〈幅跳びのポイント〉幅跳びで5m跳ぶためには必要なことは基本だけ!!

幅跳びのポイント

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幅跳び選手としては男子なら6m、女子なら5m跳ぶことが最初の壁です。
この距離が跳べれば高校の県大会出場できたりできなかったりするでしょう。つまり、男子6m女子5mはそれなりのレベルにあります。陸上部であればそのレベルは当然目指すべきなのですが、自分のレベルがもっと低いところにあるであればまずは男子5m女子4mを確実に跳べるように頑張りましょう。

今回は
幅跳びで5m(女子4m)跳ぶために必要なポイント
についてご紹介。
当ブログでいつも紹介しているレベルよりワンランク下のレベルのお話ですが、6mを目指す選手でも4m以下のジャンプをしてしまうようであればまずは原点に立ち返って基本的なポイントをちゃんとおさえるようにしましょう。

ちなみに…
6m跳ぶための方法はいろいろとまとめていますのでご参照ください。

 

5m跳びたければ基本的な動きができるようにしろ!!

幅跳びの5mという距離は中学校の体育だと学年で数人なら運動神経がいいやつが跳べるであろう距離です。つまり、素人でもすごいやつなら跳べます。野球やってたりサッカーやっていて足が速い人なら勘だけで跳べます。
陸上部で幅跳びをやるのであれば、体育で5mくらいは軽く跳んで格の違いを見せつけたいところ。しかしなかなかそうもいかないのが現実でしょう。
そこで幅跳び専門だった管理人が今回言いたいことは…
5m(女子4m)を跳ぶために必要なスキルは基本だけだ!!
ということ。
5m跳ぶのに幅跳びの専門的な技術なんてものはいりません!!
頑張ると難しいことを考えてしまいがちですが、基本ができていれば結果は必ずついてきます。5mというのは基本ができていない人にとっては難しい距離かもしれませんが、基本だけ普通にできていれば簡単に跳べる距離です。

5m跳ぶためにできなければいけない5つの基本動作

基本だけできていれば5mが跳べるのですが、その基本というのが何なのかがわかっていないから跳べていないわけです。
基本というのは本当に単純な動きで、技術以前の土台となる動作です!!
接地がどうとか反発がどうとか以前の、人間が動くための自然な動作です。中学生くらいになるといろんな動きの『クセ』がついてしまっていたり、変なことを考えてしまって動きがおかしくなりがちです。もっともっと基本の動きを最初にまず見直しましょう。
今回の「これだけはできないとダメ!!」という基本のポイントは5つ!!

  • ちゃんと足を上げて走れ!!
  • 腕はまっすぐに振れ!!
  • かかとを着かずに走れ!!
  • 体は曲げずにまっすぐ!!
  • 前を見て走れ!!

この5つの動きは陸上はもちろん、ほかのスポーツでも最低限必要になる動作です。これが自然とできる人が運動神経が良い人で、できない人が運動神経が悪い人。陸上部で頑張るのであれば、練習でこの動きができるようにならなければいけません。
まず最初に自分の走りあるいは跳躍を正面からと横からビデオに撮ってみるようにしましょう。自分の動きがどれだけバラバラでイメージと違っているのかを確かめて、上の5つのポイントだけちゃんとなおしましょう。たぶんそれで5m跳べます。

①ちゃんと足を上げて走れ!!

中学レベルの大会だと、足が全然上がっていない選手がいっぱいいます。何がダメとかいう以前のレベルなのですが、足が上がっていないというのは専門的にいえば接地が長くなりすぎて足が流れている状態です。
陸上において足が流れるといひうのは代表的なダメ動作で速く走れない大きな原因でもありますが、跳躍にとって足が流れるというのは致命的な欠点となります。なんなら足をちゃんと上げて走れるようになるだけで5m跳べるかもしれません。
それくらい基本の基本
それにもかかわらずこれができていない選手は非常に多い!!そしてなぜか中学の指導者たちはこれをなおすことなくもっと専門的なことをやらせていたります。5m跳べないのであればまず最初に基本の基本である『足を上げて走る』ことができるようになりましょう。

②腕はまっすぐに振れ!!

なぜか多くの人が腕を横に振るのです。悪いことは言わないので腕はまっすぐ振りましょう!
横に振る癖がついているとまっすぐ振ったときに最初は違和感があるかもしれませんが、まっすぐ振るのが正解です。

③かかとを着かずに走れ!!

スプリント動作なのにかかとを着く人がけっこういます。何も考えていなかったり、自分では着いているつもりがないこともあるのですが、ビデオに撮れば一目瞭然。陸上ではかかとを着いていい局面は踏み切りの時だけです。

④体は曲げずにまっすぐ!!

横からみると「くの字」になって走っている人も非常に多い。これはいわゆる腰が折れた状態で力がものすごくロスされるフォームです。
前傾なんてしなくていいので体はまっすぐ直立した状態で走るようにしましょう。
特に幅跳びはいかに地面にまっすぐ力を加えられるかが重要な競技です。将来的に体が曲がる癖があると伸び悩むことになります。

⑤前を見て走れ!!

当たり前のようでできていない人は非常に多いのが「目線」です。走るときには前を向いて走りましょう。そりゃあ専門的には下を向く局面もありますが、それはもっともっと先のレベルの話です。
目線が下にいってしまうと軸が折れて反発が使えませんので足の力だけで走ることになり、速く走ることはできません。
だから目線は下げたらダメ!!

足が上がっていて腕をまっすぐ振ってかかとを着かずに体をまっすぐに前を向いて走れるようになれば5m跳べます!!
逆に言えば、5m跳べないのであればこの5つができていないのでしょう。これ、基本です。
これができなければ5m跳べないどころか12秒台で走ることも無理です。もしかするとサッカー部のほうが足が速いなんてこともあるでしょう。
陸上をやるのであれば、このポイントをおさえた動きはできるようになっておきたい!!

 

余計なことはしない方がいい!!

陸上はとてもシンプルな競技です。速く走るためにはできるだけ余計な動きを減らすことが大切。しかし、速く走るためにはいろいろやらないといけません。これが実に難しい。
で、顧問の先生とかにいろいろ言われて余計なことをしがちです。リズムがどうとか、踏み切り3歩前がどうとか…
そういうのは『幅跳びの技術』としてとても大切なものなのですが、それは土台があって初めて使える技術です。

まずやるべきは基本の習得

幅跳びを続けていればいずれ技術が必要になります。それは6mだったり6m50を跳ぶために必要なものです。しかし、技術がどれだけ上達したとしても基本がダメだと7mは跳べません。
技術はもちろん必要なのですが、それは高校レベルになってから頑張ればいいことです。5mが跳べないレベルで身につく技術なんていうものは無駄でしかない。
まずやるべきは5つのポイントで紹介したような『基本動作』です。余計なことはやらずに基本だけひたすらやったほうが競技レベルは上がります。跳躍練習なんかやらなくても跳躍レベルは上がりますので、砂場が使えなくても基本を意識していればそれだけで幅跳びはうまくなります。

 

今回のまとめ

幅跳びで5mというのは運動神経が良いひとなら中学の体育で跳べる可能性がある距離です。
陸上部で幅跳びをやるのであれば、最低でも中学3年間のうちに5mは跳ばなければなりません!!
とはいえ、頑張ってもなかなか跳べないのが5m。そんなときに変な指導をうけて変な動きをしたところで跳べるようにはならないでしょう。
5m跳べない原因は簡単で、基本ができていないから!!それ以外の理由はありません。とにかく基本ができていれば絶対に跳べます。自分ではできていると思っていても、5m跳べないのであれば基本はできていません。
まずは自分の動きをビデオに撮ってみてみましょう。そして5つのポイントだけを改善しましょう。
幅跳びの技術が必要になってくるのはもっともっとレベルが上がってからなので余計なことはしない方がかえっていいでしょう。無駄なことをやると時間が無駄になるだけでなく、変な癖がついてレベルが上がりにくくなることもあります。
そのポイントは陸上の基本の基本であり、これができなければ素人とかわりません。これさえできれば5mは跳べます!!

 

 

 

 

 






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