【世陸ブダペスト】男子幅跳び決勝の注目選手と展望

2023年ブダペスト, 世界陸上

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いよいよ世界陸上ブダペスト大会のハイライト、男子走り幅跳び決勝です。
ってことで今回は
【世陸ブダペスト】男子走り幅跳び決勝の展望と注目選手はこれだ!!
をテーマにご紹介。

これさえ抑えておけば今大会の幅跳びがより楽しめるはず!!

 

決勝は誰が勝ってもおかしくない!?大本命は不在!!

  選手 PB SB ランキング 備考

1

ジャマイカ T.ゲイル 8.69 8.27 7 ・東京11位
・ドーハ優勝

2

チェコ R.ジュスカ 8.31 8.15 22 ・ロンドン7位

3

アメリカ M.デンディー 8.42 8.34 2 ・前回6位

4

ジャマイカ C.マクリオド 8.40 8.40 15 ・23NCAA優勝

5

キューバ A.A.パラダ 8.15 8.15 31  

6

スイス  S.エハマー 8.45 8.32 4 ・前回3位
・10種選手

7

インド J.アルドリン 8.42 8.42 16  

8

スウェーデン T.モントレール 8.38 8.19 5 ・前回11位
・東京7位
・ドーハ9位
・21ダイヤモンドリーグF優勝

9

ギリシャ M.テントグル 8.60 8.41 1 ・前回2位
・東京優勝
・ドーハ10位

10

ジャマイカ W.ピノック 8.54 8.54 12 ・前回9位
・22NCAA優勝

11

アメリカ W.ウイリアムズ 8.23 8.23 9  

12

中国  王 嘉男 8.47 8.34 wc ・前回優勝
・東京5位
・ドーハ6位
・ロン
ドン位
・北京位3位

決勝進出した1のは上記の12名です。
予選で通過標準の8m15を超えたのはピノックテントグルーマクリオドの4名のみ。12人目は8m00のアルドリンでした。
予選では22年NCAAチャンピオンのピノックがPBとなる8m54を跳んでトップ。ちなみに23年NCAAチャンピオンのマクリオドも決勝に進んでいます。

見てわかる通り、メンバーのほとんどが国際大会上位入賞の実績がある実力者!
実績がないのはキューバのパラダ、アメリカのウィルソン、インドのアルドリンだけです。
アルドリンは予選もギリギリ12番手だったものの、この選手は大会前のSBではトップ(8m42)で、メダル候補ですから侮れませんよ。

管理人の注目選手をご紹介!!

ここから注目している選手をザックリとご紹介します。こんな選手なんだぁって知っていれば楽しいでしょ?

ゲイル、ピノック、マクリオド(ジャマイカ勢)

ジャマイカからはゲイルピノックとマクリオドの3名が残っています。ジャマイカは短距離大国ではあるものの、意外にも幅跳びではそれほど実績がないので、今大会は結構すごい。っていうか、ピノックとマクリオドは次世代を担う選手です。

・ゲイル
そんなジャマイカですが、世陸ドーハではなんとゲイルが優勝!!
このときの跳躍によってPBが8m64と一歩抜けているものの、以降のシーズンのSBは20台にとどまっています。ただ、10秒1台のスプリントがあるので1発出れば50近く跳ぶかも!?まだ27歳。

・ピノック
そして予選でビックリだったのがピノックの8m54!今季世界最高で、一躍優勝候補となりました。
2000年生まれの22歳で、18年のU20で3位、22年のNCAAチャンピオンなので世代のトップ選手で、これから決勝常連になるはず。23年のNCAAではマクリオドに敗れて2位。
ちなみに18年のU20優勝は橋岡選手でした。
予選の跳躍はこちら↓

完璧な踏切で信じられないくらい浮いちゃってますが、この跳躍は決勝で再現は無理だよ多分。

マクリオド
1998年生まれの25歳だからピノックより年上だけどピノックの翌年の(っていうか今年の)NCAAチャンピオンがマクリオド。ジャマイカ勢がアメリカの大学最高峰で争うってすごいですね。
ちなみに、ピノックとマクリオドはどちらも豚のマークのアーカンソー大学です。
21年の室内では三段跳びで17m17を跳んでいて、幅跳びも三段跳び選手のような大きな助走からの伸びやかな跳躍が特徴です。かなりパワフルだから見ごたえあり。

テントグルー(ギリシャ)、王(中国)のチャンピオン2人

幅跳びって、3本あるから実力がある選手が勝つことが多いんですよね。1発の展開でなければチャンピオンたちは手堅く記録を残してくるのでは?

・テントグルー(東京五輪優勝)
優勝候補筆頭はやはりテントグルーでしょう!東京五輪優勝はまぐれではなく、22年には屋内8m55、屋外8m52を跳んで、23年にも室内で8m41、屋外で8m38と安定して好記録を出しています。
カリブ勢のような一発があるタイプではないものの、なんやかんやで予選でも3本目とはいえ8m25を跳んでしっかりQをとるあたりさすが。8m50近くで決まる展開であれば強いはず。

・王(オレゴン優勝)
実績で言えばたぶんこの選手がナンバー1でしょう。日本の大会にも出て来るので生で見た人も多いはず。
世陸北京で銅メダルを獲得すると、その後も国際大会での入賞常連。だけどまだ26歳なんです(1996年)。あと5年はいるでしょう。
PBは8m47と抜けている訳ではないのですが、勝負強い選手で、予選でも3本目で8m34の大ジャンプ。
細い体が浮き上がる跳躍が特徴で、踏切技術、特に突っ張る動作が非常にうまい選手です。

エハマー(スイス)、アルドリン(インド)の1発屋

幅跳びは1発でればそれで勝ちです。実績がない選手ほど、大舞台で1発を決めちゃうんですよ。

・エハマー(十種競技の選手)
スイスの十種競技の選手ですが、どういうわけか8m45を跳んでしまったのがエハマー。今大会も十種での出場権内でありながら幅跳びに出ています。
まあ、それほどの力はないと思いますが、予選でも8m13でしっかり通過しているのでエイト争いには絡むはず。

・アルドリン(まさかのランキングトップ)
インド人がランキングトップで世界大会に臨むとは誰が思ったでしょう?
今シーズン、アルドリンとスリーシャンカーの2人が8m42,8m41でランキングワンツーだったんですよ!!
スリーシャンカーは前回大会7位だったんですが、今回はアルドリンが決勝へ。
さすがに優勝ってことは無いでしょうが、メダルに絡む可能性はある…

 

時間がない!!とりあえずこんな感じです笑

 

 

 

エハマーは10種でもランキング14位で出場資格がありますが、今回は幅のみエントリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






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