【100m】アンドレ・ドグラスはどんな選手?~東京五輪有力選手をご紹介~

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東京五輪で陸上をみてそのおもしろさを知る人もいるはず!!そして陸上は選手を知っているかいないかで楽しみ方も変わってきます。
現在の陸上にはレジェンド級の選手が数名いて、東京五輪でも世界記録や歴史に残るような記録が期待されています。
そんな選手をいろいろとご紹介していきますので、知っていれば東京五輪の陸上競技をより楽しめるはず!!

ってことで今回は
男子100mのアンドレ・ドグラスはどんな選手?
をテーマにご紹介。
陸上ファンにはおなじみのベテラン選手で、世界大会ではいつも優勝候補に挙げられながらもなかなか勝てないこの選手。東京ではいよいよその時がくるのか!?

 

 

世界大会メダル7個のアンドレ・ドグラス


引用:https://olympique.ca/

選手名:アンドレ・ドグラス
生年月日:1994年11月10日
身長体重:176cm、60kg
国籍:カナダ
種目:100m,200m
PB:100m(9秒90),200m(19秒80)
主な戦績:世陸(北京100m銅,4継銅、ドーハ100m銅,200m銀),五輪(リオ100m銅,200m銀,4継銅)

2015年に9秒92,19秒88をマークして一躍トップ選手の仲間入りをして以降トップレベルにいるのがこのアンドレ・ドグラス。世陸と五輪では北京、ドーハ、リオと個人種目でメダルを獲得しており、一般には名前が知られていないかもしれませんが陸上ファンにはおなじみの、いつ優勝してもおかしくない選手です。
カナダと言えばドノバン・ベイリーブルニー・スリン、そしてベン・ジョンソンといった選手を出しておりかつてはけっこうスプリントで強い国でした。今はドグラスぐらいしか目立つ選手はいませんが、それでもリレーでは強豪国として日本とメダルを争うライバルで、そのエースがドグラスです。
ドグラスは1994年生まれで、同世代のトレイボン・ブロメル(アメリカ95年生)、アカニ・シンビネ(南アフリカ93年生)らと共にポストボルト世代(ボルトは86年生)として絶頂期の26歳で東京五輪を迎える選手です。
この世代は東京五輪、パリ五輪での中心選手になると考えられています。ちなみにドグラスとブロメルのコーチは同じ。
身長も176cmと日本人に近いこともありフォームも参考になるのでyoutubeで見まくった人も多いことでしょう。

 

 

ボルトと見つめ合って有名になった!!

ウサイン・ボルトの名シーンのひとつにリオの200m準決勝でドグラスと一緒に予選を流して走ったシーンがあります。
これはボルトの桁違いの強さを最も表現した瞬間の一つであるのですが、ドグラスの陸上選手としての存在感が一気に上がった瞬間でもあります。
リオ五輪といえばボルト最後のオリンピックで、北京・ロンドンに続いて3大会連続で100,200二冠という偉業をなし遂げた集大成の大会ですが、このときに100mで3位、200mで2位になっているのがドグラス。
ドグラスは優勝こそしていないものの、近年の陸上を語るうえでは絶対に外せない選手。こういう縁というか運というか、何かを持っている選手です。

 

 

世陸ドーハでは実質金メダルだった!?


2019年の世界陸上ドーハ大会では優勝がコールマン、2着がガトリン、そして3着がドグラスでした。
で、優勝したコールマンはこのときにも疑惑があり、その後ドーピング違反となり東京五輪は出場できなくなっていますし、ガトリンはご存じの通り完全にドーピング歴アリの選手です。
もしもっと厳しくドーピングを取り締まっていたら…もしかするとドグラスが優勝していたのかもしれません。
じゃあ、ドグラスはどうなのかといえばなんとも言えませんが、今のところクリーンです。

 

 

ドグラスのスパイクはプーマ

ジャマイカなどのカリブ系選手が着用することの多いプーマですが、ドグラスもプーマを履いています。
一見するとナイキが席巻しているように見える短距離スパイクですが、ボルトやドグラスと言った選手はプーマなので実は結果からするとプーマのほうが実績があるのかもしれません。印象的にイマイチなのはプロモーションの差か?
日本ではほとんどプーマを履いている人はいませんが、サニブラウン選手にスポンサードするなどこれからはもしかするとプーマのスパイクが増えるかも?






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