【ドーピング】コールマンが東京五輪出場禁止に!!21年11月までの18か月間の資格停止処分!
コールマンがドーピング違反で東京五輪出場停止!!
世陸ドーハで100mチャンピオンとなったクリスチャン・コールマン(アメリカ)。ポストボルトの第一人者として大きな期待を背負っていたコールマンですが、19年にドーピング違反(居場所情報の報告)を犯しており、一時は世陸ドーハにも出場できない可能性がありました。
なんやかんやゴネた結果ドーハには出場できることになったのですが、コールマンは2022年5月までの2年間の資格停止処分を受けることになりました。
しかし、コールマン側はそれを不服として上訴しており、今回の決定となります。
今回決定されたのが
資格停止の期間を2年間ではなく18か月間とする
というもの。その結果、
22年5月までだった停止期間が半年短縮され、21年11月までの資格停止に変更となりました。
どっちにしても東京オリンピックには出られない!!
世界チャンピオンであるコールマンですが、2年間だろうが18か月間だろうが、どちらにしても東京オリンピックが資格停止期間にあたるため、出場できません。
東京オリンピックはチャンピオン不在で開催となり、かなり残念。そればかりか、2022年にはアメリカのユージーンで世陸が開催予定ですが、これを前にアメリカのチャンピオンがドーピング違反を犯しているというのもまた問題。
アウトなのにドーハに出場させた陸連の判断が間違いだったわけです。陸連の判断が結果的に陸上の価値を下げたことは間違いありません。
コールマンの違反は居場所の申告の違反
コールマンがゴネている理由は違反の理由です。
ドーピング検査っていうのは抜き打ちで行われるため、トップアスリートは事前に居場所を申告する必要があります。申告した場所にいない場合は違反になってこれを3回やってしまうと資格停止処分になるわけですが、コールマンはこれを3回やらかしています。
で、3度目の違反の言い訳が『クリスマスの買い物に出ていたから』というものでこれもまたどうしようもない。
2度違反をしているにもかかわらず、そんなことで3度目の違反をするようなチャンピオンが潔白だとは誰が思うだろうか。
ドーピング違反をしたのに数年後にカムバックして世陸ロンドンで優勝して大ブーイングを受けたガトリン、そのレースで3位になったコールマンはドーピングのやばさを感じなかったのだろうか?
歴代の世界ランク上位者はほとんどドーピング違反歴あり
ドーピングは陸上界の闇です。
世界の歴代トップアスリートはほぼドーピング歴あり。その理由は陸連の処分が甘いからにほかなりません。ガトリンをはじめとして、ブレイクやパウエルなどのドーピング歴者が処分を開けてから普通に大会に出てきているのが現状です。
日本でもガトリンの違反は治療目的でしょうがなかったみたいな風潮がありますが、あんなの完全にアウトでしょう。エンタメ的にはチャンピオンが黒だと盛り上がらないのでしょうが、ロンドンの会場のように日本でもドーピングには厳しい目が向けられるようになるべきです。
歴代ランキングとドーピング歴はこんな感じ↓
歴代 順位 |
選手 | ドーピング | 記録 |
1 | ウサイン・ボルト | 9.58 | |
2 | タイソン・ゲイ | あり | 9.69 |
ヨハン・ブレイク | あり | 9.69 | |
4 | アサファ・パウエル | あり | 9.72 |
5 | ジャスティン・ガトリン | あり | 9.74 |
6 | クリスチャン・コールマン | あり | 9.76 |
7 | ネスタ・カーター | あり | 9.78 |
8 | モーリス・グリーン | 9.79 | |
9 | スティーブ・マリングス | あり | 9.80 |
10 | リチャード・トンプソン | 9.82 |
じつに10人中7人がドーピング違反歴あり。ボルトがいかにすごかったのかがわかります。
今回のまとめ
ドーピングの違反をしながらもなぜか出場権が認められてドーハで優勝してしまったコールマン。結局処分を受けて東京五輪には出られないことになっていたのですが、処分期間が半年短縮されました。
検査で違反が認められていないのだからクリーンだというのがコールマンの主張ですが、チャンピオンのドーピング違反は陸上界の尊厳を大きく損なうもので、アスリートとして絶対にダメなこと。にもかかわらずやらかしたコールマンの罪は重いでしょう。
陸連の処分は非常に甘いのでいずれ復帰してチャンピオンとして立ち回るのでしょうが、ドーピング歴者には厳しく目を向けたいところです。
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