【2026】中級者が選ぶべきスパイクはこの3足!

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ナイキ「マックスフライ」の登場以降、厚底スパイクは一気に普及し今や厚底スパイクはもはやスタンダード!中級者でも選べる時代になりました。
かつて高反発スパイクといえば、限られた上級者だけが扱える“尖った存在”でしたが、厚底化の流れによって状況は一変。現在では中級者向けモデルであっても、十分な反発力を備えたスパイクが次々と登場しています。

ってことで今回は
【2026】中級者が選ぶべきスパイクはこの3足!!
をテーマにご紹介。

以前のようにメーカーが明確に「中級者向け」と打ち出すことは少なくなりましたが、
2024年にアディダス「アディゼロ フィネス」、
2025年にアシックス「サイバー/SPブレード」、
2026年にミズノ「ミズノスプリントネオ/ミズノスプリント」と、
実質的に中級者向けといえるモデルが各社からリリースされ、部活動に取り組む中高生のためのスパイクの選択肢は大きく広がっています。

まずはざっくり比較表で確認してみましょう。

モデル 扱いやすさ 反発感 こんな人におすすめ
サイバーブレード17 / SPブレード10 ★★★★★ ★★☆☆☆ 初めて専用スパイクに挑戦したい人、走りやすさ重視の人
ミズノスプリントネオ ★★★★☆ ★★★★☆ 反発も欲しいけど、扱いやすさも重視したい人
アディゼロ フィネス ★★☆☆☆ ★★★★★ 強い反発を使いこなしてスピードを武器にしたい人

この表を見ながら、自分に合いそうなスパイクを次から詳しく見ていきましょう。

星の数は「扱いやすさ」と「反発感」の目安です。直感的に、どれが自分に合いそうかイメージしてみてください。

陸上スパイクは、一度購入するとそう簡単に買い替えられるものではありません。

今選ぼうとしているその一足は、もしかすると中学・高校の3年間を共に戦う相棒になるかもしれません。もしここでスパイク選びを間違えてしまったら……?
厚底スパイクの選択肢が増えた今だからこそ、自分に合った最適な一足を選び、少しでも良い記録につなげていきたい。

そう思っていても——

「結局、どのスパイクを選べばいいのかわからない……!」

それも当然です。どれだけスパイクが並んでいても、実際に履いてみなければ良し悪しは判断できません。むしろ、選択肢が増えた分だけ悩みは深くなってしまい、「自分に合わない一足」を選んでしまうリスクも。

でも大丈夫。

スパイクを買いまくってきた管理人が、【中級者】に本当に合うスパイクを厳選してご紹介します。

この記事の内容を踏まえて実際に足を入れていけば、高い確度で後悔しないスパイク選びができるはずです。

 

初めての厚底に最適!サイバーブレード17/SPブレード10

『初めての厚底スパイク』、あるいは『初めての専用スパイク』として、管理人が最もおすすめしたいのがこのモデルです。

対応種目は短距離全般ですが、どちらかというとロングスプリント寄りの特性だと感じています。
アッパー形状は2種類あり、「サイバー」はベルトタイプ、「SP」はシューレースタイプ。違いはアッパーのみなので、基本的には好みで選んでOKです。

管理人は脱ぎ履きの楽さからサイバーブレードを愛用していますが、練習から試合まで1足でこなすなら、ホールド性の高いSPブレードの方が無難だと思います。
発売は2025年と比較的新しく、厚底スパイクのデータが十分に蓄積されたうえでリリースされたモデルなだけあって、大きな欠点がありません。

中級者であれば「これを履いておけばまず失敗しない」と言える1足です。

スパイク選びに迷ったら、まずはこのサイバー/SPブレードを基準にして、「もっと反発が欲しいかどうか?」を考えていくのがおすすめです。

詳しいレビューはこちら↓

スパイクの特性|扱いやすさを重視した、クセのない走り心地

『厚底』ではあるものの、カーボンプレートは非搭載。その分、全体的に柔らかく、走りやすさはピカイチで、最も扱いやすい厚底スプリントスパイクと言っても過言ではないと思います。発は他の厚底スプリントスパイクと比べると控えめですが、余計な反発がない分、常に自分の力でスピードを作れるのがこのモデルの強みです。
走り心地は非常にプレーンで、ピンでしっかり地面を捉える感覚があり、安定感が高いのが特徴。どんな走り方でも地面に力を伝えやすく、技術が発展途上の中級者でも安定してスピードを出せます。

また、「自分の足で地面を押している感覚」が非常に分かりやすいため、走りの技術を身につける段階の選手にも向いています。
反発は他の厚底スプリントスパイクと比べると控えめですが、その分足への負担が少なく、ケガのリスクを抑えられるのも大きなメリット。

まだ体が出来上がっていない中学生や、高校から陸上を始めた選手でも安心して使えるスパイクです。

 

こんな人におすすめ|初めて厚底を履く、あるいは走りやすさを重視したい選手

  • 初めての専用スパイクとして兼用スパイクからステップアップしたい!
  • 走りやすさ・クセのなさを重視したい!

反発は今回紹介しているモデルの中では最も控えめですが、技術や筋力に自信がなくても扱いやすいため、多くの中高生にとって最適な1足になり得ます。
【中級者】という観点で見ると、他モデルよりもシューズに近く、自力を使って動きをコントロールしながら走れる点が魅力。

地面に力を加える感覚を養うのにも向いていますし、クッション性が高いので部活の練習でガンガン使っても安心です。

管理人が「中級者に何をおすすめする?」と聞かれたら、まず最初にサイバーブレードかSPブレードを挙げます。

サイバーブレード17は発売直後に購入し、シーズン中で最も使用頻度が高かったモデル。その扱いやすさと走りの感覚の良さを、実体験として強くおすすめできます。
爆発的な反発がない点は弱点とも言えますが、その反発を抑えているからこその扱いやすさこそが、このスパイクの価値。

まずはこれを履いてみて、物足りなさを感じたらミズノやアディダスを検討すると良いでしょう。

反発と扱いやすさのを高レベルで両立!ミズノスプリントネオ/ミズノスプリント

2026年モデル(※2025年末リリース)の最新中級者向けスパイクが、ミズノスプリントネオとミズノスプリントです。

見た目は非常に似ていますが、ミッドソール構造が異なる2種類が存在するため、購入時は注意が必要です。
ミズノスプリントネオはカーボンシートを搭載しており、今回紹介するモデルの中で唯一の「カーボンスパイク」。

ネオと無印は対応種目(100m〜400m、ハードル)やアッパー、プレートは共通で、ミッドソール構造が異なっていて、ネオは前足部に「ミズノエナジーライト」という高反発素材を搭載。無印は全面にU4icというクッション素材を使用しています。

メーカーから両者の明確な棲み分けは示されていませんが、

反発重視(100m向き)=ネオ
屈曲重視(400m向き)=無印


と考えて問題ないでしょう。
特性としては、サイバー/SPブレードに近いのは無印で、アディゼロフィネスに近いのはネオです。

詳しいレビューはこちら↓


スパイクの特性|反発と安定感を高次元で両立したバランス型

ミズノスプリントネオ

ミズノのフラッグシップモデル「クロノインクスネオ」のソール構造をベースに、ピンを交換式にするなど中級者向けに調整したモデルです。

カーボンシート搭載で前足部にはクロノインクスネオと同じ高反発材が使われており、上級者モデルに匹敵する反発力を持ちながら、安定感が高く扱いやすいのが特徴。
ある程度の技術や体力がついてきた選手であれば、特にショートスプリントで強い武器になります。10秒台を狙う選手でも、この反発力なら不満は出ないでしょう。

ミズノスプリント(無印)

ネオとほぼ共通構造ながら、ミッドソールに高反発材を使わず、U4icを全面に採用しています。ネオよりも前足部がやや薄く、屈曲性が高い分、反発はネオより少ないです。厚底特有のバウンド感はありませんが、兼用スパイクからの移行やロングスプリント中心の選手であれば、無印の方が自然に走れると思います。無印はネオほどの反発はありませんが、その分クセが少なく、「厚底だけど自然に走れる」という点では、サイバー/SPブレードに近い立ち位置のモデルです。

こんな人におすすめ|反発と走りやすさ、どちらも欲しい選手

反発と扱いやすさを両立したい選手には、ミズノスプリントネオがおすすめ。

強い反発がありながら、多少雑に踏んでも推進力に変えてくれるため、高い技術がなくても厚底の恩恵を受けられます。
この「反発」と「扱いやすさ」の高次元な両立こそが、【中級者】にネオをすすめたい最大の理由。

高反発スパイクにありがちな難しさが少なく、柔らかさすら感じる踏みやすさがあります。

フィネスと比べるとミッドソールが潰れる感触があり、接地がやや長くなる分、力を加えやすい。その結果としてバウンド感につながっている印象です。跳躍系の選手にも、この反発感がハマる人は多いと思います。

もし管理人が高校時代の自分に1足すすめるなら、間違いなくミズノスプリントネオです。

「技術には自信がないけど、反発は欲しい!」

そんな選手はこれ。

※無印のミズノスプリントについては管理人未購入のため、詳細な使用感レビューは控えます。

スピードを武器にするならこれ!アディゼロフィネス

2024年に発売されたアディダスのセカンドモデルが、このアディゼロ フィネスです。

発売当時は中級者でも扱える厚底スプリントスパイクが他になく、「中級者が選ぶべき厚底スパイクはこれ一択」と言ってもいい状況でした。
発売から2年が経ち、他メーカーからも扱いやすい厚底スパイクが登場した現在では、フィネスは「中級者向けの中でも反発に特化したモデル」といえる立ち位置になっていて、硬いプレートによる推進力は非常に強力で、スピード性能は今でもトップクラスです。

当時のアディダスのトップモデル「プライムSP2」をややマイルドにしたような設計で、カーボンは未搭載ながらも、プレートの屈曲は非常に硬い

履き心地はほぼプライムSP2に近く、とにかく強烈な反発が持ち味です。

アディダス特有の強い傾斜も相まって、かなりクセのあるスパイクと言えるでしょう。

管理人は25年シーズン、サイバーブレードとフィネスを主に練習で使い分けていました。踏む感覚を大事にしたい日はサイバーブレード、スピード感や空中感覚を重視したい日はフィネス。

では、タイムが良いのはどちらかというと……フィネスです。

詳しいレビューはこちら↓

スパイクの特性|シャープで強い反発特化

フィネスの最大の特徴は、ひとことで言えば「硬さ」。

硬いプレートと強い傾斜による推進力は圧倒的で、これを履くと他のスパイクが物足りなく感じるほどの反発があります。

厚底特有のバウンド感はほとんどなく、硬いプレートを「バチンバチン」と弾いて走る感覚は、むしろ薄底スパイクに近い印象。

踏み込みに対するレスポンスが非常に速く、反発がダイレクトに返ってくるため、体が遅滞なく前へ進む感覚を得られます。

その一方で、サイバー/SPブレードやミズノスプリントと比べると、接地や乗り込みはシビア

踏み方が雑だったり、反発をまっすぐ使えないと、ダバダバと暴れやすい印象があります。

それでもタイムは出るのですが、比較すると扱いの難しさは否定できません。管理人は身長180cm以上・体重75kgのため問題ありませんが、体重が軽い選手(60kg前後)だと、踏み込みに対してレスポンスが速すぎると感じる可能性はあります。

とはいえ、この反発をきちんと扱えるようになれば、確実に走力アップにつながるという期待感もあります。

「スパイクに合わせて走りを変える」こと自体が練習になるスパイクだと思います。

こんな人におすすめ|強い反発を使いこなしたい選手

反発は正義」という選手には、間違いなくこのスパイクがおすすめです。たいていの問題は、反発だけ強ければ全部解決する。
サイバー/SPブレードやミズノスプリントは多少雑に走ってもうまいこと反発してくれるスパイクなのに対して、フィネスはスパイクに走りを合わせていくタイプのスパイクです。
そのため【中級者】の中でも、兼用スパイクから履き替える中学生にはややオーバースペックな印象があります。まだ走りが安定していない選手がフィネスを選ぶと、反発の強さが仇となる可能性はあります。硬さゆえのケガのリスクや、強い傾斜との相性は必ず考慮したいところで、試着して違和感があるならいったん避けても良いと思います。

おすすめ度が高いのは、ある程度体ができてきた高校生以上の選手でしょう。
走りやすさは前述の2モデルに譲るものの、硬くてシャープな反発感はフィネスならではで、これを感覚的に受け入れることができる段階の選手にとっては、この反発は強い武器になるはずです。
6本ニードルピンの抜けの良さも相まって、短い接地の中で爆発的な力を発揮する走りを目指す選手には非常に相性が良いでしょう。

また、アディダスのスパイクはトップモデルまで履き心地の系統が一貫しているため、

フィネスで力をつけた先にプライムSPへとスムーズにステップアップできるのも大きなメリットです。

将来的にスパイクを履き替えても、走りの感覚を大きく変えずに済むのは、アディダスを選ぶ強みと言えるでしょう。

 

中距離向けのスパイクを選んじゃダメ?→欲しいならそれでもいいけどまずは短距離用でしょ!

世陸東京の男子100mではセビル選手が中距離スパイクである『アディゼロアンビション』を履いて優勝しました。
他にも女子100mHの世界記録はアバンチという長距離スパイクだし、幅跳びのテントグルーは以前から幅用スパイクではなく中距離用スパイクを履いて跳んでいます。

中・長距離スパイクを短距離で使うというムーブメントはトップ選手に限ったことではなく、一般の選手のなかでもそれほど珍しいことではありません。
管理人も旧型のアンビションを持っていて、これ履いて400mに出ました。レビューはこちら↓

中・長距離スパイクは反発がマイルドで扱いやすいし、足に優しいから中級者にいいんじゃない!?
っというのはその通りなのですが、1足だけを選ぶのであれば管理人としては中・長距離スパイクはあまりおすすめはしません。
そこにはロングのスパイクを否定するような明確な理由があるわけではないのですが、短距離が専門ならメーカーが大金をかけて開発した短距離用スパイクを履いた方が良いんじゃない?
実際に中・長距離スパイクの方がタイムが出るという可能性はあるので、欲しいなら中・長距離スパイクを買うのも良いと思います。管理人も色々持ってますし。ただ、そういうのはスパイクを3足以上買える人だけで良いのでは?
中級者のスパイク選びという今回のテーマに沿って考えると、短距離選手はまずは短距離スパイクを買うべきです。

結局どれを選ぶ?中級者向けスパイクの選び方まとめ

今回は、中級者におすすめのスパイクというテーマで3つのモデルをご紹介しました。
こういう紹介系の記事で3つだけっていうのは少ないようにも思うのですが、執筆時点で管理人が本当におすすめできるモデルだけを紹介しています。

厚底スパイクが当たり前になった今、【中級者向け】という言葉の意味は少し変わってきました。実際、メーカーも習熟度でラインナップをカテゴライズすることは減っています。

中級者向けというのは単に反発が弱いモデルではなく、強すぎる反発を自分の走りの中でコントロールできるかどうかが重要な時代です。

今回紹介した3モデルは、それぞれ方向性がはっきりしています。

  • サイバー/SPブレード

     → クセがなく、とにかく走りやすい。

     初めての厚底・初めての専用スパイクなら、まずはこれがおすすめ。

  • ミズノスプリントネオ

     → 扱いやすさと反発のバランス型。

     「厚底の恩恵を感じたい中級者」にとって、最も完成度が高い選択肢。管理人は今シーズンこれをメインにする予定。

  • アディゼロ フィネス

     → 反発特化。

     体ができてきて「スピードを武器にしたい」選手向け。中級者が扱える上限の反発があります。

もし迷ったら、

① 走りやすさ重視 → サイバー/SPブレード

② 反発も欲しい → ミズノスプリントネオ

③ 反発こそ正義 → フィネス

この3択で考えれば、大きく外すことはありません。

▼ 各モデルの購入はこちら

スパイクは魔法の道具ではありませんが、「合っている一足」は確実に走りを後押ししてくれます。

正解は人それぞれですが、「選んで後悔しにくいスパイク」は確実にあります。

流行やイメージに振り回されず、今の自分に合った一足をじっくり選んでください。

 






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