【市民スプリンター】大人になってから陸上を始める初心者が気を付けることは?

大人から始める陸上競技

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陸上競技は学生を中心にしたスポーツです。しかし、マラソンは大人の競技人口が多く生涯スポーツとして広く受け入れられています。
管理人は30歳を過ぎた今でも趣味で陸上をやっていて、陸上chをはじめた目的の一つは『陸上競技を生涯スポーツとして広めたい』というものです。15年以上陸上競技場に通っていて、マラソンがブームになってランニング人口が増えても競技場に来る大人の数は全く変わっていない現状を憂いているのです…

ってことで今回は大人の陸上競技、市民スプリンターのための記事。
大人になってから陸上を始める初心者が気を付けることは?
をテーマにご紹介。
マラソンと違っていろんなハードルがある陸上競技を多くの人に楽しんでもらうべく、まあまあのレベルで競技をしていた陸上歴15年以上の管理人が、陸上を始めようとしている初心者に伝えたいことを紹介して行きます。

陸連登録とか競技場の使い方とかについては別の記事でまとめていますのでそちらもご参照ください↓

 

 

陸上初心者が気を付けることは?

大人になってから陸上を始めようとしている人が気を付けるべきことをザックリと。
マナー的には基本的には普通に生きていて身に着く常識があれば問題ありません。ここではもっと精神的なこととか道具のことを紹介します。

陸上競技をするうえで気を付けること

市民スプリンターとして、陸上を生涯スポーツとして楽しむためにはある程度の心意気も必要になります。
別に特別なことが必要なわけではありませんが、陸上はスピードが高いので場合によっては危険なシチュエーションもあるスポーツ。安全に、トラブルなく練習や試合を進めていくために気を付けた方がいいこともあるのです。
特に怪我のリスクが高いのが陸上の特徴。
他の生涯スポーツと比べると怪我のリスクは格段に高いため、それなりの準備や対策が必要になります。

スポーツにはスポーツマンシップが必須!!

まず最初に、絶対に忘れてはいけないことがスポーツマンシップです!!
大人になると権利を主張したくなりがちですが、スポーツマンシップを忘れないようにしましょう。これはレベルや年齢に関係なく、競技者として絶対に忘れてはいけません。
たとえば、競技場の受付の人にちゃんと挨拶するとか、道具を借りた時にお礼を言うとかそういうことです。別にトラックに向かって礼をする必要はありません。
たいていの問題はスポーツマンシップさえあればでなんとかなります
特に陸上はボランティアによって競技が成り立っているスポーツで、大会の運営や審判はみんなボランティアです。競技場だって市営で採算なんか絶対にとれていないであろう格安で使えるところばかり。
マラソン大会では中止になったり時間がずれたりすると運営に文句言うひとがたくさんいますが、ああいうのは大会側も営利団体なのでまあいいんですが、陸上ではやってはいけません。
また、譲り合いの精神を持って練習しましょう。いざ走り出そうと思ったタイミングで別の人が走ってくることもあるでしょうが、そういうときは数秒待ってレーンを譲って下さい。レーンを譲ることは安全にもつながります。
陸上競技を通して身体のみならず精神の成長を目指しましょう。

市民スプリンターは学生とは違う!!

市民スプリンターをやっていくうえでかなり大事なのが目標を決めておくこと。
『12秒台で走る』でもいいし、『試合にたくさん出る』でも『怪我せず1年間練習を続ける』でもなんでもいいので自分なりの目標を決めましょう。
学生と違って3年間という制限がない市民スプリンターは目標設定をしないとダラダラとやってしまいがちで、目標を決めておくと張りが出ます。
また、学生は人生をかけて陸上をやっていますが、市民スプリンターは趣味です。
次の大会で10秒台を出せなければ引退して大学にも行けなくなるかもしれない学生選手とちがって、市民スプリンターは今シーズンがダメでも来年頑張ればいいんです
シャカリキになれことも陸上の魅力ではありますが、心に余裕をもって競技しましょう。

力を入れたら怪我をすると心得ろ!!

市民スプリンター最大の敵は怪我です!!
怪我と向き合う必要があることもまた市民スプリンターには避けて通れない道なのです。
マラソンやゴルフといった生涯スポーツは怪我のリスクが非常に低いというのが生涯スポーツたり得る部分ですが、陸上競技は怪我のリスクが非常に高い!!
陸上では怪我を防ぐ努力をしなければすぐに怪我をしてしまいます。防ごうとしていても怪我します。
毎日練習をしている学生でも怪我をするのですから、体ができていない初心者が急に走ったら怪我することは目に見えています。管理人も毎年肉離れしています。
基本的には頑張ったり力をグッと入れたら怪我をすると思った方がいい。気持ちよく8割くらいの力感で走れば大丈夫だと思いますが、走るということは常に怪我と戦うギリギリのせめぎ合いだと心得て下さい。

練習しても足は速くならない!!

youtubeなんかを見ていると10秒台で走る人がいっぱいいるので、『練習すれば11秒台くらいはいけんじゃね?』と思うかもしれませんが、まず無理です。
11秒台で走れるのは極一部の才能のある人だけ!!
学生時代に運動部で運動神経が良かったひとでも最初は12秒5が出ればいいほうです。
学生の陸上は足の速い人の中でさらに速い人を決める競技で、そんな中でそれなりにやっていた人が陸上系youtuberです。普通の人は一生努力しても10秒台では走れません。っていうか、才能があっても10秒台は無理。
10秒台出せば全国の高校ランキングで100位ちょっとくらいに入れますので、全国の同じ学年の人をのなかで最も足の速かった100人が10秒台です。11秒台は高校の学年で一番足が速い人ぐらいの速さです。
ゴルフやマラソンと違って陸上は練習をしたところでタイムはほとんど変わりません。記録が良くなることを期待して始めるとガッカリすることでしょう。
しかし、体はマッチョになるし、速く走れる感じににはなりますので無駄ではありません。

 

 

道具選びで気を付けること

陸上のいいところは道具がほとんどいらないことです。
シューズ・ウェアさえあれば練習から大会まで出来ちゃいますので、これと言って買わなければいけないものっていうのもありません。
初心者が揃えた方がいい道具については別記事でまとめています↓


ここでは、道具を選ぶときに気を付けておくべき心がけを紹介します。

速く走るよりも怪我をしないことが大事!!

市民スプリンター最大の敵が怪我だと言いましたが、市民スプリンターは怪我を避けることに全力を注ぐべきことです
速く走ることよりも怪我をしないことの方が大事!!
道具選びでは、怪我をしないために必要な道具を選んでいくようにしましょう。速く走るための道具選びではなく、怪我をしないための道具選びを心がけて下さい。レベルが上がってくると怪我もしにくくなるので、そうなったら速く走れる道具を買いましょう。

スパイクは怪我のリスクがあるものと思え!!

スパイクはピンが付いていてとてつもないグリップがあるため、筋肉や関節への負担が尋常ではありません
普通の人がスパイクでダッシュをすれば8割くらいの確率で肉離れすると思います。
スパイクを履くというのは普段の練習よりも負荷が倍増するくらいのイメージ。それくらいスパイクは危険。スポーツに怪我はつきものですが、スパイクはリスクがあまりに大きい。
練習ではできるだけシューズを使うようにして、大会の調整や当日だけスパイクを履くようにすればリスクを回避できます
怪我をしないことを第一に考えてスパイクを選ぶならば初心者向けオールラウンドがおすすめです。
エフォート(asics)ブレイブウイング(mizuno)を中心に選べば間違いはありません。

怪我を避けるためには初心者向けオールラウンドがベストな選択です!!
でも本当は市民スプリンターには中級者以上のスパイクを履いて欲しいと思っているのです…

そんなことはまた別の機会に紹介して行こうと思います!!

とにかくシューズが大事!!

怪我の最大の原因はスパイクです
そのため、練習ではスパイクを履かない方が良いと思います。スパイクを履いて怪我をしてしまうとその後2カ月くらいは走れなくなりますので、シューズで負荷を減らしてでもしっかりと練習を積むことが重要なのです。
そこで大事になってくるのがランニングシューズです。多少高くてもいいシューズを買いましょう。
シューズには多くの種類があり、それぞれかなり個性があります。自分に合ったシューズを選ぶこともまた陸上の楽しさでもあり、難しさです
ちなみに、ランニングシューズ界の『初心者向け』『上級者向け』っていうカテゴリー分けはマラソンの走力を基準にしています。そのため、初心者だからといって初心者向けを買って競技場で使ってしまうとクッションが強すぎたり重すぎたりといった不都合がでることも…
シューズの選び方についてもまた別の機会に紹介します!!

ふくらはぎサポーターがめちゃくちゃ効果的

管理人が声を大にして言いたいこと。それは…
ふくらはぎサポーターは買っておいたほうがいい!!
ということです。カーフサポーターとも言います。
こんなやつ↓

大人が陸上をやると肉離れを頻発します。
管理人は学生時代から足がつりまくっていて、大会では必ずふくらはぎをつっていました。当時は肉離れをしたことはなかったのですが、大人になって復帰するとふくらはぎの肉離れを頻発するようになって痛感しました。
学生時代につっていたものが大人になってからは肉離れになった感じ。
さすがにこれはまずいということで管理人が行きついたのはふくらはぎサポーターです。
ロングソックスみたいな感じで意味あるのか疑問だったのですが、一度履くともうこれなしでは怖くて走れません。っていうか、今年はこれを忘れて走ったら肉離れしましたので最近はこれをゴリ押ししています。
最初履いた時は『きつすぎ?』と思うくらいでしたが、今ではそのくらいの締めつけがある方が安心します。

陸上ch的には大人にはシューズ・スパイクと並んでカーフサポーターは必須装備として位置づけています。

 

 

今回のまとめ

陸上が生涯スポーツとしていいと思っています。大人になってから陸上競技を初めて市民スプリンターになる人が増えれば嬉しいのですが、なかなかそうなっていないのが現状です。
陸上を始めるときには特にこれといって必要な準備は無く、スポーツマンシップをもって自分の目標をたてて始めれば趣味として非常におもしろいはず。
しかし、怪我のリスクがたかいのが陸上の難点。
道具を揃えるときには速く走るための装備よりも怪我をしないための装備を心がけると良いと思います。
管理人のおすすめはカーフサポーター。ふくらはぎの肉離れを少しだけ防ぐことができます。

 






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