【女子400mH】マクラフリンはどんな選手?~東京五輪有力選手をご紹介~

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東京五輪で陸上をみてそのおもしろさを知る人もいるはず!!そして陸上は選手を知っているかいないかで楽しみ方も変わってきます。
現在の陸上にはレジェンド級の選手が数名いて、東京五輪でも世界記録や歴史に残るような記録が期待されています。
そんな選手をいろいろとご紹介していきますので、知っていれば東京五輪の陸上競技をより楽しめるはず!!

ってことで今回は
女子400mHのシドニー・アクラフリンはどんな選手?
をテーマにご紹介。
現在の陸上界で最もすごい記録を持っていると言っても過言ではないのがこのマクラフリンです。

 

 

女子史上初の51秒台!!シドニー・マクラフリン

 
 
 
 
 
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選手名:シドニー・マクラフリン
生年月日:1999年8月7日
身長体重:175cm、60kg
国籍:アメリカ
種目:400mH
PB:51秒90(世界記録),(その他種目100mH(12秒65),100m(11秒07(+3.5)),400m(50秒07))
主な戦績:世陸ドーハ(2位、マイルリレー優勝),2015年U18世界選手権優勝

20歳で出場した世陸ドーハ2位に入り52秒23の記録をマークしたのがこのマクラフリン
この記録は同レースで世界記録を出したムハンマドに次ぐ当時の世界歴代2位で、2018年まででの世界記録を上回る好記録でした
2021年6月には女子史上初の51秒台となる51秒90(世界新記録)をマークしています。
女子400mHは2003年にロシアのユリア・ペチョンキナが記録した52秒34が長らく世界記録として残っていたのですが、2019年に世陸ドーハ優勝のムハンマドがこの記録を突破しました。ドーハ決勝でそのムハンマドに食いついて好記録を出したのがマクラフリン。
バッサバサのまつ毛とバッチリメイクがトレードマークでしたが、東京大会ではちょっと控えめになっていました。

 

 

マクラフリンのすごさはどんなとこ?

マクラフリンの持ち味はなんといっても前半から突っ込むスピードです。
世陸ドーハのレースをみればそのすごさがわかるかも?

内側から3人目の4レーンを走るのがマクラフリン。
このレースでは外側のムハンマドが世界記録を出す走りをしているのですが、前半200mではマクラフリンもピッタリついています。
フラットレースでは2018年に100mで追い参ながら11秒07を、200mは22秒39(+1.5)。特に400mでは50秒07をマークしていてこれは2018年の世界ランキング7位。400mではフラットレースでも世界大会決勝レベルの走力があります(世陸ドーハの決勝ラインは51秒02)。
そんな世界トップレベルのスピードがあるマクラフリンですが、前半からガンガン行ってくれるので見ていて非常に気持ちのいいレースを展開してくれるのが魅力です。

 

 

ウルトラスムーズなハードリング技術

マクラフリンのレースにスピード感がある最大の理由はフラットの走力があることなのですが、その走力を生かすことのできる非常にスムーズなハードリング技術を持っていることもすごいところ。
まあ、世界記録を出すくらいなので当然と言えば当然なのですが、フラットの400mとハードルのPBの差が2秒弱というのはハードリングがうまい証拠です。
女子はハードルが低いので跳ぶというよりもまたぐ感じで超えることができるのですが、なかでもマクラフリンはハードルのたびに加速しているように見えるほどスムーズ。
ドーハでは後半のハードリングで若干ブレーキがかかっていたのですが、後半がうまくまとめられれば好記録が期待できるので注目!!

 

 

ニューバランスの広告塔

マクラフリンはニューバランスを履いているという点でも一部から注目されています。ニューバランスはアメリカのメーカーではあるものの、陸上スパイクではあまりシェアがありません。
リオ以降はほとんどの選手がナイキのシューズを使用し、アディダス・プーマでさえもシェアを奪われていたという状況で登場したのがマクラフリン
東京五輪ではニューバランスも短距離でそれなりのシェアを取っており、これにはマクラフリンの活躍も影響していることでしょう。
今はまだ日本ではニューバランスを履いている人はほとんどいませんが、これから数年で一気にシェアが伸びるかも!?
『なんでマクラフリンはニューバランスなんだろうね?』って言えればそれだけで陸上通っぽくふるまえます。ちなみにライバルのムハンマドは例によってナイキです。

 






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