【幅跳び】空中動作のコツ~かがみ跳び編~ 初心者でもできる空中動作の基本

2026年6月9日幅跳びのポイント

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幅跳びのなかでも専門的な動きが求められるのが『空中動作』です。ほとんどの人が独学で見よう見まねの動きで対応しているのが現状だと思いますが、ちゃんとした動きをすれば20cmくらい記録が伸びるかもしれません。
そんな空中動作について全4回でのコツをご紹介するシリーズ。今回は2回目。
第1回:共通するポイント編
第2回:かがみ跳び編(イマココ)
第3回:反り跳び編
第4回:はさみ跳び編

走幅跳の空中動作には、

  • かがみ跳び
  • 反り跳び
  • はさみ跳び

の3種類があります。その中で最もシンプルで初心者向けなのが「かがみ跳び」です。抱え跳びと言うこともあります。

ってことで今回は
空中動作のコツ~かがみ跳び編~
をテーマにご紹介。
空中動作のベースとなるのが「かがみ跳び」で、最も基本的なの空中動作と言っていいでしょう。

ただ、かがみとびは『簡単なフォーム』なだけではありません。ってことを今回はお伝えしていきます!
今回の内容を知っていれば、シンプルな動きのなかでダイナミックでパワフルな跳躍ができるようになることでしょう!!
完成度の高いかがみ跳びはめちゃくちゃかっこいいぞ!!

ちなみに、管理人も伸び悩んでいた時期にかがみ跳びで跳んでいたことがあります。6m中盤くらいの頃だったと思いますが、はさみ跳びでもかがみ跳びでも記録はあんまり変わらなかったです。

 

かがみ跳びのコツとポイント


かがみ跳びは、
踏み切った後に両膝を抱え込むような姿勢を作り、そのまま着地につなげる空中動作
です。

空中で体育座りをするイメージと言えば分かりやすいかもしれません。
反り跳びやはさみ跳びのように複雑な動きがなく、最も習得しやすいフォームとされています。小学生が体育で跳ぶとこの姿勢になるので、人間の本能に従ったフォームなのかもしれません。

かがみ跳びの特徴は「シンプル」なこと

かがみ跳びは読んで字のごとく、かがんだ姿勢で跳ぶフォームです。
跳び出した後に足を抱え込むことさえできればOKなので、滞空時間が短くても余裕をもって着地姿勢をとることができます。

特徴としては、

  • 空中動作がシンプル
  • 踏み切りに集中しやすい
  • 初心者でも習得しやすい
  • 滞空時間が短くても対応しやすい
  • 前方回転力を打ち消せない

他のフォームよりと違って複雑な動きがないため、習得が簡単で、踏み切りにも集中しやすいというのがメリットです。
また、滞空時間が短くても動作を完結できるため、初心者向けのフォームとされています。

一方でデメリットとしては、
前方回転を打ち消す動きがないため、スピードが上がってきたり、滞空時間が長くなると対応が難しくなってきます。
そのため、5m台~6m前半くらいまでは有効なフォームですが、それ以上になると反り跳びやはさみ跳びへ移行する選手も多くなります。
特に、背が高い選手だとかがみとびでは着地でつんのめりやすくなるため、高校以上の男子選手では使っている選手は少なくなります。

かがみ跳びは「踏み切り」と「着地」を優先できる空中動作

かがみ跳びは『初心者向き』の空中フォームといいますが、それはただ簡単というだけではありません。技術を伸ばすためにも、初心者におすすめしたい跳び方です。
幅跳びで大事なのは、

  1. 助走で高いスピードを出す
  2. 踏み切りでスピードを跳躍に変える
  3. 少しでも遠くに着地する

これです。
では、かがみ跳びを使うことは『幅跳び』のなかでどんなメリットがあるのかというと…
かがみ跳びは空中動作を意識しなくていいので踏み切りに集中しやすく、空中の動きが少ないので着地に余裕を持ってはいれる。

管理人としては、
一番強く踏み切れるのはかがみ跳びで、一番着地を意識できるのもかがみ跳び
とすら思っています。
そのため、初心者は踏み切りや着地の感覚を身に着けるために、あえてかがみ跳びを使うというのは大いにありです。

前述のとおり、「かがみ跳びは簡単な空中動作」です。
中学生なんかだと、空中動作を意識しすぎて踏み切る前から反り跳びの姿勢に入ってしまっている選手も多くいますが、かがみ跳びであれば、
踏み切り→空中動作→着地
というそれぞれの局面をしっかりとこなすことができます。
一つ一つの動作を身に着けることができれば、それをうまくつなげれば跳躍のレベルは上がります。
反り跳びを意識するあまり踏切が弱くなったり、反ることばかりを考えて着地で足が前に出ていないなら、それは全く無意味ですからね。そんな難しいことするよりも、かがみ跳びでしっかり足を投げ出した方が記録は出ます。

たしかに6m50くらいになると着地がきつくなってくるかがみ跳びですが、逆に言えば、6mくらいまでなら最も踏み切りと着地を意識しやすいフォームだと言えます。

 

最大のポイントは「足を胸に引き付ける」こと

かがみ跳び習得のポイントは『足を胸にしっかりと引き付ける』ことです。
空中に飛び出したあとに体育座りをするイメージがわかりやすいと思います。

跳び出しでリードレッグを上げたあと、空中でもそのままリードレッグを高くキープし、踏み切り足の膝をリードレッグの膝と揃えるように持ってきましょう。体育座りです。
ここで足を降ろしてしまいたくなりがちですが、ここからもう一段グッと足を胸に引き付けるのがコツです。(絵の⑤)
着地ギリギリ体育座りをキープして、一気に足を前に投げ出せれば完璧。

ここでもう一度この絵を見てください↓

絵の番号を使ってかがみ跳びのやり方を説明すると…
③リードレッグを高くキープする(ひざ下を伸ばさない)
④踏み切り足を前にもってきてをリードレッグに揃える
⑤リードレッグを落とさずに胸にグッと引き付ける
⑦最後に足を遠くに投げ出して着地へ

簡単そうに思えますが、これが意外と難しいのよ。
ポイントというかコツとしては、引き付けるときに『足』ではなく『膝』を意識すること。
そうすると、ひざ下が伸びることなくコンパクトに畳み込めます。

特に大事なのは⑤です!!ここで膝をグッと胸に引き付ける!
⑤では足が落ちてきてしまうところを、もう一度グっと上げなおします。これができずに足がそのまま落ちてしまうとあっという間に砂場に足がついてしまいます。
しっかりと足を胸に引き付けることで、着地で⑦⑧のように体がペターっと折り畳まれた良い姿勢がつくれます。

お手本はクチェレンコの跳躍

クチェレンコっていうロシアの選手がいたんです。

この動画の最初に飛ぶ選手。スローでも横からと前から見ることができるので、100回見ましょう。
反り跳びやはさみ跳びのほうが格上なイメージかもしれませんが、クチェレンコくらいちゃんとかがみ跳びができるなら7mでも全く問題ないと思います。
むしろ、極めたかがみ跳びはかっこいい。

足ではなくて「お尻で着地」できるように意識しよう!

かがみ跳びの目的は、遠くに着地することです。そのためには、『お尻を滑り込ませる』ように着地しましょう。
どうしても足から砂場に刺さってしまう場合には、⑤で抱え込みができていなくて途中で足が下がってしまっているのが原因です。

そうはいっても、それを直すのが難しいんですよ…

そこで、
足とかどうでもいいから、「着地はお尻!」
これを意識するだけでも膝を抱え込むフォームができます!

足から刺さるのは抱え込みができていない!ってことは逆に言えば、お尻で着地してるってことは、膝を抱え込むフォームができてるということです。
かがみ跳びは空中でやることが少ない分、できるだけシンプルな動きを意識して、しっかりと着地までイメージした練習することが大事です。

ただし、スピードが高くなったり踏み切りが強くなると、空中で体が回ってしまって足から着地せざるを得なくなります。
これは、前方回転力が強くなるとかがみ跳びでは対処できないからです。
しっかり抱え込めているのに空中で前転してきてつんのめってしまう感覚が出てきたら、反り跳びにステップアップすることをおすすめします。

まあでもたぶんそれは6m跳べるくらいになってからの話です。
なんにしても、着地はお尻でスルっといけるようにがんばりましょう。最初はスルっとは難しいので、ドスっとでもいいので、とにかく足からではなくお尻で着地。

 

 

【まとめ】かがみ跳びはシンプルで

今回は、
【かがみ跳びのやりかたとコツ】
についてのご紹介しました。

3つある空中動作のなかで最も初心者向けなフォームなのが『かがみ跳び』です。
空中でやることが少ないシンプルな跳び方なので、踏み切りがしやすく、滞空時間が短くても着地に余裕をもって入ることができるのがメリット。

空中で体育座りをする「簡単なフォーム」ではあるのですが、足から刺さるように着地してしまうのはNG!
ポイントは膝をグっと引き付けてキープすること。これだけなのですが、これが意外と難しい。
理想は元ロシア代表のクチェレンコのフォーム。世界レベルでもかがみ跳びは十分に通用します。

うまくできないっていう人は、「お尻で着地」を意識しましょう。
お尻で着地できるということは、膝が抱え込めている証拠。これができるようになったら、次は足を前に投げ出して着地で距離を稼ぎましょう。

いかがでしたか?シンプルだけど極めれば奥が深いのが『かがみ跳び』というフォーム。
初心者の跳び方なので、かがみ跳びに真剣に取り組んだことのある人はあまり多くないかもしれません。でも、ちゃんとやれば世界レベルでも十分通用するフォームなんです。
管理人も幅跳びで使ってたこともあるし、三段跳びでは逆足のかがみ跳びだったのですが、反り跳びやはさみ跳びと比べて記録が落ちることはほぼないと思います。
あえてのかがみ跳び。アリです。

っとはいえ、主流派反り跳びやはさみ跳び…
ってことで、いよいよ次回は反り跳びのやり方とコツを紹介します!!






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