【ミズノ】ウエーブエアロ19が出るぞ!!アミュレット復活?従来モデルから大幅なモデルチェンジ

ランニングシューズ

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管理人はミズノが好きです。今もミズノのシューズをメインに使用していますし、人に勧めるならミズノです。そんなミズノの中級モデルのシューズである『ウエーブエアロ』に大きな変更がありました。

ってことで、今回は
ウエーブエアロ19が高反発素材になって新登場!!
についてご紹介。個人的にはそれなりに気に入っていたシューズなのですが、今回の変更でどう変化するのでしょう…

 

 

ウエーブエアロが『MIZUNO ENERZY』を搭載して新発売!!

ナイキのヴェイパーシリーズが火付け役となり、各メーカーによる厚底ブームが過熱して久しい2021年現在。
厚底に後れをとっていたミズノは長い事使用していたU4icという素材に変わる『MIZUNO ENERZY』という高反発素材を開発・販売し、なんとか巻き返しを図りたいところ。しかし、満を持して『薄底』として出したウエーブデュエルネオがまさかの25mmオーバーでトラックで使用できなくなったりといろいろと残念な感じになっています。

そんなミズノですが、一般の中級者ランナーに向けの『ウエーブエアロ』をモデルチェンジさせて発売します。
それが今回ご紹介するウエーブエアロ19です!!



画像:ミズノHP


ちなみに前回モデルの18がこちら↓

 

ウエーブエアロはどういうシューズ?ウエーブエアロ自体は、フルマラソン3時間半を目指すくらいのいわゆるサブフォーランナーをターゲットにしている中級者向けシューズで、軽量でいながらもクッション性能が高いのが特徴。
デザインは17まではアシックスのライトレーサーと並んで部活っぽさがある『ダサいシューズ』であったものの、18からは今風の良い感じのデザインになった。
ウエーブライダーなどの怪我防止に全振りした初心者シューズと違い、レーシングシューズ的な軽快感があるのが良いところ。17までは軽いけどクッションのあるシューズ的な位置づけだったが、18からは反発も重視されるようになっている。
陸上競技的にみると若干重くはあるものの、それなりに軽量でありながらバウンディングをしてもダメにならない程度の耐久性を兼ね揃えているため使いやすい。
ただ、ソールの厚みがそれなりにあるため接地感覚はあまりよくなく、ドリルや冬季などで接地にこだわりたいのであればウインドスプリントのようなシューズがもう一足欲しくなるかも。
全体にみるとオールマイティーで初心者から上級者まで不満なく使えるシューズと言えましょう。
そんなにこだわらないのであればランニングシューズとしてこれ以上のものは必要ないと言えるレベルのシューズ。個人的にも全方位におすすめしている。

 

 

19になってアッパー・ソールの素材が変更された!!

ウエーブエアロは17まではボテっとしたいかにも中級者向けな昔ながらのシューズだったのですが、18になった際にアッパーがシュッとしてソールも今風なワッフルに変更されました。そして19になってかなり現代的な、カッコイイと言えるデザインへと変更されました。もはや従来のエアロとは別物です。
18から19に変わった今回の変更では見た目ではアッパー以外にはあまり大きな変更がないようにみえます。特にソールは同じデザインのため、一見すると変わっていません。
そんなわけで、17と19を比較した方が分かりやすい。
17はこれです↓

17は前述の通り、見た目はダサいけどレーシングシューズ並みの軽さと高い耐久性をもったモデルで、中級者向けの定番商品でした。余計なサポートがないためトラックで使っても特に不満はなく、かかとがしっかりしているので跳躍でもけっこう履いている選手がいました。
まあ、なんていうか…
17まではこれと言って特徴のない普通のランシューでしたね。安かったし。

 

反発素材がU4icからMIZUNO ENERZYになった!!

ミズノが長い事使っていたのがU4icという反発素材ですが、これに変わる新素材として『MIZUNO ENERZY』という素材が開発されました。昨年からミズノはU4icからMIZUNO ENERZYへとソール素材を世代交代させており、今回もその流れに沿ったモデルチェンジとなります。
U4icとMIZUNO ENERZYを比較すると『柔らかさが約17%、反発性が約15%向上』(素材の比較)しているとのことで、ウエーブエアロ19も従来型より軟らかくて反発性が高いモデルになったことが伺えます。
中級向けモデル中級上位モデルへと若干ステップアップした感じ?

つまり…
従来の軽いけどクッションもあるシューズから、軽くてクッションがあるのに軟らかさと反発性を持ったシューズへと変わっているのです!!
正直、ソールの素材がちょっと変わったからどうということはないものの、従来のモデルよりもレーシングシューズの色が濃くなったということはデザインからもわかります。

アッパーが今風でカッコよくなった

17から18でアッパーのデザインが大きく変わっています。しかし、18はハチの巣みたいな謎のデザインだったためお世辞にもカッコいいとは言えませんでした。むしろかっこわるい部類。軽自動車のシートの柄みたいだった18から、19になり今風のすっきりしたデザインに変更となりました。デザインも重視する市民ランナーにはこういうのは大事な要素です。

ベロが一体型になった!!

シューズにとってフィット感は非常に大切なのですが、履き口が狭いと脱着がめちゃくちゃ面倒くさい!!
今回のモデルチェンジではベロが一体型になり、最近流行りのベロなしタイプとなりました。面倒くささはあるでしょうが、これだけでフィット感は大きく改善されるため、良い変更とみていいでしょう。

 

ウエーブエアロの良さは7の女だったが…

『7の女』を知っているだろうか?
男のバイブル、アフロ田中で紹介されている概念(?)だ。

簡単に言えば、美人(10)でもブス(5)でもない普通(7)の女が7の女だ。
ブスではないので魅力がないわけではない。美人ではないのでプレッシャーもない。それでいて酒を飲んだりすると良く見えてくる。それが7の女。男なら誰にでも思い当たる節があることだろう。
逆の立場で、女からみても男がカッコよすぎると近寄りがたいものだと思います。『イケメンが苦手』っていうのはそういうことだ。

エアロ19は7の女なのか?

そしていわば、従来(17まで)のウエーブエアロはこの7の女だった!!
美人ではない(上級向け感がない)が、ブスでもない(初心者向けではない)。ちょっと走力に自信がある人が積極的に手に取りやすいシューズがエアロだ。まさに中級者向け。

従来のウエーブエアロはこんな感じだ

  • 見た目はお世辞にもかっこよくはない。
  • かといって変なデザインでもないから嫌ではない。
  • そこそこの性能があって特に不満なところはない。
  • 重くはないしむしろけっこう軽い。
  • エリート向けではないので安心感がある。
  • 耐久性も高いので気軽に履ける

17までのエアロは、、それはまあ普通だった。中の中。
特にこれと言った特徴がないのでわざわざ選ぶ理由はないが、かといって避ける理由もない。なんでもいいならこれを買っておけばいいし、よっぽどのこだわりがなければこれで失敗することもない。
誰が履いても普通に満足出来るシューズ。それがエアロの良さだ。

では、新しいエアロはどうか?ウエーブエアロ19はこんな感じだ

  • シュッとした今風のデザイン
  • 反発にも注目してスピードが出しやすい設計
  • 新素材を使用したソールとアッパー
  • 革新的なベロなし構造

だからどうということもないのだが、17と比べるとワンランク上がった感じがする。
中の中から中の上にステップアップしてしまった感じ。

丸の内に転勤した飲み友達は誘いにくい

新橋に勤めている飲み友達が丸の内に転勤した。今回のウエーブエアロのモデルチェンジはそんな感じだ。
新橋に勤めている時は当日17時くらいに誘っても仕事終わりに飲みに来てくれたが、丸の内に勤めていると当日17時には誘いにくくなる。昼休みくらいにLINEすると16時くらいに返事が来る感じだ。
そして事前に店を調べていなくても適当に入った店でも全然大丈夫だったし2件目も居酒屋でよかったのが、丸の内勤めとなるとスペインバルとかに行った方が良いような気にする。
大した変化ではないが、大きな違いだ。

ウエーブエアロ19丸の内勤務になったのか?

エアロ17は新橋か浜松町に勤めていた。
エアロ19はどうか?丸の内に転勤してしまったのか?
これはウエーブエアロというシューズ自体の存在意義にも関わってくることだ。
個人的にはエアロは17までの雑な感じが結構気に入っていた。迷ったらとりあえずエアロを買っておけばいいようなシューズだったし、実際過去に買っている。アッパーのフィット感は良くはなかったが悪くもなかったし、ソールは使いやすかったのでオーダーでエアロのソールを付けたこともある。
管理人的見解では
『丸の内店に週3日、新橋店に週2日勤務』
しているのがウエーブエアロ19だ。
7の女であることは変わりないが、メイクがちょっと変わった。

 

新作はウエーブエアロというよりもウエーブアミュレットだと思う

陸上ブログなのでもうちょっとマニアックな話に展開させようと思う。
陸上ch的にいえば、
『ウエーブエアロは17で終わり、ウエーブアミュレットがウエーブエアロという名前になった!!』
これが今回のモデルチェンジに対する感想だ。
そもそもウエーブアミュレットなんて聞いたことがない人も多いだろう。それが今回のミソだ。

アミュレットをエアロの名前で売り出した?

アミュレットと言うのはかつてミズノが販売していたランニングシューズで、フルマラソン3時間30分程度の層をターゲットにした軽量モデルです。
当時は
スペーサー(今で言うエンペラー)

アミュレット(廃番)

エアロ
というのがミズノのシューズヒエラルキーでした。ガチな人は薄底のスペーサー、サブスリーレベルだとエアロを選び、その中間のクッションも欲しいけど軽さも欲しいというニッチな層に向けたシューズがアミュレット。

エアロが当時230gくらいで、アミュレットは200gくらい。エアロよりちょっとだけ上級者向けで、次世代素材『U4ic』を使用してレース後半のスピード維持ができるようになっており、それでいてクッションがあって安定感もあるというのがアミュレットの特徴です。
つまり、アミュレットを現代的にするとウエーブエアロ19になるのです
私は当時アッパーにこだわっていたので市販のアミュレットは買いませんでしたが、オーダーでアミュレットのソールを付けていました。

アミュレットは中途半端なシューズではあった

アミュレットはそもそもターゲットが少ないことと、シューズ自体もイマイチだったため8作目くらいで廃盤になりました。
マラソンブームではあるもののまだ厚底が主流でない時代、3時間30分くらいだとターサー系の方が人気があったのです。ミズノの中でも特徴がなく、これといってターサーに勝るようなところがないアミュレットは人知れず廃盤になりました…

現代の技術でアミュレットを作ったら良い感じになった?

新しいウエーブエアロ19のキャッチコピーは
『サブ3.5 突破性能。』
売り文句は『軽さに加え、ミズノ史上最高の反発力とクッション性も備えた「頼れるスピードモデル」』
これらからも分かる通り、従来のエアロを履いていた層とは明らかにターゲットが変わっています。それはまるでウエーブアミュレットを彷彿とさせるものです。
シューズに求められる性能を現代の技術で再構築したらアミュレットっぽい良い感じのシューズができたけど、アミュレットとして売ったらまた人気でないだろうからネームバリューのあるエアロの名前で売ってみた!!
これがウエーブエアロ19だと思います。

たしかにミズノのシューズチャートでは3時間~3時間45分くらいの「結構ガチ勢」にちょうどいいシューズが抜けています。この層がごっそり他メーカーにシェアを奪われていることはシューズメーカーとして致命的だったと思います。
今回のエアロ改良によってこの穴が埋まれば、ミズノ復権の日も遠くない?

ってことは、そのうち従来のエアロの変わりになるシューズが出て来るのかも?

 

今回のまとめ

ウエーブエアロが19になって新登場!!
17までのダサさがなくなり、新素材の『MIZUNO ENERZY』を搭載したスピードモデルとなりました。ターゲットは3時間30分前後のランナーで、見た目も機能も従来のエアロからはだいぶステップアップ!!
いままでの付き合いやすさや雑さがなくなった感じがしますが、本質的にはエアロであるはずなのでシューズ自体の性能が上がったことは嬉しいこと。
かつてのアミュレットのような中途半端なモデルではなく、他メーカーのシューズと勝負できるようなポテンシャルがあればミズノ復権の日も近い!?

ミドルクラスのランニングシューズが発売されるってだけで履きもせずレビューでもない内容をこれだけ長々書くブログは他にないことでしょう。
当ブログ陸上ch.comはレビューブログではなく陸上情報紹介ブログなのです。

 






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