【世陸オレゴン】アメリカ代表は151人!注目選手をご紹介

世界陸上, 2022年世陸オレゴン大会, 五輪・世陸

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陸上大国アメリカ。世陸オレゴン大会にはなんと151名もの選手を代表として送り出します。
世陸代表は『標準突破した各国の上位3名』が基本なのですが、「前回大会優勝者」「ダイヤモンドリーグ年間王者」はワイルドカードが与えられるため最大で4名が出場可能です。
そしてアメリカは前回優勝が9名、ダイヤモンドリーグ王者が4名と、なんと13種目で4名が代表となっているのです…
つまり、アメリカはほとんどの種目で超強いわけですが、そうはいってもやっぱり注目選手はいます。

ってことで今回が
アメリカ代表151名!注目選手は誰!?
をテーマにご紹介。
陸上でアメリカ代表になるのは世界で決勝に残るのと同じかそれ以上に難しいってくらいの強豪国だけに、代表選手はみんな超人。
なかでもこの選手に注目すれば世陸観戦がより楽しめる!!っていう選手を厳選してご紹介しましょう。

 

 

そもそも誰がアメリカ代表になった!?

とりあえずまずは、アメリカ代表の一覧です…
っといきたいところですが、151名もいるので注目種目だけ。

男子 種目 女子
Marvin
Bracy-Williams
100m Aleia
Hobbs
Trayvon
Bromell
Melissa
Jefferson

Christian
Coleman
(前回優勝)

Twanisha
Terry
Fred
Kerley
 
Kenny
Bednarek
200m Tamara
Clark
Fred
Kerley
Jenna
Prandini
Erriyon
Knighton
Abby
Steiner
Noah
Lyles
(前回優勝)
 
Champion
Allison
400m Talitha
Diggs
Michael
Cherry
(Dリーグ王者)
Kendall
Ellis
Michael
Norman
Lynna
Irby
Randolph
Ross
 
Devon
Allen
110mH
100mH
Nia
Ali
(前回優勝)
Trey
Cunningham
Alia
Armstrong
Grant
Holloway
(前回優勝)
Keni
Harrison
Daniel
Roberts
Alaysha
Johnson
Trevor
Bassitt
400mH Shamier
Little
Rai
Benjamin
Sydney
McLaughlin
Khallifah
Rosser
Dalilah
Muhammad
(前回優勝)
  Britton
Wilson
Darius
Carbin
走高跳 Vashti
Cunningham
JuVaughn
Harrison
Rachel
Glenn
Shelby
McEwen
Rachel
McCoy
Marquis
Dendy
走幅跳 Quanesha
Burks
Steffin
McCarter
Tiffany
Flynn
Will
Williams
Jasmine
Moore
Chris
Benard
三段跳 Tori
Franklin
Will
Claye
Jasmine
Moore
Donald
Scott
Keturah
Orji
Christian
Taylor
(前回優勝)
 
Kyree
King
4×100mR補欠 Celera
Barnes
Josephus
Lyles
Gabby
Thomas
Elijah
Hall-Thompson
Tamari
Davis
Bryce
Deadmon
4×400mR補欠 Wadeline
Jonathas
Vernon
Norwood
Jaide
Stepter
Elija
Godwin
Kaylin
Whitney
Ismail
Turner
混合4×400mR補欠 Allyson
Felix
Noah
Williams
Kennedy
Simon

 

男子の100m、200mは歴代最強メンバー!?

まずなんといっても男子のショートスプリントのメンバーがエグい!!
ショートスプリントは歴代最強布陣といって差し支えない顔ぶれで、100,200両種目で表彰台独占してもおかしくない!!

100mは3選手が9秒76のPBをもってる!

まずはなんといっても男子100mでしょう。
・クリスチャン・コールマン
・トレイボン・ブロメル
・フレッド・カーリー
この3選手のPBが9秒76(世界歴代6位タイ)で並んでいるという異常事態!

ちなみに上は1位ボルト2位ゲイ3位ブレイク4位パウエル5位ガトリンという陸上史を象徴する選手だけ。

3選手とも優勝候補ではあるのですが、今回はやっぱりフレッド・カーリーでしょう!!
400mのイメージが強いっていうか前回大会は400mで銅メダルを取っている元400m選手
しかしながら東京五輪では100mで9秒84をマークして銀メダルを獲得して今は100mがメイン?先日の全米選手権でも予選9秒83、準決勝9秒76、決勝9秒77と他を圧倒する完全優勝をしています。

また、4番手は28歳のM.ブレイシーでPBは9秒85の歴代20位ながら、この記録を先日の全米選手権でマークして2位に入っているため調子は良さそう。
ちなみにコールマンは前回王者ながらドーピングで東京五輪に出られず久しぶりの世界大会。全米選手権は決勝を棄権していて調子は未知。ただ、全米選手権の準決勝では9秒81で走っているぞ!!

 

 

200mは世界新もありあえる!?

男子200mで注目はMJに次ぐ世界歴代4位の19秒49のエリヨン・ナイトン!

 
 
 
 
 
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彗星のごとく現れたナイトンは2004年生まれのなんと18歳!!東京五輪でこの種目4位に入った選手で、2022年4月に19秒49のU20世界記録を樹立しました。
世界歴代は1位がボルト、2位がブレイク、3位がMJで、走りに未熟さが感じられるナイトンが一発はまったら19秒19のボルトの世界記録も射程圏内かも!?

カーリーとライルスで表彰台は確実?

ナイトンに期待が集まると思われますが、アメリカ3強(コールマン、ライルス、ノーマン)の1角であるノア・ライルスは確実に表彰台に上がると思います。
ライルスのPBは19秒50で、これは歴代5位。先日の全米選手権でも唯一19秒台を予選から3本揃え、決勝では他の選手に大きく遅れた状態から後半で全員巻く刺激的な展開を見せてくれました。

また、カーリー100mと2種目かけもちになるそもそも出るのか分かりませんが、元400m選手だけあってやっぱり適性があるのは100mより200mな気がします。100mを9秒76、400mを43秒64で走っているのを考えると、カーリーの200mPBは19秒76ですが、19秒5台くらいでは多分走れるのでは!?

 

 

ハードルはホロウェイとハリソンでアベック優勝?
さらにマクロフリンは世界記録更新にも期待!

アベックってのが古いですが…
ハードルでは110mHのグラント・ホロウェイと100mHのK・ハリソンのアベック優勝があり得そう。
特にホロウェイは世界記録も含めて注目!!

 
 
 
 
 
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21年に世界記録まであと0.01の12秒81をマークしていて、全米選手権では13秒0台を2本揃えるなど安定している印象でメダル獲得はほぼ確実?
ちなみにホロウェイは老け顔だけどまだ24歳。

また、女子は現世界記録(12秒20)保持者のK・ハリソンは今季12秒34をマークしてここまで世界最高。
他にも同レースで12秒35をマークしたアレイシャ・ジョンソン、前回王者でベテランのニア・アリを擁して男女でそれぞれ4名がエントリーしています。
表彰台独占はなさそうですが、メダルは3つくらいは獲れる?

絶好調の400mHのマクロフリンは世界新記録に期待!!

女子400mHで東京五輪で世界新を出したシドニー・マクロフリンは絶対に見逃せない!
マクロフリンは先日の全米選手権で51秒41をマークして2年連続で世界新記録を更新しています!

 
 
 
 
 
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東京はタータンが新しくて走りやすかったのかと思っていましたが、普通にマクロフリンがヤベェだけでした。
今大会でも間違いなく優勝候補筆頭で、どれだけぶっちぎるかに注目。

また、51秒58のほぼ世界記録のPBをもつムハンマドが前回王者としてワイルドカー。
そしてマクロフリン、ムハンマド、ボル(オーストリア)という3選手の陰に隠れているものの世界歴代5位の52秒39をもつ北京大会銀メダリストのシュミアー・リトルがしっかりと代表入り。東京五輪で落選しただけに今回はどうなるか?
ボル次第では女子ヨンパーもアメリカの表彰台独占があり得る…

 

跳躍は三段跳びのクレイとテイラーに注目!!

跳躍については、今回の幅跳び代表はイマイチ。
女子では今季公認で6m97を跳んでランキング2位のニコルズが全米選手権4位で代表落ち。+2.7の追参ながら7m06で全米優勝のバークスは21年に6m96を跳んでいるのでメダルはありそう。

そんな跳躍で注目なのは男子三段跳びのウィル・クレイクリスチャン・テイラーの2名!!
クレイは31歳のベテランで既にピークアウト感はあるものの、東京五輪でもしっかり17m44を跳んで4位に入っています。
実績としては
リオ・ロンドン五輪で銀メダルを獲っている現役最高レベルの選手でありながら、常にテイラーの次というちょっと不遇な選手です。テイラーが不在だった東京五輪ではメダルを逃しているだけに、今回は念願の優勝を成し遂げて欲しいところ。

そしてなんといってもクリスチャン・テイラーの競技復帰!!


アキレス腱断裂によって東京五輪を断念したテイラーですが、ワイルドカードでの出場です。
全米選手権では16m54を跳んで5位に入り、17mジャンプもあるか?ってレベルまで戻っています。
五輪2連覇、世陸優勝4回(3連覇中)の最強選手が大けがから復帰してどれだけの跳躍を見せてくれるのか非常に楽しみ。

アリソン・フェリックスは混合マイルで引退!!

織田裕二さんが今大会で世陸から身を引くとのことで一部で話題になりましたが、織田さんが押しまくったおかげで日本での知名度がめちゃくちゃ高いアリソン・フェリックスが今大会での引退を表明しています。
そして、アリソンは個人種目では代表になれず、混合マイル要員として最後の大会に出場予定!

 
 
 
 
 
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アリソンはPB49秒26の世界歴代21位ながら、世陸では17個ものメダル(金12、銀3、銅1)を取っている最強選手の一人。ボルトと並んで伝説的な実績を残している選手ですが、いよいよ引退。
全米選手権ではqで決勝に進出したものの、決勝は51秒24で6位となり惜しくも個人種目での代表権はとれませんでした。

っとはいえ、アメリカの400mで6番目なので当然リレーメンバーには入ります。
マイルには全米400m4位、7位、8位のジョナサン、ステプター、ホイットニーが入り、混合マイルに5位、6位のシモンとアリソンが入ったというのが今回のアメリカメンバー。
当然1~3位の3選手は個人種目とリレーのメンバーになります。






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