フィールドジオLJとAJの違いは?同じように見えるミズノの跳躍スパイクの違い

スパイク, 幅跳びのポイント, 【幅スパ】幅跳び用スパイクの違い

幅跳びをやろうと思ってスパイクを買う時に誰もがつまずくポイントがあります。
それが『フィールドジオっていうスパイクは同じのが2つある』という問題。しかしよくみるとフィールドジオLJとフィールドジオAJとなっており、末尾の英語が違います。

っていうことで今回は
フィールドジオLJとフィールドジオAJはなにが違う?
というテーマをご紹介。
管理人も最初に雑誌で見たときには同じに見えましたし、ミズノのスパイクチャートでも対応種目が同じなので意味不明でしたが、その違いは簡単なものだったのです。

ちなみに、フィールドジオLJは2021年モデルでマイナーチェンジしました。

 

フィールドジオLJとAJの違いはソールの厚さ!!

結論から言えば、専門とする種目が違います。
LJは幅跳び用で、AJは跳躍全般用です。
LJはLong Jumpの略でしょう。AJはAll round Jumpですかね?知りませんが。
で、その違いはソールの厚さの違いです。それ以外はまあ一緒。

LJは名前の通り幅跳び用ですので幅跳びでの使用に特化したモデル。これを履くだけで30cmくらい記録が伸びると思います。
AJは跳躍全般用なのですが、実質的には三段跳び用です。三段跳びのステップでも潰れにくいようにソールが分厚くなっておりクッション性が非常に高いのが特徴。相当分厚いので背が高くなったような感じになって慣れないと不安定感があって走りにくさがあります。
ちなみに、棒高跳びの選手はAJを使っている人が多い気がしますが、LJを使っている人もいます。

LJは幅跳び、AJは三段跳び特化

LJとAJを考えるときにはLJを基準にすると分かりやすいと思います。
LJはその名の通り幅跳用としてスピードが出しやすく軽量・薄底の構造をしており、AJはLJをベースに三段跳びで使えるように改造されたモデルです。

LJを解説しよう!

21年モデルは黒くて見にくいので旧モデルで解説。

ソールは薄くてクッションは最低限しか入っていないので踏み切りの感覚がダイレクトに感じられる。薄くても『D.R.C.シャークスキン』という引き裂き強度の強い特殊な樹脂(旧モデルの黄色いやつ)が張られていることで踏み切りに耐えうる強度があったが、21年モデルでは素材が変わってダウングレードした。
プレートは非常に硬く手で曲げることは不可能なレベルで、中足部はハニカム構造でさらに強度が増している。
アッパーはメッシュをメインにして非常に軽量ではあるものの、力のかかる部分は三軸織物や人工皮革を使用しており短距離用とは比較にならない強度をもつ。
ちなみにフィールドジオLJはレビューしていますのでご参考下さい。

AJはLJを分厚くして三段跳びに特化したスパイク

AJはLJをベースにして、三段跳びで使うために必要な要素を加えたモデルと思っていいでしょう。
LJとAJの違いはソールの厚さです。それ以外は多分一緒じゃないですかね。

LJのほうが軽くて走りやすい!!

三段跳びをやっていてもLJを履いている選手がいます。幅メインだからLJを履いているのではなくて、あえて三段跳びでも幅跳用を使っているのです。
大きな理由は
①LJの方が軽いから
②LJの方が速く走れるから
③LJの方が接地の感覚が良いから
といったもの。
LJは余計なものが削ぎ落されているとすれば、AJには余計なものが付いているという見方もできます。数十グラムの違いであっても、スパイクは少しでも軽い方が有利です。

三段跳びはスピードも大切だけど潰れたら終わり

三段で分厚いスパイクを履くのはある意味で『逃げ』です。『攻め』るのであれば薄くて軽いスパイクを履くべきだとは思います。
しかし、三段跳びがおもしろいのは『攻め過ぎると負ける』ところ。ファールはもちろんですが、ホップで頑張るとステップが潰れたり、助走が速すぎるとジャンプまでいけなかったりします。
まあ、技術があればそんなことないんでしょうけど、14m中盤くらいの選手であれば潰れることもあるでしょう。
ってことで、跳躍全体をみれば、厚くて重かったとしても三段跳びならAJを使った方が良いと思います。

 

 

フィールドジオLJとAJの疑問

管理人は幅跳び専門を自称していますが、三段跳びの方が成績が良くて上の大会までいったのは三段跳びでした。もちろんフィールドジオのLJとAJを両方使っていました。

LJで三段跳び、AJで幅跳びをしてもいいの?

ルール的にどうかというと、三段跳びと幅跳びではシューズの厚さ規定に違いがあって、幅跳びは『20mm以下』、三段跳びは『25mm以下』のシューズしか使用できません。ってことで、AJが20mmを越えていると幅跳びでは使えませんが…

フィールドジオAJは20mm以下なので使用できます

しかし、ルール的には大丈夫でもAJで幅跳びをすると多少のやりにくさはあるといます。
LJは薄いため、スピードを出して三段跳びのステップ・ジャンプをすると多分潰れてしまいます。とりあえず一回だけためしに三段をやってみたいのであればLJで三段跳びをしても良いのですが、継続的に出場したいのであればAJを買わないと大した記録がでません。
同じように、AJで幅跳びをすると踏み切りでブレてけっこうロスがあります。専門でやるならそれぞれのスパイクを買う必要があります。

LJとAJで履いた感じはどう違うの?

アッパーやプレートは同じなので基本は一緒です。しかし、AJはフッカフカ!!
AJを履いた後にLJを履くとかかとが潰れるんじゃないかと不安になるくらいクッションが違います。LJはほぼ地面と距離がないので裸足とはいわないまでも非常にダイレクトな接地感覚をもっているのですが、AJだと宙に浮いたふわふわした感じがします。
そのため、AJで幅跳びをすると踏み切りがユルユルになってしまいます。
また、AJは厚底なので非常に不安定な感じがして、踏切りでちょっと接地がずれると足首をもっていかれそうな感じがあります。実際は大丈夫なのですが、比較するとそんな違いがあります。
技術が未熟だともしかするとAJの方が使いやすい可能性はなくはないのですが、

オールラウンドならAJだけあればいい?

AJだけあれば跳躍全部につかえます。しかし、LJでも全部に使えます。
どちらかといえばLJの方が履きやすいのでどっちか一足だけだったらLJの方が使いやすい気はしますが、三段メインならAJを選ぶべきではあります。
ちなみに大学時代に棒高跳びやっていた同期はAJでしたが、AJを選んだ理由は『なんとなく』だそうです。

 

フィールドジオLJとAJはオススメか?

管理人はミズノ派であり学生時代からずっとミズノを履いていました。そして幅・三段が専門だったのでフィールドジオのLJとAJは両方ともメインで履いていました。
そんな管理人がフィールドジオシリーズをオススメするかというと…

幅跳びをするならフィールドジオLJを買え!!
三段跳びならフィールドジオAJじゃなくても選択肢はある!!
といったところが正直なところだ。

なんだって!?

詳しいことは割愛するが、LJに関してはこれ以上にないレベルで完成度が高く、これを履けば技術が未熟でも幅跳びの記録をある程度の記録まで押し上げてくれるポテンシャルを持っている。管理人も幅用スパイクはいろいろと履いたが、幅跳ならフィールドジオLJがベストだと思う
しかし、AJに関してはイマイチだ。
厚さはあるのでクッション性は抜群だが、いかんせん厚底すぎて安定感に欠ける。AJはソールが厚い割に横幅がないのでグラグラするのだ
アッパーや履き心地がLJと似ているせいで厚さの違いが強調されて感じてしまうのかもしれないが、ステップでグキっと足をくじきそうな気になってしまうので思い切った跳躍が出来ない。
そして9本ピンは抵抗感が大きいためステップでの減速が大きく、スピード感のある跳躍をするには高い技術を要する。
ほぼ需要がなさそうだったのでレビューしてはいないが、ナイキの三段跳びスパイク『ZOOM TJ』の方が三段は跳びやすいと思う。

 

購入はこちら。値段は時期によって多少変わりますので記事では明確には言及していません。

AJはこれ↓

 

 

 






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