【2023年】短距離におすすめのランニングシューズはこれだ!!~アシックス編~

ランニングシューズ, 短距離のシューズ

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ひとことで「ランニングシューズ」とくくられていますが、実はロードを走るための長距離向きのシューズトラックで使いやすい短距離向きのシューズの2つのタイプがあるんです。
ロード用シューズにはクッション性等のロードでの使用に適した機能がある一方で、短距離で使うとなると接地感覚がイマイチだったり重すぎたり、あるいは無駄に高かったりといったデメリットも。
とはいえ、どのシューズが短距離向きなのかわからない!!

ってことで今回は
【2023年版】短距離でおすすめのランニングシューズはこれだ!!
アシックス編
をテーマにご紹介。今回はアシックス編。

ランニングシューズで世界トップクラスのシェアをもつ世界企業のアシックスですが、ラインナップが複雑でどれがどれだかわからない…
基本的には、『できるだけ余計なものがついていなくて薄くて接地感覚が良いシューズ』が短距離では使いやすい!

 

 

アシックスの短距離で使えるシューズはこれだ!!

アシックスはロード用の厚底シューズやマラソン初心者向けのシューズを多く出しているのでラインナップが非常に複雑になっていますが、短距離で使うなら4系統のなかから選べばOK!!
①ソーティ系
②ターサー系
③ライトレーサー
④ウインドスプリント
それぞれ特徴が違い、接地感覚を重視するか、耐久性・クッション性を重視するかで選ぶモデルがかわります。
全ての要素を兼ね揃えたシューズって言うのは存在しないので、自分が優先したい性能から4系統の中で最適なものを選ぶようにしましょう。
とはいえ、今回ピックアップしたモデルはどれも質が高くて十分な基本性能を持つシューズ。どれを選んでも失敗はないはず!!

①ソーティ系(超薄底で接地感バツグン!!)

超薄底の上級者向けマラソンシューズソーティ系です。
普通のシューズしか履いたことがないと『裸足で走ってるみたい!!』って感動するレベルで接地感が良くて、商品としての質が非常に高い。

現行では2モデルあって…
・反発重視でレースモデルの『RP』
・練習での使用も想定した『LT』
見た目はそっくりですが、使っている反発素材が微妙に違いますが…
短距離で使うならどっちでも一緒!!短距離的に使うなら大した違いはないです。

超薄底なので屈曲性が高くて接地感覚が非常に良いのが最大の特徴で、アッパーも軟らかいため履き心地も非常に良く、ランニングシューズとして最高峰のモデルと言えます。
薄い分クッション性はほぼないため上級者向けの位置付けのシューズですが、タータンで使うならクッションは少なくていいので初心者が履いても問題ありません。ただし、バウンディングで使うとなるとクッションが足りませんので跳躍選手ならちょっと考えましょう。
また、耐久性が非常に悪いのがデメリットで、接地性や履き心地の為に耐久性が犠牲になっているので1シーズンは持たないと思う。お財布には優しくないです。そのため、特に薄底に対するこだわりがないのであれば他のシューズの方が安心。
軟らかい足入れと接地感を追求したいならソーティマジックがおすすめ!!

 

 

②ターサー系(クッション性と接地感が高バランス)

クッション性を備えた汎用性の高い万能シューズターサー系です。
3モデルがあり…
・高品質で履き心地のいい『ジャパン』
・現代的技術を入れた『RP』
・耐久性重視の『エッジ』
ターサーはトレーニングモデルのためソーティよりもクッションが厚く練習からレースまでこなせる万能性が特徴。
とくにかかとのクッション性が高いのでバウンディングで使えるというのはメリットです。

接地感覚とクッション性を高レベルで両立したいならターサー系がおすすめ!!
ご紹介するターサーは3つあって見た目は似ていますが、中身はけっこう違いますのでちょっと詳しくみていきましょう。

品質重視の『ターサージャパン』

その名の通り日本製のシューズで、軟らかい足入れによる履き心地の良さは全シューズ中でも最高レベル!!
はるか昔からその姿を変えずに生き残っている超ロングセラーモデルです。生きた化石。
アッパーは外側にスエードで補強してある昔ながらのタイプなので重量的には不利なのかもしれませんが、履き心地に関して言えば最近の硬いアッパーの100倍良い!ただし、親指とか小指の所に穴は開きやすいし、軟らかい分使い込むと伸びちゃいますが、履き心地は最高です。
設計が古いのでソール素材が『SpEVA』出反発性が低かったり、かかとにゲルが入っていて若干重さがあるといった古さは隠しきれないものの、そんなことどうでもよくなるレベルで履き心地がいい。一度ジャパンを履くと他のシューズはどれ履いても不満が出るようになるでしょう。
履き心地の良いシューズが欲しければターサージャパンがベストです!!

現代的で高性能な『ターサーRP』

ターサーシリーズに2020年くらいに追加されたのがこのターサーRP
RPはソーティマジックと同じでリパルジョン(repulsion=反発力)の略。つまり反発性のある新素材を使っていることがウリということで、いわゆる「最新技術」を搭載したターサーです。

短距離的にどうか?っというと…
アッパーが硬いので強い力をかけたときにブレにくいというのがターサーRPのメリットといえます。
肝心の反発性についてはどうか?っていうと、あんまりわからない!シューズの反発なんてスパイクに比べればないようなもんですからね…
ジャパンに比べると全体に硬く、足入れもちょっと悪いので履き心地に関してはジャパンに分がありますが、
その分パワーをかけてもブレにくい!

そしてついでに耐久性が高いのもメリット!!
多分1年くらいは穴が空かずに使えると思います。ジャパンと比べると1.5倍くらいは持つと思う。あと、実売価格が安いのでお得感があります。
特にこだわりはないけど品質と実用性が高いシューズが欲しいならターサーRPがおすすめ!!

クッション性と耐久性なら『ターサーエッジ』

ターサーシリーズのなかで耐久性とクッション性を重視したのがターサーエッジです。
RPとエッジの違いは耐久性とクッション性で、エッジはサブ3.5くらいをターゲットにしているので保護性能とコスパを重視しています。コンセプト的には中途半端だからか、たぶん2023年にはカタログ落ちしています。
分かりやすいところで言えば『アウトソールがRPはつぶつぶなのに対して、エッジはゴム』という違いがあります。また、厚みも若干エッジの方が厚い。

メリットは当然ながらクッション性と耐久性で、レーシングモデルである『ターサーシリーズ』でありながら練習でガンガン使えるというのは嬉しいポイントです。
一方、接地感覚がライトレーサーと大して変わらないのは結構デメリット。厚くてゴムソールならライトレーサーで良くね?というのもド正論。
あえてエッジを選ぶ理由になるのは『ターサー』としての品質の高さでしょう!ライトレーサーに漂うどことなく安っちい感じがエッジにはなく、履いた感じもエッジの方が良い。

どんな人におすすめか?っていうと…
高品質なシューズをバウンディングや坂ダッシュでもガンガン使いたいならターサーエッジがおすすめ!!

 

 

③ライトレーサー(初心者に最適な高コスパモデル)

管理人が初心者~中級者に1足だけおすすめするならこれでしょう…!!
なにかこだわりがあるなら別ですが、普通はこれで十分満足できるはず!


実売価格で余裕で1万円を切るコスパ最強モデルがこのライトレーサーです。
ライトレーサーはターサーシリーズの廉価版で、質感に関してはターサーの勝ちです。
しかし、シューズとしての性能はターサーと遜色ないので、質にこだわらないなら絶対にこっちを買うべき!!
ターサーより3000円くらい安く売ってるはずですので、その差額はスパイクの購入費用にあてた方が良いです。

ライトレーサーはメーカーが『部活生向け』としてラインナップしているモデルで、クッション性・軽量性・安定性・耐久性を十分なレベルで備えながらも値段が安いというのが特徴です。
部活向けってことで練習でガンガン使うことが前提になっているのでクッション性が高く、バウンディングで使っても全く問題ありません。

じゃあ、悪いところは?っていうと…唯一の欠点はアッパーの質感が低くて履き心地は良くはないっていうところでしょう。っとはいえ、それはジャパンやソーティのような履き心地重視のシューズと比べた場合であって、気にしない人は全く気にならないレベルです。
質が…とか言いだせば確かにそうなのですが、シューズとしての性能は多分トップ選手が履いても別に不満がないレベルで、実際、管理人の大学のチームメイトも値段が安いからって言う理由だけでずーっとライトレーサーを履いていました。
また、部活向けというだけあって耐久性は最強クラスで、ロードで500kmくらい使っても穴が空かないほどの高耐久。

そして最大のメリットですが…
どのシューズよりも安い!!
普通に7000円とかで買えちゃう。
これだけの性能のシューズが7000円なのに、1万円以上出してわざわざ他のシューズを買う必要ある?

部活や趣味で使うからちゃんとしたランニングシューズが欲しい!
だけど余計な機能はいらない!
というのであればライトレーサー以外を選ぶ必要はない!!

ライトレーサーを選んでおけば失敗しません。大学の部活レベルで使っても全く不満のないシューズです。
接地感覚とか履き心地とかに特別なこだわりがないならライトレーサーがベストです。

 

 

④ウインドスプリント(接地感は最高!!短距離特化のドリルシューズ)

スパイクと同じ接地感覚のシューズがウインドスプリントです。

ランニングシューズではなく『ドリルシューズ』と呼ばれるもので、スパイクに近い接地の感覚を追求したスプリント特化シューズです。
ソールは完全にフラットでクッションなどの余計なものが一切なく、ダイレクトに地面を感じることができるのが最大の特徴。感覚としては足への負担がないスパイク。反発の使い方や足の置き方のちょっとした違いがほぼ全てそのまま走りに反映されるため、スプリント技術を身に付けるのには最適なシューズです。

注意点としては、ランニングシューズではないのでこれでジョギングとかは出来ません!!
他のシューズと違って『速く走ること』や『足を守ること』を目的としておらず『スプリント動作を身に付けること』だけに特化しているため、ジョグやリカバリーには不向きですのでこれ1足だけだと無理です。
アップのジョグは別のシューズを使い、ドリル・流しと本練習でのスパイクかわりとしてウインドスプリントを使うというのが基本的な使い方になるでしょう。

1万円以上するので買うのは思い切りが必要かもしれませんが、他のランニングシューズとは全く別次元の接地感覚が得られるのでこれ履けば足が速くなった気にはなれます。短距離を志すならば是非1足はもっておきたい。
2足持ちが前提ではあるものの…
スプリント技術を養いたいならウインドスプリントがおすすめ!!

おすすめの使い方としては、アップシューズにはコスパ重視の『ライトレーサー』を使って、ドリルとメニューでこのウインドスプリントを使うっていうのがいいです。

 

 

今回のまとめ~アシックスの短距離シューズ~

今回はアシックスの短距離で使えるシューズを紹介しました。
ラインナップが多すぎて選びにくいアシックスですが、短距離に向いているのは4系統。
①ソーティ系
②ターサー系
③ライトレーサー
④ウインドスプリント

接地性が良いのは超薄底のソーティ系で、軟らかくて履き心地も非常に良いランニングシューズの最高峰モデルです。ソーティの最大の欠点は耐久性。RPとLTがありますが短距離で使うなら一緒です。

汎用性が一番高いのはターサー系で、薄底でありながらクッション性が高いのでマルチに使えます。
ターサージャパンの履き心地は最高!!質感で選べば絶対にジャパンです。

ジャパンは古臭いと言う人には最新モデルのターサーRP
硬いアッパーは短距離のパワーをしっかり受け止めてくれます。

クッション性が欲しいならターサーエッジ
RPよりも厚くて耐久性も高いのでバウンディングが多いならこれ。

コスパ最強なのはライトレーサー
不満のない性能を持ちながらめちゃくちゃ安いので管理人が1つおすすめするならこれです。ランニングシューズに求められる機能をすべて備えていますのでこれで不満なんて出ないはず。見た目はちょっとダサいけど。

番外編というか、接地感覚を追求するならウインドスプリントは是非1足買っておきたい。ジョグには使えないので他にもう1足ほしいけど、これを履いておけば別次元の接地感覚を習得できます。

まあ、結局のところ短距離はスパイクを履くのでなんでもいいのですが、自分の求めている性能で選ぶようにしましょう。
接地を磨きたければ薄くて軟らかいもの。
パワーをかけたければ硬めのもの。
バウンディングがしたければ分厚いもの。
2足買えるのであればウインドスプリント。

そして、特にこだわりがないならライトレーサーで決まり!!

 






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