日本メーカー(ミズノ・アシックス)と海外メーカー(ナイキ・アディダスなど)のスパイクの最大の違いはなんでしょう? そう、ピンが違うんです。プレートとか以前に、そもそもついているピンが違う。 海外メーカーは『ニードルピン』が、ミズノ・アシックスは『平行ピン』が標準採用されており、海外スパイクを買ってビックリした人も多いでしょう。 海外にはそもそも平行ピンがないそうで、世界的にはニードルピンが普通らしい。日本では数年前までルールでニードルピンが禁止されていたこともあり、今でも日本メーカーのスパイクは平行ピンを使用していて、ニードルピンは用品店でもほとんど売っていません。 また、ニードルピンは刺さりやすいので抵抗が少なくてグリップが良いのですが、タータンへのダメージが大きいため日本の競技場では今でも使用を禁止しているところもあります。(そのおかげで日本は高反発のタータンが多いらしいです) そんな ...

単純なスポーツである陸上競技ですが、よくわからないパーツがあります。 それがレジナスガードやアタッチメントと呼ばれるパーツ。これらはスパイクに土用ピンを付けるために使うパーツなのですが、その必要性や役割とはいったいなんなのでしょう? また、土用ピン(アンツーカピン)とタータン用ピン(平行ピン)の違いも最初はよくわからない。 今回は、基礎知識としてスパイク部品であるこのアタッチメントとピンについてご紹介します。     スパイクのピンは大きく2種類ある 陸上のスパイクピンには大きく2種類あります。 土用ピンとタータン用ピンです。 土用ピンはアンツーカピンとも言われる先端が尖っている長い針のタイプのピン。 タータン用ピンは平行ピンと言われる銀色で先端が平たくなったタイプのピン。 これらのピンは、名前の通り土のグラウンドでしか使えないピンとタータンのグラウンドでしか使えないピ ...