アジア大会の代表選考条件を押さえて、日本選手権をみてみよう!

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2026年は日本選手権が6月12日(金)~14日の日程で愛知・パロマ瑞穂スタジアムにて開催されます。
今年の日本選手権は、「日本一を決める」だけでなく、秋に同じくパロマ瑞穂スタジアムで開催されるアジア大会の日本代表選考会を兼ねているのです。

ってことで今回は
アジア大会の代表選考条件を押さえて、日本選手権をみてみよう!
をテーマにご紹介。

2026年は2020年以来6年ぶりに五輪・世陸が開催されない年ですので、アジア大会が一番大きな国際試合となります。
そこでやっぱり気になるのは【代表選考】ですよね。
複雑な条件がからんでいつもゴチャゴチャするのが代表争いですので、今回のアジア大会の選考条件を押さえておけば、日本選手権もより楽しめるはず!

アジア大会の選考基準と選考方法(トラック・フィールド)

要綱は日本陸連のサイト(こちら)で確認できますので、ちゃんと知りたい方は原文を確認してください。
要綱をみればわかるっちゃわかるのですが…複雑!
なので、ここでは選考基準と選考方法についてザックリ説明していきます。

編成方針は以下の通り。

北京2027世界選手権、ロサンゼルス2028オリンピック競技大会でのメダル・入賞が期待される競技者、また、アジアのナンバー1を目指すため、本大会でメダル獲得が期待できる種目については戦略的に派遣する。
引用:愛知・名古屋2026アジア競技大会 トラック&フィールド種目日本代表選手選考要項 

前提として押さえておきたいのは以下の3点です。

  • エントリー枠は各種目最大2枠(派遣人数枠以内)
  • 最重要競技会』は以下の通り
    男女10000m以外の種目→第110回日本選手権
    男女10000m→第13回木南道孝記念陸上競技大会
  • 派遣設定記録はこちら

てことで、代表になるための具体的な条件を見ていきましょう。
ルートは大きく分けて「①内定」「②選考」の2つ、あとはリレーです。

①内定条件

  1. 世陸東京8位以内の日本人最上位の競技者
  2. 最重要競技会(日本選手権)の優勝者(派遣設定記録突破していること)
    同着の場合は以下を基準にします
    ①最重要競技会終了時点のワールドランキング上位者
    ②国内外主要競技会の成績を基準にする。

💡解説💡:
辞退やケガなど不測の事態がなければ、この「内定条件」を満たした選手が代表になります。世陸で入賞した日本人トップの選手はもう内定済み。
日本選手権優勝者で標準を突破している選手には内定が出ますので、日本選手権のゴールの瞬間に、代表者が決まる可能性があります!
仮に、世陸8位に入賞した選手とは別の選手が日本選手権で優勝し、かつ標準を突破していた場合には、この時点で代表2枠が埋まります。その場合は、「②選考」で選ばれる選手はいなくなります。

②選考条件

  1. 最重要競技会(日本選手権)終了までに、派遣設定記録を突破している記録上位の競技者
    派遣人数枠を超えて種目間で調整する場合は以下を基準にする:
    ① 当該記録のリザルトポイント
    ②確定日ワールドランキング上位者 
  2. 本大会でメダル入賞が期待され、強化委員会が推薦する競技者

💡解説💡:
内定者が2人に満たない場合は、この選考条件を満たす選手が代表に選ばれる可能性があります。
普通に考えれば、1の派遣設定記録を突破していて一番ランキングが高い選手が選ばれますが、2の条件もあるので別の選手になる可能性もあります。

選考方法

②の選考で選ぶ場合には、その選考方法が定められています。
要綱には、

故障等により、大会本番で競技力を発揮できないと強化委員会が判断した場合を除き、上記選考基準に従い下記の方法で選考する。
引用:愛知・名古屋2026アジア競技大会 トラック&フィールド種目日本代表選手選考要項より

という前置きがあるので、最終的には強化委員会の意向次第ではありますが、基本的には以下の方法で選考されます。

  • 内定条件を満たす場合:即時内定で、専務理事が承認して決定
  • 選考で選ばれる場合:強化委員会にて選考原案を作成し、専務理事が承認して決定

💡解説💡:
1の「内定」はいいとして、2はあんまりよくわかんないですよね。選考方法っていうか手続きの流れです。
まあ、「条件を満たしたら選考リストの一番上に名前が来る」と考えておけばいいでしょう。
ちなみに、補欠は選考基準の次点の選手から選出されます。

リレーの選考基準・選考方法

リレーは誰でも選べるようにかなり含みを持たせたあいまいな感じになっています。
要綱にをザックリまとめると…

  • 【選考基準】個人種目に準じて選考するが、リレーの特性を考慮する
  • 【選考方法】個人種目での選考状況を鑑みて派遣の有無を検討し、選考基準に従い、強化委員会にて選考原案を作成し、専務理事が承認して決定

💡解説💡:
つまり、誰が選ばれるかよくわかりません!
チームのバトンパスや戦略に必要そうな選手が招集されます。
世陸東京の時には、100mの清水空跳選手と栁田大輝選手を「混合4×400mR」のエントリーでチームに入れたこともあって、要綱から代表予測をしていた管理人としては「そういうのありなんだ!!」状態。もはや私には何がなんだかわかりませんよ。
今回のアジア大会では一体どんなサプライズ選考や戦略的な招集があるのか。強化委員会が「勝てる!」と思って推す選手が出てくるはずです。

日本選手権を前に、内定者は10名

混成、競歩、10000mの最重要大会は日本選手権を前にすでに終わっているため、世陸の結果による内定者と合わせて10名がすでに内定済みです。
ただし、出場する意思がない場合などで代表にならない可能性があります。

男子内定者

種目 選手名 内定条件
400m 中島 佑気ジョセフ 世陸6位
10000m 鈴木 芽吹 木南記念優勝
110mハードル 村竹 ラシッド 世陸5位
3000m障害物 三浦 龍司 世陸8位
走高跳 赤松 諒一 世陸8位
ハーフマラソン競歩 山西 利和 日本選手権優勝
マラソン競歩 諏方 元郁 日本選手権優勝

女子内定者

種目 選手名 内定条件
10000m 廣中 璃梨佳 世陸6位
ハーフマラソン競歩 梅野 倖子 日本選手権優勝
マラソン競歩 梅野 倖子 日本選手権優勝
七種競技 田中 友梨 日本選手権優勝
すでにこれだけの選手たちが代表権を手にしているわけです。残りの枠をかけて戦うのが日本選手権。

 

【まとめ】アジア大会の代表選考条件を押さえて、日本選手権をみてみよう!

今回は、愛知・パロマ瑞穂スタジアム行われる日本選手権をより楽しむために、
「アジア大会の代表選考条件」についてご紹介しました。

選考はわかりにくいのでザックリとまとめると

  • 【内定条件】
    世陸東京8位以内の日本人最上位の選手
    日本選手権で優勝した選手(派遣設定突破)
  • 【選考条件】
    日本選手権終了までに派遣設定記録を突破している記録上位の競技者
    本大会でメダル入賞が期待され、強化委員会が推薦する競技者
  • 【リレー】
    個人種目に準じて選考(リレーの特性を考慮)す

2026年は久しぶりにオリンピックや世界陸上がない年ですが、「アジア大会」が愛知で開催されます。自国開催なだけに、派遣される選手への期待も高いことでしょう。
日本選手権を「日本一を決める大会」とみるのもいいですが、それに加えてアジア大会への切符がかかっている…と思ってみると、より楽しめるかもしれません。






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