【2026年版】初心者向けスパイクの選び方―最初の一足は安いモデルで問題ない!―

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陸上競技を始めると、まず必要になるのがスパイク。
国内外のメーカーから数多くのモデルが発売されていますが、初心者にはどのスパイクを選べばいいのかわからない!
しかも、厚底スプリントスパイク「マックスフライ」の登場以降、陸上スパイクにも“厚底”の波が押し寄せました。
その流れとともに価格も上昇し、今では2万円超えが当たり前。モデルによっては3万円を超えるものもあります。…

では――
これから陸上を始める初心者にも、そんな高価な厚底スパイクは必要なのでしょうか?

ってことで今回は
【2026年版】初心者向けスパイクの選び方―最初の一足は安いモデルで問題ない!―
をテーマにご紹介。

✔ 初心者がスパイクを選ぶときに気を付けるべきこと

✔ 初心者はどのモデルを選べばいいのか

✔ 厚底時代の今、最初から厚底をかうべきなのか

何も知らないと、何もわからないのがスパイク選び。
だからこそ迷いやすい“最初の一足”について、現代のスパイク事情を踏まえて整理します。

毎年このテーマで記事を書いていますが、2026年の変化として大きいのは、中・上級者向けの専用スパイクから「薄底モデル」がほぼ消えたこと。
一方で、“初心者向けモデル”は依然として薄底のまま。となると疑問が浮かびます。
「初心者でも、厚底を選んだほうがいいのでは?」

結論から言います。

初心者が、いきなり高価な厚底スパイクを買う必要はありません。
むしろ最初の一足は、1万円前後の“初心者モデル”を選ぶことをおすすめします。

それではここから、2026年現在、初心者が最初の一足に選ぶならコレ!という管理人おすすめのモデルをご紹介していきましょう!

2026年版|初心者におすすめのスパイク

現在のスパイク市場は厚底が主流になっていますが、初心者が最初に選ぶべきモデルは別です。
ここではレベル・価格帯別に、“最初の一足として間違いないモデル”を紹介していきます。

①完全初心者向け(1万円以下/兼用スパイク)

多くの選手が“最初の一足目”として選ぶのが、このカテゴリーです。各メーカーも「初心者向け」として展開している、いわば入門モデル。
アッパーのつくりや履き心地はシューズに近く、クッション性が高いのが特徴。
衝撃を緩和してくれるため、体が未熟な小・中学生が履いてもケガのリスクを抑えやすい設計です。

定価は1万円ちょっとですが、実売価格は7,000円台で購入できることが多く、古いモデルなら5,000円以下で手に入ることもあります。安いこともあり、中学の貸し出しスパイクもこのカテゴリーのモデルが採用されています。

最大の特徴は“兼用スパイク”であること。
兼用とは、ピンを付け替えることで土のグラウンドでもタータンでも使えるタイプという意味です。校庭でも使う場合は、この兼用モデルを選ぶ必要があります。

特徴はシンプルです。
✔ 耐久性が高い
✔ クッション性がある
✔ 足に優しい設計
初心者、特に部活生に必要な要素に特化したモデルと言えるでしょう。
その代わり、重くて反発は少ない。速さを追求するモデルではありません。

ですが――初心者はそれで十分です。

最初の一足に求められるのは、爆発的な反発ではなく、きちんと走るための“土台作り”ができること。
大きな反発を得るには、自分で地面に力を加える技術が必要です。この「地面を押す感覚」こそがスプリントの基本。
まずはスパイクに頼らず、自分の力で走る土台を作ること。それが結果的に、いちばんの近道になります。

エフォート13(アシックス)

最初の一足として長く支持されているのが、アシックスのエフォートシリーズ。一見するとシューズのようで、裏にはゴムが張ってあって耐久性はむしろシューズよりも高いくらいです。
安定性と耐久性を重視した設計で、初心者向けの王道モデルです。「何を選べばいいかわからない」という人は、まずはこれでOK。

詳しいレビューはこちらで解説しています ↓

エックスファースト(ミズノ)

ミズノのエックスファーストも、同じく初心者向けの定番モデル。
価格帯・コンセプトともにエフォートとほぼ同じ立ち位置で、最初の一足として十分な性能を備えています。
ちなみに、管理人が最初に履いたスパイクもエックスファーストの旧型モデル(アルシオーネ)でした。

管理人も履いていたからこそ言えますが、このクラスのスパイクに大きな差はありません。
エフォートでも、エックスファーストでも、好みで選んでOKです。どちらを選んだからと言って、記録に決定的な差は生まれません。

 

ここまでが、いわゆる“王道の最初の一足”です。
ただし、部活に慣れてきて「もう少し速さも欲しい」と感じ始める人もいるはずです。そんな人には、もっと軽さや反発を少し意識したモデルがおすすめです。

次は、初心者〜中級者向けの“バランス型”モデルを見ていきます。

 

②少し走れる初心者向け(1万円前後、兼用スパイク)

このカテゴリーも兼用スパイクですが、保護性能重視のエフォート・エックスファーストから一段階ステップアップした位置づけのモデルです。
ソールがゴムではなくウレタンになるなど、より軽量で無駄を削ぎ落とした、ちょっとだけ中・上級者向けに近い設計になっています。

実売価格は1万円前後で、エントリーモデルより2~3,000円ほど高いイメージです。

では、この“2~3,000円の差”はどこにあるのか。

それは、軽さと走りやすさです。

反発性能自体はまだ初心者向けの域ですが、履き心地がシャープになり、足さばきが軽くなります。部活に慣れてきて「もっと速くなりたい」と感じ始めた選手にちょうどいい立ち位置です。

小学校でサッカーや野球をやっていたなど、ある程度の運動経験や筋力の土台がある人なら、最初の一足目としてこちらを選ぶのも十分アリでしょう。

ヒートスプリント(アシックス)

ヒートスプリントは、エフォートをベースに軽量化と走りやすさを高めたステップアップモデルです。

「え!?エフォートと違いがわからない?」

たしかに見た目は似ています。

でもよく見ると、アッパーやソールが軽量化され、プレートも走りやすさを意識した構造になっています。

軽量になった分だけ耐久性は若干落ちてはいるものの、履き心地はエフォートよりシャープになり、フィット感や力をかけたときの頼もしさも向上するなど、走りの性能が高められています。

ステップアップモデルといっても反発は弱く、クッション性も高いので初心者が最初の1足としてこれを選んでも全く問題はありません。

「じゃあエフォートとヒートスプリントではどちらを選ぶべき?」

うーん…
ちょっと乱暴に言えば、『どっちでもいい!』というのが正直なところです。
確かにエフォートよりも全体的な性能が上がっているのですが、劇的な差はありません。どちらを選んだとしても後悔することはないでしょう。試着してピンときた方や、見た目で気に入った方を選べばOKです。

ヒートフラット(アシックス)

ヒートフラットは、エフォートをベースに軽量化と走りやすさを高めたステップアップモデルで…

「え!?これもエフォートと違いがわからない?」

ですよね。
でもよく見るとヒートスプリントともちょっとだけ違いがあって、ヒートシリーズは『スプリント』と『フラット』の2モデルが展開されています。

スプリントとフラットの違いはざっくり以下の通りです。

ヒートスプリント → 軽量で短距離向け
ヒートフラット → ちょっとだけ厚底で、中距離寄り

ヒートフラットは最近の主流である“厚底“を微妙に意識したつくりになっていて、ソール全体にクッション材が入っているのが特徴です。
とはいえ、ヒートフラットもヒートスプリントも反発特性などはほぼ変わらないし、対応種目はどちらもオールラウンドで全種目に対応しているので、どちらの方が良いということはありません。

迷ったらこんなイメージでOKです。

  • 学校の校庭でガンガン使う → エフォート
  • 短距離メイン、できるだけ軽い → ヒートスプリント
  • 足に優しい、400m以上も視野 → ヒートフラット

多少の違いはあれど、どれを選んでもOKです。
試着してみてピンときたものや、デザインが好きなもの、在庫やサイズが合うものを選べば問題ありません。

エックススプリント(ミズノ)

このカテゴリーでは、アシックスとミズノで考え方の違いが見られます。
アシックスのヒートシリーズが“エントリーモデルの上位互換”と言えるモデルなのに対し、ミズノのエックススプリントはもう一段階攻めた“中級者モデルっぽい初心者向け”なモデルです。

例えば重量はエントリーモデルのエックスファーストが約215g(26.5cm片方)なのに対し、エックススプリントは約180g(27.0cm片方)と30g以上軽量で、見た目もシュッとしていてヒートシリーズより本格的なので、「ちょっと速く走れそう」と感じる人も多いはずです。

ヒートスプリントとターゲットは似ていますが、印象としては

  •  1足目でも選びやすい → ヒートスプリント
  •  2足目にちょうどいい → エックススプリント

エックススプリントは、“初心者向け”というより“少し慣れてきた初級者向け”と考えるとしっくりきます。
エントリーモデルからステップアップしたいけれど、いきなり専用モデルはちょっと怖い…そんな選手にちょうどいいモデルです。
例えば、中学3年生で、これまで使っていたスパイクがくたびれてきたから買い換えたいなんて時にはエックススプリントがぴったりです。

とはいえ、エックススプリントを最初の一足として選ぶのも十分アリ。

このカテゴリーのスパイクは、軽さやシャープさに多少の違いはあるものの、だからといって劇的に速くなったり走りが急に難しくなるようなものではありません。
部活で使っていればすぐに慣れるレベルで、この先にある『専用スパイク』との違いと比べれば誤差と言える程度です。

だからこそ――
“どうせすぐ慣れるなら、最初から少し上を選ぶ”という考え方も十分アリです。
まずは試着して、自分に合った一足を見つけましょう。

③狙い目!型落ちで安くなっている初心者にもおすすめなモデル(1万円以下/初・中級者向け専用モデル)

ここでは、上の項目で紹介したモデルよりもワンランク上の『専用スパイク』の中から、初心者でも履けるような足に優しいスパイクを管理人が厳選してご紹介します。

ポイントはこの2つ

  • かなり安い
  • 足に優しい

ただ安いだけでなく、初心者向けとくらべても安いほどまで価格が下がっていることが重要です。

専用スパイクは軽量で反発力があり、性能が上がる分、価格も少し高めです。ですが、型落ちや旧モデルかなり安く販売されている場合があります。

理由はシンプルです。
2026年の中級者向けスパイクはほぼ厚底に移行しているため、一世代前の『薄底スパイク』は性能は高くても投げ売りされることがあるのです。

こういうモデルを狙うと、初心者向けスパイクより安く、高性能なスパイクを手に入れられます。

もちろん、この選び方は何もわからない初心者がいきなりやるような方法ではありません。
「そういうのもあるんだぁ」くらいの感覚で見てもらえればOKです。
ここで紹介するのは、初心者でもケガのケアをきちんとすれば安心して履けるモデルです。

安いからといって、レベルに合わない硬すぎるスパイクやクッションの少ないスパイクを選ぶと、タイムが伸びないだけでなく、体に負担がかかりケガの原因になることもあります。
そこでここでは、安くても体に優しく、しっかり速く走れるモデルを紹介していきます!

【旧型】サイバーブレード16,SPブレード9(アシックス)

中級者向けロングスプリントモデルとして多くの選手に選ばれてきた名作スパイクも、モデルチェンジによって型落ちとなりました。
実売価格は5,000~8,000円というイメージで、安いと4,000円台から購入できます。

特徴

  • クッション性と屈曲性が高く、初めての専用スパイクとして最適
  • 足への負担は初心者向けより少し増えるが、初心者でも履けるレベル
  • 走りの性能は初心者向けと比べ格段に高く、とても走りやすい
  • 反発は控えめで、これくらい初心者でも扱える

『初めての専用スパイク』として、当ブログでも長くおすすめしてきたモデルです。
初心者の最初の一足としては、やや背伸びをしたモデルではありますが、専用スパイクの中では最も足に優しい部類に入ります。

走りの性能は初心者向けとはケタ違いで、初めてこのスパイクを履いたらその軽さや走りやすさにビックリすることでしょう。一度これを履いてしまうと、もう兼用スパイクには戻れない…
これだけのスパイクが5,000円前後で手に入るのはかなりお得です。

とはいえ、専用スパイクである以上、使い方には注意が必要です。
使い方の目安としては、
学校での練習はシューズで行い、週末の競技場練習で最大でも週に1回程度スパイクを使用する

この頻度の使い方であれば、中学生以上の選手にはかなりおすすめできます。
無理に背伸びする必要はありませんが、条件が合う人にとっては、価格と性能のバランスが取れた魅力的な選択肢になります。

価格と性能のバランスを考えると、かなり狙い目の一足です。

ちなみに管理人も過去に2度サイバーブレードを買って履いています。
詳しいことはレビューでどうぞ↓

【廃盤】エックスレーザーネクスト3(ミズノ)

ミズノが2025年までラインナップされていた中級者向けモデルです。
2021年に新型として発売された比較的新しいシリーズですが、厚底化が進む時代背景もあり評価が伸びず、2025年を最後にシリーズ自体が終了しました。とはいえ、在庫はまだまだあります。
現在の実売価格は7000円前後。場合によっては3,000円台で販売されていることもあり、見つかればかなりお得です。

特徴

  • クッション性は低い
  • 柔軟性が非常に高くて接地感が良い
  • 反発は控えめ
  • 発売当初から安売りされていた

『妙に安い』というのがこのシリーズ最大の特徴かもしれません。

エックスシリーズは展開数が非常に多く、2021〜2024年の3年間で13種類もの『エックス〇〇』というモデルが発売されました。その結果、市場では在庫が過多となり、値崩れが起きやすい状況になったと考えられます。

一覧表は別記事でまとめていますのでそちらで確認してください↓


そんな事情もあってか、市場にはあまり評価されていないエックスシリーズなのですが、管理人はエックスシリーズをけっこう気に入っていて、実際、エックスシリーズを3モデル購入しています。
そのうえで、エックスレーザーネクストを初心者の最初の1足目としておすすめしています。

エックスレーザーはクッション性は低いものの、屈曲が柔らかく、初心者向けスパイクとは別次元の接地感の良さをもつスパイクです。
ロングスプリント向け設計ということもあり、ブレードと同じく専用スパイクの中では比較的扱いやすい部類です。

ただし、クッションが薄い分、使用頻度や足のケアには注意が必要です。
条件が合えば、価格面も含めて十分検討できるモデルと言えるでしょう。

詳しいことはこれの固定ピンタイプの『エリート』のレビューを見てください↓

④いきなり厚底を選ぶなら?(1.5万円前後/初心者でも履ける厚底モデル)

ここまで読んでも、
「でも厚底がほしいんだけどなぁ」という気持ちが消えない人も多いでしょう。

わかる。
理屈はさておき、厚底スパイク、履きたいよね。
スパイクなんてものは欲しいものを履くのが一番ですから、その気持ちを大事にしましょう。

今の学生は、競技を始めたときから厚底スパイクがある“厚底ネイティブ”世代。

陸上スパイク=厚底が当たり前で、厚底を扱うこと自体が現代のスプリント技術の一部です。

だからこそ、
わざわざ薄底の初心者向けを経由しないで、早くから厚底スパイク履いておいた方がよくない?

ごもっとも。
昔は「まずは薄底で接地感覚を…」なんて言われましたが、時代は確実に変わっています。
ミッドソールが厚い=クッションがある=足への衝撃が少ない、という考え方もできますので、厚底の方が初心者向きという見方だってできます。

ただし。

厚底スパイクの主流は、高反発ミッドソール+高剛性プレート

これはやはり中級者以上を想定した設計です。
手では曲げられないほどの硬さのプレートは、たしかに高反発ではあります。
しかし、初心者にとってはその性能を走りに繋げることは難しいばかりか、レベルに合わないスパイクを履けばケガのリスクも高まります。

それでもなお、厚底スパイクが欲しいあなた。
トップモデルほど尖っていない。でも、ちゃんと厚底の走りができる。そんなスパイク…あります。
価格は1.5万円前後。初心者向けモデルの倍ほどになりますが、それは厚底を選ぶ以上、ある程度覚悟しておく必要があります。

サイバーブレード17/SPブレード10(アシックス)

先ほどご紹介したサイバーブレード/SPブレードの厚底化された新型です。
2025年発売モデルで、管理人はサイバーブレード17を1シーズン履き込みました。

詳しいレビューは別記事で↓

履き込んだうえで言えるのは――
サイバー/SPブレードなら、初心者の1足目としても十分選択肢に入る。

もちろん専用スパイクなのでケアは必要です。

ですが、兼用スパイクと比べてケガのリスクが極端に高まるとは感じませんでした。

実際に履き比べて感じたのは、
エフォートよりもサイバー17のほうが“蹴らなくて済む”ということ。

兼用スパイク(エフォートなど)はクッション性が高く安全ですが、反発が弱いため、自分で地面を強く蹴らないとスピードが出ません。
その結果、足首が動きやすくなり、ふくらはぎに負荷が溜まりやすい感覚があります。

一方、サイバーブレード17は厚底らしい推進力があり、良い位置に足を置ければ自然とスピードに乗れます。
屈曲の硬さによる負荷は多少あるものの、無理に蹴らなくても前に進むぶん、末端へのストレスはむしろ少なく感じます。

だからこそ、

「いきなり厚底を履きたい」のであればサイバー/SPブレードがおすすめ。
しっかりと厚底でありながら、初心者が現実的に扱えるバランスに収まった1足です。

ミズノスプリント(ミズノ)

ブレードを挙げたのであれば、このスパイクも外せません。
2025年末に発売された完全新型モデルで、トップモデルであるクロノインクスネオのプレート形状を踏襲したスパイクです。

見た目がほぼ同じ2種類が存在します。

  • 前足部に高反発素材を搭載した ミズノスプリントネオ
  • 全面にクッション素材を挟み込んだ ミズノスプリント(無印)

ここでおすすめするのは、ネオではなく無印モデルです。
ぱっと見では区別がつきませんが、ミッドソール構造が違います。

管理人はネオの方を履いているのですが、これがとにかく良い。中級者なら一度は履くべきだと思います。
詳しくはレビュー記事をご覧ください↓


ただし――
ネオは初心者向けではありません。
理由はシンプルで、反発がかなり強いから。
ある程度の経験を積めば最高の一足になり得ますが、最初の1足目として考えると少しピーキーです。

一方で、無印モデルは高反発材を使用しておらず、屈曲も柔らかく反発はマイルド。

プレートはネオと共通で安定性は高く、スペック上は初心者でも扱いやすい方向性のモデルです。
スパイクの特性としては、サイバーブレードと直接ライバルになるのは無印の方でしょう。

最初から厚底を選ぶなら、サイバー/SPブレードとミズノスプリントは履き比べてみる価値があります。
ネットで買うならもうどれかに決めて思い切って買っちゃうしかないのですが、お店で買うのであれば、兼用モデルと並べて実際に足を入れて比べてみるといいでしょう。店員さんにも話を聞いて、納得できる買い物をしてください。それがお店で買うメリットです。

サイバーブレードとミズノスプリントネオにアディダスのフィネスを加えた3モデルの比較も書いていますので、そちらの記事も参考にして下さい↓

⑤海外メーカーじゃだめなの?

現在のスパイク事情としては、中学生でも海外スパイクを履く選手は大勢いて、海外か日本かという区分は、もはやそれほど大きな問題ではありません。
そして、初心者向けのカテゴリーでも海外メーカーのスパイクはラインナップされています。
例えばアディダスは、日本市場でもADIZERO SPRINTSTAR(アディゼロ スプリントスター)を展開しています。

スプリントスターは実売8,000円前後で販売されており、エフォートやエックスファーストと近い位置づけのモデルです。

ナイキにも海外ではZoom Rival Sprintという初心者向けモデルがありますが、現在は日本では展開されていません。
かつては国内でも近いコンセプトのモデルが販売されており、管理人が中学生のころはナイキを履いている選手も多く見られました。

ただし、初心者向けスパイクについては「どれを選んでも問題ない」とは言い切れません。
その理由は、日本の部活動という使用環境にあります。

日本では、土の校庭での使用や練習量の多さなど、やや特殊な環境でスパイクを使うケースが多くあります。いわゆる「土ピン」のような仕様も、日本特有の事情と言えるでしょう。

その点まで考慮すると、部活動での使用を前提に長年研究開発を重ねてきた日本メーカーのスパイクの方が、初心者にとっては安心して選びやすい側面があります。
海外メーカーが悪いというわけではありませんが、最初の1足としてあえて選ぶというのであれば、それなりの理由が欲しいところです。

「見た目がかっこいい」というのも、もちろん立派な理由のひとつです。
そのモデルを履くことでモチベーションが上がるのであれば、アディダスを選ぶのも悪くありません。

 

【まとめ】初心者はエントリーモデルで十分!でも、選択肢は広い。

今回は、2026年のスパイク事情を踏まえて、初心者向けスパイクの選び方をご紹介しました。

基本的に――

初心者が最初に履く一足としては、1万円前後のエントリーモデルで十分です。
実売価格で1万円を切るエントリーモデルでも、練習も大会もまったく問題ありません。

中級者向け以上のモデルはほぼ全てが厚底になりましたが、初心者向けモデルの厚底化はまだです。
厚底時代とはいえ、初心者の主戦場である『部活動』という環境を考えれば、耐久性が高く、足に優しい兼用スパイクは今でも“正解”です。

そのうえで、

✔耐久性・足への優しさならエフォートやエックスファースト
迷ったらまずはこのカテゴリーから。部活で安心して使える“王道の一足”です。

✔兼用でも軽さや走りやすさが欲しいならヒートシリーズやエックススプリント
「少しでも走りやすいものを履きたい」という人にちょうどいいモデルです。

✔ 型落ちを狙えば専用モデルも安く買える
在庫限り。性能は折り紙付きで、初心者向けモデルより安く買えることもあります。



✔ 最初から厚底を履きたいなら、サイバー/SPブレードやミズノスプリント(無印)
価格は高めですが、最初から厚底を履けるのは“厚底ネイティブ世代”の特権です。昔の選手にはなかった選択肢が、今は普通にあります。

✔海外メーカーでもラインナップはある
陸上スパイクと言えば海外メーカー!

選択肢はちゃんとあります。

結局のところ、スパイク選びに絶対の正解はありません。

何種類か紹介してきましたが――
大切なのは、「自分が欲しいと思える一足」を選ぶこと。

初心者にはスパイクの性能の差よりも、「これを履いて走ってみたい」と思える気持ちのほうが、きっと大事です。

今回紹介したモデルの中から選べば、大きく失敗することはありません。
ぜひ、自分にとって一番しっくりくるスパイクを見つけてください。






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