世界リレー2021男子マイルで日本が銀メダル!!4継も銅メダル獲得!!
前回日本の横浜で開催された世界リレーがポーランドで開催されました。
アメリカ・ジャマイカらが欠場となり、かつシーズン序盤の開催となる世界リレーは世界の頂点を決める戦いとはなりませんが、今回は決勝進出(上位8か国)で東京五輪の出場権を、男女4×100mリレー・男女4×400mリレーの上位10カ国、混合4×400mリレーの上位12カ国は世陸ユージーン2022の出場権を得られるということで、上位常連国以外にとっては非常に大事な大会です。
ちなみに日本は男子4継で世陸ドーハで上位8位に入っているため東京五輪の出場権をすでに獲得済み。
で、そんな世界リレーで日本チームが活躍!!
男子マイルと男子4継でメダル獲得!!
今回はこの世界リレーについて。
男子マイルで日本が銀メダル!!
日本の男子マイルはアテネ五輪で4位という成績が過去最上位。五輪・世陸ではいまだメダル獲得はありません。近年は国際大会でなかなか上位に入れない状況が続いています。
今回の世界リレーはコロナウイルスの影響で出場国が少なく、アメリカ、ジャマイカ、トリニダードトバゴなどが欠場しました。
そんななか、日本は予選を組トップで通過し、全体2位(オランダが1位)と優勝が狙える位置で決勝を迎えました。
で、決勝の結果は…
日本2位で銀メダル獲得!
っとまあ、結果はニュースサイトでいくらでもあるのでみてください。
予選と決勝の日本チームを見てみよう
日本チームは予選と決勝でメンバーを変えてきました。
予選結果は1組1着(3分03秒31)で、東京五輪と世陸ユージーンの出場権を獲得しました。
予選メンバーは
1走:伊東利来也(三菱マテリアル)
2走:佐藤拳太郎(富士通)
3走:樋口一馬(MINT TOKYO)
4走:川端魁人(鈴鹿市立創徳中学校教員)
決勝結果は2着(3分04秒45)で銀メダル獲得!!
決勝メンバーは
1走:伊東利来也(三菱マテリアル)
2走:川端魁人(鈴鹿市立創徳中学校教員)
3走:佐藤拳太郎(富士通)
4走:鈴木碧斗(東洋大学)
決勝では1走はそのまま、予選4走の川端選手を2走に、予選2走の佐藤選手を3走に変更しました。そして樋口選手に変えて前日に混合リレーでアンカーを務め日本記録をマークした鈴木碧斗(東洋大)選手が入ります。
日本のエースであるウォルシュ・ジュリアン選手はふくらはぎの肉離れの回復が万全でないということで辞退となっており、かわりに追加派遣されたのが鈴木碧斗選手です。
決勝のレース展開は?
1走はマクワラが出場しておりボツワナと南アフリカがリードして、日本は5位くらいでバトンパス。
2走ではオランダ、南ア、ボツワナに日本の川端が続きそのまま4位でバトンパス。
3走の佐藤はラストの直線まで4位でつけるとストレートでグングン順位を上げてトップのオランダと並んでバトンをつなぐ。
4走アンカーでは南ア、ボツワナが序盤で飛ばして鈴木を抜くものの、明らかに力を使いすぎている様子で鈴木はそれをみながらゆったりとした走りで4位でラストの直線へ。ストレートで南アとボツワナが力尽きると鈴木選手が抜けて2着でゴール!!
気温が1桁と非常に寒いなかのレースで記録は3分04秒45と振るわなかったものの、勝負ができた展開でした。
4継は男子が5位フィニッシュながら繰り上げで銅メダル!!
こちらも強豪国が欠場ながら、南アフリカのシンビネが4走で出場。
日本は
1走:坂井隆一郎(大阪ガス)
2走:鈴木涼太(城西大学)
3走:宮本大輔(東洋大学)
4走:栁田大輝(東京農業大学第二高校)
ブラジル、南アフリカ、ガーナ、イタリアに続いて5着でフィニッシュ。ブラジルは前回大会でも優勝しており、なぜか世界リレーでは妙に強いんですね。
が、しかし!!
上位2チームが失格になったことで日本が5着ながら3位となり銅メダル獲得!!
ブラジルとガーナがラインオーバー(内側の線を踏んだ)でまさかの失格となり、繰り上げでメダル獲得となりました。
女子は世界大会初の決勝進出
日本男子の4継は世界でもトップクラスですが、女子短距離は世界大会に出場すらギリギリです。
世界大会ではこれまで女子4継の決勝出場がなく、今大会で初めて決勝に進出となりました。
予選では組では4着フィニッシュだったものの1着のブラジルが失格になり3着でQに入りました。失格がなくても全体7位なので決勝に残れています。
決勝は4位(44秒40)となり、世界大会最上位を獲得しました。
決勝進出となったことで女子4×100mリレーでも東京五輪と世陸ユージーンの出場権を獲得!!
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