【中級者スパイク】ミズノ、アシックス、アディダス、ナイキはどれがいい?

スパイク, 中・上級者のスパイク

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【中級者向けスパイク】といえば?
かつてはミズノ『ジオシリーズ』が一世を風靡していましたが、度重なる改悪によって自滅。ジオに代わる『Xシリーズ』はモノはいいけど誰も履いてない!正直、失敗作です。
ジオが消えてからはロングスプリント向けだったアシックス『SP/サイバーブレード』が、ショートスプリントにおいても中級者に最適なスパイクとして君臨。管理人も、おすすめを聞かれたらまずはSP/サイバーブレードを紹介していました。
しかし、時代は『厚底』に。そして、24年6月のアディダス『フィネス』の登場で状況が一変!!これまでは厚底=上級者向けだったのが、フィネスによって中級者でも厚底の時代になったのです!

ってことで今回は
【中級者のスパイク】おすすめはどれ!?
Xシリーズ、サイバーブレード、フィネス、ドラゴンフライそれぞれのメリット・デメリット
をテーマにご紹介。

これまで、管理人はSP/サイバーブレードをおすすめしていましたが、フィネス登場によっておすすめランキング第一位はフィネスになりました。
でも、人気はないけど管理人はXレーザーをかなり気に入って履いてますし、ドラゴンフライで試合にも出ています。

せっかくいろいろもってるので、履き比べた感想をそれっぽく書いていきます。

結論的には、どれでもいいです笑

 

中級者には『Xシリーズ』、『SP/サイバーブレード』、『フィネス』、『ドラゴンフライ』がおすすめ!


画像:この4つのどれかを買っときゃ問題なし!

まあ、今回はそんな詳しい感じじゃなくてサクッといきます。
実際に履き比べて感じたそれぞれの良いところと悪いところを書いていきます!

おすすめNo.1は『フィネス』!
硬いの嫌なら『ブレード』か『Xレーザー』
反発がいらないなら『ドラゴンフライ』

詳しいことはそれぞれのレビューを見といてください。(ドラゴンはそのうち書くつもりです…)

24年夏現在、中級者におすすめNo.1はアディゼロ『フィネス』です!

とにかく、中級者がいま買うべきスパイクはこれ!
これはもう、スプリントスパイクとしての完成度がワンランク上です。
反発が高い、足がよく回る、接地感覚が良い、ブレーキ感が少ない、厚底ゆえに足に優しい、扱いやすい。
好みの問題はあれど、全方位にかなり良いスパイクです。
欠点はそれなりにフォアであることと、プレートが硬いこと。
アディダスのわりにはフラットではあるものの、今回比較するスパイクの中では一番フォアです。後ほど出てきますが、傾斜自体はブレードとほぼ一緒ですが、傾斜感は全く別物でだいぶフォア。
プレートの硬さはかなりものもで、扱いやすいとはいえ、今回出てくる他のスパイクに比べると接地の自由度は低いです。
ただ、傾斜があって硬いからこそ、楽にスピードが出せるのでメリットでもあるんですがね。
傾斜と硬さに違和感がないのであれば、フィネスを買っておくのが一番幸せになると思います。また、パワーや体重がある(70kgくらい)選手ならフィネスがおすすめ。

フィネスだと硬い…っと思ったあなたには『SP/サイバーブレード』

ブレードは柔らかい接地感覚とぐんぐん踏む感じを求める人におすすめ!
ロングスプリント向けなので、プレートはかなり柔らかくてクッションも多いから走りやすいのが特徴。
接地感覚もかなり柔らかくて、
その点ではフィネスとは性格がかなり違います。
欠点としては、反発の低さピンの多さと配置による抵抗感。
とにかく柔らかいので反発は全然期待できません。その分、自分でパワーをかけて走る必要がある。
設計が古くてピンが母指球中心だからパワーをかけやすいものの、そのせいでピンによる突き上げが大きくて抜き差しする抵抗感はかなりあります。いうなれば、前時代的でちょっと時代遅れな感覚のスパイク。24年で廃止って話もあります…
反発で走る感じじゃなくて、ピンのグリップでパワーをかけて走る感じなので、シューズに一番近いかも。スプリントスキルの習得には一番使えそう。

スムーズさなら『Xレーザー』、『XストリームMD』

Xシリーズは重心移動でスムーズに走りたい人におすすめ!
反発はフィネスには遠く及ばないものの、接地から離地までのスムーズさと足運びの楽さが特徴。
ブレードと比べると、ピンが少ない(6本)ことによって接地重心移動がしやすいです。
Xシリーズは同じ形状でプレートの硬さや厚さを変えることで5種類くらいのモデルがありますが、そのなかでおすすめしてるのは『Xレーザー』『Xストリーム』です。XストリームはXレーザーの厚底バージョンなので、厚底か薄底かで選べばOK!
管理人は固定ピンの『Xレーザーエリート2』ってやつを履いてますがこれはもう廃盤になっていて、現行モデルはピンが取り換え式です。まあ、一緒よ。
柔らかいプレートが特徴なのはブレードと一緒ではあるのですが、Xレーザーはクッションがなくて6本ピンなのでブレーキロスが少なくてかなりスムーズに走れます。
ガシガシ系のブレードに対して、軽く設置してスーッと重心移動させていくXレーザーは、筋力がなかったり体重が軽い選手でも性能を引き出せます。

反発が必要ないなら『ドラゴンフライ』

ドラゴンフライは中距離向けですが、アンビションと同様でスプリンターにも人気のスパイク。
ただ、流通してないのでなかなか買えません。多分、試着もせずに買うことになる。
で、どんな人なら買っちゃっていいかというと、反発が必要なければドラゴンフライがおすすめ!っと思います。
正直、ビックリするくらい反発はないです。それもそのはず、中距離向けですから。
ただ、反発がない代わりに厚底の柔らかさがダイレクトに感じられてすっごいムニュムニュで足に優しい。シューズに匹敵するかそれ以上に足に優しいのに、不思議と足がぐるぐる回ってくれます。ただ、売ってないのでおすすめもなにもない!
同じく中距離向けのアディゼロ『アンビション』も良いのですが、まあ今回は置いときましょう。

スピードが欲しければ『フィネス』、硬いのが嫌なら『SP/サイバーブレード』か『Xレーザー』


画像:現実的に買うべきスパイクはこの3つだ!

ピン配置を見たらフィネスとXレーザーは似てますね。
今回比べた中では、フィネスがニードルピン、Xレーザーが固定ピン、ブレードが平行ピン。それゆえに、ブレードはピンが刺さる感じやひっかかる感じがかなりあります。そのため、スムーズさはブレードは×。単体では大丈夫なのですが、比べちゃうとブレードの古臭さが際立ちます。
『何も考えずに走ればスピードが出る』のは間違いなくフィネスで、ブレードとXレーザーはある程度自分でパワーをかける必要があります。特にブレードは反発がほぼないので、ピンでタータンを押し込む感触でガシガシ走らないとダメ。Xレーザーは乗り込めばスーっと重心移動できるからそんなにパワーはかけなくても大丈夫。

フラットを求めるならXレーザーでしょ!


画像:わかりにくいけど、Xレーザーだけ1cmくらい低い!

フィネスの欠点というか特徴は『フォア』なこと。物理的に傾斜があるのでそれなりにクセはあります。
傾斜でいうと、フィネスとサイバーブレードはほぼ一緒、Xブレードはフィネスよりも1cmくらい傾斜が緩いです。わかりにくいですが…
履いた感じでもXレーザーだけはかなりフラットです。
でも、ブレードがフォアかっていうと全然そんなことなくて、ブレードは柔らかすぎてプレートが曲がるから全然フォアではない。でも、フラットでもなくて、傾斜に関係なく母指球で蹴って走る感じです。

走った感じとしては…

  • フィネス→フォアで傾斜によって推進力を得られる
  • ブレード→傾斜はあるけど柔らかいから傾斜に関係なく母指球のピンで走る。
  • Xレーザー→フラットでもフォアでもいける。重心移動して走る。

こんな感じ。
そんなわけで、フラットを求めるならXレーザーが良いです。それ以外だとフラットでは使えないというか、フラットで使うメリットが薄い。

 

 

【まとめ】
フィネスこそ至高!
クッション重視ならブレード、スムーズさならXレーザー!

今回は、中級者のスパイクはどれがいい?っていうお話でした。ザックリで短かったですね。
まあ、前から言っているとおりで、中級者にはフィネスが一番おすすめです!!
硬いからスピードが楽に出るし、厚底のおかげで足に優しいから硬さを理由に避ける必要もない。接地は硬いけど扱いやすいです。

母指球で走る感覚はブレードが一番ある。設計の古さは感じるけど、基礎的な動きを身に着けたいならやっぱりブレードの良さが際立つ。反発を求めないのであれば、ブレードの万能性は魅力的です。
Xレーザーはあらゆるスパイクと比べてもスムーズさは光るものがある。フィネスの硬さに不安を覚えるのであれば、XレーザーあるいはXストリームMDは有力な選択肢になると思います。

 

 

 

 

 

 






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