【世陸ブダペスト】知ってればもっと楽しい!!男子200m予選の管理人の注目ポイント

2023年ブダペスト, 世界陸上, 五輪・世陸

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世界陸上ブダペスト大会が開催中。
今回は
これを知っていればもっと楽しめる!!男子200m予選の注目ポイント
をテーマにご紹介。

管理人はだいぶ昔から陸上を追っていますが、今大会で初めて世陸をリアタイする高校生なんかもいることでしょう。
陸上は知識があればあるほど観戦が楽しくなるスポーツ!
ってことで、陸上ファンにはおなじみなことや、レース前までの状況などをひっくるめてご紹介します!

 

 

男子200m予選の展望

男子200mは
5日目予選
6日目準決勝
7日目決勝
というスケジュールで開催されます。女子も同日。
100mは男子が1日目予選、2日目準決勝と決勝(女子は1日遅れ)での開催だったため、男子であれば100m決勝から中2日明けての200m予選となります。
体力的にはまあ問題なく、全員リフレッシュした状態でのレース言えるでしょう。
ってことで、
男子は100m決勝組と200m専念組の体力的なアドバンテージの差はないと考えていい
と思います。

注目選手は各組の展望でご紹介しますが
優勝候補は…
ノア・ライルズ(アメリカ)
レツィレ・テボゴ(ボツワナ)
エリヨン・ナイトン(アメリカ)
この3選手の力がひとつ抜けています。
その下にヒューズダドジーベドナレクリンゼイファンブレーらがいます。
3着+6(各組上位3名+タイム上位6名が準決勝進出)となりますので、予選はこれらの選手を中心として、あと2名は誰が入るか?っていう見方で良いと思います。

予選通過のボーダーは?

今回も予選7組(Q3+q3)なので、21名が着順、6名がタイムの計27が準決勝に進出します。
今季19秒台を出しているのは12名で、上位陣は予選はまだまだ着順で余裕で通るはず。

直近大会の予選通過のqのタイムは
ドーハ 20秒40、20秒43、20秒44
東京五輪 20秒34,20秒49、20秒53
オレゴン 20秒13、20秒33,20秒35
今回も同じような感じだとすれば、20秒3台で入れるかどうかがタイムで拾われるかどうかのボーダーになりそう。5台かかってしまうとタイムで拾われるのはきびしいので着順ではいる必要があります。

予選各組の見どころをご紹介!!

予選は全7組。各組の出場選手と管理人的な見どころをご紹介します。
レースを見るときにあーそういうことかーって思いながら見るとまた楽しみも増えるはず!!

第1組

レーン 選手 PB SB 備考
2 A.ブラウン カナダ 19.95 20.00 前回決勝7位
3 E.F.デサル イタリア 20.13 20.52 東京五輪4継優勝
4 Z.ヒューズ イギリス 19.73 19.73 100m3位
5 L.アダムス 南アフリカ 19.82 20.16 前回決勝8位
6 G.トゥルカウスカス リトアニア 20.48 20.60  
7 T.ブルネット オランダ 20.34 20.36  
8 飯塚翔太 日本 20.11 20.43 前回準決勝
9 F.ブラジ アルバニア 21.19 21.19  

力ではヒューズ、ブラウン、アダムズの3選手が間違いなく上です。特にヒューズは別格。
飯塚選手が予選を突破するにはブラウン、アダムスを拾うか、デサルを上回る必要があります。イタリアといえばトルトゥ選手ですが、デサルも東京五輪の4継の優勝メンバーで前回200mに出場していて20秒63で走っています。
飯塚選手は前回大会で着順で予選を突破しましたが、タイムは20秒72とかなり遅かったため、今回の組では20秒4台が欲しいところ。

第2組

レーン 選手 PB SB 備考
1 コ スンフアン 韓国 20.51 20.53  
2 J.ビデス ブラジル 20.34 20.39  
3 T.マカラウ ジンバブエ 20.10 20.10  
4 A.ハドソン ジャマイカ 19.87 20.11  
5 J.ボルコ スロバキア 20.24 20.53  
6 L.カマウ パプアニューギニア 21.02 21.66  
7 J.フランコ ジブラルタル 21.20 22.22  
8 N.ライルズ アメリカ 19.31 19.47 100m優勝
前回200m優勝
9 O.マチク チェコ 20.39 20.39  

ライルズが何歩力を入れるのかに注目。150mくらい流しても余裕の1着でしょう。2冠への第一歩。
ジャマイカのハドソンは元アメリカ国籍で、22年7月からジャマイカ国籍です。
ランク外の選手が2名いるので9レーンまで使う組ですが、ライルズとハドソンの2名が突出しています。穴の組。
マカラウは100m10.05、200m20.10のPBを今年マークしている23歳。3番はマカラウかな?

第3組

レーン 選手 PB SB 備考
2 B.A.アフリファー イスラエル 19.96 20.42 U20世界歴代3位タイ
3 J.ハートマン ドイツ 20.02 20.02  
4 M.サントス アンゴラ 21.57 21.57  
5 J.ファンブレー リベリア 19.83 20.14 東京五輪5位
前回4位
6 A.マーフィー オーストラリア 20.41 20.54  
7 L.テボゴ ボツワナ 19.50 19.50 今大会100m2位
8 H.マールフー 小諸 20.52 20.52  
9 W.レイス スイス 20.24 20.38  

テボゴとファンブレーが中心の組。
特にテボゴは100mでU20世界記録を連発した選手で、22年のU20世界選手権ではジョギングするようなフォームで隣のレーンを指さしながらも9秒91のU20世界新をマーク。ただ、その大会の200mではめちゃくちゃな走りでラストで抜かれて2位に…
フォーム的に200m向きかと思いきや、そんなことないのかも。ただ、予選は余裕で通るでしょう。
で、そのU20世界大会の200mでテボゴに買ったのが2レーンを走るアフリファーなのです笑
イイめぐりあわせですね。ちなみにアフリファーとテボゴは19秒96のU20世界歴代3位タイをもっていて、テボゴはさらにPBを伸ばして19秒50を今季マークしています。
ファンブレーは21歳ながらファンにはおなじみの選手で、前回大会4位。東京五輪でも5位でした。21年22年のNCAAチャンピオンで22年には100,200の2冠をしたヤバい選手ですので覚えておきましょう。
ってことで、この組はテボゴ、アフリファー、ファンブレーで決まりでしょう!!

第4組

レーン 選手 PB SB
2 S.マスワンガニー 南アフリカ 19.99 19.99
3 N.ブンティン STネイビス 20.49 20.49
4 Z.バール ハンガリー 20.92 20.92
5 上山 紘輝 日本 20.26 20.43
6 R.コレア ブラジル 20.12 20.30
7 M.O.アルサディ オマーン 20.63 20.63
8 B.ロドニー カナダ 20.96 20.15
9 J.ダドジー ガーナ 19.79 19.79

割と穴の組で、上山選手はチャンスです。
力が抜けているのはダドジー
マスワンガニーは今季100m9.91、200m19.99をマークして調子がいいので抜けそうです。ただ、100mでは10秒21で予選敗退しています。
マスワンガニーは着順に入るとすると、上山選手が3着に入るにはおそらくブンティン、コレア、ロドニーと2枠を争うことになるはず。

第5組

レーン 選手 PB SB 備考
2 E.エスム カメルーン 20.31 20.45  
3 R.ドウァイヤー ジャマイカ 19.80 20.25  
4 楊 俊瀚 台湾 20.23 20.46  
5 T.G.オロゴト ウガンダ 19.94 19.94  
6 M.エンデラゼ グルジア 20.88 20.88  
7 C.リンジー アメリカ 19.85 19.85  
8 鵜澤 飛羽 日本 20.23 20.23  
9 R.グリエフ トルコ 19.76 19.76 ロンドン優勝

この組はけっこう厳しいです。
実績ナンバー1はグリエフで、世陸ロンドン優勝をはじめ世陸200m入賞4回、リオ五輪でも8位に入っています。33歳になりながらも今季19秒76をマークしてPB更新。
アメリカのリンジーは全米3位に入りカーリーに先着した選手。23年のNCAA100mのチャンピオンで9秒89を持っています。
ドウァイヤーは34歳のベテラン選手。北京五輪の4継メンバーで、東京五輪では20秒21で7位入賞しています。
グリエフ、リンジー、ドウァイヤーの3名に割って入るのはオロゴトで、20歳の選手。21年のU20で200m4位に入っている次世代の注目株です。
もしかするとこの組でタイムで拾われる可能性が高い?っと思うので、鵜沢選手は上位の選手にうまく引っ張ってもらってPBに近い記録が出れば予選通過が見えます。

第6組

レーン 選手 PB SB 備考
2 G.マガンガゴーラ ガボン 20.44 20.52  
3 F.トルトゥ イタリア 20.10 20.14 ドーハ7位
東京4継優勝
4 Y.E.ロメロ ニカラグア 21.18 21.46  
5 S.マツェンジワ スワジランド 20.22 20.57  
6 J.P.アモア ガーナ 20.08 20.43  
7 A.ドグラス カナダ 19.62 20.01 東京五輪優勝
8 S.ダンビレ 南アフリカ 20.29 20.32  
9 E.ナイトン アメリカ 19.49 19.72 前回3位

ドグラスとナイトンが同組です。
ドグラスは五輪200mでは東京優勝、リオ2位、100mでは東京3位、リオ3位など現役選手で実績No.1と言っていいでしょう。ただ、東京五輪以降
調子を落としていて今季はまだ20秒台です。それでも予選は通過するはず。
そして優勝候補のナイトン。全米選手権では19秒72で優勝した若干19歳の選手。東京4位、オレゴン3位と確実に順位を上げていて、PBは世界歴代5位です。
3番手はトルトゥですかね。ヒョロっとした選手ですが、100mで9秒99を持ち世陸ドーハでは100m決勝7位と実力者。東京五輪の4継優勝メンバーです。予選からいけば19秒台を出してもおかしくない。

第7組

レーン 選手 PB SB 備考
2 R.ゼゼ フランス 20.23 20.23  
3 A.エドワード パナマ 19.81 20.30 ベルリン2位
4 L.ロドリゲスダシルバ ブラジル 20.34 20.67  
5 K.ベドナレク アメリカ 19.69 19.82 前回2位
6 A.O.アキントラ ナイジェリア 20.26 20.43  
7 A.オガンド ドミニカ共和国 19.91 19.99 前回5位
8 A.コマンスキ ポーランド 20.49 20.49  
9 T.H.ヤシーン イラク 20.89 20.89  

ベドナレク、オガンドの2名が抜けています。そして管理人の注目はエドワード。
ベドナレクは東京五輪、ドーハと続けて2位に入っています。今大会もメダルの有力候補。
エドワードは33歳のベテランながら、当時19歳だった世陸ベルリンで銀メダルを獲得し、2014,2015年のダイヤモンドリーグファイナル100mを2連覇した選手。ベルリンではボルトが19秒19を出して誰も後ろを見てなかったと思いますが、ラスト100mのエドワードの追い上げは歴史に残るレベルだったんですよ。まだ33歳なんて若いよ!!40歳まで頑張ってほしい!!
せっかくなんでこの機会にベルリンの2位を見てください。

あとはオガンド。オレゴンでアメリカ勢とファンブレーに続いて5位に入った選手で、今大会でも決勝まで残る有力候補。なんならメダル候補です。

まとめ

男子200mはやっぱりアメリカ勢に注目ではあります。
ライルズの2冠、ベドナレク、ナイトンの初優勝はいずれも歴史的瞬間となるでしょう。その予選ですから、各選手の調子をうかがうにはしっかり見ておくべきです。
で、今回は管理人的に注目の選手を各組から何人かご紹介しましたが、とりあえずその選手を見ておけば予選は結構楽しめると思います。
当然、日本選手の予選突破にも期待です。

 

 

 

 






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