2024年のトラック最優秀選手は誰?トラック12名の候補者が発表!

陸上知識八百万, 雑記

Twitterもありまぁす↓

『ワールドアスレチックアワード2024』の一環として、男女の最優秀選手(アスーリトオブザイヤー2024)の候補者が発表されました。
トラック種目は12名(男女各6名)、フィールド種目は10名(男女各5名)で、投票はトラック種目が10月27日まで。フィールド種目がもう終わってるんだけど10月20日まで。10月28日には「アウトオブスタジアムアスリートオブザイヤー」の候補者も発表されます。
今回は、トラックの候補選手をご紹介!

 

男子トラックオブザイヤー候補

個人的には女子はマクロフリンで決まりだと思います。男子はテボゴかなぁ?男子6名、女子6名がエントリー。

ライ・ベンジャミン(アメリカ)

・パリ五輪400mH,4×400mR優勝
・400mHランキング1位(46秒46)

パリ五輪ではワーホルムを破り優勝。マイルの2連覇と合わせて二冠を達成しました。パリでは予選から絶好調で、今シーズン一番乗ってた選手の一人でしょう。

グラント・ホロウェイ(アメリカ)


・パリ五輪110mH優勝
・世界室内60mH優勝&世界記録更新(7秒27)
・110mHランキング1位(12秒86)

2月に自身の持つ60mHの世界記録を0.02秒更新。これで歴代パフォーマンス1~4位はすべてホロウェイのものに!ちなみに歴代2位は94年のコリン・ジャクソン、3位は2008年のダイロン・ロブレス。
パリ五輪でも準決勝12秒98,決勝12秒99と唯一の12秒台をマーク。97年生まれでまだ世界記録更新の期待のある歴代最強クラスのトッパー選手です。
とにかく足が長い。

ヤコブ・インゲブリグセン(ノルウェー)


・パリ五輪5000m優勝
・3000m世界記録更新(7分17秒55)
8月25日のレースで3000mの世界記録を大幅更新(従来の記録は7分20秒67)!
1500mショートトラック、2000m、2マイルと合わせて4種目での歴代1位となります。

ノア・ライルズ(アメリカ)


・パリ五輪100m優勝、200m3位

今の最強スプリンター。強いライバルが出てきて優勝が危ぶまれたパリでもしっかり勝つ強さがあるものの、200mではコロナにかかってテボゴに敗れました。前半シーズンは非常に存在感があったものの、パリ後は休養モードシーズンベストは9秒79の3番手。

レツィレ・テボゴ(ボツワナ)


・パリ五輪200m優勝、4×400mリレー2位
・200mランキング1位

若手再注目のテボゴがいよいよ活躍をしたのが24年シーズンでした。後から見たらここが伝説の始まりかも!?
パリでは100mこそ6位だったものの、200mでは優勝。そしてなんとマイルリレーで銀メダルを獲得!!ボツワナがリレーで銀とは…世界リレーで優勝こそしているものの、テボゴの貢献はかなりでかい。
ダイヤモンドリーグでは6勝(200m5勝、100m1勝)を上げていて、200mにおいてはライルズを凌いで最強選手と言えるでしょう!

エマニュエル・ワニョンイ(ケニア)

・パリ五輪800m優勝
・ダイヤモンドリーグ800mチャンピオン
パリ五輪を1分41秒19で優勝したすぐあとに、歴代3位となる1分41秒11をマーク。ルディシャと肩を並べるまであと一歩か!?というところまできた2004年生まれの20歳。これから10年くらいあるだろうから、ルディシャ越えの期待も込めて選出あるか?

 

ジュリアン・アルフレッド(セントルシア)


・パリ五輪100m優勝
・世界室内60m優勝

リチャードソンが注目される中で、60mも100mもアルフレッドが勝った年でした。今シーズンマークした10秒72は世界歴代8位。長らく短距離を席巻していたジャマイカ勢がいなくなった後はアルフレッドとリチャードソンが中心になるかも!?っという最初の年だったかも。

ベアトリス・チェベト(ケニア)


・パリ五輪5000m、1万m優勝
・1万m世界記録更新(28分54秒14)

このところエチオピアのギデイとツェガイが記録を出していたのですが、ここにきてチェベトが世界記録を更新!
23年末には5キロロードの世界タイ記録(14分13秒)をマークしていて、パリでは2冠とかなり良くできたシーズンでした。

フェイス・キピエゴン(ケニア)


・パリ五輪1500m優勝
・1500m世界記録更新(3分49秒04)

長距離は5月にチェベトが、中距離は7月にキピエゴンが世界記録を更新し、エチオピアの牙城をケニアが崩したシーズンでした。

シドニー・マクロフリン・レブロン(アメリカ)


・パリ五輪400m、4×400m優勝
・400mH世界記録更新(50秒37)

6月に50秒65の世界新記録をマークすると、パリでは50秒37でさらに記録を更新…別次元というかとんでもない記録を連発したシーズンでした。マクロフリンで決まりじゃない?

マリレイディ・パウリノ(ドミニカ共和国)


・パリ五輪400m優勝
・ダイヤモンドリーグ400mチャンピオン

48秒17のPBをマークし、これは世界歴代4位の記録。歴代1位のコッホ、2位のクラトフビロバはドーピング疑惑があり(疑惑というかほぼ…)、3位のナセルはドーピング歴があるため、実質歴代1位と言ってもいい。

ガブリエル・トーマス(アメリカ)


・パリ五輪200m、4×100mR、4×400mR優勝
パリでは個人でのに加えてリレー2種目で優勝。特にマイルでは世界記録にあと0.1秒に迫る好記録(3分15秒17)。歴代1位はソウル五輪でソ連が出したものなので、これは…って感じだから早く更新してほしいものです。

 

管理人の予想はテボゴとマクロフリン

誰が最優秀選手になりますかね?
管理人としては、男子はパリでは200mを制し、シーズン後半ではかなり存在感があったテボゴかな?っと思っています。
個人はもちろんですが、マイルで世界リレー1位、パリ2位は偉業。
女子は個人の力が突き抜けているマクロフリンじゃないですかね?チェベト、キピエゴンも世界記録を更新していますが、インパクトとしてはやっぱりマクロフリン。






Twitterで更新をお知らせしています↓