【陸上の種目変更】専門種目を変えるときに考えることは?

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執筆時点は5月末です。部活だと春シーズンの大きな大会がひと段落して専門練習が本格化する頃。4月から陸上を始めた新入部員にとっては、中間テストが明けからが本格的な陸上競技のはじまりです。
で、『陸上競技』ってのは49種目(世界陸上の種目:男女各24+混合1)もあって、100m専門の選手以外だと多くの選手が途中で専門種目を変更しています。

ってことで今回は
陸上の専門種目変更はどんな感じで考える?
をテーマにご紹介。

陸上は『専門種目』があるのですが、試合には1団体から各種目への出場者数の制限があるので強い学校だと希望する種目に出られないことも珍しくありません。入部したらとりあえずみんな100mをやってみて、タイムが悪いと別の種目に振り分けられるなんてこともあるでしょう。
また、100mと幅跳びは最初からそれをやっている選手も多いですが、三段跳びや3000mSCなんてのはそもそも中学にはありませんので専門の選手はほぼ種目変更を経験しています。
じゃあ、種目を変える時にはどんな感じで選べばいい?ってのが今回のお話です。

 

 

専門種目は「楽しい」か「できる」で選ぼう!

陸上で専門種目を変更するのはだいたい3パターンあります。
①やりたい種目ができなかった
②他の種目の方が適性があった
③その種目をやりたかった

①と②はどちらかというとマイナスな種目変更で、なんとなく別の種目をやったらそっちが専門になったパターン。400mの選手でも本当は100mがよかったって人も多くて、【100m専門】の肩書でずっと続けられる選手ってそう多くありません。
また、「足遅いから三段やってみたら凄い跳べた」なんて選手もけっこういます。っていうか、三段だとみんなそれな気がする。管理人の大学の先輩も12秒台で幅は6m50くらいだけど14m50以上跳んでた。

③は前向きな種目変更ですね。
特に考えなく陸上部に入って100mをやっていたけど、「幅跳びがかっこいい!」って言って幅跳びをやるようなパターン。
管理人も元々は【オルソンvsジョナサンエドワーズ】(三段跳び)をテレビで観て陸上が好きになったのですが、三段跳びを始めたのは高2の後半からです。それまでは幅跳び専門だから種目変更と言えましょう。

っていうのは前置きで、じゃあ、専門種目を変更する時になにを意識すればいい?ってのが今回の本題です。①は環境によってはどうしようもないので、②と③を中心に。

 

試しに色々やってみて『楽しい!!』と思った種目を専門にしよう!!

もしあなたが【専門種目】を変えようと思っているなら…
自分が楽しいと思える種目を選ぶってのが一番大事!!
100mを走るのが一番楽しいなら、試合でメンバーに入れなくても『100m専門』のままいくべきです。試合では400mに出ても良いですが、練習はロングではなく100m向けの練習を続けて『100m専門』を自負しましょう。

陸上競技において『楽しい』ってのはとっても大事。
現役バリバリのあなたにはピンとこないと思いますが、楽しく陸上をやっていると人生が豊になりますよ!
記録が悪かろうが試合で勝てなかろうが、楽しく長く続ける人が一番尊敬できるし、元トップ選手が引退後やピークが過ぎても走ってるのをみるとそれがあるべき姿だと思う。
逆に、長距離選手(特に女子)なんかだと引退後は一切走らない人が結構いて、辛かったんだろうなぁ…なんて思います。実際は知らないけど。管理人の大学も長距離強かったですが…

っていうか、アマチュアスポーツなんだから自分の好きな種目をやるのがいいよ!
指導者とかいろいろあるだろうし、部活って勝つために頑張ることも大事。だけど何よりも『楽しい』のが一番大事。そもそも陸上って小さい大会でもそう簡単には勝てないですから。
どうしてもその種目じゃダメって言われてやりたくもない種目をやるくらいなら部活やめてもなんとかなる。中体連・高体連には出れなくても陸上は個人ででっかい大会も出れるし日本選手権まで個人でいける。

色んな種目をとりあえず1回体験してみよう

1500mやりたいですか?
たぶん100m専門にしていた人は1500mをやりたいとはあんまり思わないんじゃないかな。でも、専門種目を変える時って選択肢いっぱいありますよね。
1500mはなぁっと思うかもしれないけど、どんな種目も一回やってみてそれから好きかどうかを考えるのをおすすめします!!
頭では嫌だと思ってるだろうけど実際走ったらハマる可能性ありますから。

管理人、高1の夏まで6m跳べていなかったんです。
で、「夏までに6m跳べないなかったら専門変えよう!」っと思って他の種目をいくつか試したことがあります。
当時、弱小校なのになぜか800mで全国ランカーだった先輩がいたのでこれも縁だと思って引っ張ってもらって800mを走ってみたら…
800mは一生やらん!!
ってなりました。それ以降一度もトラックで1周を越えて走ったことないと思います。
あと、400mの試合に出たこともありますが200mで体力と気持ちが切れて58秒かかりました。それ以降マイルすらほぼ走ってません。やり投げもかっこいいと思ったから投げてみたら男子用は思ったより長くてやりの後ろが頭に当たったのでやめました。
色々試した結果、幅跳びが一番楽しいことを再認識できたので今でも幅跳び専門を名乗ってます!!(当時は三段跳びの存在をあんまり認識していなかった。)ちなみに夏に6m跳べました。
どの種目が良い悪いってたぶんなくて、それぞれの種目に魅力はあるはず。それが自分に合うかどうかが大事で、それはやってみないとわからない。

「かっこいい」で選ぶのもあり

幅跳びやハードルをはじめたきっかけを聞くと「かっこいいから」っていう人が結構います。管理人もそれ。
100mより400mや800mにかっこよさを見出すひとも多いので、カッコ良さで種目を選ぶのもアリです。
モテるかどうかは記録次第ですが。

 

「勝てる」種目を選ぶと楽しい!!

陸上って才能要素多いですよね。100mなんかみんな幼少期から神童です。神童に勝つのってなかなか無理…
100mがダメでも幅跳びなら勝てる可能性あるし、三段跳びならもっと可能性あるよ!!
勝つために努力するっていうけど、勝ちたいならそもそもの段階で勝てる種目を選ぶのも賢い。

勝てばいいってもんじゃないですが、陸上において『優勝する』ってのはめちゃくちゃ気持ちいい。小さい大会なら種目さえ選べば優勝こそ無理でも6位以内の入賞はわりとイージー!!
管理人は高校時代実質3人しか部員がいない時期があったのですが、1大会で8つ賞状を取ったことがある(内訳は幅、三段、サンショー、砲丸、800m、1500m、ヨンパー、100mH)。それはイイ気分でしたよ。
100mじゃ予選すら突破できない選手でも、110mHなら賞状とれる可能性あるし、女子の投擲だと数人しかエントリーないことも珍しくない。

才能じゃないって人もいますが、陸上では努力じゃ越えられない壁って確実にあるし、その壁は1段階だけじゃない。
世界レベルでもドナルド・トーマスっていう選手は友達に誘われてやってみた高跳びでいきなり2m22を跳んで、1年半後の世陸大阪では2m35で金メダルを獲得したんですよ!
バスケやってたから跳躍力はあったんでしょうが、垂直三段跳びなんて言われるほど高跳びの技術はメチャクチャで、それなのにすっごい跳べた。その後技術を身につけたらあんまり跳べなくなりましたが。

 

 

「専門種目」にこだわる必要はないけど、プライドは大事

種目変更をテーマにしていますが、そもそも『専門種目』って概念は必要?
『100m専門』でもたいていは200mも出ますよね。「専門種目」って言っても専門外だろうと身体能力が高い奴が勝っちゃうのが陸上。
じゃあ、なんで『専門種目』なんて言うのか?っていうと、プライドじゃん?っと思います。

  • 400m専門ならインターバル走で100mの選手に負けたらダメ。
  • 跳躍専門ならダッシュで負けてもいいけど、バウンディングでは圧倒しないとダメ。
  • 投擲専門ならベンチプレスで短距離選手に負けちゃダメ。

精神論と言えばそれまでですが、「これだけは負けない!!」っていうポイントってありますよね?具体的に言えば、三段跳びの選手は誰よりも立ち五段跳びを跳べる!!とか。
陸上って小さい違いが大きな結果の違いに繋がるので、ストロングポイントがあるっていうのが自信になって結果になるので、そういうのも大事だと思います。そういう風に『専門』という
プライドをもってると練習に対しての取り組み方や試合運びも変わると思います。

「メイン種目」と「サブ種目」でもいい

プライド云々は精神論なので、『専門』がなんであろうが関係ないなら『サブ』の認識で別の種目にでるのも良いと思います。
実際、『【専門】は100mで、【サブ】で幅跳びやってます』ってこともよくあります。高校レベルだと三段選手は幅跳びもやってることが非常に多い。

メインとサブの組み合わせで多いパターンは↓
100m→200m
100m→幅跳び
幅跳び→三段跳び
400m→200m
800m→1500m

大会の日程もメイン・サブの関係になりやすい種目は時間がかぶらないように設定されていることが多いですので、別にどの種目でもいいかなぁ…っていう人は、前年のタイムスケジュールを見て時間がかぶっていない種目にエントリーしてみるといいでしょう。

 

【まとめ】種目変更するなら「やってみて楽しい種目」にしよう!

今回は【専門種目の変更】をテーマにご紹介しました。
種目変更するきっかけはメンバーに入れないとか、やってみたら成績が良かったとか、やりたい種目があったとか色々あります。陸上の花形はやっぱり100mですが、【100m専門】で最初から最後までいける選手ってかなり少数。多くの選手がキャリアのどこかで種目変更をしています。

専門種目を選ぶうえで一番大事なのは、その種目が楽しい!と思えるかどうかです。

陸上は「大会で勝つ」ことって非常に難しくて、特に100mなんかだと小さい大会でもほぼ無理。才能あふれる選手達のなかで、自分では歯が立たないと思うこともあるでしょう。でも、100mが好きなら【100m専門】であるべき。たとえメンバー落ちして大会に出られなくても。

でも、特に100mこだわりがあるのでなければせっかくだから他の種目にもいろいろ手を出してから専門を決めることをおすすめします
中距離は奥が深い(という)し、フィールドは短距離よりももっと瞬間的なパフォーマンスで勝負が決まるのでやってみたら楽しい種目が見つかるはず。

また、楽しい種目じゃなくてにも【勝てる種目】を選ぶのもあり。
具体的には三段跳びサンショーヨンパー投擲はエントリーが少ないので上位入賞が狙えます。その種目自体のおもしろさが劣るわけじゃないので、『勝つ楽しさ』を味わえるチャンス。管理人もどうせ大会出るならついでにと思って砲丸に出たこともあります。






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