで、力をかければかけるだけ反発してくれるので力感に応じてスピード出ます。
②はいわゆる高反発なタイプで、地面を触るだけで反発がもらえるのでうまく反発を使えばスピードが出ます。
で、エックスブラストネクストは②の反発特性をもったスパイクです。
プレート自体はけっこう硬いので当然かもしれませんが、想像以上に反発が強く返ってます
面を蹴らずに足をそっと置いただけでも強い反発がもらえまで、重さを感じないくらいパンパン足が進みます。体が起きて体重が乗ってくる30mくらいからの推進力はJAフライよりも強いかもしれません。
さすが反発重視!!あんまり期待していなかったのですが、反発に関しては期待以上の性能でした。

高反発なのに扱いやすい!!スパイクが反発を推進力にしてくれる

エックスブラストネクストは雑に踏んでも高い反発がもらえて、適当に走っても反発をロスなく推進力にすることができます。
高反発なスパイクにもいろんな種類があります。
上級者向けのスパイクの多くは『短くて強いピーキーな反発』で、この手のスパイクは短い接地で力を発揮してくれる一方、接地が長いと反発が使いきれません。そのため上級者向けのスパイクはある程度の技術がないと扱いきれないといわれています。
一方、SP/サイバーブレードやジオシリーズのような中級者向けスパイクは『スイートスポットが広くて扱いやすい反発』をもっています。こういった反発のスパイクは技術がなくてもスパイクがうまいことごまかしてくれたり、ロングスプリントで足が動かなくなったときにも失速を抑えてくれます。
で、エックスブラストネクストはスイートスポットが広いタイプの反発。雑な接地をしても正しい方向に向かった高い反発を得ることができます。スパイクがロスを抑えて推進力にしてくれる感じ。
扱いやすくて中級者の技術で最も速く走れるのはこういったスパイクだと思うのですが、一方で走りの微調整には応えてくれないかも。上級者ならもうちょっとシャープな切れ味のある反発の方が好きかもしれません。

 

アッパー性能は並かそれ以下!!ズームセラーとそっくり!?

やはりエックスブラストネクストのウィークポイントはアッパーの硬さです。実際に履いてもアッパーはイマイチだと感じます。薄くて軽いので機能としては特に良くも悪くもないのですが、固さがあって走りにくさを感じる人もいるかも。

力を入れるとアッパーにしわが入る


アッパーの素材が硬いのでけっこう大きくしわができます。まあ、気にしなきゃきにならないのですが、指の関節まわりなんかがいまいちフィットしません。
また、素材が伸びにくいので足が当たる部分が擦れて痛くなります。管理人は指が長くてアッパーが硬いと指が痛くなりやすいのですが、このスパイクはちょっと走っただけで中指の皮がむけました。お風呂で痛い。

アッパーの硬さはズームセラーに似てる!!

管理人が履いたことのあるスパイクのなかでアッパーが似ているのはナイキの『ズームセラー』です。
久しぶりに引っ張り出してみたら思ったより似ていました↓

若い人はズームセラーなんか知らないかもしれませんが、10年前(もっと?)くらいに一世を風靡したナイキのスプリントスパイクです。当時はアッパーなんか誰も気にしていない時代だったので特に何とも思いませんでしたが、今思えば硬くて擦れるスパイクでした(一応これでもズームセラーはワイヤー構造でフィット感がいいっていう話だったと思います)。
合皮のビニールっぽい感じが似ていますし、前足部のボックス感というか緩そうな感じも似ています。
両者とも薄くて軽ければそれで十分っていうアッパーです!!
まあ実際十分ではあると思います。こだわらなければ気にはならない。

ついでに裏も比べてみましたが、こっちも妙に似ています。

そういえば、ズームセラーを初めて履いた時に足裏の外側の筋肉(小指のあたり)がすごい疲れたことを思いました。もしかすると、エックスブラストネクストは現代によみがえったズームセラーなのかもしれません。

 

×な部分はダサさとわかりにくさ

アッパーはダメなんですが、それ以外にダメな部分はダサいこと。

見た目も名前もダサい!!

『X BLAST NEXT』って…
いまどき中学生でもそれはダサいっていうと思うよ。まず、XとかZとかそういうのダサい。BLASTも意味わからないし、NEXTってどういうこと?
見た目もドラゴン系のごちゃごちゃしたダサさがあります。どうせなら炎のイメージとかにしてもっとやっちゃったほうが逆にダサくなかったと思う。
っていうか、イナズマイレブンの必殺技とおんなじ名前だよ!!

エックスブラストとエックスレーザーとエリートとネクストがあって…

名前はダサいだけじゃなくてわかりにくい。
エックスブラストエリートとエックスブラストネクストは見た目も名前もそっくりすぎて未だに間違える。
しかもエックスレーザーもあるのでわかりにくさはさらに倍。
ジオブラスト(現ブラストエリート)、ジオスプリント(現ブラストネクスト)、ジオレーザー(現レーザーエリート)、ジオサイレンサー(現レーザーネクスト)っていう感じにしてジオスプリントとジオサイレンサーの名前を残してジオシリーズにトップグレードを追加したほうが良かったんじゃない?

【結論】エックスブラストは久々におすすめできる『買い』のスパイク!!

今回のまとめです。
エックスブラストネクストを買おうか迷っている人は…
買うべき!!これを履けばたぶんタイムがよくなる!!
久しぶりにちょうどいい感じのスパイクを履きました。

コスパ◎!!学生が買うべきスパイクはエックスブラストネクストだ!!

コストとパフォーマンスを天秤にかけると、エックスブラストネクストが最もバランスいいスパイクかもしれません。
アシックスのメタスプリント以下のソニックスプリントエリート2とジェットスプリント2はハッキリ言ってコスパが悪すぎます。フラット接地を突き詰めるならあちらを買うべきだとは思うのですが、2万円オーバーのスパイクなんてのは学生がホイホイ買えるものじゃありません。
その点でいえば、エックスブラストネクストは実売価格で15,000円前後です!!
ジェットスプリントより5000円以上安くても、アッパー以外はパフォーマンスが劣っているとは思いません。そういうところまで考えれば、エックスブラストネクストのアッパーが残念な感じなのはむしろメリットなのかもしれません。
ジェットスプリントはアッパーも細かく改良されていますが、実際のところ中級者にはアッパーなんかタイムにはほとんど関係ないと思います
アッパーがいいスパイクを長く使ってヘタらせるより、アッパーが悪くても安いスパイクを大事な大会の前に買い替えて使った方がたぶん記録もよくなります。

上級者向けに匹敵する高反発でありながらとっても扱いやすい!!

ショートスプリント向けの高反発モデルとして、反発性能は抜群にいいです!
反発が欲しいのであればこのスパイクを買っておけば間違いないと思います。
級者向けスパイクに匹敵するレベルの反発性能をもっていながら、接地が適当でもちゃんと推進力が得られるのがエックスブラストネクストのすごいところ。ほかのスパイクではこの感じはありません。
例えば、前身のジオスプリントは硬いだけだったし、ライバルのSP/サイバーブレードは推進力を得るには蹴らないといけません。新しいだけあって、ほかのスパイクよりも反発と扱いやすさを高いレベルで両立させることができています

 

っと、今回のエックスブラストネクストのレビューはこんな感じです。
中級者で反発が欲しいならエックスブラストネクストが最適!!
誰にでもおすすめできるいいスパイクです!

12秒台の選手はもちろん、中級者のみならず跳躍専門の選手が履いても満足できるスパイクだと思います。あんまり期待していなかったのですが、想像以上の良さでした。
こうなると、さらに高反発というエリートのほうも気になりますね…
固定ピンなのでコスパという点では失格ですが、おそらく不人気で1年くらいしたら投げ売りになるかもしれませんのでそうなったらエリートもまた検討します。

エックスブラストネクストの購入はこちらから!!

 






Twitterで更新をお知らせしています↓