リレーヶ強い国はどこ?『リレー強豪国』は10カ国!!
【当初、間違えて9カ国になってました!10カ国に訂正!!】
各国のスピードスターが顔を揃えるスピードの競演である4×100mリレー。紛れもなく陸上の花形ですし、大会のハイライトです。
そんなリレーに特化した大会である『世界リレー』が、5月4~5日にバハマのナッソーで開催されます。
ところで、『リレー強豪国』と呼ばれる国はどこがあるでしょう?
アメリカ、ジャマイカは当然として、フランスやイタリアは強豪?
ってことで今回は
リレーが強い国はどこ?『リレー強豪国』はこの10カ国だ!
をテーマにご紹介。2000年以降の五輪と世陸の結果から、どの国が『リレー強豪国』なのかを考えました!
結論から言うと
アメリカ、ジャマイカ、イギリス、カナダ、トリニダード・トバゴ、日本、フランス、ブラジル、イタリア、中国
この10カ国がリレー強豪国です!(陸上ch調べ)
今回は陸上トークのネタにできそうな『リレー強豪国』にまつわるお話。
日本ってリレー強いらしいけど、本当のところはどうなの?
東京五輪でイタリアが勝ってたけど、日本とイタリアどっちが強いの?
っていう、答えの出なそうな議論で試合の待ち時間を潰すためのお話です。
結果は管理人が手集計したので間違ってたらごめん!!
2000年以降の男子4×100mリレーの状況は?
リレーの強豪国は?
っと言われたらどこが思い浮かびますか?
アメリカ、ジャマイカがいつも勝っている印象で間違いなく強豪だけど、アメリカはいつも失格している気もする。
イギリスやトリニダード・トバゴ(TTO)あるいはフランスあたりも強豪国と言われるし、もちろん日本も強豪です。
ブラジルや中国もなんやかんやで強いし…
あー、イタリアも勝ってますよねぇ。
ってなわけで、2000年以降の五輪と世陸のトップ3をまとめたので(まさかの手入力)本当に強そうなのはどこか考えてくだい!
2000年以降の男子4×100m以上 トップ3 |
|||
大会 | 1位 | 2位 | 3位 |
2023年 世陸ブダペスト |
アメリカ | イタリア | ジャマイカ |
37.38 | 37.62 | 37.76 | |
2022年 世陸オレゴン |
カナダ | アメリカ | イギリス |
37.48 | 37.55 | 37.83 | |
2021年 東京五輪 |
イタリア | カナダ | 中国 |
37.50 | 37.7 | 37.79 | |
2019年 世陸ドーハ |
アメリカ | イギリス | 日本 |
37.10 | 37.36 | 37.43 | |
2017年 世陸ロンドン |
イギリス | アメリカ | 日本 |
37.47 | 37.52 | 38.04 | |
2016年 リオ五輪 |
ジャマイカ | 日本 | カナダ |
37.27 | 37.60 | 37.64 | |
2015年 世陸北京 |
ジャマイカ | 中国 | カナダ |
37.36 | 38.01 | 38.13 | |
2013年 世陸モスクワ |
ジャマイカ | アメリカ | カナダ |
37.36 | 37.66 | 37.92 | |
2012年 ロンドン五輪 |
ジャマイカ | TTO | フランス |
36.84WR | 38.12 | 38.16 | |
2011年 世陸テグ |
ジャマイカ | フランス | St.k.ネイビス |
37.04 | 38.20 | 38.49 | |
2009年 世陸ベルリン |
ジャマイカ | TTO | イギリス |
37.31 | 37.62 | 38.02 | |
2008年 北京五輪 |
TTO | 日本 | ブラジル |
38.06 | 38.15 | 38.24 | |
2007年 世陸大阪 |
アメリカ | ジャマイカ | イギリス |
37.78 | 37.89 | 37.90 | |
2005年 世陸ヘルシンキ |
フランス | TTO | イギリス |
38.08 | 38.10 | 38.27 | |
2004年 アテネ五輪 |
イギリス | アメリカ | ナイジェリア |
38.07 | 38.08 | 38.12 | |
2003年 世陸パリ |
アメリカ | ブラジル | オランダ |
38.06 | 38.26 | 38.87 | |
2001年 世陸エドモントン |
南アフリカ | TTO | オーストラリア |
38.47 | 38.58 | 38.83 | |
2000年 シドニー五輪 |
アメリカ | ブラジル | キューバ |
37.61 | 37.90 | 38.04 |
意外にも、アメリカとジャマイカが競り合ったのは2007と2013だけ!
ボルト時代にはだいたいいつもアメリカがやらかしてた印象です笑
最強はアメリカ!?
2020年代の男子短距離は走力的にもアメリカが最強なのは誰もが認めるところです。しかし、そんなアメリカでも2007の優勝以降、2019まで勝ててないんですね。
個人の走力はズバ抜けているのに『不仲説』は毎回おなじみで、コールマン、カーリー、ライルズの最強3名になぜかカーンズ(PB10.01)を混ぜてでつないだブダペストでは優勝こそしたものの37.38という微妙な記録に終わっています。
ジャマイカが最強か?
っていうと、確かに2009年~2016年まで全てジャマイカが勝っています。ボルトが強すぎたってのもありますが、WRの36.84はヨハン・ブレイクとボルトが走っているのでマジ最強です。
リレーの国ごとの強さは?
上の表に出てる国をメダル獲得数で並べるとこんな感じになります↓
2000年以降の各国メダル獲得数 | ||||
国 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
アメリカ | 5 | 4 | 0 | 9 |
ジャマイカ | 6 | 1 | 1 | 8 |
イギリス | 2 | 1 | 4 | 7 |
カナダ | 1 | 1 | 3 | 5 |
TTO | 1 | 4 | 0 | 5 |
日本 | 0 | 2 | 2 | 4 |
フランス | 1 | 1 | 1 | 3 |
ブラジル | 0 | 2 | 1 | 3 |
イタリア | 1 | 1 | 0 | 2 |
中国 | 0 | 1 | 1 | 2 |
St.k.ネイビス | 0 | 0 | 1 | 1 |
ナイジェリア | 0 | 0 | 1 | 1 |
オランダ | 0 | 0 | 1 | 1 |
オーストラリア | 0 | 0 | 1 | 1 |
南アフリカ | 1 | 0 | 0 | 1 |
キューバ | 0 | 0 | 1 | 1 |
日本はなんと4つもメダルとってるんですよ!
これは相当な強豪国と言えます。
ヨーロッパではイギリスが一番強そう。
じゃあ、フランス・イタリアと日本ではどっちが強いの?っていうのは難しいですねぇ…イタフラは優勝しちゃってるもんなぁ…
結果からみると、上位の国がメダルを分け合っているっていうのがリレーという種目の特徴と言えます。アメリカ・ジャマイカ以外はだいたい似たような力で、いつも同じ相手と競っている感じ。
国別ベストでは日本が4位!
ついでに、国別ベスト記録TOP10はこちら↓
4継国別記録TOP10(24年5月時点) |
|||
ランク | 国 | 記録 | 記録年 |
1 | ジャマイカ | 36.84 | 2012 |
2 | アメリカ | 37.10 | 2019 |
3 | イギリス | 37.36 | 2019 |
4 | 日本 | 37.43 | 2019 |
5 | カナダ | 37.48 | 2022 |
6 | イタリア | 37.50 | 2021 |
7 | TTO | 37.62 | 2009 |
8 | 南アフリカ | 37.65 | 2019 |
9 | ブラジル | 37.71 | 2019 |
10 | フランス | 37.79 | 1990 |
中国 | 2019 |
ジャマイカのボルト、アメリカのライルズ、イギリスのヒューズ、カナダのドグラス、イタリアのジェイコブス、TTOのトンプソンといった個人種目メダリストを各国のエースとして擁する国が好記録を持っていて、その中において日本の4番手は異常な速さと言えます。(日本も(9.98)とサニブラウン(9.97)という9秒台2名がメンバーだったので走力では劣っていませんが。)
『日本のバトンパスは世界一!』なんて言われるのは決して大げさではなくて、こういう結果から来ているんですね。
で、結局どこが強いの?『強豪国』は10カ国だ!!
こららの結果をふまえ、陸上ch的に『リレー強豪国』は…
アメリカ
ジャマイカ
イギリス
カナダ
トリニダード・トバゴ
日本
フランス
ブラジル
イタリア
中国
この10カ国をリレー強豪国と認定します!!
→最初、間違えてイギリスが入っていなかったので9でしたが、やっぱ10か国でした!!
2013年以降メダル獲得はこの10カ国だけなんですから異論はないでしょう!
えっ?
南アフリカも入れるべき!?
ガーナはまだ早いよ。
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