陸上を始めよう 大人の陸上競技

大人から始める陸上競技

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まだまだマイナーな陸上競技。部活でやってる人がほとんどで、趣味で短距離をやっている人はあまりいないと思います。
それでも最近はマラソンブームの影響もあり、大人になってからファンランを始めたり、マラソン大会やロードレースに出場する人も増えているかと思います。

本サイトでは、あえて『track &field』としてのランニングを紹介します。
一見すると敷居が高そうな陸上競技ですが、始めてしまえばマラソンやるのと変わりません。

気軽に出場できるマラソン大会も良いですが、市民大会とか選手権でトラックを走ってみてはいかがでしょう?


大人が趣味として陸上競技を始める方法を全5回にわたって紹介します。

第1回:大人から始める陸上競技
第2回:大会に申し込もう
第3回:大会で走ろう
第4回:グッズをそろえよう
第5回:練習をしよう

 

 

 

大人が陸上をはじめるには?

近所をランニングするのもいいでしょう。
でもそれだけでは陸上の楽しさは十分には味わえません。

大人になって走るというとマラソン系がほとんど。短距離というとアスリートなイメージで、素人が気軽に始めるような感じではありません。
10年以上の競技歴がある私でも競技レベルを離れて趣味として競技場を走るようになると、やっぱり気まずさというか、肩身の狭さは感じます。

はじめの一歩を踏み出すまでは思い切って頑張るしかありません!!

一歩を踏みだしちゃえばどうということはない

では、陸上を競技をスタートするにはどうしたらいいのでしょう。
いろいろなやり方があるのでそのあたりを紹介。

クラブチームに所属するのが楽

サッカーや野球チームと同様、陸上のクラブチームというものが存在します。役所で聞いてみたり、インターネットで探してみましょう。

子供(中学生くらいまで)のクラブチームは探せば結構みつかると思いますので、お子さんに運動をさせたい、足が速くなってほしいなどと考える親御さんは是非見学へ。

大人でも入れるクラブチームがあればそれに入るのが一番楽でしょう。ほとんどないと思いますが。
あったとしもなかなか高い会費をとられたり、コーチが元バリバリの選手だったりするので、素人だとちょっと申し込みずらいかもしれません。
ただ、金とやる気がある人はクラブに入った方が確実に上達も早いし友達もできます
走るだけなのに月謝を払うという事に抵抗がなければ入会しましょう。

あるいは有志が集まってチームを作っている陸上サークルのようなものがあるならば声をかけてみましょう。フェイスブックなんかで探すと見つかると思います。
たいていは歓迎してくれるとは思いますが、たいていは長距離のサークルです。
短距離のチームなんてあるのかな?

実質的には個人で始めるしかない

陸上は個人競技なので、チームに所属する必要はありません。
仲間を集めなくても、誰でもひとりで競技を始められます。大会に出るのに必要な『陸連登録』も個人で簡単にインターネットから出来ます。

っていうか、大人の陸上クラブなんてほとんど存在しません

本当はクラブチームに入って始めるのが楽なんですが、実質的には個人で勝手にやるしかないのが陸上競技の現状。
不安な要素は、競技場での振る舞い方専門的な競技スキルくらいです。

競技場での振る舞いはこのページの後の方に書いてあります。これだけ守っておけば大丈夫です。
競技スキルは経験者に学ぶしかないので諦めてyoutubeでも見ましょう。あるいはネットサーフィンで知識を付けましょう。
敷居の高そうな陸上ですが、始めてしまえば非常に簡単。練習も釣りやゴルフと同じように自分だけでできます。

今回は、この個人で陸上を始める方法を中心に紹介します。

1.必要なもの

ジャージランニングシューズだけあればとりあえず大丈夫です。
スパイクは大会に出るには必須ですが、練習だけなら必要ないので半年くらいやってから考えましょう。
あとは個人競技なのでやる気が必要。やる気がなくなるとそこで終りです。頑張ってください。
ジャージはなんだって大丈夫ですが、ランニングシューズはそれなりの物を買った方がいいかもしれません。

2.走ってみる

誰もが最初は素人です。なにをやればいいのかわからないのは当然です。
とりあえず家の周りを2キロくらい走ってみましょう
競技場に行くのはその後でぜんぜん問題ありません。とりあえず家の周りを走ってみて、走っている自分を感じましょう。
できれば週に2回、1カ月くらい続けてみるとやってる感出ると思います。

3.競技場に行ってみる

陸上競技場に行ってみましょう
これは大会に行くというわけではなく、個人で競技場を走ってみようってことです。
意外にもたいていの競技場は一般開放されていて、利用料金(50~300円くらい)を払えば誰でも自由に使用することが出来るのです。

開放状況はHPで開放状況をチェック
するか電話で問い合わせすればわかります。
競技場では高校生やら中学生が練習してると思いますが、臆せず頑張りましょう。
大勢いるのが嫌なら午後行けば空いていてほぼ貸し切り状態で使用できます。

4.競技場を走ってみよう

適当にウォームアップとストレッチをしてからトラックを走ってみましょう。
競技場には公のルールと暗黙のルールがありますので、そこだけは気をつけましょう。
後の方で解説します。

5.あとでスパイクを買ってみよう

競技場に行くとスパイクを履いてみたくなると思います。
いろんなスパイクがあるのでいろいろみて適当に好きなのを買ってください。
初心者だからって必ずしも初心者用を買う必要はありません。金に物を言わせるのもアリです。
個人競技ですから。

 

 

競技場でのマナー・ルール

競技場を走るに当たって気を付けないといけないことがあります。
これさえ守っていれば誰かに迷惑をかけることはありませんし、怒られることもないはずです。

公のルール

普通にしていれば大丈夫だと思いますが、一応確認です。
常識的な行動をとっていれば公のルールを破ることは無いと思います。

トラックは左周り

理由は諸説ありますが世界中でそう決まってます。
逆走すると邪魔なだけでなく、ぶつかって危険です。アップから練習まで全部左回りでやりましょう。

飲食禁止(ピクニック禁止)

給水は問題ありません
ちょっとおにぎり食べるくらいなら別に大丈夫ですが、練習してる横でから揚げとか食べてると怒られることがあります。
どうしても食べたい場合はロビーのベンチとかであれば何にも言われないでしょう。

時間厳守

たまに午後だけ貸切になっていたりして12時までに退場の場合とかがあります。
各競技場によって時間の区切り方が違うので気をつけましょう。事前にHPを確認しておいた方がいいと思います。

芝生は立ち入り禁止

なぜか立ち入り禁止の競技場がほとんどです。
たまに入れる競技場もありますが、たいていの競技場ではちょっとでも入るとその瞬間にどこからともなく係のおじさんが飛んできて怒鳴りちらされます

1.2レーンは走行禁止

競技場によっては走れますが、1.2レーンはタータン保護のために封鎖されていることが多いです。
カラーコーンがおいてあったら勝手に動かさないでください。8レーンの競技場であれば3~8レーンを使うようにしましょう。

 

暗黙のルール(これをやると非常に危険です)

なんとなく空気を読めばやっていい事と悪い事がわかると思います。

走る人とは距離をとる

これからスタートしようとしてる人の真横に立ったり横切ったりしないようにしましょう
邪魔だし危ないから。
ちょっと離れて待って、その人が走っていってからレーンに入るようにして下さい。基本的には1レーン1人です。
レストの時間が終わったとしても先にレーンに入っている人がいなくなるまで待ちましょう。

逆走禁止

たまにアップやダウンでトラック内をジョグで逆走する人がいますがこんなん絶対にダメ。
トラック内は絶対は逆走禁止です。
トラック外なら別に問題はありませんが、混んでる時は状況を見てください。
考えればわかると思うのですが、トラックを逆走してるとぶつかります。長距離のいわゆる市民ランナーに多いですが、超危険。
ただし、ガラガラの時は問題なし。

トラック内に留まらない

トラックは走るだけの場所です。
走る前にトラック内でお喋りしたりストレッチししてると非常に危険だし邪魔です。

トラックに入ったら速やかに走る。
走り終わったらトラックから出る。

距離のマークを置きたい場合はトラック内ではなく内側か外側に置きましょう。

レーンを横切る時は必ず後方確認

後ろから走ってくる人がいます。走ってる人絶対優先です。
余裕を持って渡りましょう。

決まったレーンを走る

走り始めたら基本的にはレーンチェンジは禁止です。蛇行しないでまっすぐ走りましょう。
後ろから隣のレーンを速い人が走ってくるかもしれません。

急に止まらない

後ろから続いて走ってきてる人がいるかもしれません。
急に止まると危ないので、ゴールしても急に止まらずに後ろを確認しながら流れでコース外まで出ましょう。
ゴール直後に倒れ込んだりするのは絶対にダメ。
ダウンする場合はレーンの外まででてから倒れましょう。

リバースは所定の場所で

頑張れば吐くこともありましょう。トラック内では勘弁してください。
できれば水道で。

揉め事禁止

たとえイラッとしても多少の事には目を瞑りましょう。
たまに怒鳴ってる人もいますが、みっともないですし邪魔です。

器具は共用品

スタートブロック等の器具類は競技場でレンタル出来ます。
数が限られているので、途中で他の人が貸して欲しいと言ってくることがありますが、そういう時には早い者勝ちではないので一緒に使いましょう。
たまに『これが終わってからね』っていう中学校の先生がいたりしますが、こういうのはギルティ。

 

公のルールは競技場を使う上での当たり前のルール、暗黙のルールは安全のためのルールです。部活では教えてくれる人がいても、大人になると誰も教えてくれません。
スプリンターとの接触は交通事故と変わらないのでホント気をつけましょう。過去に死亡事故もあります。
いわゆる市民ランナーがスタート待ちをしたりゴールで止まったり逆走アップする集団がいる競技場もありますが、もうそれはどうしようもないので自分は気をつけましょう。 文句を言っても無駄です。
もし不安なら、混雑する午前中を避けて3時くらいに競技場デビューしてみましょう。

 

 

ここまでくればもうほぼ陸上選手です。あとは適当に大会に出ましょう。
恐れることはありません。
陸上は自分中心の競技なので足が遅くても誰にも笑われませんし誰にも怒られません。そもそも人の走りなんか誰も見てません。

大会に申込もう編へ続く…

 

 






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