2023年スパイク事情~アシックス編~
世陸ブダペスト大会のある2023年、アシックスはなんと100mチャンピオンのフレッド・カーリーと契約しました!!
そして、カーリーは厚底カーボンっぽいアシックスの新型スパイクを試合で使用しており、いよいよアシックスも厚底スパイクをリリースか!?っていうのが2023年春(執筆時点)の現状。
ってことで今回は
2023年スパイク事情~アシックス編~
をテーマにご紹介。
新作
・メタスピードLD LE
モデルチェンジ
・ヒートスプリント13
・ヒートフラット12
継続
・メタスプリント
・ソニックスプリントエリート2
・ジェットスプリント2
・SPブレード9
・サイバーブレード16
・エフォート13
・コスモレーサーMD2
・コスモレーサーLD2
・ガンラップ2
・メタスピードLD
廃盤?
・ハイパースプリント
・ハイパーMD
・ハイパーLD
とにかく今年はカーリーモデルが出るのか!?が最大の注目ポイントですが、今のところ主要モデルはカラーチェンジのみでニューモデルの情報はありません。
新発売はメタスピードLDのピン付きバージョンである「メタスピードLD LE」と、「ヒートスプリント」と「ヒートフラット」がモデルチェンジしただけ。
初心者向けのハイパーシリーズは今のところニューカラーもないのでフェードアウトか?
ちなみに、2023年のカラーはピンクっぽい赤で、サブカラーが黒です。
短距離向け
2023年春現在(執筆時点)では、カーリーモデルは未発表のため22年からは変更なしでカラーチェンジのみです。カーリーモデルが待ち遠しいですねぇ…
メタスプリント(超上級者向け)
¥39,600
言わずと知れたピンレスカーボンスパイク。厚底の時代にあって、ピンすらも排除した超薄底。超上級者向けです。
ソニックスプリントエリート2(上級者向け)
¥28,500
メタスプリントのピンレ構造を市販バージョン的に4本のピンをつけたモデル。
それなりの傾斜とそれなりの硬さをもついわゆる「パワー系」の上級者向けなスパイクです。硬いけどジェットスプリントより傾斜があるのでクセは少ない。
ジェットスプリント2(上級者向け)
¥27,000
極端なフラット構造が特徴の「ジェットスプリント」の2代目。フラット構造に加えてピンレス構造が採用されて短距離向けとしては特殊な4本固定ピンで扱いにクセはあるものの、使えればハマるという…
強い傾斜と硬いプレートを扱う筋力がなくてもこっちなら扱えるので、パワー系のスパイクが合わないならこっち。
SPブレード9(中級者向け)
¥21,000
100mから400mまで、さらにはハードルでも使っている選手が多いアシックスを代表するモデル。中級者向けではあるものの、トップ選手でも着用者は多い。迷ったらこれを買っておけば間違いなし!!
基本的には「ロングスプリント向け」で、反発はあんまりないけど屈曲性とクッション性が高い万能モデルです。
サイバーブレード16(中級者向け)
¥21,000
SPブレードのベルトバージョン。もはや生きる化石状態な超ロングセラーモデルで、管理人も2回買ってます。
練習での使用頻度が高いなら脱ぎ履きが楽なのでSPよりサイバーの方がおすすめです。
レビューはこちら↓
初心者向け
22年にエフォートがアップデートされたのに伴い、23年モデルでは「ヒートスプリント」と「ヒートフラット」もアップデートされました。
それによって、ヒートスプリントとヒートフラットの違いがほとんどなくなったため、どれを選ぶか余計にややこしくなった印象。エフォート買っとけばいいと思う。
エフォート13(オールラウンド)
¥10,700
おなじみエフォート。2022年に大きくモデルチェンジをしたので今年は変わらないです。かかと部分がゴム底になっているので耐久性は最強。
初心者ならこれ買っておけばOK!!
ヒートスプリント13(オールラウンド)(新作)
¥14,000
従来はかかとがラウンドしていたのですが、23年モデルからはフラットソールになり、足首ベルトが廃止されました。また、アッパーはエフォート13に準じて「アーチラップ」が採用されています。
従来はヒートフラットがエフォートの上位版だったのですが、23年からはエフォートの上位バージョンがこのヒートスプリントだと考えて良いと思います。っていうか、エフォートと区別つかないと思う。
ヒートフラット12(オールラウンド)(新作)
¥14,000
従来はエフォートの軽量版的モデルでしたが、23年からはソールを厚くしてクッション性を重視したモデルになりました。ヒートスプリントのクッション版と考えていいです。
足への負担を減らしたいならエフォートでよくね?
中・長距離向け
コスモレーサーMD2
¥21,000
2022年にはなぜかカタログ落ちしていたのですが、復活しました。
カーボンなしで薄底のスタンダードな400~1500m向けの中距離スパイクです。軟らかいけど硬めで、中距離選手ならこれ買っとけば失敗しないらしい。
コスモレーサーLD2
¥21,000
軟らかくて足に優しい長距離スパイク。ミズノの「クロノディスト」と並ぶ、超薄底シューズにピンが付いたような昔ながらの長距離トラックスパイクです。
ガンラップ2
¥18,000
3000mSC用と言うニッチなスパイク。コスモレーサーMDより軟らかい。三浦選手も使ってましたね。
メタスピードLD
¥27,500
長距離向けのピンレスのカーボンスパイク。ミッドソールに高反発素材の「FFブラストターボ」を搭載した厚底シューズのトラックバージョン的な次世代スパイクです。
また、厚みが20mmを超えているため24年10月末までしか使用できないので注意。
メタスピードLD LE(新作)
¥25,000
メタスピードLDを重視プレートにして4本のピンを付けたモデル。カーボンが必要ないならこっち。ナイキの「ドラゴンフライ」やアディダス「アバンチTYO」に対するアシックスのモデル。
これも24年シーズンまでしか使えませんので注意。
フィールド(変更なし)
フィールドは色すらも変わらず継続ですので省略。
22年を参照して下さい↓
今回のまとめ
今回は2023年スパイク事情~アシックス編~をご紹介しました。
23年はなんといってもカーリーとアシックスの契約が最大の注目です。
はたして、カーリーモデルは出るのか!?
既存のスパイクはカラーチェンジのみの継続で、昨年に引き続き変わり映えのないラインナップです。もはやラインナップが完成されてしまった感があるので、薄底でこれ以上の劇的な変化は望めない気はしますね…
そうなると、やはり、世陸ブダペスト前後で「メタスプリント」に変わるフラッグシップが出るのか、出ないのか。
出ないだろうなぁ…
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