【2021年】フィールドジオLJに変更アリ!!ミズノの幅跳びスパイク2021年モデルはちょっとだけ変わったぞ!!
長いこと大きなモデルチェンジがないミズノのフィールドジオシリーズ。
しかしついに2021年モデルでは幅跳び用のフィールドジオLJがちょっとだけマイナーチェンジ!!
ってことで今回は
フィールドジオLJがちょっと変わったぞ!!
をテーマにご紹介。
【2021年モデル】フィールドジオLJの変更点
まず、2020年までのフィールドジオLJは『フィールドジオLJ-B』でした。
青かったり白かったりしますが、ものは一緒です。
んで、2021年モデルとして発売されたのは『フィールドジオLJ-C』です。メーカーからは黒で販売されています。
ってことはまず名前の末尾が変わりました。2020年までのモデルと2021年モデルを見分けるには名前を見ましょう。
ちなみに品番は旧型がU1GA1940(青)とU1GA154028(白)で、2021年モデルがU1GA2040です。
わかりやすい違いとしては色が黒くなった。
黒は夏熱くてアレですが、まあ色なんてどうでもいいでしょう。
一見するとカラーチェンジだけのように見える2021年モデルですが、色以外にも見えないところが結構変わっています!!
ちなみにお値段は定価\24,000(税抜き)で変更ありません。
①前足部のミッドソールが3mm薄くなって15g軽くなった
なんと、ミッドソールが3mm薄くなったというのです。
たしかに言われてみればかかと部分の薄さに比べると前足部の厚みがけっこうあったような気がしなくもありません。スパイクのミッドソールにおける3mmってのは相当大きな変更だと思いますので、走った感じや踏切りの感覚はかなり変わると思われます。
フィールドジオはもともとほかのメーカーに比べるとダイレクト感があるスパイクですので、よりシャープなスパイクになったということでしょう。
また、これにともなって15g軽量化されたとのことで、メーカー公表が2020年の『約210g(26.0cm片方)』から新型は『約210g(27.0cm片方)』に変わっています。
15gの軽量化はサイズが1cm分の軽量化なんですね。
ちなみにこの変更はルール改正によるものではなく、機能性向上のための変更とのことで2020年モデル、2021年モデル共にルール適合です。旧型モデルも国際陸連のルールに適合していることをメーカーに確認しましたので旧型も安心して使ってください。
従来の幅跳びの厚さ規定は『13mmを越えない厚さ』でしたが、新しい規定では『競技者の前の部分の中心点のソール厚さは、競技者のかかとの中心点のソール厚さを超えてはならない。』となっています。
つまり、前足部の厚さはかかとより薄くないとダメ。ということ。
新型は前足部が薄くなったのでもしかして旧モデルはこのルールに抵触するのか?と思ったのですが、従来モデルであってもこの規定はクリアしているそうです。
アウトソール(ヒール部分)がメッシュシャークに変更
新型のヒール部分が『メッシュシャーク』に変更されています。
今までは黄色い『D.R.C.シャークスキン』っていう破れにくいスキンが張られていましたが、スペクトラのオーダースパイクや高跳びようややり投げ用のフィールドジオで採用されているやつと同じスキンになりました。
従来のスキンは非常に破れにくく、耐久性が高くかったので今回の変更はちょっとダウングレードな気がします。グリップ力という意味では良いのかもしれませんが、幅跳びの特性上踏切り足のかかとがめちゃくちゃ擦れますので、ふつうのメッシュシャークで耐えられるのか疑問です。
耐久性については発売後に実際に使われてからでないとわからないのでなんともいえませんし、厳しいメーカーテストをクリアしているので大丈夫なのかもしれません。でも個人的にはダメな気がしています。
【まとめ】2021年モデルはマイナーながら結構重要な変更があった
一見すると大した変更がなかったようにみえる2021年モデルのマイナーチェンジですが、結構重要な変更だったと思います。
まず、厚さについてはフィールドジオは他メーカーに比べて若干重さがありました。それもあってか助走のスピードを重視する選手はアシックスを選ぶ傾向があったし、私もスピード重視なら他メーカーをオススメしていました。
今回は15gという結構大きな軽量化(210g中の15gなので7%くらいの軽量化)がされたことで、ミズノも重さを無視できなくなってきたということがわかります。
長いことモデルチェンジがなかったフィールドジオですが、前日本記録保持者の森長さんと開発されたというモデルですが、弟子である橋岡選手が森長さんの日本記録を更新したこともあって、さすがにそろそろプレートの変更を含めた大きなモデルチェンジが必要であろうことは想像できます。
そして、そう遠くない将来行われるであろうモデルチェンジではいままでのダイレクト感やガッチリ感だけでなく『軽量』もキーワードになることが示されました。
奇しくもアシックスのロングジャンププロ2は細部の変更で軽量化をした結果、強度不足でリコールとなってしまっています。2021年現在もアシックスからは幅跳びスパイクのリリースがない状況。
軽量化をしつつも強度を保つことは難しいテーマなんでしょうが、ミズノのこれからに期待!!
旧モデルはレビューしているのでご参考ください。
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