【2023年版】初心者の陸上スパイク選び~高校生が選ぶべきスパイク~

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陸上で唯一の道具であるスパイク。各メーカーからたくさんのモデルが出ていて一見するとどれも同じように見えますが、それぞれに特徴があるのです。
陸上初心者のうちはどれを選べばいいのかわからないかもしれませんが、この記事を見ておけばもう大丈夫!!

ってことで今回は
高校で陸上部に入った陸上初心者のためのスパイク選び
気が付けば陸上歴20年以上の元幅跳び7mジャンパーがスパイクの選び方をご紹介!!

 

 

とりあえずこれ!初心者におすすめな陸上スパイク

最初にこれを買っておけ!!というモデルをご紹介。
初心者モデルは『オールラウンドモデル』と呼ばれていて、跳躍も含めてすべての種目に使えるとされていますが、言い換えれば中途半端ではあります。耐久性とクッション性が重視されていて怪我しにくいのがこの初心者モデルです。
中級者向けモデルは短距離に特化したモデルのため走りやすさや反発が強いのが特徴ですが、足への負担は大きくなります。試合で良いタイムを狙うのであれば中級者向けを選ぶ必要がありますが、体が出来ていない初心者が練習で使うには怪我のリスクがあります。
そのため、ここでは中級者向けであっても初心者が履いても問題のないクッション性能と保護性能をもったモデルをご紹介します。

ミズノ(初心者向け2モデル)

ミズノからは初心者向けに2つのモデルが出ています。

エックスファースト

スパイクというものに慣れるにはこれが最適。
エックスファーストはミズノの初心者向けのオールラウンドモデル。クッションが強くて足への負担が軽いのが特徴で、最初の1足ならこれを選べば間違いない。
ヒール部分がゴムのため重さはあるものの耐久性が非常に高く、かかとを踏もうがなにしようが壊れることはない。特別な取り扱いをしなくていいので気楽に履けるスパイク。
土・タータン兼用のため校庭での練習でも使うことができ、ケガのリスクも少ない初心者向けの定番モデル。

Xスピリット

記録を狙うためではなく、練習をするためのスパイク。
ブレイブウイングと同じように見える初心者向けモデルだが、アウトソールがゴムではなくメッシュになった軽量モデル。ブレイブウイングよりも約30gほど軽いため、短距離的な足運びができる。
軽量とはいえ耐久性は非常に高く、こちらも土でも使える兼用モデル。クッションも強いので足への負担は非常に軽いため、ブレイブウイングほどの耐久性はいらないという人にはこちらがおすすめ。
中級モデルのスパイクに比べれば重たさはあるので、このスパイクで物足りなさを感じるようになったら中級者向けにステップアップ!!

 

アシックス(初心者向け3モデル)

アシックスは初心者向けモデルに力を入れていて、ヒートシリーズが2種類あります。兼用モデルは性能自体は大差がないので見た目で選んでOKです。

エフォート

アシックスの初心者向けド真ん中なスパイク。

エフォートってのは『努力』とかっていう意味で、がんばれ~ってことらしいです。
位置づけ的にはミズノのブレイブウイングと同じで、初心者向けスパイクのド定番。初めの一足はエフォートかブレイブウイング以外を選ぶ必要はないくらいにド真ん中です。
重さがあるのでスプリントスパイクとしては最低限の性能しかありませんが、スパイクに慣れるためのスパイクと考えればこれで十分です。
1年目はこれを履いて頑張って、2年目から中級者向けにステップアップするのも良いと思います。

ヒートスプリント・ヒートフラット

初心者モデルのなかでも対応距離を分けて使いやすくしてあるモデル。
どちらもエフォートと比べると軽量になっているので位置づけ的にはエックススピリットと同じですが、短距離向けのヒートスプリントと中距離・跳躍に対応したヒートフラットに分かれています。短距離をやるならヒートスプリントがいいでしょう。
ヒートスプリントはエフォートの軽量版、ヒートフラットはその厚底版と考えていいです。
土兼用モデルなので反発が少ないのでエフォートと比べても「走る」性能はほぼ差はありませんが、アッパーが柔らかくてフィット感の高い者になっているので履き心地はこちらの方が良いです。

中級者向けモデルでもサイバーブレードなら大丈夫!

基本的には、初心者であれば初心者向けスパイクを買うのがベストです。ただ、高校生であればいきなり中級者向けスパイクを履いても大丈夫。
平日の練習はシューズでやって、週末の競技場練習でだけスパイクを履くっていう使い方がおすすめです。

サイバーブレード・SPブレード

アシックスのロングスプリント向け人気ロングセラーモデル。
専用モデルなので土では使えませんが、クッション性が高くてプレートも軟らかいため反発が控え目なので高校生であればいきなりこれを買うのもアリです。

ベルトタイプの『サイバーブレード』と紐タイプの『SPブレード』に分かれていますが、プレートは同じですので好きな方を選んで問題ありません。設計自体は古いものの、2021年モデルからはアッパーの素材が変更されたり付属ピンが短くなったりといった改良がされています。
400mを中心としたロングスプリンターに非常に人気があるモデルで、そこそこの反発がありながらクッション性と安定感が高いのが特徴。反発があるのである程度の筋力を要求されますが、クッションが多いため足への負担はそれほど大きくはありません。
最初の一足としては若干とがったモデルではありますが、スパイク全体の中ではクッション性に振ったモデルですので、怪我に注意して使えば大丈夫だと思います。毎日競技場で練習をするような環境だと怪我のリスクがありますが、週末しかスパイクを履かないのであればかなりオススメです。
初心者から上級者まで誰が履いても期待に応えてくれるスパイクです。
管理人も旧モデルを履いていてレビューしていますのでご参考ください↓

 

目的によって選ぶスパイクを変えよう

陸上部といっていろいろあります。強豪校であれば多少のリスクを負ってもハイレベルな走りが要求されるでしょうし、弱小校であればスパイクすらいらないかもしれません。
自分が目指す陸上はどこにあるのか、どういう陸上競技生活を送りたいのかによって、当然選ぶスパイクは変わります。

怪我を避けたいならシューズがベスト!!

元も子もないですが、怪我を避けたければ競技場でもシューズを履くべきです。
新入部員は夏までスパイクを履かなくても良いくらいだと思います。それくらい、陸上の怪我は長引きます。
つまり、怪我を避けるために初心者用スパイクを履くのは最善とは限らないのです。部活に入ったらスパイクの前にランニングシューズを買うと思いますのでそれで練習をしてもいいですし、陸上用のスパイク風シューズというのがあります。アシックスの『ウインドスプリント』とミズノの『ビルトトレーナー』というシューズがそれ。このようなシューズは履き心地はほとんどスパイクなのですが、ピンやプレートがないので足への負担が少ないのが特徴です。
トップ選手も冬季練習やアップではスパイクではなくこういうシューズを使用しています。

 

どちらも普通の靴ではないので移動やジョギングでは履けませんので、ランニングシューズとスパイクの他にこれを買う必要があるのでちょっとお金はかかるかもしれません。しかし、競技場専用シューズといって差し支えないほどに競技場でのスプリントに適しています。
怪我をせずに練習を積むためであれば、初心者向けスパイクよりもむしろトレーニングシューズを買った方がいいかもしれません。もちろん、これでは試合に出られないので試合に出る時にはスパイクを買う必要があります。

管理人も持っていますが、完全に買いです!!

 

 

今回のまとめ

高校の陸上部に入って陸上競技を始めるという人はたくさんいます。
初心者のうちはスパイクも初心者向けのものを選んだほうがいいのですが、
それは
怪我のリスク
を避けるため。
初心者向けのスパイクがミズノ・アシックスからでていますので、最初の1足は初心者用スパイクを選ぶといいでしょう。
初心者向けのオールラウンドモデルでは反発がほとんどないため、練習を半年くらいして筋力がついてきたり走ることに慣れてくると、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
また、試合で良い記録を出したいのであれば、反発がある中級者向けモデルの方がオススメです

初心者のうちはどのスパイクが自分に合っているのかも判断が出来ないと思います。
スパイクはあくまで走りを補助してくれるものなので、まずは怪我なく練習を積んで、スパイクを履いて良い走りが出来るような体を作ることが大切です。






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