【東京五輪】東京オリンピックは参加標準と世界ランキング制を併用
東京オリンピックの参加資格には、従来の参加標準ではなく世界ランキング制が導入されるとのことでしたが、参加標準も併用されることになりそうです。
これにより、標準記録で出場権を獲得する選手は各種目の50%程度になる計算だそうです。
2018年シーズン世界ランキングはこちら
参加標準とランキングを併用
世界ランキング制は、記録によって換算されるポイントと大会ごとのラベリングによって決まる順位によるポイントの合計で選手にポイントが付されるシステムで、そのポイントによってランキングが決まります。
このポイントは上位5試合の平均によってランキングが決まるため、今まではよくわからない大会でも申し込み期間ギリギリに1発だけ標準を突破すれば参加できたのですが、世界ランキング制ではそれなりに実績のあるちゃんとした大会で複数回結果を出さないといけない事になっていました。
世界ランキング制では地力がある選手が代表権を採れそうというメリットもありますが、選手やコーチがポイントの取り方をわかっていないとぜんぜんポイントが伸びない、あるいは持ち記録は良いのにポイントを撮れる試合に出ていなくて代表落ちをするというリスクもあります。そしてなにより観る側としては誰がポイントリーダーなのか分かりにくい。
今回発表された標準記録については、2019年5月1日~2020年6月29日までの間が有効期限(マラソンと50kmWは5月末まで)となっているため、2019年の夏秋シーズンか2020年の春シーズンで記録を出す必要があります。
標準を突破すれば代表になる権利は得られますので、各国の選考次第ではありますが国の上位3名以内に入ればおそらく代表に選ばれるでしょう。
参加標準は世陸ドーハよりちょっと厳し目
世陸ドーハは世界ランキングではなく参加標準が採用されていまして、それについては別記事で紹介しています。
実際のところこの標準を突破できる力があれば複数回大きな大会にエントリーさえできればランキングでも出場権を採れそうな感じですが、選手にとっては目標が明確になるので分かりやすくなると思います。
今年の日本選手権は6月27~30日の日程で福岡で開催されます。おそらく有力選手はここでの優勝だけでなく、オリンピックの標準突破を目指してくることでしょうから、ハイレベルな戦いが見られるかもしれません。
やっぱり標準があった方が観る側としては分かりやすいな。
東京オリンピックの標準突破者(日本人選手)はこちらで一覧にしています
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