【2024年パリ五輪】参加標準記録が発表!男子100mはまさかの10秒00が標準!!

オリンピック, 2024年パリ五輪, 五輪・世陸

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2024年のパリ五輪ですが、『参加標準記録』が発表されました!
従来は標準突破=参加資格だったのですが、最近は『ターゲットナンバー』っていうのもあるので標準を突破していなくても参加資格を得られる可能性はあります。

ってことで今回は
パリ五輪の標準が発表!!東京五輪からどう変わった?
をテーマにご紹介。

ターゲットナンバー導入によって標準突破が必須ではなくなったものの、大会に向けて調整するためには、標準突破して早めに参加資格を得るというのは選手にとって大事。
で、その「参加標準記録」がちょっと上がりすぎなくらい上がっているのです!!

 

 

パリ五輪と世陸ブタペスト・東京五輪の標準を比べてみた

男子100mの10秒00がヤバいですが、幅跳びが5cm上がって8m27ってもなかなかエグイ。

東京・パリ五輪と世陸ブタペスト大会の参加標準記録
種目 男子 女子
東京 ブタペスト パリ 東京 ブタペスト パリ
100m 10.05
(56)
10.00 10.00
(56)
11.15
(56)
11.08 11.07
(56)
200m 20.24
(56)
20.15 20.16
(48)
22.80
(56)
22.60 22.57
(48)
400m 44.90
(48)
45.00 45.00
(48)
51.35
(48)
51.00 50.95
(48)
800m 1:45.20
(48)
1:44.70 1:44.70
(48)
1:59.50
(48)
1:59.80 1:59.30
(48)
1500m 3:35.00
(45)
3:34.20 3:33.50
(45)
4:04.20
(45)
4:03.50 4:02.50
(45)
5000m 13:13.50
(42)
13:07.00 13:05.00
(42)
15:10.00
(42)
14:57.00 14:52.00
(42)
10,000m 27:28.00
(27)
27:10.00 27:00.00
(27)
31:25.00
(27)
30:40.00 30:40.00
(27)
110m/
100mH
13.32
(40)
13.28 13.27
(40)
12.84
(40)
12.78 12.77
(40)
400mH 48.90
(40)
48.70 48.70
(40)
55.40
(40)
54.90 54.85
(40)
3000mSC 8:22.00
(45)
8:15.00 8:15.00
(36)
9:30.00
(45)
9:23.00 9:23.00
(36)
走高跳 2.33
(32)
2.32 2.33
(32)
1.96
(32)
1.97 1.97
(32)
棒高跳 5.80
(32)
5.81 5.82
(32)
4.70
(32)
4.71 4.73
(32)
走幅跳 8.22
(32)
8.25 8.27
(32)
6.82
(32)
6.85 6.86
(32)
三段跳 17.14
(32)
17.20 17.22
(32)
14.32
(32)
14.52 14.55
(32)
砲丸投 21.10
(32)
21.40 21.50
(32)
18.50
(32)
18.80 18.80
(32)
円盤投 66.00
(32)
67.00 67.20
(32)
63.50
(32)
64.20 64.50
(32)
ハンマー投 77.50
(32)
78.00 78.20
(32)
72.50
(32)
73.60 74.00
(32)
やり投 85.00
(32)
85.20 85.50
(32)
64.00
(32)
63.80 64.00
(32)
10種、7種 8350
(24)
8460 8460
(24)
6420
(24)
6480 6450
(24)
20kmW (60) 1:20:10 1:20:10
(48)
(60) 1:29:20 1:29:20
(48)
マラソン (80) 2:09:40 2:08:10
(80)
(80) 2:29:30 2:26:50
(80) 
()の数字はターゲットナンバー(出場者数)
赤太字は東京五輪から上がった記録

資格記録は2022年12月31日から2024年6月30日(マラソンは2022年11月1日から2024年4月30日)が有効期間です。
23年は世陸ブタペスト大会があるため、有力選手は世陸で突破すると思います。そうなると約1年間しっかり調整してから各国の選手権で出場を確実にしてくるため本大会でも好調が期待できる。
逆に、世陸で標準を切れない選手は本線でもきびしい戦いになるかも!?

標準記録は50%の出場者が突破する見込みで設定してある

まず、昔の標準と今の標準では意味合いが違います。
昔は標準突破→出場資格だったのですが、今はランキングによる出場者が半分になる想定。
つまり…
標準突破による出場者が50%、ランキングによる出場者が50%
こうなる想定で標準記録が設定してあります。
ってーことは、標準突破している時点で出場者の上位半分の実力者。そのため、標準の設定が決勝出場ラインくらいになっているわけですね。

ターゲットナンバーは200mと3000mSCで減った!
長距離は単純にレベルが上がった?

どういうわけか、出場者数(ターゲットナンバー)が200mと3000mSCでは減っています。
そのため、200mと3000mSCでは50%のラインも上がるため標準が厳しくなっています。

また、10000mでは標準が男子で28秒、女子で45秒も上がっています!
これはレベルがあがったのが原因で、2018年と2022年ランキングの27位の記録を比べると…
男子が27分44秒92→27分19秒86(2022)
女子が31分56秒43(2018)→31分05秒21(2022)
こんな感じでかなり記録が上がっています。そのため、ランキングに相当する標準も上がった感じなんだと思います。

 

 

~まとめ~標準は上がり続けるのか!?

今回は、パリ五輪の参加標準記録が発表されたことをうけて、東京五輪とパリ五輪の標準を並べてみました。
ブタペストの標準からはそんなに変わっていないのですが、東京五輪と比べるとだいぶ厳しい標準が並んでいることが分かります。
近年のスパイクの進化によるものなのか、人類が進化しているのか…!?
あと数年後には100mの標準が9秒台なんて世界になっているのかもしれません。

数字やら何かが間違っていたら教えて下さい。






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