400mHでワーホルムが45秒94の驚異的な世界新記録!!ベンジャミンも46秒17で世界新!!

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女子三段跳びでもロハスが世界記録を更新するなど、全体に好記録が出ている東京オリンピック。
タータンが新しいからなのか気温が高いからなのか、選手にとっては良い条件で試合ができているようなのですが、そんな東京で陸上界の歴史に残る大記録が誕生しました!!
ワーホルムが45秒94の驚異的な世界新記録!!
2021年7月に46秒70の世界記録を出して29年ぶりとなる400mHの世界記録を更新したワーホルムですが、再びの記録更新の期待を背負って出場した東京オリンピックの決勝で期待を大きく上回るまさかの45秒台をマーク!!

 

 

3名が46秒台となった東京五輪決勝は異常なハイレベル!!

8月3日午前のセッション最後に行われた男子400mH決勝。
この時点でワーホルム(46秒70,世界記録)、ベンジャミン(46秒83,世界歴代3位)、サンバ(46秒98,世界歴代4位)、ドスサントス(47秒31,世界歴代14位)という世界歴代最高レベルのPBの選手が顔を揃え、世界記録更新に大きな期待がかかっていました。
で、決勝ではとんでもない記録が出たのです

男子400mH東京五輪決勝結果
順位 選手 記録 備考
1 カルステン・ワーホルム ノルウェー 45.94 世界新記録
(0.76更新!!)
2 ライ・ベンジャミン アメリカ 46.17 AR
世界歴代2位
(以前なら世界新)
3 アリソン・ドス・サントス ブラジル 46.72 AR
世界歴代3位
(以前なら歴代2位)
4 カイロン・マクマスター バージン諸島 47.08 NR
世界歴代6位
5 アブデルラハマン・サンバ カタール 47.12 世界歴代9位相当
6 ヤスマニ・コペジョ トルコ 47.81 =NR
世界歴代33位
7 ラスムス・マギ エストニア 48.11 NR
世界歴代66位
8 アレッサンドロ・シビリョ イタリア 48.77  

優勝は人類史上初の45秒台を出したワーホルム。
2位のベンジャミンも従来の世界記録を大幅に上回るエリアレコード、3位のドス・サントスも7月までの世界記録を上回っており、この3名は29年間破られていなかったヤングの元世界記録を上回ってしまいました。
他の選手も軒並みエリアレコードやナショナルレコードをマークしており、誰にとっても最高のレースとなったのがわかります。
ちなみに為末大さんのもつ日本記録は47秒89なのでこのレースなら7位です。

 

 

45秒台は日本ならフラットレースでも代表レベルの記録!!

ワーホルムの45秒94がどれだけの記録かというと、2021年の日本選手権の400mで2位になれる記録です
21年の日本選手権では1位45秒75,2位46秒06でした。
つまりワーホルムはハードルがあっても日本のトップ選手と同等以上のタイムで走ることができるということ…!?
45秒94を400mの日本歴代に当てはめると41位タイで、なんと為末大さんのフラットレースの記録とたまたまピッタリ同じです!!
為末さんの記録は1996年なので18歳の時の記録ではあるものの、とんでもない記録であることがわかると思います。
他にも、400mの日本代表である鈴木碧斗選手のPBも45秒94で同じ…






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