陸上観戦を楽しくする方法① 座席はメインスタンドがおすすめ編
東京五輪がまさかの無観客になり管理人もガッカリしましたが、いよいよコロナによる規制が緩和されて陸上大会も従来通りに観客を入れて開催されます。3年くらい規制が続いていたので、もはや陸上観戦が初めてって人も多いことでしょう。
ってことで今回は
陸上大会の観戦を楽しくするための準備やおすすめの観戦方法①
【座席はメインスタンドがおすすめ編】
をテーマにご紹介。
興味はあるけど陸上を観に行ったことはない。
子供が陸上教室に入ったから観に行ってみたい。
陸上競技って楽しいの?
そんな陸上を良く知らない人でも、これさえ知っておけば陸上観戦を楽しめるはず!!
せっかくの陸上観戦でガッカリしないために、そして観戦がより楽しくなるようなおすすめの方法をご紹介。
今回は①として、陸上観戦はどの座席で観るべきか?についてです。
どこでもいいっちゃどこでもいいけど、どうせならイイ感じの席がいい。
ちなみに、ほとんどの陸上大会は無料で、有料の試合って極一部のトップ選手が集まる大会だけです。陸上を見てみたいってだけなら、各地方の選手権に行けば無料で良い席で観れます。
おすすめの座席は『メインスタンド』です!!
最初に、陸上観戦におすすめの座席はどこ?っていう問題から。
これには管理人としてはけっこう明確な答えがあって…
陸上観戦は「メインスタンド」が一番おすすめ!!
特に100mが観たいなら絶対メインスタンド!
マニアなら別の場所でも楽しめますが、陸上観戦の「いい席」はメインスタンドです。
ザックリ言えば、初めての観戦や100mが観たいなら絶対にメインスタンドが良い。フィニッシュライン付近がベストだけど、メインスタンドならどこでもよく見えます。
そのため、陸上観戦初心者や、陸上に興味があってどんなものか知りたいっていう人ならまずは「メインスタンド」がおすすめ!
一方、管理人はあえて別の場所で観たりもします。陸上はマニアックな見方をすればマニアックな楽しみ方もできる割と奥の深い競技なのです。が、とりあえずメインスタンドがおすすめ。
ってことで、この項目ではまずは『観え方』に注目して観戦のポイントをご紹介します。
陸上は遠いから基本的にどこからでも【あんまり観えない】
陸上は400mトラックですので、めちゃくちゃ広いです。
サッカーや野球だと選手が行ったり来たりするのでよく観えるタイミングもありますが、陸上は基本的にあんまりよく観えないと思って下さい。
例えばリレーだと、誰が何走を走っていてどのチームが何位かなんてのは絶対わかりません。
テレビなら誰が何走でどのチームが何レーンってのを教えてくれますが、現地だとメンバーリスト(走順)すらわからない状態で観るものだと思った方がいいです。
それどころか、何時から何の種目が始まるかも現地観戦だとぜんぜんわかりません。
生で観ると細かい動きどころか、誰が走ってるのかすらよくわからないです。顔がわかるのは目の前を通り過ぎる一瞬だけで、通り過ぎた後に「ああ、今の○○じゃん」ってことがけっこうある。
メインスタンドであっても100mも走れば遠くなりますから、よく見えるのは一瞬だけです。そのため、陸上観戦ではあんまり観えないものだと思って全体の迫力を感じる楽しみ方がおすすめ。
本当にゴッチャゴチャ。特に外国人選手はほぼ全員ナイキの同じユニフォーム着てたりするので遠目じゃ見分けがつきません。
メインスタンド、バックスタンドからの観るとこんな感じ
どれくらい観えないかって言うと、管理人が実際に観戦した時の写真があるのでそれを見るのがわかりやすい。
まずはメインスタンド(2F)から観た様子↓
等々力でやったゴールデングランプリですね。ガトリンがいますがわかる?
メインスタンドなら2Fであっても100mのレース自体は結構ちゃんと観えます。ただ、選手一人ひとりの表情や息遣いまではちょっとわからない。これを【よく観えない】と思うか、【けっこうよく観える】と思うかによって満足度は変わるでしょう。
管理人的には結構よく観えてると思います。
次に、日産スタジアム(横浜国際)の3コーナー入口あたり(バックスタンドとサイドスタンドの間)から観た様子↓
19年世界リレーのときで、3走の選手が待機しているのは良く見えますが、ゴールは点にしか見えません。
このときは2走謝 震業、3走ソヘイテンという並びのバトンパスを観ようと思ってあえてここの席にしたんです。注目ポイントさえはっきりしていればこういう席でもOKなんですが、マニア以外はやっぱりメインスタンドの方がいいですよね。この画像でもゴールラインの上だけは満席になっているのがわかりますね。
ってことで、メインスタンド以外だとあんまり観えないのでメインスタンドで観るのがおすすめです。
遠くの競技は【ほぼ観えない】!観たい「種目」によって席を選ぶべし!!
陸上の大会は自由席がほとんどですが、大規模な大会だと指定席になっています。
そして、陸上は座る席によって当たり外れがめちゃくちゃあるので注意!!っていうか、メインスタンド以外はほぼ外れだと言って過言ではない。
っというのも、100mを走ってるのはバックスタンドからじゃほとんど観えません!!
前述の画像をみたらわかりますが、米粒のようには観えます。まあ、バックスタンド席からホームストレートって100mくらいありますからね。野球の外野席みたいなもの。
また、やっかいなことに【幅跳びはバックストレート側のピットを使用する】なんてこともよくあります。
その場合は逆に、メインスタンドからは幅跳びがほぼ観えません。
「100mは観たいけど幅跳びも観たいなぁ…」なんて人は残念ながらどちらかを選ばなければなりません。そんなときにはメインスタンドを選びましょう。メインスタンドからでも幅跳びは米粒程度には観えます。
そして、やり投げと走り高跳びは曲走路内側で競技するので、それがよく観える席だとほかの競技はほぼ見えません。
まあ、どこの席でも全く見えないってことはないはずですが、お目当ての種目があるならその種目のポイントの席をとりましょう。とくにお目当てがないならメインスタンドが良い。
観戦初心者ならとりあえずメインスタンドで観よう!!
陸上はゴールの場所が決まっているので、トラック種目なら全員必ずホームストレートを走ります。
そのため、メインスタンドで観ていればガッカリすることはないはずです。
陸上の花形100mも、中距離や長距離も、やり投げや走高跳もメインスタンドからなら普通に観えますので、特にどの種目がお目当てっていうのがないならメインスタンドで観るのがベストです。
逆に、第1.2コーナー側のサイドスタンドは選手がほとんど通らないので暇です。
じゃあ、メインスタンドのどこがいい?っていうと、メインスタンドならどこでもいいです!!
一応、一番人気なのはゴール付近(フィニッシュラインの上)ですので、ここの席が取れるなら最高ではありますが、フィニッシュライン付近はSS席になっていて値段が高いっていう場合にはメインスタンドなら安いところで十分です。
また、『幅跳びがバックストレート側で…』っていう問題については、どうせ観るなら幅跳びより100mがいいよ!!っとしか言いようがない。幅跳びはメインスタンドからでもそれなりには観えるはずだから大丈夫。
また、バックストレート側やサイドスタンドは自由席になっている可能性もあります!
その場合はメインスタンドの指定券を買っておいて、自由席をうろうろ移動して観戦することは問題ないです。席から見ずらい種目があれば移動してみましょう。全席指定の場合はメインスタンドがおすすめ!!
(ちなみに23年ゴールデングランプリは自由席はないです。メインスタンドを買いましょう。)
ガッカリポイント
「エリア指定」だとブースで遊んだら良い席では観みられない!?
陸上の大きな大会は出場者にとってはかなりしっかりしているんですが、観戦についてはハッキリ言って運営はダメダメです。他のスポーツと同じレベルの「観戦」を期待するとガッカリする可能性があるので注意。
陸上はいろんな種目があるので半日くらいずっと何かしらの競技がやってるため、サッカー・野球と違って競技中はずっと席に座ってるってものではなくて、お目当ての種目がやっていない時間には結構自由にウロウロするものです。
そのため、競技場のまわりでは企業ブースがあったりして、それなりに楽しめるようになってはいます。
しかしここで重大な問題が…
エリア指定席だと席を離れたら二度とその席に戻ることは出来ない!!
例えば、「800mが終わって5000mが始まるから、その次の200mまでの間はブースで遊ぼう!」なんて思って席を立ったらその席は他の誰かに取られちゃいます。エリア指定ってそういうもので、席も譲り合い精神でタイミング良ければ良い席がある。
まあ、メインスタンドならどこでもそれなりにちゃんと観えるのでどこに座っても似たようなものではあるのですが、せっかく早く来て良い席を取ったのに、ブースで遊ぶと席が無くなる。
ただ、みんながルール通りにやっていればそれでいいのですが、実際はもっとガッカリ要素があります。
席取り禁止なのに席取りしてる人だらけでクソ
座席争いでは陸上界の民度の低さが伺える。
たいていの有料の試合では、エリア指定の席は荷物を置いての「席取り」が禁止されてるにもかかわらず、席取りが横行しています!
前述のように競技の間で席を離れる人が多いため、実際には席取りが横行しているんです。トイレに行く間だけとかじゃなくて、1時間以上席に戻ってこないなんてのは普通。
席取りが禁止されていないならそれで良いっていうか、むしろエリア指定なら席取り禁止にしない方が良いと思うんですけどね。でも、実際のところ公式には席取りは禁止されていることが多いです。
それなのに、多くの人が帽子やらバッグを置いて席取りしてブースに遊びに行っているし、テープ張ってるアホすらいます。当日観客席で運営に当たっているスタッフはみんなバイトなので、言っても荷物を移動することもなく無駄。100件クレームがあれば動くかもしれませんが、ほとんどの人はガッカリするだけ。
正直者が損をするっていうか、ルールを守る人が損をして自分勝手にルールを破る人が良い席で観られちゃうっていうガッカリ要素が陸上にはあります。運営(陸連)もそれを黙認っていうか長年放置していてもはや今さら改善する気はないと思います。
せっかく金払って陸上を観に来たのに不毛な席取り合戦で不快な気持ちになるかもしれませんが、それはもう陸上はそういうものだと思ってあきらめましょう。無理なら陸上はテレビで観るようにした方が幸せでいられます。
陸上は他のプロスポーツと違ってアマチュアスポーツなので、金を取ったからには観客に満足してもらおうっていう運営をしていません。他のプロスポーツの感覚で陸上観戦にくるとガッカリ体験で陸上が嫌いになるかも知れません。
陸上は競技自体は生で観る価値があって観れば楽しめるものですが、陸上をやっている人たちは金を払って陸上を観に行くっていう文化はあんまりないです。
バックストレートとかサイドスタンドみたいな無料券配ってもスカスカなところならエリア指定で良いんだけど、メインスタンドは全席指定にすべき。エリア指定にする意味がわからない。っと管理人は思います。
~まとめ~陸上観戦はメインスタンドがおすすめ!!
今回は、陸上観戦を楽しむためのポイントとして、どの座席がおすすめ?をテーマにご紹介しました。
基本的にはメインストレートが見やすいメインスタンドがベスポジ!ただし、大規模大会では、幅跳びがバックストレート側で行われることもあるので、お目当ての種目があれば事前にチェックしましょう。
トラック種目はメインスタンドからならどこでも観やすいですが、やはりゴール付近は臨場感満点!SS席は値段も張りますが、金さえ払えるならゴール付近が一番おすすめです。100mの花形レースを間近で見たいならおすすめです。売り切れ必至なので早めにゲットしましょう。予算を抑えたいなら、メインスタンドの安い席でも十分楽しめます。エリア指定ですが、メインスタンドならどこからでも見やすいはずです。
別にそこまでは…っていうならメインスタンドの安い席がおすすめです。初めての観戦で、とにかく雰囲気を味わいたいならメインスタンド上部等が一番コスパが良いでしょう。エリア指定になっていると思うのですが、メインスタンドならどこでもちゃんと観えるので場所にはあんまりこだわらなくても大丈夫です。
初めての観戦で、とにかく雰囲気を味わいたいならならバックスタンドがおすすめ。
100mはコメ粒のようにしか観えませんが、レース全体はしっかり観戦できます。一方、コーナー付近のサイドスタンドは、ちょっとマニアックな楽しみ方をする人向け。普通に観戦するなら、やはりメインスタンドが無難です。
ただ、席選びにはちょっとした落とし穴も。エリア指定席ではルールを無視した場所取りが横行しているんです。席を立つことが多い陸上観戦ですが、戻ってきたら自分の席はあいりません。それでも席取りをしている人は大勢いて、残念ながら、運営も黙認気味なのである程度は諦めるしかないかもしれません。ルールを守る人は損をします。
また、バックスタンドには無料招待の観客がいることも。お金を払って観戦しているのに、隣の人がタダ券の束を持っている、なんてこともあり得ます。もし不公平感を感じたくないなら、メインスタンドのチケットを選ぶのがおすすめです。
って感じで、陸上観戦でおすすめな席と、席についてのガッカリポイントをご紹介しました。
良く観える席はメインスタンドなので、こだわりがないならメインスタンドを買いましょう。エリア指定だと席取りされますが、諦めて下さい。
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