【女子100m】シェリーアン・フレイザープライスが今季2度目の10秒67で世陸オレゴンでは優勝候補筆頭!?

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世陸オレゴンを前に6月後半は各国の有力選手が調子を上げて好記録をマークしています。
なかでも今回は…
女子100mのシェリーアン・フレイザープライスが2度目の10秒67をマーク!!
っという話題をご紹介。

世陸北京で初めて100m金メダルを獲得し、ボルトと同じ時代を生きた大ベテランのシェリーアン・フレイザープライス。
『ポケットロケット』と呼ばれる彼女の走りは出産を経てもなお勢いは衰えず、いやむしろそのパフォーマンスは向上すらしていて、世陸オレゴン大会でも優勝候補筆頭です。

 

 

フレイザープライスは35歳にして『全盛期』の超人


画像引用:https://worldathletics.org/

国籍:ジャマイカ
PB:100m10秒60(世界歴代3位,2021年)、200m21秒79(世界歴代20位,2021年
・1986年12月27日生まれ(世陸オレゴンでは35歳)
・身長152cmとかなり小柄で着いた愛称は『ポケットロケット』
・走りはまさにロケット!弾丸のようにパワフルな走りは他に似た選手がいない
・貧困街の出身で、『ポケットロケット財団』を立ち上げて支援活動をしている

・実績は北京五輪でのジャマイカ女子初の100m金メダル獲得でに始まり、以下の通りで伝説級!
【五倫:金×3,銀×4,銅×1、4位×1】
2008年北京(100m
2012年ロンドン(100m、200m、4継
2016年リオ(100m、4継
2021年東京(100m、200m4位、4継
【世陸:金×9、銀×1,4位×1】
2009年ベルリン(100m、4継
2011年テグ(100m4位、4継
2013年モスクワ(100m、200m、4継→女子史上初の世陸短距離三冠!!
2015年北京(100m、4継
2017年→出産のため欠場
2019年ドーハ(100m、4継

オリンピックの活躍は動画でまとまっているのでそれ観とけば一発でそのすごさがわかるはず↓

2017年に男の子を出産後競技に復帰し、翌2018年には10秒98で走っています。
ドーピング歴はアリで、2010年にドーピングでの半年間の資格停止(結局短縮)がありました。

フレイザープライスは30代になってからのパフォーマンスがすごい!

今回注目するのはキャリア後半にもかかわらずパフォーマンスが全盛だということ。
シェリーアン・フレイザープライスのパフォーマンス10傑はこんな感じ↓

  記録 年齢 記録日
1 10.60
(+1.7)
34歳 2021年8月26日
2 10.63
(+1.3)
34歳 2021年6月5日
3 10.67
(-0.4)
35歳 2022年5月7日
4 10.67
(+0.5)
35歳 2022年6月18日
5 10秒70
(+0.6)
25歳 2012年6月29日
6 10.71
(-0.3)
26歳 2013年8月12日
7 10.71
(+0.1)
32歳 2019年9月29日
8 10.71
(+1.0)
34歳 2021年6月25日
9 10.72
(-0.3)
26歳 2013年9月6日
10 10.73
(+0.1)
22歳 2009年8月17日

赤字は出産(2017年)以降の記録です。
陸上選手は30歳くらいになるとだんだんと終わりが見えてくるのが普通で、彼女も30歳で男の子を出産しています。多くの人がこれで選手としてはひと段落と思ったことでしょう…
しかし、フレイザープライスの場合はむしろここから好記録を連発!!
特に34歳となった2021年シーズンは世界歴代3位の10秒60をマークしてPBを更新するなど絶好調で、東京五輪では惜しくも銀メダルとなりましたが、ここでも10秒74の好記録をマークしてジャマイカの表彰台独占という偉業を達成しています。

 

 

35歳にして今季10秒67を2度もマーク!!

まずは動画をチェック!!

これは6月18日にパリで行われたダイヤモンドリーグの様子。他を圧倒する走りは圧巻。
加速局面が終わったあたりからのスムーズな走りとそれを後半まで失速せず繋いでくる技術の高さは必見です。

走りの特徴自体は過去動画を見ればわかる通り2008年から通ずるものがあって、小柄ながら手足をブンブン回して力強く推進力を得ていく選手です。しかし、2008年ではアゴが上がって足が流れていたのに対し、最近は完全に修正されていて何も欠点が見つからない…
完璧なタイミングで完璧な接地をして最大限の反発を受けてそれをロスなく推進力に変えています。技術は世界歴代最高レベルの域に達していると思います。
体は衰えているはずですが、これだけの技術があればあと10年は10秒台で走れそう!?

とにかく、ジャマイカから飛行機で数時間で行ける「ほぼ地元」のアメリカで行われる世陸オレゴンはキャリア集大成となるであろう大会です。
この大会をランキングトップの優勝候補筆頭で迎え、連覇の期待に応えられるか注目。

 

 






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