世陸ドーハの概要と代表選考方法
2019年にドーハで世界陸上が開催されます。
その開催の概要と、日本代表の選考方法について紹介します。
世陸ドーハ開催の概要
開催地 | ドーハ(カタール) | |
開催期間 | 2019 年 9 月 27 日(金)~10 月 6 日(日) | |
開催種目 | 男子 | 100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、マラソン、3000mSC、110mH、400mH、走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投、 十種競技、20km 競歩、50km 競歩、4×100m リレー、4× 400m リレー |
女子 | 100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、マラソン、3000mSC、100mH、 400mH、走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投、 七種競技、20km 競歩、50km 競歩、4×100m リレー、4×400m リレー |
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混合 | 4×400m リレー |
ドーハ大会の見所のひとつは、男女混合のマイルリレーが行われること。いままでになかった2018年のアジア大会で初めて本格的に導入された新種目で、2020年の東京オリンピックでも採用される予定。
ドーハはカタール
中東カタールにあるドーハは、サッカーのドーハの悲劇のあのドーハ。
大規模なスポーツの大会がよく開催される場所で、ゴールデングランプリからはじまる現在のダイヤモンドリーグの第1戦が開催される場所でもある。
2022年にはサッカーワールドカップも開催予定で、いま最も熱い場所のひとつ。
気温も熱い。
夏の間の降水量はほぼなく、気温は東京オリンピックがやばいとか言うレベルでなくヤバい。開催は9~10月だが、平均気温が40弱ある。
前立ってアジア選手権が4月に開催される
2019 年 4 月 21 日(日)~24 日(水)の日程でドーハアジア選手権が開催されます。この大会は世界陸上の前哨戦として、代表選考の条件の一部にもなっています。
アジア選手権の代表になるには
アジア選手権に日本代表として出るためにはアジア8位相当の力が必要です。
1)①2018 年 12 月 31 日時点のIAAFが公表するワールドランキングにおいて、各種目日本人最上位の競技者で、1 カ国 2 名でカウントした場合、アジア 8 位に入る競技者。
②IAAF が公表する 2018 年記録ランキングにおいて、各種目日本人最上位の競技者で、1 カ国2 名でカウントした場合、アジア 8 位に入る競技者。
2)2018 年 12 月 31 日時点のワールドランキング、IAAF が公表する 2018 年記録ランキング、2018 年度の主要競技会成績を基に、本大会でのメダルまたは入賞が期待できる強化委員会が推薦する競技者。
3)その他、強化委員会が推薦する競技者
引用:ドーハ 2019 アジア陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
世陸ドーハ日本代表の選考方法
選考基準
日本選手権の結果をもって代表に内定する場合と、標準を突破した時点で内定する場合と、9月16日に代表に決まる場合があります。
日本選手権で優勝した場合の内定条件(1枠)
日本選手権では、優勝した選手に代表内定の可能性があります。優勝者がそのまま代表に内定するのは2パターン。
①日本選手権終了時点で参加標準記録を満たす
②ドーハアジア大会の個人種目で優勝している
日本選手権で優勝しても代表に内定出来なかった場合は、9月15日までに標準を突破すればその時点で代表に内定します。
③参加標準記録を突破する
9月16日における選考条件
日本選手権で優勝できなくても代表になる方法はあります。
参加標準を突破しているかどうかで分かれ、突破していなくてもドーハアジア選手権で優勝していれば他に選手がいなければ代表になれる可能性は高い。
④ IAAF ワールドランキング日本人上位
⑤ドーハアジア選手権で優勝している
⑥強化委員会が推薦する
⑦ドーハアジア選手権優勝者で強化委員会が推薦する
ファイナルエントリー後に代表になる場合
つまり、滑り込みで代表になれる場合もあります。たぶんありませんが。
⑧参加標準記録を満たしていないが、IAAF からランキングによる追加が認められた強化委員会が推薦する競技者。
代表になる条件わかりやすく!!
わかりにくいですが、代表になるパターンは決まっています。
参加標準を突破した選手が代表になるには
①日本選手権で優勝、②アジア選手権で優勝する、③日本人ランキングトップになるの3パターンに、④推薦されるという場合があります。
つまり、①~③で最大3人が代表に内定し、これが3人に満たなかった場合には④の推薦ってことで代表になれます。
参加標準を突破していないのに代表になる場合は
これはもう基本的には代表になれません。特例としてアジア選手権で優勝したら代表になれるかもしれないというだけ。
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