アディゼロタクミセン8が厚底になって登場!!あのころのお手軽感はもはやない!?
アディゼロタクミといえば、超薄底でありながら安くて短距離でも使いやすい高コスパシューズの代表的なモデルでした。
匠(タクミ)シリーズは三村仁司さんという高橋尚子や野口みずきのシューズを作っていた元アシックスの職人が定年退職後にアディダスと契約したことで生まれたモデルで、青山学院大学が箱根で使って活躍したこともあり厚底ブーム前夜の『薄底シューズの集大成』的なシューズとして市民ランナーにも人気がでて、それまで日本市場で死に体だったアディダスが復活したきっかけとなったシリーズです。
画像引用:https://prtimes.jp/
タクミのシリーズには練習用の『レン(練)』とレース用の『セン(戦)』の2種類があることで練習から試合までアディダスで統一する人も多く、ランニングブームと相まって当時のランナーなら誰もが目にしたことでしょう。
流通量の多さからかワゴンセールで5000円以下で買えることもあり、コスパは他の追随を許さないほどでした。
その後、アディダスと三村さんの契約が切れるとニューバランスが三村さんと契約してハンゾーシリーズが発売されたりと色々ややこしい感じでになり、厚底ブーム到来とともにその名もだんだんと聞かなくなっていました…
そんなこんなで、タクミといえば薄底高コスパシューズの代名詞だったのですが…
なんとアディゼロタクミがまさかの厚底になって再登場!!
アディゼロタクミ8は厚底だったのです。
アディゼロタクミ8が厚さ33mmの厚底として登場!!
画像引用:https://shop.adidas.jp/
スペック
・定価:\20,000(税込)
・重量:185 g(24 cm 片足重量)
・ミッドソールドロップ:6mm (ヒール:33 mm / 前足部:27 mm)
アディダスもトップ選手はすでにみんな厚底を履いているので一般向けのラインナップも厚底がメインになるのは当然の流れなのですが、まさかのタクミを厚底化してしまいました。これも時代か…
ここまでコンセプト変わるなら名前も変えた方が良いんじゃない?っと思うのですがなにか意図があるのでしょう。
このモデルは2021年9月12日にエチオピアのセンベレ・テフェリが5kmロードレースで14分29秒の世界新記録を出した時に着用していたことから一部では話題になっていました。
見た目は上位モデルの『アディオスプロ2』とそっくりで、ナイキと同じようにトップ選手と同じ見た目のシューズを一般ランナーが着用できるという流れみたいです。それならちょっとお金出してアディオスプロ2買った方が良いような気もしますがどうなんでしょう。
厚底がいいけどナイキは嫌という人にとってはうれしい変更なのかもしれません。
アディゼロタクミセンは8からトラックで使えなくなりました!!
ご存じの通り、800m以上のトラック種目では25mmを越える厚さのシューズは使用禁止です。
これまでのアディゼロタクミセン7までは25mm以下だったので使用できましたが、8からはアウト!!
33mmもあれば当然アウトです。世界陸連のリストにも「NO」と記載されているので完全にアウト。
こうしてまたひとつトラックシューズが消えました。
トラックで使いたいなら『7』を今のうちに買っておこう
7まではトラックでも使えますので、ロードレースだけでなくトラックレースにも出るのであれば在庫があるうちに旧モデルを買っておきましょう。
かつての『練習もレースも短距離もトラックもこれ1足でなんとでもなる高コスパシューズ』としてのアディゼロはこの7までです。
厚底化は悲しいです
中学のころ初めて買ったランニングシューズがアディダスでその軽さと走りやすさに衝撃を受けた管理人。
ワゴンセールで3000円だったしあのシューズの名前が何だったのか分からないのですが、一番近いのはタクミシリーズでした。
他のメーカーが新技術で色々と変なシューズを出すなかで昔ながらの適当な感じが魅力だったアディゼロもついに厚底化。ちょっとした寂しさを感じるのです。
正月セールで7が2000円で売ってたら買おうと思います。
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コメント一覧
現在タクミセンの練習用として位置付けされているベコジ2をスプリント練習用として購入してみましたが、かなり軽くてクッションも薄くて気に入っています!
ベコジ2の感触が良かったのでタクミセン7気になっていました、情報助かります。