【2022年】ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤーはデュプランティスとマクロフリン!

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オレゴンで世界陸上が開催された2022年は好記録も多い年となりました。あなたのなかで今年一番の選手は誰ですか?

そんな1年を象徴する選手を選ぶのが『ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー』です。
世界陸連が今年の顔となった選手を選ぶのがこの賞なわけですが、果たして誰が選ばれたのか…

ってことで今回は
2022年はデュプランティスとマクロフリンがアスリートオブザイヤーを獲得!!
をテーマにご紹介。
そうです。デュプランティスとマクロフリンが賞を獲りました。まあ、順当っちゃ順当ですよね。

 
 

「デュプランティス」と「マクロフリン」がイヤー賞を獲得

アスリート・オブ・ザ・イヤーは
男子がモンド・デュプランティス(棒高跳・スウェーデン)
女子がシドニー・マクロフリン(400mH・アメリカ)
この二人が獲得しました。
デュプランティスの記録とマクロフリンの記録、どちらも今後50年破られなくても不思議ではない。そんな大記録なだけに、両者の受賞に異議はないでしょう。

ふたりの実績をふりかえって、今年はそんなことがあったなぁと思いかえしてみましょう。

2022年のデュプランティスは世界記録を3回更新!!

まず、男子棒高跳びのモンド・デュプランティス(スウェーデン)です。スウェーデン国籍ですが、アメリカが拠点。
この選手、現役選手でもっとも伝説的な成績を残していると言っても過言ではない!!

2022年でいえば…

  • 3つの世界記録(屋内1、屋外2)をマーク
  • 6mオーバーを8試合でマーク(内6m10オーバー4試合)
  • 6m以上の跳躍は23回
  • シーズン19戦18勝
  • パフォーマンスランキング1~8位を独占
  • 3月に室内で6m19の世界新をマーク
  • その13日後に室内で6m20をマーク(20台は屋内外問わず人類初)
  • 6月のダイヤモンドリーグで6m16を跳んで自身の世界記録(6m15)を更新
  • さらに7月の世界陸上では6m21を跳んで世界記録を大きく更新して優勝!!

ちなみに鳥人ブブカの記録は6m14ですから、デュプランティスも間違いなく後世に語り継がれる伝説の陸上選手となるでしょう。しかし、1999年生まれなのでまだまだ若手!!
そんなデュプランティスにとっても、22年シーズンほど好記録を連発出来る年はこの先ないかもしれません。それほど22年はケタ違いだった。数十年後、彼の歴史のなかで22年は一つのポイントとして振り返られるかも。

マクロフリンは前人未到の50秒台!!

女子400mHといえば、近年好記録が連発して世界記録がガンガン塗り替えられている種目です。
そんななかにあっても、22年シーズンのマクロフリン(アメリカ)は別格の強さを見せました。

2022年のマクロフリンは…

  • 6月に51秒41で自身のもつ世界記録(東京五輪の51秒46)を更新!!
  • このとき本人いわく「まだ余裕がある」
  • そして7月には50秒68!!従来の記録を0.78の超大幅更新して前人未到の50秒台を達成!!
  • 22年のパフォーマンストップ10のうち7つがマクロフリンの記録(50秒68~52秒17)

なんといっても、50秒68という圧倒的な記録が印象的です。
東京五輪の51秒46も2020年までの世界記録(52秒16)を大幅に上回るもの凄い記録だったのに、6月には51秒41をマークしてそれをさらに更新。この時は0.05秒の更新だったので「実力は本物」くらいなものでしたが、そこからまさかの50秒68!!
このレベルから0.78秒もの大幅な記録更新は夢でも見ているかのようでしたね。

 

 

ライジングスターはナイトンとビラゴス

若手選手に贈られ新人賞が『ライジングスター』です。2015年にはサニブラウン選手が獲得して話題になりましたね。
そんな新人賞は…
男子がエリオン・ナイトン(200m・アメリカ)
女子がアドリアナ・ビラゴス(やり投・セルビア)
が獲得。
ナイトンは2年連続での受賞となりました。

ナイトンは19秒49の世界歴代4位のU20世界記録を樹立!!


22年4月、ナイトンはなんと19秒49という世界歴代4位(当時)の超高記録をマーク!(後にライルスが19秒31の歴代3位を出したので今は歴代5位)
これはウサイン・ボルトのU20世界記録(19秒93)を大きく上回るとんでもない記録です。ちなみに21年にはボルトのU18世界記録(20秒13)を上回るU18史上初の19秒台である19秒84をマークしています。
ちなみにナイトンは2004年1月生まれの18歳なので、23年シーズンまでU20です。

 

ビラゴスはU20歴代3位、ヨーロッパ選手権2位の選手

デュプランティス、マクロフリン、ナイトンという伝説級の3選手に比べると実績は弱いのですが、若干18歳にしてヨーロッパ選手権2位に入ったビラゴス(セリビア)が新人賞。

U20世界選手権では見事優勝し、このときの63m52はU20歴代3位、シニアの歴代出は85位の記録です。

正直、管理人もよく知りません。ナイトンと同じく2004年1月生まれの18歳なので、この先10年でどうなるのか注目しましょう。






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