初心者向けランニングシューズをワードローブで選んで買ってみたお話
以前アマゾンのワードローブなるシステムをご紹介したことがあります。
このワードローブ(wardrobe)をザックリ説明すると、アマゾンの商品を家で試着して要らないものはそのまま返品できるというもの。プライム会員でないと使えませんが、プライム会員であれば利用料は無料です。もちろん送料も無料です。
詳しいことは『Amazonでも試着が出来る!!Prime Wardrobe(プライム・ワードローブ)が便利!!』をみてください。
で、今回は
ワードローブを使ってランシューを買ったお話
です。私的なランシュー購入記。
私は陸上歴20年近くになりますが、今回はあえて「初心者向け」のランニングシューズに焦点を当ててシューズを選んでみました。
amazonでランシューを選ぶそのメリット・デメリットをご紹介!!
ワードローブで初心者向けシューズを取り寄せてみた!!
まずはおさらいも兼ねて簡単にwardrobeの使用方法を…
①Prime wardrobeの試すボタンがある商品を選ぶ
②2つ以上6つまで商品をカゴにいれる
③普通にアマゾンで買う時と同じように発送ボタンを押す
④家に商品が届く
⑤室内で試着する
⑥購入しない商品をアマゾンの画面で選んで箱に戻して着払いで送り返す
以上。注意点としては、7日以内に返品しないと全部購入することになることと、カード払いしか出来ないということです。
そんなワードローブ、前回はランシャツを買うのに使ったのですがこれが非常に良かった。時間をかけて試着できるし何枚も同時に並べて比べられるのでお店で試着するよりよっぽど快適でした。
今回はワードローブを使ってランニングシューズを選んでみました。
初心者向けのシューズを買ってみることに
多くの人がランシューは「実際に履いてみる派」だと思います。
私はオーダーしていたので、「試着せずに大金を払いってドキドキしながら一カ月待って届いたシューズに足を入れてみる」派でした。もし合わなくてもオーダーなので返品はできないとうギャンブル。ミズノを信頼しているからこそのオーダーです。
私は基本的にミズノしか履かないので27.5を買っておけば絶対に失敗しないのがわかっていますので、これで大丈夫でした。
オーダーシューズは高いけど履き心地はかなり良い。
が、ここ数年は更に値上がりした上に、残念なことに縫い付けが下手クソになっていたりしてミズノのオーダーシューズの品質が下がっている感じがしていました。
ってこともあって、今回購入するシューズは市販品にしたのです。っていうかコスパを考えたらオーダーは狂気でしょう。
市販シューズは妥協の産物で、かゆいところに手が届かないアッパーとソールの組み合わせのモデルがほとんどというか全てだと思っていましたので、この10年は市販品を履いていませんでした。
私にとっての妥協のないシューズっていうのはアッパーが薄くて軟らかいのにソールがちょっと厚いシューズです。具体的にはエアロのソールにエンペラーのアッパーみたいなやつ。跳躍の補強に使える厚さがありながらも履き心地がいいやつです。
しかし翻って考えるに、もはや練習は夜ロードを走ることがほとんどになっているし、私の知っている市販のランニングシューズはランニングブーム前で10年以上前のもの。ブーム以降、シューズの進化もあることだろうから市販品でも10年前のオーダー品くらいの品質があるんじゃないかという気がしないでもないのです。
ってことで、今回のシューズ選びでは
『市販品でアスファルトを走ってもヘタらないやつ』
を選ぶことにしました。
これはつまりは初心者向けシューズです!!
陸上歴20年程にして初心者向けシューズを買うことになるとは。
購入候補は4種類
今回はアマゾンのワードローブで選びますので、ワードローブが使えるシューズだけが候補になります。
ワードローブの悪いところは、全ての商品で使えるわけではないという点。どういう基準なのかわかりませんが、アマゾンから直接プライム発送が出来る商品だけがワードローブの対象っぽいです。そのため、今回もウエーブシャドウは変な色だしゲルカヤノだけ28cmです。
しかし、あまたある初心者向けシューズの中から候補をピックアップするのは大変なので、ワードローブが使えるものだけに絞れるのはむしろ好都合だったかもしれません。
そして候補はミズノかアシックスのどちらかから選ぶことにしました。これは単純に初心者向けのラインであれば日本メーカーの方が品質が良いと思っているから。海外メーカーの初心者向けは安かろう悪かろうという印象がぬぐえず、日本メーカーであれば初心者向けでも手を抜かずにちゃんとした商品を出しているのだと信じています(高いけど)。
てことで、
①ワードローブが使える
②ミズノかアシックス
③ウエーブエアロよりも厚い
という条件で選んだという3条件で選んだ購入候補は4種類。
まずはミズノの代表的シューズ、ウエーブライダー。
[ミズノ] ウエーブライダー 22
ミズノの初心者向けシューズといえばこれ。
分厚いクッションに分厚いアッパーが装備された市民ランナー向けど真ん中のシューズ。体重があって筋力のない人がアスファルトの上で使っても大丈夫なように設計されているので、重さはあるものの安心感は最高レベルのシューズです。市民ランナーならこれを選んでおけば絶対に失敗しないでしょう。
23からはアッパーが変更されていますが、その分型落ちの22は在庫があれば安い。このラインのシューズに1万円オーバーはあり得ないのでアッパー変更はみなかったことに。
個人的にはライダーといえばクソダサシューズの代名詞だった時代を知っているのでライダーと言うだけで嫌なのですが、もはやそういう時代ではないでしょう。ダルなアッパーがネックではあるものの、今回のシューズ選びでは大本命。
気になるシューズ、ウエーブシャドウ。
[ミズノ] ウエーブシャドウ 3
こちらはちょっと変わったコンセプトで気になっていたシューズ。
ドロップが8mm(ライダーは12mm)でミッドフット走法向けのシューズというコンセプトのため、他のシューズとはちょっと毛色が違います。
個人的には高校時代からこのドロップが非常に気になっていて、シューズとスパイクで接地感覚が全然違うというのが嫌でした。そのためあえてソールのフラットなマラソンシューズを使ってみたりしていたのですが、それだと耐久性に難がありなかば諦めていたところです。
このウエーブシャドウはクッションがありながらもドロップが低いという非常にニッチでありがたいシューズ。ランニング動作中のドロップは実際どうでもいいのですが、歩いているときとかちょっと接地の感じを試したい時なんかにはこの低ドロップがメリットになるはずです。
難点はシューズの完成度が低そうなところで、見るからにソールがすぐダメになりそうな感じがします。あと、ワードローブで選べた色がジャマイカンで絶望的にナンセンスなやつだったのも残念。
っていうかなんで0mmじゃなくて8mmのドロップを残してあるのかってのも気になるので履いて確かめてみたい。
ニッチだけど良さげなウエーブニット。
[ミズノ] ウエーブニット R2
これまたニッチなシューズ。ウエーブライダーのアッパーをニットにしたモデルということらしい。
やっぱりミズノの人もライダーのアッパーがダメだってわかっているんでしょうね。ライダーのクッション性を生かしつつもダルじゃないフィット感の良いアッパーを組み合わせるというある意味自殺行為とも言えるかなり傾(カブ)いたモデル。そういうの嫌いじゃない。
普通の人はライダーを買うでしょうし、フィット感とか言う人はそもそもこのラインのシューズは選択肢に入らないと思いますので、たぶんあんまり売れてないと思います。知らんけど。
しかしコンセプトとしては非常に良さげ。ライダーの欠点を解消した最高のモデルになっている可能性があるので今回試してみることにしました。
かぶき者の多い跳躍選手にはこのシューズは合うんじゃないかと思っています。
いっかい履いてみたかったゲルカヤノ。
[アシックス] GEL-KAYANO 25
昔サッカーをやっていたころにはメーカーにはこだわりがなく、陸上に専念してからも特にメーカーを気にしていなかったのですが、私がミズノ派になったきっかけはアシックスのマジックテープ式のターサー(名前は忘れた)を履いてそのダメっぷりに衝撃を受けたからです。
アシックスのあとにミズノのスペーサー(現エンペラー)を履いたことではじめて「フィット感」という概念を手に入れました。以来アシックスのシューズはほとんど履いていません。大学でもアシックス派はいっぱいいたのですが、高校以来わりと意地になってアシックスを避けていました。本気ならアシックスとは言うものの、本気だからこそ失敗したくないのでミズノしか履かない学生生活だったのです。
スパイクは別ですが。
そんなアシックスですが、世間一般では私の印象とは裏腹に『日本人の足に合っている』、『走り心地が良い』、『フィットする』などというにわかには信じがたい評価を受けているのもまた事実。ってことはおそらくあのマジックテープのターサーがダメだっただけで、他のシューズは良いのだろうと思います。っていうか実際ターサージャパンなんかはかなり履き心地が良い。
そもそも陸上界でも死に体なミズノよりも世陸のスポンサーになるなど精力的に活動しているアシックスのほうが良いようにすら思えています。
っていうかそういう世間評価を耳にするにつれ、アシックスを履いてみたくなっていたのです。
なかでもゲルカヤノが気になっていました。ゲルはマジックテープのやつにも入っていて本当に最悪な印象しかないし、オーバープロネーションを抑制してくれるという余計な機能がついていて邪魔そうなのですが、このゲルカヤノはなかなか走り心地がいいらしい。
私はソリッドな履き心地が好みなのですが、このゲルカヤノは固定概念を打ち破る良さを持っているのではないか…と、いっかい履いてみたかったのです。
この4つのシューズをワードローブで注文し、自宅で試着してじっくり比較することにしました!!
ランシューがいっぱいきたぞ!!
4つのシューズが大きなダンボールに入って届きました。
ワードローブの箱は専用のダンボールになっていて、テープがついているのでその箱を再利用して返送することがきて非常に便利。
4つのシューズが届いたので、室内で汚れないように気を付けて試着をして1足を選ぶことに。もちろん選考漏れした3足は返送です。もし4足とも気に入らなければ全部返品してもOKというありがたいシステム。
大前提として、お店の試着と同じように商品を汚してはいけません。返送された商品は恐らくまた販売されると思うので、商品価値が下がるような試着の仕方やタグを切るなどはだめ。
ウエーブライダー、ウエーブシャドウ、ウエーブニット、ゲルカヤノをそれぞれ試着。
ウエーブライダーを試着するぞ
モデルはウエーブライダー 22。すでにアッパー改良型の23が販売されていますが、その分タイミング的には安くなっていると思います。
履いた第一印象は『普通の分厚いシューズ』。特にこれと言って特徴がないシューズで、ただのランニングシューズです。
ランシューをあまり知らない人からしたら軽いし反発もあるし履きやすいと感じるかもしれませんが、それってほとんどのランシューに言えることですのでこれといって思うところはありません。正直普通。
ただ、見た目にはかなり分厚くて重たそうに見えるライダーですが、足を入れてみると実際の厚みほどの重さは感じない。さすがに初心者向けとはいえスニーカーとはケタ違いの軽さです。
もちろん厚みはあるのでエアロ系のシューズに比べれば分厚いしフカフカするのですが、今回は分厚いシューズが欲しいと思っているためこの厚みはむしろメリットです。
やっぱり気になるのはアッパーが悪いことでしょう。
22で型落ちのため23からの改良アッパーとは履き心地が多少違うでしょうが、やっぱりこのアッパーじゃあダメだろうなっていう印象。
細かいところではありますが、ギュっと紐を締めつけると全体的にシワが出来て固くなるばかりでフィットするわけではない。タンもフッカフカなので紐を強く締めても緩い。
特にフィット感を悪くしているのは開口部回りの分厚いスポンジ。ただでさえソールが厚くてでグラグラするのに、ここのスポンジのせいでアッパーまでグラグラします。
それにつま先の補強が硬くて長い事走っていたら爪が痛くなりそう。
黒いところがスポンジ。こんなところにクッションいる?↓
普通ちゃ普通だけど、つま先が補強で固くなっているシューズって10年以上履いていないのでそれなりの違和感↓
ユルめに履く市民ランナーであれば特に問題はないと思いますが、スプリントで使うことを考えるともうちょっとフィット感が良くてブレの少ないシューズの方がいいかな?
一方で、完成度が高くて全体のバランスが取れている感じもします。多少アッパーが気になるものの、気にしなければどうということはないし、特徴を感じないということはバランスが良いということでしょう。
ウエーブニットを試着するぞ
次のモデルはウエーブニット R2。これはウエーブライダー22のニットアッパーモデルです。
ライダーとの違いはアッパーの素材と、ランバードマークや紐穴などに固い補強部品を使わずに構成していること。ニットとはいえ、素材自体は結構固いのでいわれなければ普通の素材とあんまり変わりません。
ソールはライダーとまるっきり一緒です。
そんなニットの印象は『アッパーが軟らかくて気持ちいい』です。
素材自体はそれなりに固いのですが、ベースのライダーと比べるとアッパーの固さにムラがないため、紐を締めるとアッパー全体が優しく締めつけられてフィット感は全然こっちの方が良い。
特に今回はライダーと直接履き比べているのでその差は顕著にわかりました。
フィット感の違いは見た目にもあきらかで、左右でライダーとニットを履いて紐を締めつけるとライダーには強く締まる部分と締めつけの弱い部分があってシワができますが、ニットにはそういうムラがありません。
ソールが同じなので左右で履き比べるとアッパーの違いが浮き彫りに。いままでランバードマークが邪魔だと思ったことはなかったのですが、ライダーは踏み込んだ時にランバードマークが足に当たります。ニットはマークがプリントなのでこの違いもけっこう気になりました。
また、案外違ったのがかかとのフィット感。
たぶんのを使っていると思われるのですが、かかと周りのクッションの形状がだいぶ違いました。
ライダーの所でも書きましたが、ライダーのダルさの原因の一つがここのクッションです。クッションの強さ自体はけっこうあるものの、ニットではライダーに比べてこの開口部回りのクッションによるブレを感じませんでした。
また、タンもライダーより薄いものが使われているので締めつけの精度もニットの方が全然良い。
アッパーで気になるのは、アッパーが弱そうなところ。耐久性の問題です。
ライダーで思いっきり補強が入っているつま先はニットでは特に補強されておらず、親指で突くとそのうち穴が開くんじゃないかと思う感じ。
こればっかりは実際に走ってみないとわかりません。
ソールはライダーと同じではあるものの、ニットの方がライダーよりもソールの感触を感じやすいようにも思いました。
ニットはアッパーに固い部分がないため、踏んだ時にソールの感触がダイレクトに感じられます。軟らかいソールの感触と軟らかいアッパーの感触のバランスが良く、シューズの一体感はライダーよりもニットの方が上だと思います。
ウエーブシャドウを試着するぞ
ミズノの最後はかなり気になるウエーブシャドウ 3です。低ドロップをコンセプトとしたシューズで、ミッドフット走法ができるそうです。
第一印象は意外にも『アッパーが良い』でした。
逆に言えば一番の特徴であるはずのソールは普通。たしかに拇指球当たりが高くなっているので、前足部が高い=ドロップが低いようですが、正直あんまり気にならない。
それよりもアッパーが薄くて良い。ウエーブニットのあとにこれを履いてみたけど、縫い目のないメッシュ素材のアッパーのフィット感はニットとだいたい同じような方向性で軽い足入れです。こっちのほうがちょっと軟らかい分むしろ履き心地は良いかも。
紐を締めつけると中足部に内蔵されたストラップが締めあげられてくるので、重めなソールが足にピッタリと吸い付いてくる感じがします。
肝心のソールは妙に幅が広く、アッパーからはみだしています。
左右方向に適当に接地したとしても平たい接地に変換されるというアディダスの幅跳び用スパイクと似たような接地感覚。
分厚い割にクッション性が固いというのもあって、このへんは『フラット接地』や『ミッドフット走法』を演出するための味付けなのかもしれませんが、シャープな接地感覚ではありません。今回のシューズのなかではアッパーが薄いので、アッパーとソールのミスマッチ感はけっこう気になる。
アッパーが良くてソールが厚いシューズが欲しいという私のニーズには一番合っているであろうにもかかわらず、これがいまいちしっくりこないのは、ソールが安っちい感じがするから。
なんか全体的に突き上げ感が大きくて、長いこと履くには疲れそうだし、力がかかるところだけ先にヘタってきそうな雰囲気があります。
コンセプトである低ドロップに関してはかなり良い感じです。前後の接地感覚は他のシューズとは明らかに異なり、自然とくるぶし下あたりを使って走れます。この動きが良いのか悪いのかは別として、接地に個性を出せるシューズであることは間違いありません。
前足部分(シャンクより前側)がかかとに比べて厚みがあり、相対的にフラットになるように設計されているのが見ても履いてもわかります。
↓の写真の黄色と緑の所の厚みが思ったよりあって、拇指球手前くらいの盛り上がりが大きい感触。
低ドロップの感触はいいものの、スポンジの質感は今一つ。
気になるのは耐久性が低そうなところ。
今回の4足の中ではシャドウだけがワンランク上級のシューズだったのかもしれません。
アウトソールには耐久性の低そうな、グリップの良さげなタイプを使用していて、このシューズのターゲットは『ある程度の走力があって反発を求める層』なのだと思われます。そういうランナーはシューズを3カ月くらいで買い変える割り切った使い方をしますので、耐久性はそれほど重要じゃない。
また、このシューズはそういうランナーに向けてクッションで反発感を出そうとしているような印象があります。ってことはヘタるのも早そう。
分厚いのに硬さのあるクッションはライド感(?)というのか乗り込んだ時の反発感が気持ちいい一方で、踏ん張り感が少ないというのも気になる。
っていうか、このシューズはウエーブエアロと同列のシューズだ。耐久性をエアロ程度でいいと考えるのであれば良いシューズだと思うが、今回のシューズ選びにはマッチしない!!
全体的な印象は
アッパーはいいけどソールが弱そう
ドロップの低さはすごく良い
です。
ゲルカヤノを試着するぞ
今回取り寄せたモデルはGEL-KAYANO 25。本来ならばこのシューズはクッションにスペックを振りすぎているのでGT-2000あたりがちょうどよかったのかもしれませんが、GT-2000はワードローブになかったのでその時点で選考漏れ。
また、ミズノ勢は27.5cmにもかかわらずゲルカヤノだけは28cmしか選べなかったのでこの時点でちょっとイマイチな感じになっています。
履いてみたところでも印象は悪く、
『どうしようもないくらいダルダル』
なシューズでした。
サイズが微妙に大きかったというのも多少はあるのかもしれませんが、そんなレベルじゃないくらいフィット感が悪い。こんなシューズ履いて走ったらアッと言う間に足の裏がベロンベロンになると思います。踏ん張ったら足がシューズの中で回りそう。足を入れてすぐに選考落ち。
これまたちょっと特殊なシューズだからこれをもって判断はできないかもしれませんが、アシックスのシューズが良いって言う人の気持ちはやっぱり理解できませんでした。
足に合わないだけかもしれませんが…
試着はあくまで試着
今回の4足はあくまで試着です。実際にロードで試したわけではなく、室内でちょっと歩いたり跳ねてみたりした印象で書いています。
それでも、試せる時間が多いため試着にもかかわらずクッションやアッパーの感じをかなり細かく知ることができました。店員に観られながらの試着ではここまで細かいことは分からなかったでしょう。実際に外で走ってどうだかは買ってみないとわかりませんが、試着と言う点ではアマゾンの方がお店よりいい。
返品するまで何度も、後悔しないようにギリギリまで考えることが出来ますのでお店の試着よりも優れているでしょう。
初心者であればお店の人のアドバイスが欲しかったりするかもしれませんが、お店の人だって全部のシューズを把握している訳ではないので知識なんてのは一部の人を除けばネットの情報に毛が生えた程度です。量販店だと何も知らないバイトですので専門店以外では店員に聞くこともないでしょう。陸上歴が長い人にとってはわずらわしいだけです。
っていうかお店の人と話さなくてもじっくり選べるっていうのがワードローブの最大のメリットだと思います。
ウエーブニットを買ってみた
履いてみた4足、それぞれ色々思うことはありましたが、今回シューズを選ぶうえで前提となるのが、「アスファルトを走れてエアロより厚いやつ」でした。
アシックスはやっぱり合わなかったし、シャドウはエアロとほぼ同じ厚さで今回のニーズにはちょっとミスマッチ。
ベストマッチはウエーブニット
ウエーブライダーとウエーブニットはどちらもほぼ同じな兄弟シューズです。アッパーの違いだけなのですが、それでも結構印象はけっこう違うものでした。
正直いってライダーのアッパーはダメ。ソールは厚いながらも腰があって悪くないのですが、アッパーのクッションが強すぎてブヨブヨ。その点、ニットは包み込む系でアッパーの存在感をあまり感じません。
『良いアッパーに厚いソール』という観点で考えるとウエーブニットが最もそれに近いシューズでしょう。
ってことで、
今回のシューズ選びにはウエーブニットがベストマッチ!!
こんなにソールが厚いシューズはじめて…(〃▽〃)
ウエーブニットが特別良いシューズだとは思いませんが、今回の4足のなかで選ぶのであればニットです。
ニットをひとことで表せばアッパーが良いけど分厚いシューズで、初心者向けシューズにもかかわらずそこそこのアッパーが組み合わされているという珍しいシューズ。かなりニッチなモデルだと思います。
ワードローブは便利
ニットだけを手元に残してあとの3足は着払いで返送です。
ヤマトの営業所に持ち込めば10秒くらいで発送できますでのワードローブの返送はとても簡単。
今後も何か買うときにはワードローブを使ってみようかと思います…
ワードローブを使うにはamazonのprime会員になる必要があります。
2019年12月現在の会費は月会員だと500円/月、年会員だと4,900円/年です。
プライム会員の特典には
- amazon発送の商品の送料が無料
- お急ぎ便が使える
- Prime Video(プライムビデオ)が観られる
- Prime Music(プライムミュージック)が使える
- Amazon Photos(写真のクラウド)が使える
- Prime Wardrobe(プライムワードローブ)が使える
といったものがあり、amazonでしょっちゅう買い物をするのであれば配送特典だけでけっこう価値あり。私はプライムビデオも使うので年4,900円は必要経費だと思って甘んじて払っています。
せっかく使えるのだからという理由でワードローブを2度使ってみましたが、わざわざこのためだけにプライム会員になるほどのものではなにしてもワードローブは追加料金がかからないのであればかなり良いサービスだと思います。
てなことで、新しい相棒はウエーブニットになりました。
マラソンシーズンでもありますので、しばらく履いてみてまたレビュー記事でも書こうかと思っております…
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