2024年の主な陸上大会スケジュール
あけおめことよろ。
2021年の東京五輪から2025年の世界陸上東京大会まで、毎年世界大会が開催されます。
2024年はそのなかでもメインと言っていいイベントである『パリオリンピック』の年。24年の陸上はパリ五輪を中心にして回ります。
ってことで今回は
【2024年】主な陸上大会のスケジュール
をご紹介。
夏のパリ五輪に向けて3月には世界室内も行われます。ザッと目を通しておけば今年の陸上がどんな感じで動くのか把握できるはず。
- 1. とにかくパリ五輪
- 1.1. 【3月1日から3日】世界室内陸上競技選手権(グラスゴー)
- 1.2. 【3月30日】世界クロスカントリー(ベオグラード)
- 1.3. 【5月4日から5日】世界リレー(バハマ)
- 1.4. 【5月18日or19日】ゴールデングランプリ(未定)
- 1.5. 【6月2日】布施スプリント(鳥取)
- 1.6. 【6月21日から30日】米国オリンピックトライアル(ユージーン)
- 1.7. 【6月27日から30日】日本選手権・U20日本選手権(新潟)
- 1.8. 【7月28日から8月1日】インターハイ(福岡)
- 1.9. 【8月1日から11日】五輪(パリ)
- 1.10. 【8月17日から20日】全中(福井)
- 1.11. 【8月27日から31日】U20世界選手権(リマ)
とにかくパリ五輪
2024年はとにかくパリ五輪です。それに向けて各国の選手権があり、その前にそれぞれの大会が開催されます。
五輪以降は休養に成る選手も多いため、今シーズンは春から夏にかけてがメインシーズンになるはず。
【3月1日から3日】世界室内陸上競技選手権(グラスゴー)
2年に1回、偶数年に開催されている世界室内がスコットランドのグラスゴーで開催されます。前回22年のベオグラード大会ではデュプランティスが6m20を跳んで注目されましたね。
コロナの影響で延期された20年の南京大会が25年に開催されるので、24,25は連続開催となります。
【3月30日】世界クロスカントリー(ベオグラード)
22年に世界室内をやったセルビアのベオグラードで今度は世界室内が開催されます。もともとはクロアチア(メドゥリン)でやる予定だったのに急遽変更となり、日本選手権10000mが選考外になったりしましたが、誰も気にしてなさそう。
代表選考レースは2月24日に福岡(海の中道海浜公園)で日本選手権クロカンが開催予定。前回の日本選手権クロカンの優勝は塩尻選手で、2位は三浦龍司選手でした。
ブダペストの5000m,1000m,3000mSCの入賞も選考に入っているので、普通に考えれば三浦選手が出てくれば代表になるんなんだろうけど、どうなんだろ?
【5月4日から5日】世界リレー(バハマ)
初開催の2014年からなぜかバハマ・ナッソーで初開催された世界リレーが、2017年以来早くもバハマに帰ってきます。2019年には横浜でブラジルが4継で優勝したあの大会です。
男女4×100m、男女4×400m、混合4×400mの5種目が開催予定で、エントリー32チームでそのうち上位14チームがパリ五輪への出場権を獲得できます。
また、予選形式が変わるそうで、ミスしても敗者復活があるらしく2回の予選突破チャンスがあるとか。
【5月18日or19日】ゴールデングランプリ(未定)
まだどこでやるか決まってないらしいですが、5月18日か19日にゴールデングランプリが予定されています。横浜か国立がいいなぁ。
23年は世界陸連の『ゴールデンラベル』っていう格の高い大会に指定されていたこともあって、カーリーが来たり国内の有力選手が出場してだいぶ盛り上がりました。
24年がどうなるかわかりませんが、期待しています。
【6月2日】布施スプリント(鳥取)
日本選手権前最後の選考レースが布施スプリント。日本選手権は6月5日の記録までがエントリー対象のため、各選手が6/2までにどれだけの記録を出せるかがシーズン前半の見どころとなります。
日本選手権はターゲットナンバー以外にもグランプリシリーズの成績でも選考される(布施スプリントはグレード2)ので、力があるけど記録がイマイチ出なかった選手は布施スプリントに合わせて記録を狙う可能性があります。
【6月21日から30日】米国オリンピックトライアル(ユージーン)
実質的には全米選手権ですが、チャンピオンシップじゃなくてオリンピックトライアルってことにするらしいです。
なんならオリンピックで決勝に行くよりも代表になる方が大変なくらいそうが厚いアメリカですから、この大会はオリンピック並みに注目。
23年はチャールストンが優勝して「誰っ!?」ってなりましたよね。
【6月27日から30日】日本選手権・U20日本選手権(新潟)
なぜか国立ではなく新潟のビッグスワンで開催される日本選手権。新潟に陸連の偉い人がいんのかな?国立あるのに大阪の次は新潟はだいぶ馬鹿じゃん?
混成は6月22日~23日に岐阜(長良川)、10000mは5月3日に静岡(エコパ)で別開催となっています。
ちなみに、ザックリ言えば標準突破+日本選手権3位以内で代表内定です。
年明け時点ではサニブラウン、三浦、秦、田中選手や110mの3名(村竹、泉谷、野本選手)、400mの2名(佐藤拳太郎、 佐藤風雅選手)はすでにパリ五輪の標準を切っているので3位以内になると代表ですので勝負が見どころ。
ブダペストで3位以内だった北口選手はすでに代表に内定していますので、日本選手権には出ないかも?
【7月28日から8月1日】インターハイ(福岡)
24年のインハイは福岡です。博多の森が会場。
【8月1日から11日】五輪(パリ)
2024年最大のイベントはなんといってもパリオリンピック。パリでの開催は100年ぶりとのこと。
陸上は『スタッド・ド・フランス』というスタジアムで48種目の開催予定。このスタジアムは1998年ワールドカップフランス大会の際に建設された75,000人が収容できる大型スタジアムで、決勝のフランスvsブラジルが開催されされました。
出場権を得るのは2パターンあって、約50%が標準記録突破者(有効期間は2023年7月1日〜2024年6月30日)で、残りはワールドランキング上位者となっています。
ちなみに、標準は男子100mが10秒00、男子幅跳びは8m27とかなりハイレベル。実質的には、ランキングでターゲットナンバー内に入りかつ国内選手権で3位以内に入ることが出場条件と考えていいです。
【8月17日から20日】全中(福井)
24年の全中は福井です。中学生はお盆どころじゃなくて大変ですね。
【8月27日から31日】U20世界選手権(リマ)
隔年(偶数年)に開催されているU20世界選手権がペルーのリマで開催予定。前回はコロンビア(カリ)で開催されてテボゴ(ボツワナ)が9秒91の衝撃的なU20世界新記録をマークしました。南米での連続開催ですね。カリは標高1000mとかでしたが、リマはペルーでも海沿いなので海抜0mだそうです。
ちなみに、開催年の12月末で20歳未満の選手が出場できるので20歳になっていてもギリ出られます。
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